GUIツールキットにGTK+を使用した、 X Window System上で動作する MUA (電子メールソフト) です。
Windows などの MUA で定番の画面構成を採用しているので初心者でも取っつきやすいはず。
はい。
PDFビューワがなくても見られるうえ、章ごとに分かれているので知りたい情報に素早くにアクセスすることが出来ます。
すでにインストールが済んでいる方は、[メニュー] > [ヘルプ] > [マニュアル] > [日本語] より 「Sylpheedユーザーズマニュアル」の最新版を読むことができます。これは、通常、ローカルディスクの file:///usr/share/sylpheed/manual/ja/sylpheed.html に保存されます。
以下のようになっています。 普通に使用するだけならば安定版の使用をお勧めします。
| バージョン | ツールキット | 位置づけ | 開発方針 |
| 3.8.0beta1 | GTK+2 | 開発版 | 次期安定版 3.0 リリースのための新機能の追加などが行われます |
| 3.7 | GTK+2 | 安定版 | セキュリティフィックス・バグフィックス、または小規模な機能追加や仕様変更が行われます |
パッケージ間の依存関係から、Sylpheed本体以外に他のパッケージも必要となっています。そのため、これらが含まれていない Linux システムでは、 gnupg または gpgme (あるいはその両方)を前もってインストールしておく必要があります。
インストールを実行します。
# apt-get install sylpheed
Ubuntu Linuxの場合はつぎの記事が参考になるでしょう。
Ubuntu Weekly Recipe 第119回 Ubuntuで最新のSylpheedを使う
https://gihyo.jp/admin/serial/01/ubuntu-recipe/0119
端末(ターミナル)より次のコマンドを実行します。
# dnf install sylpheed
bsfilter もインストールすると良いでしょう。
# dnf install bsfilter
元の公式アーカイブ (tar.gz) より直接インストールする場合、次のコマンドを使えば RPM パッケージに変換したうえでインストールすることが可能となります(ただし、開発環境を必要とします)。
# rpmbuild -ta sylpheed-***.tar.gz
Sylpheed には、電子メールのインポート・エクスポート機能があるので、これを利用してください。多数のメッセージを1つのmbox形式ファイルに変換しやり取りできます。具体的な作業手順は、Sylpheed オンラインマニュアル を参照してください。
他のメーラーから Sylpheed へと移行したり、あるいは不要となったメールを消すために、 Mail フォルダのファイルの構成を変えた場合、Sylpheed でメールを受信したり作成したりといったその後の操作ができなくなる恐れがあります。
このような場合、 Mail フォルダを再構築する必要があります。Sylpheed 起動後、通常画面左に表示される「メール箱」アイコンを右クリックし、「フォルダツリーを再構築」を選択してください。
ただし、一度削除された個々のメールの内容まで復元することはできません。
Sylpheed 2.0.x 以降は bogofilter を利用して迷惑メールの判定を行う事ができるようになりました。
分かち書きすることにより日本語 spam の判定率を向上させることができます。
この方法を行うには nkf と mecab が必要です。mecab の辞書は unidic が標準になっています。
$ sudo apt install bogofilter unidic-mecab mecab nkf
$ sudo pacman -S bogofilter mecab nkf $ yay -S mecab-unidic
$ sudo dnf install bogofilter mecab mecab-devel nkf $ pip install unidic $ python -m unidic download
RHEL 系での unidic のパスは /usr/local/lib/python3.x/site-packages/unidic/dicdir などとなります。
以下のようなシェルスクリプト (bogojp.sh) を作り、PATH の通った場所に置きます。
chmod a+x bogojp.sh で実行属性をつけることを忘れずに。以下は Debian 系の場合です。
#!/bin/sh
# 学習モードか判定モードかを識別
MODE=$1
shift
if [ "$MODE" = "-p" ]; then
# 判定モード
nkf -w -d | mecab -d /var/lib/mecab/dic/unidic -O wakati | bogofilter "$@"
else
# 学習モード(-sならスパム、-nなら非スパム)
nkf -w -d | mecab -d /var/lib/mecab/dic/unidic -O wakati | bogofilter "$MODE" "$@"
fi
そして「設定」→「全般の設定」→「迷惑メール」欄の項目を以下のように変更します。
この項目では上記のスクリプト(bogojp.sh)を使用しています。
あまりに大量のメールを選択して Sylpheed のメール登録をすると、Sylpheed が 1通ごとに bogofilter などを起動するために、強制終了してしまうことがあります。コンソール上でメール登録をすれば、そういった問題は起きません。
登録作業を行っている間は bogofilter による迷惑メール判定はできません。Sylpheed で自動受信を設定している場合は Sylpheed は終了しておきましょう。
$HOME/Mail/junk 以下に大量の spam メールをためている場合には以下のようにすれば迷惑メールとして一度に登録することができます。
$ find ~/Mail/junk -type f -name "[0-9]*" -print0 | xargs -0 cat | bogojp.sh -s
この要領で $HOME/Mail/inbox の非迷惑メールも登録することができます。
$ find ~/Mail/inbox -type f -name "[0-9]*" -print0 | xargs -0 cat | bogojp.sh -n
Sylpheed 2.2.0 以降では、Bsfilter による迷惑メール対策が追加されました。bogofilter よりも手軽に好結果が出るので、大量処理しなくてよい個人ユーザーにはお薦めです。
各ディストリビューションでのインストールは以下のようになります。
$ sudo apt install bsfilter
$ sudo dnf install bsfilter
$ yay -S bsfilter
$ sudo wget https://githubusercontent.com -O /usr/local/bin/bsfilter $ sudo chmod +x /usr/local/bin/bsfilter
「設定」→「全般の設定」→「迷惑メール」で「迷惑メール対策を有効にする」をチェックして、「(プリセットを選択)」で bsfilter を選択すれば、学習を始めるようになるでしょう。
メッセージ内の URL 部分をマウスでダブルクリックあるいは中ボタンクリックすることで、通常、そのサイトを閲覧することができます。
もしブラウザが開かない場合は、[メニュー]> [設定 > [全般の設定] > [詳細] > [外部コマンド] > [Webブラウザ] の項目を変更する必要があります。以下(一例)のとおり指定します。
Sylpheed 2.x の標準設定は、メッセージビューに画像を表示します。
[設定] > [全体の設定] > [表示]> [添付] > [画像をインラインで表示する] のチェックを外せば、画像がそのファイル名に置き換わります。