山代美葉乃(やましろ・みわの)
◆概要
- 過去ヒロインその一。
- 七崎瑠真の友達だった。
- 1巻冒頭、研修生の瑠真にいじめから助けられているのは恐らく美葉乃。
- 協会のS県野古支局に通い、超常師となるための研修を受けていた。
- が、内実は自身の不幸体質の謎を解きたいという思いだったらしく、呪いなんかないという協会の方針に不信感を抱いて心が離れていたらしい様子が見て取れる。
- 山代華乃を姉に持つ。
「わたしのために、怒られてくれたんだよね。ええと……」
「瑠真はなんにもわかってないね」
◆経歴
- 2巻にて断片的に触れられている限り、父母ではなく叔父・叔母の家で姉とともに生活していた。
- 七崎瑠真が13歳の8月20日、野古にて研修過程の修了証を受け取る。
- 瑠真に宿題を頼まれる程度には成績は良かったようだ。
- 同日、協会をやめる意志を口にし、瑠真を拒絶して失踪。
- 翌日朝のニュースで、姉である山代華乃の訃報が流れたことに驚き、山代家に赴いた瑠真が目にしたのは、姪の姉妹の失踪と死亡を悲しまない夫婦の姿だった。
以下、3巻以降の展開を含む。
- 幼少期、誰の子かわからない出生を恥じた母親に教会に預けられていた。
- 姉とは血が繋がっておらず、華乃は先に教会に預けられていた瓜二つの他人である。ものごころつかないうちに華乃の説得で再び山代家に帰ってきた。
- 姉いわく、「生まれる場所を間違えた天使」。
- 人の感情がわからず、表情豊かな姉を真似て大きくなった。七崎瑠真と出会って、初めて「感情」を知る。
- 8月20日、瑠真の口にした無神経な「救い」に業を煮やして決別。
◆関連項目