夢現聖杯儀典:re@ ウィキ

去りゆく者への称え歌

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 その喫茶店は新都の駅前、繁華街を大きく外れたビル街の路地裏にあった。
 古ぼけたビルが立ち並び、裏口ばかりが軒を連ねる路地の一角。そんな雑多で無機質な空間に、店は一つの異物のように瀟洒な姿を埋没させていた。
 およそ薄暗い場所であった。街は沈みつつある陽の影によって灰色に塗り込められている。
 昼日中から影のようなその場所は、だから、この時間帯になればより一層暗くなる。だが不思議なことに、そのような場所に足を運ぶのは、一部の例外を除いて明るい表情の人間が多い。大なり小なり笑顔を浮かべ、声もどこか弾んでいる。その軽やかな立ち振る舞いは、もっとも幸福な時間を過ごしているかのようだった。
 カウンター席に座り、静かにコーヒーを嗜む青年―――ルイ・シャルルも、そんな客の一人だった。
 髪を伸ばし優男のようにも見えて、しかし頼りなさとはまるで縁のない風貌の男だった。端麗な顔は何処か喜びに満ちて、およそ憂いとは無縁の明るいものだった。
 貴族然とした立ち振る舞いは現代日本においては周囲から浮き上がるものがあったが、しかしそんな王侯貴族めいた所作が自然と似合っている。有体に言ってしまえば、彼は浮世離れした雰囲気を醸し出し、それが不思議な魅力となって映る伊達男だった。

 店の中に、客はまばらだった。飛び交う言葉は少なく、しかし気まずさの含まれない沈黙が場に降りていた。古いレコードから流れる掠れた曲だけが、静かに空間へ満ちていた。
 そんな夕陽の静寂の中、かろん、とベルの鳴る音が小さく響いた。

「いらっしゃい」

 マスターの低音が新たな客を出迎えた。

「コーヒーをひとつ貰おうか」

 注文したのは若い声だった。マスターは無言で頷き、用意をし始める。
 こつ、こつ、と硬質の靴音。歩みを進める気配の主は、閑散とした店内で、しかし何故かシャルルの隣の席へとついた。
 シャルルはそれを、不躾とも意外だとも思わなかった。時にはこうして、誰かと語らいたくなることもある。

 隣り合ったその人物は、シャルルとそう変わらない年頃の男だった。白い学生服のようなものを身に付けてはいるが、およそ学生とは程遠い貫禄のある男だ。
 鋭い目つきの男だった。見るからに苛烈な印象を受ける。シャルルはそれを、稲妻のような、という形容を以て心の中で評していた。
 シャルルは何ら臆することなく、その男へ雑談がてらに語りかけた。

「やあミスター。ムッシュ。見ない顔だが、こんな辺鄙なところまで迷いこんでくるとは。
 何事かあったのかな。君の白い姿はここではよく目立つ」
「情報が欲しい」

 ほんの少しだけ、シャルルの眦が動いた。
 驚くべき、というほどでもなかったが。意外ではないと言えば、それは嘘になるだろう。

「何処から知ったのか、とは聞かない。それは単に無粋というものだからね。
 しかし僕の情報は高く、そして信憑性も薄い。およそ真っ当なものじゃないが……」

 そこで一旦、言葉を切って。

「それでも買うかい?」
「そのために来た」

 即答であった。迷いのない、毅然とした言葉だった。
 なるほど、とシャルルは得心したように続ける。

「そうだったか。それは」

 静かに頷いて見せる。
 余裕がある、と見せかけているのか。
 確かに余裕はあるのだろう。
 対して、実のところ余裕がないのは白い男のほうだった。
 情報が欲しいとはそういうことだ。余裕がないから、情報という外堀で周囲を埋める。
 白い彼は、それでも不遜な態度を改めようとはしないけれど。

「さて、それじゃあ何を聞こうか。
 お誂え向きにここは新都の吹き溜まり、その更に奥底だ。決して悪いものじゃあないが、まともな人間の来るところじゃない。つまり、ちょっとした噂話ならいくらでも転がっている。
 後ろ暗いものも含めてね」
「これについて聞きたい」

 テーブルの上に出されたのは一枚の紙片だった。
 灰色のそれは、夕刊の切れ端。記された日付は今日のもの。
 手に取ってしげしげと見つめたシャルルは、何とも言えない表情を浮かべた。

「これはまた。確かに色々騒がれているものではあるが。
 しかし大々的に報道されているものなら、既に大凡の情報は公開されているはずだろう。僕なんかに聞くよりも、テレビやネットを眺めたほうが余程有意義というものじゃないかな」
「無論、お前に官憲共が知らん情報を出せとは言わん。聞きたいのは事件の概要ではなく、それを取り巻く状況と人物だ」
「なるほど」

 一つ頷いて視線を戻す。
 テーブルの上で軽く腕を組み、手に持つのは夕刊の切れ端。

「とりあえず今分かっていることを伝えようか。
 被害者の名はラカム。年齢は29歳で新都のTSUNAMIグループ管轄の工場に勤務する工員。外国籍だったが数年前に帰化しているようだね。そしてこっちが鶴喰梟、現場デパートに勤務する作業員だったそうだ。
 何の因果かは知らないが、こうして事件に巻き込まれてしまった被害者になるわけだが」

 休題。シャルルはカップを持ち上げて唇に当てた。味を楽しむためではなく喉を潤すためにコーヒーを嚥下する。
 するとタイミングよく白い彼の注文品のコーヒーがテーブルへと置かれた。シャルルに倣うように白い彼も口をつける。こちらは純粋に味を楽しむためだ。

「不思議なことに、現場には何らかの破壊痕がいくつも残されていたそうだ。まるで獣の鉤爪で削ったかのような、あまりにも状況に不釣り合いな代物が。
 勿論そのような猛獣が街中にいたらそこらじゅう大慌てだが、今のところそんな事態にはなっていない。
 警察は何らかの凶器を使ったんじゃないかと疑っているそうだが、彼らの死因となっている大振りの刃物類であっても、人の力じゃあの破壊は為せないだろう」
「目撃情報は?」
「目下警察が捜索中……と、それだけじゃ答えにならないか。実際のところ不思議なほど何も情報が入ってないんだ。あれだけの大騒ぎにも関わらず」
「確たる証言で無くとも構わん。例えばそう、お前の得意な噂話であるとか」
「言われてみればその通りだ。僕は警察でも記者でもなく、噂屋だった」

 シャルルはほんの少し苦笑して、軽く持ち上げたままだったカップをテーブルへと戻した。カチャリ、と小さく硬質の音が鳴る。

「眉唾すぎて噂にもならないようなものでよければ、こんな話がある。
 破砕音と同刻、獣の雄叫びのようなものを聞いたとか。道化師のような黒い影を見たとか。あるいは巨大な鳥が空を飛んでいたとか」
「……ラカム何某の死体が発見されたのはデパートの屋上だったな」
「ああ、その通りだが」
「礼を言う。必要な情報は揃った。
 私の目に狂いはなかったようだな。お前は使える男だ」
「それはどうも。情報料はこれで」

 表情一つ変えず携帯端末を指で叩き、表示される数字列。
 それを見た白い男は、どこか呆れたような顔をした。

「随分と足元を見てくれたものだ。
 ……まあ、いい」

 言いながらポケットから指定されただけの紙幣を取り出して―――
 同じポケットの中にあった1枚の紙片を取り出し、ふむ、と見つめる。

「それは?」
「件の男が勤めていた企業だ」

 ラカムが勤務していた工場、ひいてはTSUNAMIグループに関することか。

「そうか。……そうだな、ならサービスにもう一つ情報を教えようか」
「意外だな。お前はそういった無駄はしない主義だと思っていたが」
「噂にしてもお粗末な眉唾物の情報で金を取ったとなれば、噂屋の名折れなものでね」

 シャルルは小さく笑い、続ける。

「件の企業、TSUNAMIグループが軍事開発に携わっているという噂があるのは知っているかな?」
「小耳に挟んだことはある」
「なら話が早い。最近この冬木支社で海外からの客員研究員を一人招いたんだそうだ。医療分野での活用を想定したロボット工学、その研究に携わる技術者というのが対外的な紹介なのだけど……
 どうもその男、冬木に来るまでの足取りや経歴が出鱈目らしい。話によっては中東の紛争地帯から来たのだとか」
「ほう」
「そして不思議なことに、その男がこの街に来た前後から例の連続不審事件が多発している。
 偶然と言ってしまえばそれまでだし、真偽のほうも分からない。ただ、こうして見ると色々面白いものが見えてくるんじゃないかと思ってね」

 どうかな、と嘯くシャルルに、白い彼は曖昧な頷きを返すだけだった。
 そして取り出していた紙幣を、黙ってシャルルへと渡す。

「どうも、これからもご贔屓に」
「お前に頼らねばならん事態にはそうそう陥りたくはないのだがな……と、そういえば」

 そこで口元、喜悦に歪めて。

「先日とうとうエミリーと婚姻を為したそうだな。めでたいぞ、祝福しよう」

 ガタリ、と椅子の鳴る音が響いた。
 完全に無意識下での行動だった。余裕のあった表情が崩れている。今やその顔は、驚愕と焦燥に染まっていた。

「……何故、と聞いてもいいかな」
「そう睨むな。知った経緯を聞くのは無粋なのではなかったか。
 とはいえ話は単純だ。私がお前を見つけ出すのに何を調べたと思っている? 簡単な近況程度は自然と耳に入ってくるものだろう。
 そして、私としては言葉通りの意図しか含んではおらんぞ。祝福すると、私は言ったはずだが」

 嘘ではなかった。彼は嘘を吐くことができない。けれど、それをシャルルが知っているかどうかは話が別で。

「中々良い味だったぞマスター。機会があればまた来よう」

 注文の代金を支払うと、白い彼はさっさと店を後にした。
 ベルの鳴る小さな音と、店内に流れる掠れたレコードの音楽。そして固まったままのシャルルと、怪訝な顔をするマスター。
 それだけが、この場に残された全てだった。

「……どうも、調子が狂ってしまうな」

 白い男が言ったことは図星であった。シャルルは現在幼なじみであるエミリー・デュ・シャトレという女性と婚約関係にある。
 彼がいつにもなく浮かれていたのはそういう事情があった。この店に来る者は大抵が喜びを謳歌する人間だ。その例に、シャルルもまた漏れてはいなかった。

「けれど、まあ。祝福してくれるというなら素直に受け取っておくとしようか」

 ふっ、と脱力したかのように、シャルルは椅子へと背をもたれかけた。
 軽く頬をはたく。未だぎこちない表情も、多少はほぐれたような気がした。





   ▼  ▼  ▼





 白い彼、ニコラ・テスラは言葉なくその喫茶店を後にした。
 無名庵と書かれた看板を後目に向かうのは中心街だ。必要な情報は手に入った以上、いつまでも一つ場所に留まるつもりはない。
 多少の収穫と驚きはあった。まさか、サーヴァントなった自分の知己までNPCとして再現されているとは思わなかったが。
 生前を模したその有り様は、確かに情報を得るには適したロールではあったし、何より幻とはいえかつての同輩の幸福を垣間見れたことには価値があった。
 けれど、それとはまた別に、憂慮すべき事柄が増えたことも事実ではあった。

 歩みを進めながら、テスラは懐から携帯端末を手に取る。いくつか操作をして画面を確認したかと思えば、何をするでもなく元の場所へと戻し、口を開いた。

「……逝ったか、空の騎士

 ふと立ち止まる。いつの間にかそこは路地の行き止まりとなっており、誰もいない伽藍とした空間だけが広がっていた。
 三方を灰色のコンクリートで覆われていた。そこは、空気が沈殿し停滞した様相を呈している。そんな場所だった。

 テスラの持つ電信通信端末には、既にいくらかの連絡が寄越されていた。しかしその出所は誰かの端末などではなく、警察組織によるもの。
 相手の選別も探知阻害も、礼装化してある現在においては容易であるからそのこと自体はどうでも良かった。問題なのは、何故この端末の番号が警察に知られているかということ。
 少し考えれば分かることだ。今現在までに彼が番号を漏らしたのは一人しかいないのだから、それらの帰結するところを考えれば。
 すぐに、答えは出てくる。

 悼む心は、短く。
 伏せっていた顔をテスラは上げた。

「戦闘が激化しつつあるということか。空を駆ける彼奴にも届き得る牙が振るわれたか。
 なんとも、頭の痛くなる話だ」

 此度の聖杯戦争に際し与えられた猶予は僅か七日。現実的に考えて、この日数はあまりにも短すぎる。
 だからこそ、紛争の濃度は常より遥かに上回るものになると半ば予想はしていたが、しかし。

「遺志を継ぐ、などとは到底言えはせんがな。所詮私は彼奴の何を知っているわけでもない。
 だが、しかし」

 しかし。
 その誇りが、尊さが、これほどの早期に失われたというのなら。

「貴君との邂逅、その記憶をこそ受け継ごう。貴君が確かにここにいたのだということの証明を、私が成す」

 伽藍の行き詰まりに声が響く。
 それは誰に届くこともない。しかし誰あろうテスラがその言葉を知っていた。
 故にこれは決意であり、決意は宣誓となり、宣誓は遥か高みへと届くのだ。
 そう、例えば。

「ならばこそ、私は貴様に問おう。
 空の騎士の犠牲を得て、そのマスターの死を以て。
 それで貴様は何を成す。何が成せる」

 例えば。
 黄金の螺旋階段に坐す裁定者であるとか。


 ―――――――――――――――――――。


『こんにちは。ニコラ』
『彼は、哀れな生贄』
『ラカムも、そう』
『そして、きみもまた』

 ―――視界の端で道化師が踊っている。

 踊る道化師。黒色の。それはテスラ以外に誰もいなかったはずの伽藍に浮かび出て、まだかまだかと呼びかける。
 生者も死者も嘲笑って、耳元で何かを囁く道化の幻。
 彼は囁く。諦めてしまえと。
 彼は嘯く。願いを手放してしまえと。
 全て、全て、盲目の生贄に過ぎないのだと。
 歪む視界の端で、彼はまた囁きかけるのだ。

『願いの果てに辿りつくことのできなかった、哀れな―――』
「下らん」

 ピシャリと。
 決意の籠った声が囁きを遮る。

 視界の端に映る幻を無視することなく、己が狂気と認識することなく。
 雷電の男は迷いなき言葉のみを発した。

「代償を得て一つの願いを叶える器か。
 時に偽なるものを与え、時に若人より全てを奪う根源を、願いの果てと貴様は呼ぶのか。
 笑わせる。世界を変える秘と成ろうが、所詮はただの数式に過ぎまい」

 今や、周囲には幾条もの雷電が帯電していた。
 その輝きに呼応する感情は決意か、それとも怒りか。
 男の怒りに追随するが如く、それは光放つ剣となって彼の周囲に突き立つ。

「不遜なりし《根源》よ。チクタクマンの悪なる残滓、ア・バオ・ア・クーを僭する者よ。
 世界の果てのフルートを気取るか。だが―――」

 白い男の纏う長襟巻が、風にたなびき、激しく帯電する。
 それは、遠き空の果てに奔る―――

「貴様は何をも成せはしまい。何故なら私が貴様を斃す。
 《雷の鳳》の権能に懸けて、この場の邂逅を宣戦布告とし、いずれ必ず我が雷電が貴様を打ち据えよう。
 故に」

 伽藍の空間に雷が迸る。
 男に最も近い場所、すなわち足元の石畳は、既に泡立ち始めていた。
 地上における万物一切を砕く雷の剣。

 雷の光が―――
 白い男の右手に、集まって―――


「今は消え去るがいい、白き仮面の道化師よ。
 世界は断じて、貴様如きの遊び場ではないのだ」


 ―――右手を、前へ。





   ▼  ▼  ▼





 新都駅前、その東口。
 常の帰宅ラッシュとは少しずれた時間帯故かあまり人は多くなく、しかし空いているとも言い難い混雑具合の中、一人の少女がどこかへ向けて早足で歩いていた。
 少女は、小柄な体躯であった。不安と焦燥を瞳に懐いて、しかし譲れぬ何かを秘めた幼子だった。
 人の途切れぬホームを抜け、段数の多い階段を昇り、一人改札を通りこし。
 誰も入らぬ裏路地へと入った。ここならば誰も、彼女らを見ることはない。

「……ふぅ」

 軽く一息。若干の運動と緊張で上がった息を吐く。友人たちにほんの少しだけ無理を言って、自分だけ一足早く駅を抜け出た彼女は、気まぐれや酔狂ではなく確固たる目的を持ってその行動に出ていた。
 ちょっと不自然だったかなぁ、などと一人ごちる。突然の念話を受けた彼女は、連れ立った友人らに「ちょっとトイレ行ってくる!」などと言って有無を言わさず走ってきたのだ。正午頃のことといい、なんとも自分の言い訳の下手さが際立つようだ。

「ここならいい……よね、多分」
「ああ、構わんぞ。無理を言ってしまったな、マスター」

 少女の独り言に、しかし返す声があった。
 誰もいないはずの虚空、そこより一人の男が姿を現す。
 白い異装の男、変わらぬ不遜な顔つきをした彼は、ニコラ・テスラ。
 彼は己がマスターたる少女、南条光へと声をかける。
 それに、光はううんと言うように首を振った。

「別にいいってライダー。これくらいならどうってことないさ」
「そうか」

 所用の終了を知らせたテスラに、ここで落ち合おうと言ったのは他ならぬ光のほうであった。曰く、タイミングよく駅についたところだから自分が出迎えるよ、と。そういうことらしい。
 テスラには雷電感覚という非常に優れた索敵能力が備わっているために人が多かろうが光を探り当てるのは難しい話ではないのだが、その心遣いはありがたく受け取ることにした。そういったささやかな気遣いは、テスラにとっても心休まるものだった。

「さて、私のほうは用件が済んだわけだが、マスターのほうはこれから友人たちと遊びに繰り出すのだったか」
「うん。
 ……やっぱり、駄目だったかな?」
「構わん。子供はよく学び、そしてよく遊ぶものだ。いずれ訪れる終わりを晴れやかに迎えるためにも、そうした行いは否定されるべきものではない」

 そんな、諭しているのか元気づけているのかよく分からない言葉を残し、テスラは霊体化して光の視界から消え去った。
 なんだか小難しいことを言ってくる、でも嫌な感じがしない先生みたいだな、などと。光は声には出さず思った。

「よし、それじゃミサカたちのところに戻ろっか、ライダー」
【良しとは言ったが、あまり羽目を外し過ぎることはないようにな、マスター。
 そして歓楽街のほうは駄目だ。あれは教育に悪い、行ってはならんぞ】

 ―――やっぱり先生みたいだ、小うるさいところも含めて。

 再度、心の中だけで光はそんなことを思った。




【C-8/新都駅前/一日目 午後】

【南条光@アイドルマスターシンデレラガールズ】
[状態]健康、焦り
[令呪]残り三画
[装備]なし
[道具]学校鞄(中身は勉強道具一式)
[金銭状況]それなり(光が所持していた金銭に加え、ライダーが稼いできた日銭が含まれている)
[思考・状況]
基本行動方針:打倒聖杯!
0.――――日常を護る。
1.聖杯戦争を止めるために動く。しかし、その為に動いた結果、何かを失うことへの恐れ。
2.無関係な人を巻き込みたくない、特にミサカ。
[備考]
C-9にある邸宅に一人暮らし。


【ライダー(ニコラ・テスラ)@黄雷のガクトゥーン ~What a shining braves~】
[状態]健康、霊体化
[装備]なし
[道具]メモ帳、ペン、スマートフォン 、ルーザーから渡されたチャットのアドレス
[思考・状況]
基本行動方針:聖杯を破壊し、マスター(南条光)を元いた世界に帰す。
1.マスターを守護する。
2.負のサーヴァント(球磨川禊)に微かな期待と程々の警戒。
3.負のサーヴァント(球磨川禊)のチャットルームに顔を出してみる。
[備考]
一日目深夜にC-9全域を索敵していました。少なくとも一日目深夜の間にC-9にサーヴァントの気配を持った者はいませんでした。
主従同士で会う約束をライダー(ガン・フォール)と交わしました。連絡先を渡しました。
個人でスマホを持ってます。機関技術のスキルにより礼装化してあります。
C-8デパートで発生した戦闘、及びそこで発生した犠牲者(ラカム等)に関する情報を得ました。
TSUNAMIグループに関するいくつかの情報を得ています。詳細は後続の書き手に任せます。



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