注意:このページには閲覧注意要素を含みます
概要
万力動画(まんりきどうが) は、日本のインターネットコミュニティ、特に検索してはいけない言葉関連のWikiやオカルト系掲示板で長年噂されている、いわゆるスナッフフィルム(実際の殺害映像)とされる都市伝説的な動画である。
噂では若い男女のグループが、万力(バイス)やドリルなどの工具を用いて別の男女を拷問・殺害する凄惨な内容とされている。しかし、国内外のロストメディア・コミュニティや有志による長年の捜索にもかかわらず、動画のオリジナル、あるいは存在を証明する客観的な証拠(当時のニュース記事、警察の捜査記録など)は一切発見されていない。
詳細
ネット上で語られている主なスペックおよびプロットは以下の通り。
- 撮影時期・場所: 2010年頃、イギリス北部(スコットランド等)と噂されることが多い。
- 内容: 若い男女グループが、廃墟のような場所に拉致してきた別の男女を監禁。万力(バイス)で頭部や身体を締め付け、ドリル等も併用して致命傷を与える様子を家庭用ビデオカメラのようなアングルで捉えたもの。
- 拡散経路: 当時の海外アングラ動画サイトにアップロードされ、その後日本のまとめサイトや「検索してはいけない言葉」のリストに登録されたことで知名度が上昇したとされる。
また、ネット上の捜索班によって、以下の検証が行われた。
- 実録の否定: イギリス警察および国際的な法執行機関の公開データにおいて、このような「万力を用いたグループによる連続・凄惨な快楽殺人およびその動画拡散」に該当する事件の記録は存在しない。
- 別メディアとの混同・記憶の変容:
- 当時実在した他のアングラ映像(例:ウクライナの事件や、メキシコの麻薬カルテルによる凄惨なビデオなど)のショックから、記憶が「万力」という別の凄惨なイメージと結びつき、新しい都市伝説(Creepypasta)として一人歩きした説。
- ホラー・スプラッター映画(例:『ソウ(SAW)』シリーズや『ホステル』など、工具を用いた拷問描写があるフィクション映画)のワンシーンを実録動画と誤認した説。
- 釣りタイトルによる拡散: 2010年代の動画サイトや掲示板において、閲覧数を稼ぐために過激なタイトル(例:「【グロ注意】万力動画」など)をつけ、実際には中身が全く違うもの(またはただの悪質なジョーク動画)だったものが、タイトルだけ都市伝説として定着した説。
以上のことから、ロストメディア・コミュニティでは「最初から実在しない、純粋なネット発の都市伝説(デマ)」である可能性が極めて高いと結論づけられている。