夢現聖杯儀典:re@ ウィキ

戦争屋と死神

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だれでも歓迎! 編集

聖杯戦争の本戦が始まるまでの猶予期間。
俺は偶々人気のない場所を歩いていたら、開けた場所に少女と銀髪の男が何か話し合っているところを見かけた。
傍からみると娘と父親ほどの年齢差があるが、遠くから見ても似ても似つかない二人である。
そして何より、男のパラメータらしきものが見て取れる。つまり少女がマスターで、銀髪がサーヴァントか。
幸運な事に、こっちは早めに二人を見つけたため気付かれていない。物陰に隠れて様子を窺ってみた。
……うん、あの主従が何をしているのか全くわからん。
さてどうしようか。奇襲で先制攻撃するか、相手に気付かれないまま退くか、利用するために尾行でもしてみるか。
……決めた。攻めよう。

「やれ、バーサーカー」

その一言で、瞬時に暴風が駆け抜ける。
次の場面に移ると、少し離れた所にいた二人組の目の前に理性を無くした狂戦士が飛びかかっていた。
銀髪が直前に気付き、咄嗟に少女を突き飛ばし、剣で攻撃を受け止めた。


チッ、奇襲してもそう簡単には殺せないか。
でも先制には成功した。こっちの勢いが強く、相手は防戦一方だ。
……なんか銀髪が驚いたような顔をしているような。
ん?なんか銀髪が叫んでる。なんだ?まさか俺の狂戦士に話しかけているのか?
もしかしたら知っている仲なのかもな。まぁ、あの化物には全く届いていないようだけどな。
とにかくそのおかげか、銀髪は中々攻勢にでてこないようだな。
しかしすげーなぁサーヴァント同士の戦闘ってのは。次元が違いすぎて全く近寄れねぇな。

さて、マスターの少女は、っと……いたいた。
戦闘圏から少し離れた所にいるな。
……どうやら腰を抜かして、怯えた顔で震えているな。
よし、あのマスターは素人のようだ。これなら楽に殺れそうだな。
んじゃ、誰にも気づかれないように移動してさくっと、ぐっ……!!
な、なんだ、力が、抜けて……いや、奪われて、いく……まさか!!?



男が疲労感と眩暈を覚えたと同時に、バーサーカーの口から破壊を帯びた光線が放たれた。
宝具により人間をやめて、魔物に変わった代わりに得た力を、対峙するセイバーに向けて解き放つ。
直撃すれば必滅は確実の攻撃を、しかし銀髪の男は紙一重で躱していた。
そして覚悟を決めたのか、バーサーカーが反動で硬直した隙に攻撃しようとして構えを取った。
しかし、それを大きな悲鳴が遮った。

鳴り響いた方向には、先程の攻撃の余波に巻き込まれた少女が倒れていた。
ぴくりとも動かず、真っ赤に血塗られた状態で。
マスターの危機にセイバーは一瞬動揺してしまった。それが命取りとなった。
我に返ったセイバーが振り向いた時には、その顔に強烈な殴打を受けて吹き飛ばされていた。
束の間の硬直が解けたバーサーカーがセイバーの方へ真っ直ぐ向かい全力で殴ったのだ。
そしてセイバーが復活する前に追撃を加えるバーサーカー。

殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。
殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。
殴る!殴る!殴る!殴る!殴る!殴る!殴る!殴る!殴る!殴る!
殴る!殴る!殴る!殴る!殴る!殴る!殴る!殴る!殴る!殴る!
殴る!!殴る!!殴る!!殴る!!殴る!!殴る!!殴る!!殴る!!殴る!!殴る!!


熾烈を極めるラッシュ攻撃。
全てが必殺の拳は地面をも陥没させ、砂埃が巻き上がる。
あまりの凄惨な光景により状況がどうなっているか全く分からないが。
明らかに勝敗は決した。



あ、あのヤロウ…!!
こっちはただでさえ戦闘で魔力をガンガン削られてんのに、
その上あんな攻撃を事前に知らせることもなくいきなりぶっ放すなんて!!
……まぁいい、これで一組落とせたから良しとしよう。
あとは女マスターを魂喰いすれば、いくらか体調も良くなるだろう。
……ん?

 ヒュン ヒュン ヒュン ヒュン

なんだ、こう、風切り音のようなものが、聞こえるような。
……気のせいか?

 ヒュォォォォォォォォォン

……いや、何だか嫌な予感がする。


「おい、バーサーカー。そいつはもういい、変な音の源を攻撃しろ」



呼び掛けに応じたバーサーカーはすぐさま近くの物陰を攻撃する。


「あーあっ!とってもいいところだったのに」
「せっかくキミ達の闘いに素晴らしい音色を奏でてあげてたのにねぇ」


狂戦士の攻撃を躱しその場から飛び出した影が二つ。
全身黒尽くめで不気味な仮面を被った奇術師と小さな一つ目のピエロ。
そんな奇妙な組み合わせが、振るわれた暴行に物怖じせずに揃って軽口を叩いていた。
しかしバーサーカーは相手の言葉に耳を貸さずに畳み掛ける。

「おっと、危ない危ない」

黒い方が剣で応戦し、致命傷を受けないように攻撃を捌き続ける。
先の戦闘から間もなくの第二幕。
少しの間のせめぎ合いでだが、これも狂戦士の方が優勢である、ようにみえていた。



あの黒尽くめの男、気配を消していたから多分アサシンだろうけど。
なんて間抜けな野郎だ。自分から音を出しておめおめと自分の居場所を教えるなんて。
しかもバーサーカーより弱いとみた。これでもう一騎。順調だな。

……しかし、さっきの胸騒ぎはなんだったんだろうか。
たしか、あの風切り音みたいなのを聴いた時だったな。
……もしかして、あの音には何か意味があったのか?
いやでも、何も変化はないよな。
俺やバーサーカーには変調とかもないし、あの敵が強化されたようにも見えないし。
じゃあ一体、なんの為に自分をバラすようなことを……。

ッ!!!?

なッ、の、喉、が!?!?!?



男の首には、ナイフが突き刺さっていた。


男は十分に注意していた。誰かが接近するなんて事もなかったし、ナイフを投げられた訳でもない。


ならば何故ナイフが首に刺されているのだろうか。しかも、今も力が籠められている。


答えは簡単だ。










男の認識が、間違っているだけだから、だ。










「いやぁ、わりぃなぁ。折角勝利の美酒ってもんに酔いしれているところを邪魔しちゃってよ」


突如、耳元から聞こえる下衆な声。
いつの間にか、男の背後に赤毛の男がいて、その男がナイフを首に刺していた。


「でもな、これも戦争ってヤツだ。強い奴が弱い奴を喰い、油断した奴が寝首を掻かれる、ってな」


いや、いつの間に、ではない。
赤毛の男は最初から気配も隠さず、普通に歩いて、男に近づいて、ナイフを刺した。
普通ならその接近に絶対に気付くはずなのに、男は気付かなかった。
いや、男は認識できていなかったのだ。
幻覚に掛かってしまった男には、赤毛の男なんて全く気付けなかったのだから。


「まっ、俺が代わりに戦争を存分に楽しんでやるから、お前さんはここで大人しく、寝てな」


そして赤毛の男はナイフを横に振り、首を掻ききった。


◇◇
数分後、綺麗な鮮血を吹き出しきり、血だまりの中で動かなくなった男。
その光景を胡坐をかきながら、サーシェスは己が従者が戻ってくるのを待っていた。
そして音もなくアサシン、キルバーン(とその使い魔のピロロ)が戻ってきた。
いつの間にか隣に立っていた事を気にも留めず、サーシェスは立ち上がった。

「よぉ、遅かったじゃねぇか」
「フフフッ…なんせバーサーカーが消えるまでずっと足掻いていたからね、相手せざる負えなかったんだ」
「でもバカなヤツだったね~。最後までキルバーンが足止めだって気付かないままでさ~っ!」

敗者を嘲笑うピロロに不気味に笑うキルバーン、その光景に雑ざって嬉しそうに笑うサーシェス。
死を纏いし者達が一堂に集まる光景は、その場の空気はより一層不穏な雰囲気に変えていた。

「ところでマスター、あそこに残った人間についてだけど」

キルバーンが顔を向けた先には、先の戦闘で意識を失ったままの少女がいる。
ちなみに少女のサーヴァントは消えていなくなっていた。
バーサーカーの猛攻が致命傷となり脱落してしまったようだ。
そして少女の方も余り長くはなさそうだが、しかし、まだ生きてはいる。

「なんだ、アサシンの旦那。もしかして、ああいうのに興味があんのか」
「いいや。でも、戦略的な意味では魅力的なご馳走ではあるけどね」

アサシンの言葉に対し、サーシェスは下衆な顔を浮かべながら愉快そうに冗談を吐く。
しかし、アサシンは顔色一つ変えない。その仮面の内から、相変わらず陽気な調子で答える。

「狂戦士との戯れで多少は傷ついたし、今後の戦闘の事も考えて…魂喰いでもしておこうかな、っと思ってね」
「魂喰い?」
「ボク達サーヴァントは、生きた人間の精神や魂を喰うことで魔力を得る事ができる。
 通常、ボクらが現界するときや戦闘の際に消耗する魔力はマスターからいただくことになるんだけど。
 魔力量が少ないマスターじゃ傷の回復や宝具で大量に魔力を消耗するすぐに支障が出るはずさ。
 だから、そこで虫の息になっている人間から魔力をいただこうとね」


◆◆
このサーヴァント、やっぱり何か隠している。
この聖杯戦争に呼ばれてから、頭に叩き込まれた知識の他にアサシンから色々な情報を聞いたが。
自分の正体や能力については、

『ヒ・ミ・ツ』

と言って語ろうとしない。
何でも暗殺者としての自分の手の内を知られたくないようだ。
一応、確実に相手を殺すため、相手の力を削ぐため、そう簡単に殺されないため、の宝具だとは言っていたが。
それだけではっきりとはわかってねぇ。


正直、この英霊は胡散臭い。非常に危険であると、己の第六感が警鐘を鳴らしている。
なんせ出会った時から、このアサシンからは自分と同じ匂いを感じていた。
飄々としながら狡猾な手段で獲物を狙う、死猟の香りがぷんぷん漂っている。
同じような生業をしている者として気を付けなければならない……が。


まっ、それを含めて愉しむのが戦争ってもんだぜ…!


生粋の戦争屋は、身内に潜むかもしれない危険すらも許容し、この聖杯戦争を存分に味わおうとしていた。
当然、アサシンに不審な行動がないか最低限の警戒は怠らないつもりだが。
しかし早々自分に不利益になるような事はしでかさないだろうと踏んでいる。


「ああいいぜぇ。その女の魂、とっとと喰っちまって腹一杯にしとけよ」


まだ聖杯戦争は本番ですらない。折角ご招待にあずかったわけだし。
俺と気が合ったベストパートナーと一緒に、最高の舞曲を踊ってやろうじゃねぇか!


【マスター】
アリー・アル・サーシェス@機動戦士ガンダムOO

【マスターとしての願い】
戦争を楽しむ

【能力・技能】
戦争屋として培ってきた技能と鋭い直感が売り。
MSパイロットとしてはエースパイロットと互角以上に渡り合える程の超一流の実力。
生身でも驚異的な戦闘力を持っている。
適応力も高く、初めて扱うモビルスーツの特性もすぐに理解し上手に扱える。
さらに状況を的確に判断し、相手の危険性を予測して損害を抑える程の分析力も持つ。
他にも応対する相手・場面に応じてTPOをわきまえる。

【人物背景】
三度の飯よりも戦争が大好きな戦争狂。
「戦争が好きで好きでたまらない、人間のプリミティブな衝動に殉じて生きる、最低最悪の人間」とのたまう程の根っからの戦争屋。
元PMC所属の傭兵で、つい最近までイノベイター達の雇われ私兵として暗躍していた。
ソレスタルビーイングとの度重なる戦争の末、最後には過去のツケが回り死亡した。

そして今回の戦争には、最終回で死亡した直後から喚び寄せられた。

【方針】
もちろん優勝狙い。
聖杯戦争を楽しむだけ楽しむ。




【クラス】
アサシン

【真名】
キルバーン@DRAGON QUEST -ダイの大冒険-

【パラメーター】
筋力:C 耐久:C 敏捷:B 魔力:C 幸運:C 宝具:B

【属性】
混沌・悪

【クラススキル】
気配遮断:A
 サーヴァントとしての気配を絶つ。
 完全に気配を絶てば、探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。
 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。

【保有スキル】
使い魔(道化):B
 一つ目ピエロのような魔物・ピロロを使役する。
 戦闘には参加しないが、回復や呪文を使いサポートに回る。
 また、キルバーンとピロロは空間に関係なく意志疎通ができる。


【宝具】
『死神の笛』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大補足:10
 死神を彷彿させるような大振りの鎌。柄の部分は笛にもなっている。
 鋭利な刃には小細工が施されており、鎌を回転させると風切り音により相手の感覚を奪うことができる。
 その死の音色を聞いたマスターやNPCの五感を奪い、元々人であったサーヴァントにも幻覚効果を付与する。
 ただし人の存在から遠ざかるほどに効き目は薄くなる。幻覚に耐性がある場合も同様である。
 また、繊細な武器であるため、少しでもヒビが入ると上記の超音波を出せなくなる。(魔力の消費で宝具の修復は可能)


『大魔王の死神(キルバーン)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:-
 誰にも知られなかったある秘密により、己が存在自体が宝具となった。
 何度倒されても復活した逸話から、たとえ絶命する攻撃を受けても暫く経った後に復活することが可能である。
 このカラクリを見破れない限り、彼を倒すことは不可能ではある。
 ただし、致命傷を回復するには相応の魔力が不可欠であるため、何度も復活するのは難しい。
 また、キルバーンの血液は魔界のマグマと同じ成分でできており、通常の武器を溶かしてしまうほどの超高熱・強酸性をもつ。
 たとえ宝具であれど、腐食作用により血液を浴びた場合はランクが一つ落ちてしまい、威力・能力も弱まってしまう。
 この血液を応用し、身体の一部を魔力で点火させ巨大な火球として相手に投射する攻撃「バーニングクリメイション」を奥の手として使うことができる。


【weapon】
メインの獲物は『死神の笛』。
サブに細身のサーベルを持っている。
その他、頭部の髪飾りに完全不可視の刃「ファントムレイザー」を隠し持っている。

なお、生前には『殺しの罠(キル・トラップ)』を使用していたと伝えられているが、
「ダイヤの9」以外の罠が描写された伝承(物語)がないため、「ダイヤの9」以外は使用できない。
他にも『決闘の審判(ジャッジ)』を所有していたが、アサシンのクラスで召喚されたため使用できない。

【人物背景】
冥竜王ヴェルザーの部下にして大魔王バーンの協力者。
冥竜王の勅命を受け、もしバーンの地上侵攻計画が失敗した場合は彼を暗殺するよう「キルバーン」と命名された。
バーンと対面した時からその真意を察知されたが逆に気に入られ、大魔王からの誘いもあり魔王軍の客人として仲間になる。
魔王軍の中でも軍団長レベルの実力を誇るが、基本は非道な策を弄して相手を貶める事に喜びを感じる、陰湿かつ残酷極まりない性格。
一方で自分のプライドを傷つけられた時は、相手の命を奪うためにあらゆる手段で付け狙う執念深さを持つ。
当初は前線に赴くことはあまりなかったが、勇者一団がバーンパレスに侵入してからは暗殺者として罠を張り巡らせ、彼らを幾度となく危機に陥れる。
しかしアバンが登場してからは逆に辛酸を舐めることとなり、怒りに燃えるキルバーンはアバンに復讐するため一対一の決闘を申し出る。
結局は尋常な勝負をせずに卑怯な手段でアバンを抹殺するが、奇跡的に復活したアバンの罠により敗れ去った。

【サーヴァントの願い】
大魔王バーンを打倒したその後の世界に復帰する。
その後の予定として、新たな戦いで傷つき弱った勇者達の前に姿を現して驚愕と絶望の顔を拝みながら彼らを殺す。

【基本戦術、方針、運用法】
こちらは姿を見せないように立ち回り、弱った相手の隙をついて罠に嵌めたり、相手の動きを封じて嬲り殺す。
勝利のためならどんな非道な手段も朝飯前。卑怯は褒め言葉。
逆に正面切っての勝負はしないが、万が一戦闘になっても多少は凌げる。
通常の戦闘であれば数度の打ち合いで逃げる。
逃げるのが難しい場合は、傷を負う代わりに相手の武器・宝具を腐食させたり、ワザと退場したフリをして後々復活する。
ただし、おいそれと手の内を晒すつもりはなく、復活も魔力消費が多いため、やはり基本に忠実、アサシンらしく闇討ち狙い。


◆◆
……ふーっ。ごちそうさま、っと。
思った通りだけど、やっぱりこの女マスター、そんなに魔力持ってなかったね。
まぁ、戦闘で消耗した分と人形を一回復活させるだけの魔力は得られただけでも良しとするか。
なんせマスターの魔力量は心許ないからね。
何とか言いくるめる事はできたし、保険は持って置かなくちゃ。

とはいえ魔力保有量を除けば、何の躊躇いもなく人を殺せるのは彼の一番いいところだよね。
流石に勇者達一向みたいな戦闘力はなさそうだけど、この聖杯戦争に参加するマスターの中では結構強いようだし。
頭の回転も速いし、相手を倒すためには頼もし限りだけど……さすがにボクにも疑いは持っているだろうな。
でも、この人狼はそれを気にしないだけの器量がある。
むしろ、ボクが裏切ろうとするときには逆に喰ってくるだろうね……フフフッ、怖い怖い……っ!

なんであれ、今はマスターと一緒に聖杯戦争を楽しんでいれば問題なんてない。
しばらくは人形の方を“キルバーン”だと思い込んでいて貰えば十分だ。
ちゃんとスキルも宝具も機能しているし、まさか“真のキルバーン”が使い魔を演じているとは思うまい。
もし人形がやられて復活したとしても「宝具のおかげさ」って言えば納得してしまうだろう。
今は暗殺者として手の内は知られたくないから隠すけどね。



【クラス】
アサシン

【真名】
ピロロ@DRAGON QUEST -ダイの大冒険-

【パラメーター】
筋力:E 耐久:E 敏捷:D 魔力:B 幸運:B 宝具:B

【属性】
混沌・悪

【クラススキル】
気配遮断:A
 サーヴァントとしての気配を絶つ。
 完全に気配を絶てば、探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。
 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。

【保有スキル】
正体秘匿:A
 サーヴァントとしての素性を秘匿するスキル。
 たとえ契約を結んだマスターでも、裁定者であろうともピロロのステータスを視認出来なくする。
 代わりに宝具『大魔王の死神(キルバーン)』のステータスが表示され、ピロロは使い魔としか認知されない。
 ただし自ら正体をばらした場合はその限りではない。

自己保身:C
 自身はまるで戦闘力がない代わりに、宝具『大魔王の死神(キルバーン)』が無事な限りは殆どの危機から逃れることができる。
 もし宝具が倒されても、相手が強者弱者に関わらず無差別に殲滅でもしてこない限り、高確率で危機から逃れることができる。


【宝具】
『大魔王の死神(キルバーン)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:-
 ピロロの正体を隠匿・偽るための宝具。その正体はピロロが操る機械人形。
 生前、敵対した勇者達や協力していた魔王軍の誰であろうとも人形を本体と思い込ませた振る舞いから、
 たとえ契約者であろうとも、スキル“真名看破”であろうと、この宝具がサーヴァントであると誤認し、上記のステータスが表示される。
 何度も復活する秘密も、ピロロが壊れた人形を修復しているに過ぎない。
 さらに何度も死を偽装し、人形を倒した者にその場で倒したと思わせた、という逸話を再現するため、脱落者が消去する現象も偽装できるようになっている。
 この復活は所有者ピロロを討つか、“頭部を叩き割る”もしく“人形を完全に消滅させる”事で止める事ができる。
 ただし、後者の破壊によるものだと宝具『黒の核晶(くろのコア)』を起爆させかねない。


『黒の核晶(くろのコア)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~999 最大補足:???
 魔界で禁忌とされている伝説の超爆弾。
 宝具『大魔王の死神(キルバーン)』の頭部に隠されており、それが起爆すると大陸一つが消し飛ぶ程の威力を持つ。
 ただし、あまりにも規格外な破壊力を持つため、制限により爆弾は超小型となり爆発の範囲も抑えられている。
 ピロロの魔力で起爆させるほか、火炎系の呪文などで誘爆させることができる。
 通常であれば爆弾を凍結すれば爆発を阻止することができるが、宝具『大魔王の死神(キルバーン)』の魔界のマグマにより凍結させる事ができない。
 なお、この宝具が使われた時、宝具『大魔王の死神(キルバーン)』も共に消失する。


【weapon】
宝具『大魔王の死神(キルバーン)』が唯一の武器。
回復と氷系の呪文は使えるが、戦闘には向かない。

【人物背景】
キルバーンの使い魔としていつもそばにいた一つ目ピエロ。
しかしそれは仮の姿、彼こそが冥竜王ヴェルザーに遣わされた“真のキルバーン”であった。
普段は自分より大きい機械人形に“キルバーン”を演じさせ、自身もそれに付き従う魔物として演じていた。
その結果、人形の方が警戒される一方、非力である本体には害が及ぶことはなく、最期までは生き残る事ができた。
死闘の末に大魔王バーンを倒した勇者ダイ達の前に突如姿を現し、賞賛の言葉を贈ると共に自身の秘密をばらす。
そしてバーン暗殺用に用意していた『黒の核晶』を勇者達の前で起爆させ、彼らが絶望する顔を拝みながら魔界に帰ろうとした。
しかし即座に反応した勇者達の攻撃でピロロは倒され、『黒の核晶』も上空で爆発させられたため、勇者達を抹殺することはかなわなかった。

【サーヴァントとしての願い】
大魔王バーンを打倒したその後の世界に復帰する。
その後の予定として、新たな戦いで傷つき弱った勇者達の前に姿を現して驚愕と絶望の顔を拝みながら彼らを殺す。

【基本戦術、方針、運用法】
本体ピロロはひたすら目立たず、宝具『大魔王の死神(キルバーン)』を使って暗躍する。
宝具『黒の核晶(くろのコア)』は最後の切り札。
素性とカラクリがバレないように上手く立ち回りながら暗躍と嫌がらせをしよう。



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アサシン(キルバーン)

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