術式解体

「術式解体」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

術式解体 - (2024/02/24 (土) 18:51:45) のソース

''術式解体(グラム・デモリッション)''は、使い手が殆ど居ないと云われている[[無系統魔法]]の超高等[[対抗魔法]]。由来は「魔法の記録(マギグラム)を粉砕(デモリッシュ)する」事から((文庫版 魔法科高校の劣等生 第4巻 P220))。
圧縮された[[サイオン]]の塊を[[イデア]]を経由せずに対象物に直接ぶつけて爆発させ、そこに付け加えられた起動式や魔法式と言った[[サイオン]]情報体を吹き飛ばすと言うもの((文庫版 魔法科高校の劣等生 第4巻 P220))。

事象改変のための魔法式としての構造を持たない[[サイオン]]の砲弾であるため[[領域干渉]]や[[情報強化]]では防げず、砲弾自体の圧力が[[キャスト・ジャミング]]も寄せ付けない。また、物理的作用は一切無いためどんな障碍物でも防ぐ事は出来ず、強力な[[サイオン]]流で迎撃するか、[[サイオン]]の壁を何層にも重ねて防御陣を築く事でようやく無効化出来る((文庫版 魔法科高校の劣等生 第4巻 P221))。
射程が短いこと以外に欠点らしい欠点が無い、現在実用化されている対抗魔法の中では最強と称されている[[無系統魔法]]だが、並みの魔法師では一日かけても搾り出せないほどの[[大量のサイオン>サイオン保有量]]を要求するため使い手は極めて少ない((文庫版 魔法科高校の劣等生 第4巻 P221))。

発展形として撤甲想子弾がある。これは、パラサイト対策として、[[サイオン]]の圧力を高めて砲弾を強化し、砲弾で対象を吹き飛ばすのではなく、貫き破壊することを目的とした魔法である。
この技術を更に応用し耐久性の高い[[サイオン]]の塊をごく小さな銃弾にして打ち込む事で、数日間にわたり[[精霊の眼]]によりトレース可能な信号弾にする事ができる((文庫版 魔法科高校の劣等生 第19巻 P111))。

[[イデア]]を浮遊する[[パラサイト]]に当てる際は通常と異なり[[イデア]]を経由させ、的に当たる直前から32分の1秒刻みで座標を設定することで「移動」の概念を生み出し当てることに成功している((文庫版 魔法科高校の劣等生 第10巻 P178))

沖縄の恩納空軍基地で司波達也の術式解体を目の当たりにした[[風間玄信]]と[[真田繁留]]は、大陸流の[[古式魔法]]『点断』の効果も合わせ持っていると推測した((文庫版 魔法科高校の劣等生 第8巻 P129))。

* 使用者
- [[司波達也]]
- [[一条レイラ>劉麗蕾]](劉麗蕾)((続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー 第7巻 P224))
- [[十三束鋼]]
- [[若宮刃鉄]]
* 関連
- [[接触型術式解体]]

* 裏話
https://twitter.com/dengeki_mahouka/status/189009805963309056
>ベクトル逆転の術式を術式解体にぶつけるとどうなるか、とのご質問ですが、ベクトル逆転術式の方が無効化されます。それだけの威力がなければ術式解体とは呼べないのです。 #mahouka

* 登場巻数
[[2巻]]、[[4巻]]、[[5巻]]、[[6巻]]、[[8巻]]、[[9巻]]、[[10巻]]、[[12巻]]、[[13巻]]、[[19巻]]

* コメント
#pcomment(reply,noname,術式解体/コメント)
----
&tags()