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  • ろりしょたばとるろわいある@ うぃき
  • 使用上の注意をよく読んでください

ろりしょたばとるろわいある@ うぃき

使用上の注意をよく読んでください

最終更新:2007年12月02日 19:08

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だれでも歓迎! 編集

使用上の注意をよく読んでください ◆JZARTt62K2


城の二階、書庫。
大理石造りの床に、煉瓦の壁。埃が積もった本棚と、何千冊もの蔵書。
ひんやりとした雰囲気に覆われた知の宝庫は、石を主体としたロマネスク様式を思わせる。
明かり取りの窓から差し込む光が闇を切り裂き、かろうじて書庫を『薄暗い』状態に保っていた。
黙然とした部屋の雰囲気は、やや陰鬱で重苦しい。悪魔をモチーフにしたであろう絵画も、不気味さに拍車をかけている。
だが、完全に無音というわけではない。
もしこの場に第三者がいて、耳をすましたならば、二人分の薄い呼吸音を聞くことができるだろう。
手負いの、二人の少女の吐息が。

「薫、いい加減起きぃや……。このままやとウチ、不安になってまうやないか……」

野上葵の疲れきった声が、目を閉じて横になっている赤髪の少女へと降りそそぐ。
二人がこの書庫に隠れ潜んでから数時間、葵はずっと親友の看護を続けていた。
自らの左足を喪失したことなど気にも留めずに、だ。
だが、赤髪の少女は一向に目を覚まさない。その現実は、葵に激しい疲労感を与え始めていた。
身体ではなく、精神にかかる蓄積疲労。思考は黒い螺旋を描き、ネガティブな方向へと沈んでいく。
もし、身体に重大な障害が残っていたら。もし、このまま目覚めなかったら。
もし、死んで――

「あかん!」

葵は悪夢を振り払うように頭を揺らすと、親友の身体をしっかりと抱き締めた。
いくつも重ねたシーツの皺が大きく歪み、隙間から素肌――全裸である――が覗く。

「そんなこと、絶対許さへん……なあ、そうやろ薫……殺しても死ななそうなあんたが、こんなつまらん死に方するはずないもんな……」

何度語りかけても、相手は返事を返さない。それにもかかわらず、葵を言葉を絶やさなかった。
まるで、そうしないと自分が壊れてしまう、とでも言うかのように。
野上葵は、繰り返し、繰り返し、孤独な人形劇を演じ続ける。
一体どれくらいの時が過ぎたのだろうか、二人の身体はいつしか汗まみれになっていた。
ぶつぶつと呟いていた葵は一旦言葉を区切ると、親友の汗を拭うため、予備のシーツに手を伸ばす。
指先がシーツに触れようとしたそのとき、伸ばした手がビクリと震えた。
廊下に通じる扉の向こうから、たっ、たっ、たっ、と響く足音を、葵の耳が感知したのだ。
石畳が交互に叩かれ、軽いリズムが刻まれている。
足音はしだいに大きくなり、誰かが書庫に近づいてきていることは明らかだった。

「そろそろ、引き際やな」

この城が危険だということはわかっていた。なにしろ、レミリア・スカーレットという危険人物の居城なのだ。
極めて危険な場所だということはわかっていて――だからこそ、葵は城に留まった。
気絶していた葵にトドメを刺さなかったことから考えて、レミリアは積極的に殺し回る性格ではない。
ただ、妹の性格と本人の雰囲気から想像するに、安心や信頼とは真逆の存在だ。
敵対する者や目障りな者に対しては、攻撃することを厭わないだろう。
だからこそ、である。

この城にいれば、少なくともレミリア以外の危険人物から身を守れる確率は高くなる。
気絶した薫を背負って消耗した身体で外に出るよりも、この城に隠れていたほうが安全だと判断したのだ。
注目を集めるであろう戦闘跡を避け、人気のない書庫に篭ってからから三時間強が経過したが、幸運なことに誰も書庫には近づいてこなかった。
葵の判断は間違っていなかったと言える。
だが、それもここまで。
盾として利用するとはいえ、レミリアが『絶対に会いたくない危険人物』であることに変わりはないし、
書庫に近づいてくる足音がレミリアのものでなかったとしても、そいつが殺人者でないとは限らない。
気絶した薫を抱えたまま戦うわけにはいかないし、交渉という危ない橋を渡ることも避けたい。
ならば、どうする?

「ベタやけど、三十六計逃げるに如かず、やな」

僅かな記憶を引き摺り出し、足音の間隔が紫穂のものでないと確認した後、葵は『親友』の身体を抱きかかえた。

「ホンマはあんたが起きてから紫穂探そ思てたんやけど……しゃあない、ウチ一人でも探し出したるわ!
 だから薫、少しだけ我慢してな。寝てるとこ悪いけど、飛びまくるで!」

   ※  ※  ※  ※  ※

瞬間移動能力が空間を歪め、二人の姿が瞬時に掻き消える。
託卵に気付かぬ哀れなモズが、カッコウの子供をおぶって空を飛んだ。
二羽の鳥が飛び去った巣に、動くものは残っていない。だが、それも一瞬のこと。
書庫から二つの気配が消えると同時、ギィ、と音を立てて扉が開いた。
入れ替わるように入ってきた獣耳の少女が、書庫の中をキョロキョロと見回す。
そのまま部屋の中に入り、尻尾をピコピコさせながら壁沿いをぐるっと一周。
机の下を覗き込み、椅子をどかし、絵画の裏を確かめ、書庫の中を走り回った。

「ん~~~」

それだけでは物足りないと思ったのか、少女は本棚の本を抜き出し始めた。
『闇の開闢』というタイトルの本を一冊抜いて奥を覗き込み、誰もいないことを確認する。勿論、誰もいない。いたら怖い。
続けてもう一冊『私と魔界』、また一冊『魔界魔蟲大全』、更に一冊『ザベル=ザロック全アルバム紹介』……
抜き出された本は山のように積み上げられ、いつ崩れてもおかしくないような状態になっていた。
そして、その山の登頂に、恐る恐る本を乗せようとする少女が一人。
新たな重量を加算された山はしなるように揺れ――

「……お~~~」

しかし崩れず、その標高を一段階伸ばすことに成功した。
……おそらくこの少女、本来の目的を完全に忘れている。

「アルルゥ、ここにいるんですか? 東側の部屋は全て調べ終わり……って、何をやっているんですか一体……」

開けっ放しになっていた扉から、髪を片側だけ結んだ少女の顔が覗いた。
新たに書庫に入ってきた少女は、本で遊ぶ少女を咎めた後、積み上げられた本の山を本棚に戻していく。

「本は積み上げるものではなく、読むものです。まあ、私もあまり読んだことはありませんが」
「ん、わかった」

アルルゥと呼ばれた少女はその言葉に頷き、髪を片側だけ結んだ少女を手伝い始める。
床に散らばった全ての本を二人がかりで片付けた後、ようやく本題が切り出された。

「それで、西側の部屋に人はいませんでしたか?」
「う~~~、いなかった」
「そうですか……では、食堂に戻りましょう。レミリアさんに報告です」
「ん!」

二人の少女は互いに視線を交わすと、並んで書庫を出て行った。
ギィ、と音を立てて扉が閉まり、二人分の足音が遠ざかる。
後に残されたのは静寂と、怪しく目を輝かせる絵画の悪魔のみ。

   ※  ※  ※  ※  ※

「じゃああなたたち、外に出て行って探してきて頂戴」

食堂に戻ったプレセアを待っていたのは、倣岸不遜なレミリアの命令だった。
『城の中にまだ瞬間移動娘がいるかどうか探してきなさい』という命令に続く、二つ目の命令。
別に文句があるわけではない。どうせ、ジーニアスを探すために島中を回る予定だったのだ。
ただ、疑問が一つだけ。

「貴女は、一緒に行かないのですか?」

妹を探すことが目的のレミリアは、率先して動くものだと思っていた。
しかし、当の本人はゆったりとした動作で紅茶を啜っており、動く気はさらさらないように見える。

「とりあえず、放送まで動く気はないわ。それに、城を空にするわけにはいかないだろ」

微妙に焦げ付いた指先を隠しながらレミリアが答える。
余裕綽々といったレミリアの態度に、プレセアは小さな溜息を吐いた。
実の妹がどんな目に合っているのかわからないのに、不安にはならないのだろうか?
自分だったら、間違いなく恐慌状態に陥っているだろう。

「探し出す対象は瞬間移動娘とフランで、特徴はさっき教えた通り。さあ、行け」
「おー」
「……わかりました」

一緒にいる時間は短いものだったが、レミリアの性格は大体把握した。
彼女に悪気はない。ただ、レミリアにとって当たり前の言い方をしているだけだ。
助けてもらったのは事実だし、素直に従っておくのが一番だと判断する。
どの道、アルルゥを一人で行かせるわけにはいかないからだ。
島には危険人物が何人もうろついている。四本のブレードを持った少年や、念動力を使う少女や――私や、アルルゥといった危険人物が。
一人でうろつくことなど、自殺志願以外の何物でもない。
それにもかかわらず城の探索を二手に分かれて行ったのは、
数時間気絶していたレミリアとアルルゥが殺されていなかったことから、他の参加者が城にいないと考えたからだ。
だが、城の外は違う。いつ、どこで、誰が、どんな手段で襲ってくるか全くわからない。
いくら魔獣を使役できるとはいえ、奇襲攻撃を受けたらすぐに殺されてしまうだろう。
だからこそ、私が傍にいる必要がある。術士を守るのは戦士の役目だ。

「放送前には必ず帰ってきなさい。良い茶葉や菓子を見つけたら持ち帰るのも忘れずに」

暢気ぶりが天を貫きそうなレミリアの台詞を背中に受けながら、プレセアは食堂を後にする。
生乾きの服が肌に張り付いて気持ち悪いが、そこは我慢だ。
先走って駆け出そうとするアルルゥを手で制しながら、もう片方の手で鉄槌を引っ張り出す。
この先、絶対に油断はできない。安全な城から外に出れば、悪意蠢く広大なフィールド。
戦士が一人、術士が一人。パーティーの人数は少ないが、今までの冒険と何も変わらない。
束の間の憩いはもう終わり。ここからは、戦争だ。

   ※  ※  ※  ※  ※

「どうやら、行ったようね」

城を出て行く二人を食堂の窓から見送ったレミリアは、誰にともなく呟いた。
食堂で最も大きい椅子に座った姿は、一言で言うと――不審者。
プレセアから返却されたシルバースキンを着込んだ姿は、お世辞にも高貴とは言い難い。
テーブルクロスを纏ったままで長時間いるのは流石にどうかと思うし、元々着ていた服は生乾きだ。
となれば選択肢は一つに限られ、レミリアは『それ』を着込んでいた。
日光すら防ぐ鉄壁の防具は、あらゆる意味で便利な代物だ。便利な代物なのだが――

「動きにくい……」

そう、だぶだぶで動きにくいのだ。その上、見た目が異様に恥ずかしい。元々の持ち主のセンスは最悪だと思う。
これが、レミリアが外に出たくない理由である。
プレセアとアルルゥを追い払ったのも、この姿を見られたくなかったからだ。
こんな、威厳とは540°違う姿を民衆に見られてしまったら、恥ずかしさのあまり命を絶って死後の世界に赴き、、
妖夢をぶち倒した後で復活して、目撃者を全員葬り去ってしまうことだろう。中盤の行為に意味はない。
服が乾いて夜になれば自由に動けるのだが、今はどうしようもない。
プレセアからの貢物である思い切り鋏を片手で弄びながら、レミリアは足をぶらぶらさせた。
暇だ。

「お茶でも飲むか……ん?」

足の爪先が何かに触れ、カサリと紙が滑る音。
興味を引かれて拾い上げると、その紙は支給品の説明書だった。

「これは、アルルゥが持っていた魔石の説明書か……どれ」

暇潰しに広げた説明書。そこには――

   ※  ※  ※  ※  ※

「アルルゥ、あまり私から離れてはいけません」
「プレセアおねーちゃん、はやくいく!」
「聞いていませんね……」

城の跳ね橋を歩きながら、困ったような顔で先行するアルルゥを見つめる。
元気があるのはいいことだが、術士が先走っていいことなど何一つない。
何と言って注意すればいいかと迷っているうちに、跳ね橋を渡り切ってしまった。

目の前には赤茶けた道が真っ直ぐに伸びていて、その向こうでは川が流れている。
人影は見えず、いきなり敵と接触する可能性は低そうだ。
とはいえ、困った。どこから探していいのか見当がつかない。

「アルルゥ、どこから捜索を始めたいですか?」
「もり!」

試しにアルルゥに聞いてみると、速攻で答えが返ってきた。

「何か、思い当たる場所でも?」
「アルルゥ、もりのなかはしるのとくい」

理由はそれだけらしい。
アルルゥに聞いたのがそもそも間違いだったと思いかけて、ふと考える。
自分達に有利なフィールドで戦うのは、あながち間違っていないのではないかと。
お茶会の最中にアルルゥ自身から聞いたことだが、アルルゥは『森の母』と言われる存在だという。
森の気配を読み、森の中に隠れている異物を探知できる――そんな能力を持っているという話だ。
自分も森で木こりの仕事をしていたから、森には人一倍詳しい。
ならば、二人の力を最大限発揮できる森の中を探索したほうがいいのではないだろうか。

「……アルルゥ、あの辺りの木に鳥がいるかどうかわかりますか?」
「ん~~~、あっちのきににわ、こっちのきにいちわ、そっちのきにいちわ、いる」
「そうですか」

アルルゥの答えを頭に収めた後、おもむろにハンマーを振り上げる。
狙うは、地面。

「爆砕斬ッ!」

鉄の顎が土を喰らい、食い散らかされた茶色の欠片が前方に飛び散る。
それと同時に、地面を伝わった破壊の衝撃が森を打ち揺らした。
前方の木々からバタバタと飛び立つ鳥は、一羽、二羽……合計四羽。
どうやら、アルルゥの言は本当のようである。
これで方針は決まった。

「わかりました、それでは森に向かいま……どうしました?」
「プレセアおねーちゃん、いじわる」

見ると、アルルゥがジト目で見上げている。
無闇に森に衝撃を与え、鳥達を驚かせたことに怒っているらしい。

「すみません、アルルゥの力を一度見てみたくて……」
「う~~~」

言い訳抜きで謝ってみても、アルルゥは唸り声を上げるばかり。
どうやら、完全に機嫌を損ねてしまったようだ。
そっぽを向いたアルルゥは、さっさと森の中に入っていってしまった。
慌ててその後を追いながら、自然と笑みが零れてくるのを感じる。

(懐かしいですね)

オゼットの村でホレスとジャネットの世話をしているときも、こんなことが何度かあったような気がする。

不意に、まだ幸せに暮らしていたころのオゼットでの生活を思い出しかけ、すぐに頭を振って幻想を追い払った。
時は戻らない。それが、自然の摂理。
それでも、いや、それだからこそ、アリシアの蘇生を願ってしまった。
ジェダの能力に一縷の望みを託し、自然の摂理を打ち砕くことができるのではないかと夢を見た。
今となっては、その思考が間違ったものだとはっきりわかる。
大切な仲間であるジーニアスや『お姉ちゃん』と呼んでくれるアルルゥを殺すことなど、今の自分にはできない。
二人を殺してしまうくらいなら、あの世でアリシアと再会したほうがマシだ。

――ならば、もし二人が死んでしまったら、私はどんな選択肢を選び取るのだろうか。

(馬鹿馬鹿しい)

最悪の妄想から脱却し、遠のき始めたアルルゥの背中を追う。
余計なことを考えている暇はない。今は、一刻も早くジーニアスと合流することが先決だ。
フランドール・スカーレットと瞬間移動を操る少女の捜索も忘れずに。

「待ってくださいアルルゥ、探索の前にフォーメーションの確認だけしておきましょう」
「…………」
「私の食料をあげます」
「する」

   ※  ※  ※  ※  ※

城の食堂で、海賊風の衣装を纏った変質者――レミリア・スカーレットが、鋏を回転させていた。
持ち手の部分に人差し指を入れられ、大きく開ききった鋏は、風車のように円を描いている。
玩具のようにぞんざいに扱われているその鋏の名は『思い切りハサミ』。
二つの刃で迷いを切り取り、プレセアとアルルゥを凶行に走らせた危険な道具。
開ききった鋏が閉じられてレミリアの『迷い』が断ち切られたとき、どれほどの惨事が起こることか……。
当のレミリアはそんなことなど気にも留めず、拾い上げた説明書に目を通している。

「ふーん、『幻獣界メイトルパの召喚獣を呼び出し、敵を攻撃する道具です』ね。特殊なスペルカードみたいなものか。
 ん、追記があるな……」

但し書きにはこう書かれていた。
『なお、召喚獣は攻撃にしか使えず、呼び出すとすぐに攻撃動作をして、その後帰ってしまいます』
『召喚獣を乗り物にしたり、召喚獣を策敵目的で使うことはできないのでご注意ください』
『この支給品は実際のゲーム中の効果を再現しています。支給品に不具合があった場合、ごめんなさい。賠償請求は受け付けません』
ふざけた注意書きだった。三行目が特に。

「攻撃にしか使えない、ねぇ」

どうでもよさそうに呟きながら、レミリアは説明書から指を離す。
手から離れた紙片が、空中でくるりと一回転した。

「……あの子達は、ちゃんとこのことを理解しているのかしら?」

   ※  ※  ※  ※  ※

「前衛は私が務めますから、アルルゥは召喚術で援護してください」
「ん」
「先に不審な人間をを見つけてしまった場合は、とりあえず私のところまで逃げること。
 ただし、危ないと思ったときは即座に召喚術を発動させてください」
「……おう」
「できれば攻撃は控えるようお願いします。あの魔物が目の前に現れるだけで大抵の人間は怯むでしょうし、こちらの勘違いということも有り得ます。
 フードの少女達を襲ったことで、私達は何人かに危険人物と見なされているはずです。これ以上敵を増やしたくありません」
「……ん~~~」
「召霊術を使い始めたばかりのしいなさんも、旅の中で自在に精霊を使役できるようになりました。
 精霊と魔物という違いはありますが、召喚術が使える以上、アルルゥが召喚獣を自在に扱うことは可能なはずです」
「わかった!」


――理解してなかった。



【F-4/森/1日目/午後】
【プレセア・コンパティール@テイルズオブシンフォニア】
[状態]:体力消耗(小)、軽度の貧血、右肩に重度の裂傷(処置済+核鉄で、なんとか戦闘可能なまでに回復)。
    ツインテール右側喪失。思いきりハサミにトラウマ的恐怖。
[装備]:グラーフアイゼン(ハンマーフォルム)@魔法少女リリカルなのはA’s、エクスフィア@テイルズオブシンフォニア
[道具]:カートリッジ×10@魔法少女リリカルなのはA’s、支給品一式(生乾き、食料-1)
[服装]:冒険時の戦闘衣装(ピンク色のワンピース、生乾き)
[思考]:ブレードの少年には特に気をつけましょう……
第一行動方針:森を散策して、ジーニアス、フランドール、瞬間移動娘(葵)を探す。
第二行動方針:放送前には城に帰還して、レミリアと合流。
基本行動方針:ジーニアスを探す。ジーニアスとアルルゥが生きている間はゲームに乗らない。
※プレセアはアリシアの死を知った以降から参戦。
※グラーフアイゼンはこの状況を警戒しています。


【アルルゥ@うたわれるもの】
[状態]:軽い疲労、頭にたんこぶ。
[装備]:タマヒポ(サモナイト石・獣)@サモンナイト3、ワイヴァーン(サモナイト石・獣)@サモンナイト3
[道具]:基本支給品(食料-1)、クロウカード二枚(バブル「泡」、ダッシュ「駆」)
[服装]:民族衣装風の着物(普段着)
[思考]:ん~~~……(フォーメーションについてあまり理解していない)
第一行動方針:プレセアと一緒に森を探索する。怪しいやつが出たらタマヒポを召喚して動きを止める。
第二行動方針:イエローや丈を捜したい。放送前には城に戻る。
基本行動方針:優勝以外の脱出の手段を捜す。敵は容赦しない。
参戦時期:ナ・トゥンク攻略直後
[備考]:アルルゥは獣属性の召喚術に限りAランクまで使用できます。
   ゲームに乗らなくてもみんなで協力すれば脱出可能だと信じました。
   サモナイト石で召喚された魔獣は、必ず攻撃動作を一回行ってから消えます。攻撃を止めることは不可能。このことをアルルゥは理解していません。


【F-3/城の外/1日目/午後】
【野上葵@絶対可憐チルドレン】
[状態]:左足損失、超能力の連続使用による微疲労、精神的疲労、強い決意
[装備]:無し
[道具]:支給品一式、懐中時計型航時機『カシオペア』@魔法先生ネギま!、飛翔の蝙也の翼@るろうに剣心
ベルカナのランドセル(基本支給品、黙陣の戦弓@サモンナイト3、返響器@ヴァンパイアセイヴァー)
[思考]:待っとれよ紫穂!
第一行動方針:薫を守りながら紫穂を探す
第ニ行動方針:できれば薫は安全な場所に避難させたい
第三行動方針:レミリアかフランドールに出くわしたら、逃げる
第四行動方針:逃げた変質者(ベルカナとイエロー)は必ずぎったんぎったんにしたる
基本行動方針:三人揃って皆本のところに帰りたい
[備考]:ベルカナが変身した明石薫を本物だと思い込んでいます。
イエローをサイコキノ、ベルカナも何らかのエスパーと認識しました。
なお二人が城戸丈を猟奇的に殺害し、薫に暴行をしたと思っています。

テレポートについて
葵のテレポートは有効活用すると「装備取り上げ」や「石の中にいる」が強力過ぎと判断し
「意識のある参加者(&身に着けている所持品)は当事者の同意無しでは転移不可」として描写しています。


【偽明石薫(ベルカナ=ライザナーザ@新ソードワールドリプレイ集NEXT)】
[状態]:気絶、明石薫に変身中。左腕に深い切り傷、全身に打撲と裂傷(応急手当済み)、
あばら骨数本骨折(他も骨折している可能性あり)、出血による体力消耗
[装備]:全裸(シーツを何重にも羽織っている)、
[道具]:なし
[思考]:…………
第一行動方針:明石薫のふりをして、この場を切り抜ける
第二行動方針:イエローと合流し、丈からの依頼を果たせるよう努力はする(無理はしない)
第三行動方針:仲間集め(イエローと丈の友人の捜索。ただし簡単には信用はしない)
基本行動方針:ジェダを倒してミッションクリア
参戦時期:原作7巻終了後
[備考]:制限に加え魔法発動体が無い為、攻撃魔法の威力は激減しています。
変身魔法を解除した場合、本来の状態(骨折数箇所、裂傷多数、他)に戻ります。

「シェイプ・チェンジ」について
明石薫に変身しています。持続時間は永続(本人の任意で解除)で精神以外は完全に薫です。
超能力もコピーされていますが、経験不足なので消耗は激しい上、使い分けは出来ません。



【F-3/城内の食堂/1日目/午後】
【レミリア・スカーレット@東方Project】
[状態]:魔力消費(中)
[装備]:飛翔の蝙也の爆薬(残十発)@るろうに剣心、シルバースキンAT(ブラボーサイズ)@武装錬金
[道具]:支給品一式(食料-1)、思いきりハサミ@ドラえもん、クロウカード1枚(スイート「甘」)
[服装]:シルバースキンAT(シルバースキンの下は全裸、服は洗って干している)
[思考]:ひとまず放送を待つか。
第一行動方針:お茶を飲みながら放送と夜の訪れ、及びプレセアとアルルゥを待つ。
第二行動方針:フランを知っている瞬間移動娘、及びフランをプレセア達に探させる。
第三行動方針:服が乾き、なおかつ時間があり、更に気が乗っていたら爆薬で加速の実験をする。
基本行動方針:フランを捜す。ジェダは気にくわない。少しは慎重に、しかし大胆に。
[備考]:思い切りハサミを片手で弄んでいます。うっかりすると音が出るかもしれません。

≪102: 気まぐれな楽園 時系列順に読む 129:『』shift≫
≪107: デカイ悩みなら抱えて進め 投下順に読む 109:出会いはいつも最悪で≫
≪102: 気まぐれな楽園 プレセア・コンバティールの登場SSを読む 140-2:Frozen war/冷戦≫
≪102: 気まぐれな楽園 アルルゥの登場SSを読む 140-3:Firing line/火蓋≫
≪097: エスパー・フィーバー 野上葵の登場SSを読む 140-3:Firing line/火蓋≫
≪097: エスパー・フィーバー ベルカナ=ライザナーザの登場SSを読む 140-3:Firing line/火蓋≫
≪102: 気まぐれな楽園 レミリア・スカーレットの登場SSを読む 140-3:Firing line/火蓋≫

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