術式解体(グラム・デモリッション)は、使い手が殆ど居ないと云われている
無系統魔法の超高等
対抗魔法。由来は「魔法の記録(マギグラム)を粉砕(デモリッシュ)する」事から。
圧縮された
サイオンの塊を
イデアを経由せずに対象物に直接ぶつけて爆発させ、そこに付け加えられた起動式や魔法式と言った
サイオン情報体を吹き飛ばすと言うもの。
事象改変のための
魔法式としての構造を持たない
サイオンの砲弾であるため
領域干渉や
情報強化では防げず、砲弾自体の圧力が
キャスト・ジャミングも寄せ付けない。また、物理的作用は一切無いためどんな障碍物でも防ぐ事は出来ず、強力な
サイオン流で迎撃するか、
サイオンの壁を何層にも重ねて防御陣を築く事でようやく無効化出来る。
射程が短いこと以外に欠点らしい欠点が無い、現在実用化されている
対抗魔法の中では最強と称されている
無系統魔法だが、並みの魔法師では一日かけても搾り出せないほどの
大量のサイオンを要求するため使い手は極めて少ない。
発展形として撤甲想子弾がある。これは、
パラサイト対策として、
サイオンの圧力を高めて砲弾を強化し、砲弾で対象を吹き飛ばすのではなく、貫き破壊することを目的とした魔法である。
この技術を更に応用し耐久性の高い
サイオンの塊をごく小さな銃弾にして打ち込む事で、数日間にわたり
精霊の眼によりトレース可能な信号弾にする事ができる。
イデアを浮遊する
パラサイトに当てる際は通常と異なり
イデアを経由させ、的に当たる直前から32分の1秒刻みで座標を設定することで「移動」の概念を生み出し当てることに成功している
沖縄の恩納空軍基地で
司波達也の術式解体を目の当たりにした
風間玄信と
真田繁留は、大陸流の
古式魔法『点断』の効果も合わせ持っていると推測した。
使用者
関連
裏話
https://twitter.com/dengeki_mahouka/status/189009805963309056
ベクトル逆転の術式を術式解体にぶつけるとどうなるか、とのご質問ですが、ベクトル逆転術式の方が無効化されます。それだけの威力がなければ術式解体とは呼べないのです。 #mahouka
登場巻数
2巻、
4巻、
5巻、
6巻、
8巻、
9巻、
10巻、
12巻、
13巻、
19巻
コメント
無系統魔法 用語 魔法
最終更新:2024年02月24日 18:51