[[国立魔法大学]]付属第一高校(通称:第一高校、一高)は、東京都八王子市に設立された
国立魔法大学付属高校である。
概観
毎年、
国立魔法大学へ最も多くの卒業生を送り込んでいるエリート校である、というよりも毎年100人以上の卒業生を魔法大学に進学させることを少しでも
魔法師を多く確保したい政府からノルマのような形で義務付けられている。小国の軍隊なら単独で退けるほどの武力を保有している。総合カウンセラーが16名在任しておりカウンセリング体制が充実している。
遠方から進学してくる生徒も居るが寮は無い。最寄り駅は「第一高校前」。
一学年の定員は200名で、そのうち
魔法力の高い100名を一科生、残りの100名を二科生としている。一科生4クラス、二科生4クラスの8クラス体制である。2096年度から魔法工学科が新設され、二年生から一般魔法科コースと魔法工学科コースが選択できる。一般魔法科コースは一科生4クラス、二科生3クラス体制で、魔法工学科コースは1クラス体制である。さらに、2098年度からは二科生制度が廃止された。200人全員を実技成績順にクラス分けし、1ヶ月毎にクラス替えが行っている。
入学
入試試験は理論7教科と魔法実技で評価される。理論7教科のうち、2教科は魔法理論と魔法工学で、試験には小論文が含まれる。
魔法実技の成績は、理論よりも比重が高く評価される。主席入学生は新入生総代を務める。
一科生、二科生
全国的な指導教員の不足事情により、教員から魔法実技の個別指導を受ける権利があるのは一科生のみで、二科生は受ける権利がない。これは旧兵庫県西宮市にある
国立魔法大学付属第二高校、旧石川県金沢市にある
国立魔法大学付属第三高校にも存在する制度である。
一科生、二科生の違いは、制服の八枚花弁のエンブレムが刺繍の有無と、教員の有無だけで、オンラインの授業への参加や、施設の使用、資料の閲覧などは可能である。
また、二科生は、独力で学び、自力で結果を出さなければ、
魔法科高校の卒業資格は与えられず、魔法大学には進学できない。
2095年度まで二科生から一科生の転属は認められていなかったが、2096年度から認められることになった
2098年度に二科生制度は廃止される。在学中、多くの実績を残した
司波達也が入学時に二科生だったという事実が制度の廃止に大きく影響した。
ブルーム、ウィード
一科生と、二科生の格差を表す隠語。
一科生の制服には八枚花弁のエンブレムが刺繍されている為、花冠としブルーム(bloom)。
二科生の制服にはこれが無いため、花の咲かない雑草を揶揄してウィード(weed)と呼ぶ。しかしこのエンブレムの有無の違いは、元々は制服の発注ミスによりエンブレムが有るものと無いものに分かれてしまったというくだらない原因であり、本当は一科生と二科生の差を示す象徴ではなく、生徒が勝手にそう解釈してしまっているだけの話である。
一般魔法科・魔法工学科
第一高校において、2096年度に試験的に新設された学科。実技がないわけではないが、魔法工学技術系に重点を置いたカリキュラムに沿って教育を受ける。
一般魔法科が従来通り一科・二科制度を採っているのに対して、魔法工学科には一科・二科の区別はない。1年生時は皆等しく魔法科に属するが、2年生から一般魔法科に残るか魔法工学科コースに進むかを選択することとなる。魔法工学科を希望する場合は試験をパスしなれけばならない。
一学年200人で25人×8クラスであるため、クラス編成は一科4クラス(一般魔法科)、二科3クラス(一般魔法科)、魔法工学科1クラスとなっている。
2095年入学の
司波達也が二科生であるにもかかわらず、主に魔法工学面において華々しい実績を残したことから、2095年夏の時点では既に第一高校教師たちの間で魔工科新設が現実味を帯びていたという。
魔法実技を苦手とする生徒、魔法理論が得意な生徒、
魔工師志望の生徒などが魔工科に進んでいる。
2096年度魔法工学科生徒
2年生
2097年度魔法工学科生徒
2年生
3年生
2098年度魔法工学科生徒
2年生
3年生
2099年度魔法工学科生徒
3年生
校則
校内での
CAD携行は禁止されており、持ち込んだ際は学校に預け、帰宅時に返却して貰うことになっている。
ただし、生徒会役員と風紀委員は
CAD携行が認められている。
登校時は休日でも制服着用のルールがあるが、夜間入校時はその限りではない。
IDカード
入学式終了時に配られる学校施設を利用する為のIDカード。交付時にクラスが判明する仕組みになっている。
情報端末を使用する際は端末にセットする必要がある。
制服
本編で語られている制服は、男子はブレザーにスラックス、女子はブレザーにスカートとなっている。男女ともブレザーは緑色。女子はブレザーの下にシルクテイスト・オーガンジーのインナーガウンを着用している。スカートには形状保持機能が付いていて、極薄の生地で作られたサイドの三角プリーツがある。ネクタイの着用も確認できる。スカートの下に素肌の色が透けない厚手のタイツまたはレギンスの着用が義務となっている。女子の制服は男子の制服に比べて着替えるのに手間が掛かる。衣替えが無いのか季節による制服の違いは描かれていない。
体操服や実習服は、無料のクリーニングサービスが利用できる。
公式イラスト・漫画・アニメ
画像等での制服は、男子のブレザーは襟が高く立っている裾の長い、コートと燕尾服を混ぜ合わせたような上着で、白地に緑のアクセントと黒のラインが入っている。ブレザーの下は黒のベストにグレーのシャツ、黒のネクタイと黒スラックスとなっている。
女子のブレザーは男子のブレザーとは逆にボレロのような裾が短い上着に、色も反対になるような緑地に白のアクセントと黒のラインが入っている。その下は白いノースリーブの膝下丈ワンピースと、黒のネクタイに黒またはグレーのタイツかレギンス、黒地に緑のポイントが入ったブーツとなっている。
また女子についてはブレザーとワンピースの間に本編記載通りのインナーガウンを着用しており、インナーガウンの色・柄は雪月花をモチーフとした、青地の雪(例:深雪)・緑地の月(例:美月)・橙地の花(例:ほのか)のほか、星(リーナ)、無着用(例:エリカ)など、生徒が自由に選択・刺繍・着用している(後述の裏話参照)。
季節指定の制服等は無く通年で長袖のブレザーを着用している(
世界観、
時系列等参照、私服においてはこの限りではない)。ただし女子は
九校戦編・スティープルチェース編を通してインナーガウンを誰も着ていないシーンや、来訪者編等で冬季の登下校時に共通デザインのコートを着用しているシーンはある。
二科生を除きブレザーの左胸と両肩にエンブレムが刺繍されており、さらに2096年度からは魔法工学科生は専用のエンブレムの制服を着用している。基本的に制服は
魔法科高校各校で色とエンブレムを変えた同じデザインとなっている。
他に、指定と思われる体操服、およびボディスーツ型の実習服が確認できる。また
九校戦編において選手又は作戦スタッフが着用する服として、緑のブレザーにスラックス又はスカート、という服が登場しており、
九校戦発足式や期間中の作戦会議等で着用シーンがある(なお、技術スタッフ、いわゆるエンジニアはジャケットのデザインが異なる)。
アニメ放映時において緑のブレザーにスラックス又はスカートという本編本文の描写で素直にイメージされる制服に近い物になっている。
卒業後の進路
国立魔法大学および防衛大学への進学する者のほとんどが一科生で占められている。
二科生については、一般大学進学や、公務員等に就職する者が多い。
うち公務員については、警察の機動隊や、消防、山岳警備隊などがある。
なお、学校側には、魔法大学、魔法技能専門高等訓練機関に、毎年100名以上の卒業生を供給するノルマがある。
防衛大学校への進学者をはじめとして、軍人の道を選ぶ卒業生も一定数いることから、反魔法主義(
人間主義)の政治家・マスコミから「
国防軍と密接な関係がある」だの「子供たちを軍事利用している」だの難癖を付けられたこともあった。
魔法大学への推薦枠
国立魔法大学への推薦枠が他の魔法科高校と同様に10枠ある。
また、生徒会役員経験者は推薦を辞退するのが不文律となっている。
沿革
関係者と組織
組織
- 生徒会 - 生徒会長の任期は十月一日から翌年九月三十日まで、その期間中生徒会長は役員(任期の定めは無い)及び各委員会の委員長(風紀委員長等の一部を除く)を自由に任免出来、その期間中生徒会長は生徒会を代表して風紀委員生徒会選任枠を定員3名まで任命出来る。生徒会長を含む生徒会役員はCAD学内携行を許可されている。生徒会室には、飲食を提供するための自動配膳機、事務作業補助のために女性型ガイノイドが設置されている。ピクシー(2096年〜2097年度)、ココナ(2098年度〜)
- 2094年10月~2095年9月
- 2095年10月~2096年9月
- 2096年10月~2097年9月
- 2097年10月〜2098年9月
- 2098年10月〜
- 2099年10月〜
- 風紀委員会 - 校則違反者を取り締まる警察と検察を兼ねた組織。年度初めにのみ、発足式を行う。
- 委員長 - 新生徒会長の就任後(10月頭)、留任した風紀委員と新たに選任された風紀委員定員9名の互選で、新風紀委員長が選任される。
- 渡辺摩利(2094年10月~2095年9月)
- 千代田花音(2095年10月~2096年9月)
- 吉田幹比古(2096年10月~2097年9月)
- 七草香澄(2097年10月~2098年9月)
- 裏部亜季 (2098年10月〜2099年9月)
- 誘酔早馬 (2099年10月〜)
- 委員(教職員推薦枠、生徒会推薦枠、部活連推薦枠の各3名で、委員長を含めて定員9名。2099年度からは1年生のみ1人を0.5人とカウント) - 任期は無く、卒業に伴い自動的に免じられるが、卒業前に辞任する者も少なくない。風紀委員はCAD学内携行を許可され正当使用に許可は必要無いが、不正使用判明の場合委員会除名の上一般生徒より重い厳重な罰が科せられ、2093年には退学例がある。
- 渡辺摩利(2093年4月~2094年3月間に就任~2095年9月:推薦枠記述無)
- 司波達也(2095年4月~2096年3月:生徒会推薦枠)
- 森崎駿(2095年4月~:教職員推薦枠)
- 岡田(不明:教職員推薦枠)
- 関本勲(2094年度後半~2095年10月?:教職員推薦枠)
- 千代田花音と交代した三年生(~2095年7月:部活連推薦枠)
- 辰巳鋼太郎(~2095年9月:不明)
- 沢木碧(不明)
- 千代田花音(2095年9月~2096年9月?風紀委員退任の明白な記述は無い:部活連推薦枠)
- 七草香澄(2096年4月~:教職員推薦枠)
- 北山雫(2096年4月~:部活連推薦枠)
- 吉田幹比古(2096年4月~:生徒会推薦枠)
- 誘酔早馬(209?年〜)
- 十文字アリサ(2099年4月〜9月:教職員推薦枠)
- 遠上茉莉花(2099年4月〜:教職員推薦枠)
- 自治委員会 - 服装違反や遅刻を取り締まる組織。
- 懲罰委員会 - 校則違反者への罰則の決定を行う。生徒側の代表として、生徒会長と風紀委員長も出席する。
- 課外活動連合会(通称:部活連) - 課外活動連合会幹部はCAD学内携行を非公式に許可されている。
課外活動(部活)
- 陸上部 … 千代田花音が所属しているクラブ。また、「新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち」で五十里明が所属している。
- レッグボール部 … 非魔法系クラブでありながら魔法系競技クラブに見劣りしない予算が割り当てられているクラブ
- 剣術部 … 桐原武明、相津郁夫、斎藤弥生が所属しているクラブ
- 剣道部 … 壬生紗耶香が所属しているクラブ
- 拳法部 … ダブルセブン編で剣道部の前にデモンストレーションをしていたクラブ
- クロス・フィールド部 … 十文字克人が所属していたクラブ
- コンバット・シューティング部 … 森崎駿が所属しているクラブ
- 操弾射撃部 … 滝川和美が所属しているクラブ
- 軽体操部 … リーナを入部させてようとしていたクラブ。スピンオフ「魔法科高校の優等生」9話にも登場。、「新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち」で十九側維慶が所属している。
- SSボード・バイアスロン部 … スティープルチェース編でロアー・アンドガンナーの適正があると名前が挙がったクラブ。スピンオフ「魔法科高校の優等生」で北山雫と光井ほのかが所属しているクラブ
- スピード・シューティング部 … 漫画「魔法科高校の劣等生」9話に登場したクラブ
- テニス部 … 千葉エリカが所属しているクラブ。漫画「魔法科高校の劣等生」9話に登場したクラブ
- バレー部 … 漫画「魔法科高校の劣等生」9話に登場したクラブ
- ハイポスト・バスケ部 … スピンオフ「魔法科高校の優等生」11話に登場したクラブ
- ボート部 … 国東久美子が所属しているクラブ
- クラウド・ボール部 … スピンオフ「魔法科高校の優等生」11話に登場したクラブ。また、「新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち」で十文字アリサらが所属している。
- マーシャル・マジック・アーツ部 … 沢木碧と十三束鋼が所属しているクラブ また、「新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち」で遠上茉莉花らが所属している。
- 狩猟部 … 明智英美が所属しているクラブ
- 山岳部 … 県謙四郎と西城レオンハルトと桜井水波が所属しているクラブ。また、「新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち」で火狩浄偉が所属している。
- 美術部 … 柴田美月が所属しているクラブ。写真チームや同人誌を描くチームなど活動は多彩。
- 調理部 … 桜井水波が所属しているクラブ
- ロボット研究部(ロボ研) … ピクシーの貸出先。ダブルセブン編でバイク部と隅守賢人の取り合いをしていたクラブ
- 自走二輪部(バイク部) … ダブルセブン編でロボ研と隅守賢人の取り合いをしていたクラブ。校外の古い廃自動車整備工場を部室として借りている。「新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち」で永臣小陽が所属している。
- 自転車競技部 … アニメ第3話後半及び予告編(放送版)、新人勧誘のテントに名前あり
- 野球部 … アニメ第3話後半及び予告編(放送版)、新人勧誘のテントに名前あり
- 柔道部 … アニメ第3話後半及び予告編(放送版)、新人勧誘のテントに名前あり
- 演劇部 … 里美スバルが所属していたクラブ。アニメ第3話後半及び予告編及び同4話前半(放送版)、新人勧誘のテントに名前あり(「劇」より後の文字は不明の為、別名の可能性あり)
- 音楽部 … 合唱部と吹奏楽部を合わせたクラブ。五十院紀歌が部長を努めている。
2095年度生徒
2096年度生徒
1年生
2年生
- 一般魔法科コース一科
- 魔法工学科コース
- 一般魔法科コース二科
- 不明
3年生
2097年度生徒
1年生
2年生
3年生
- 一般魔法科コース一科
- 魔法工学科コース
- 一般魔法科コース二科
- 不明
2099年度生徒
定期試験
2095年度一学期結果
1学年
※文庫版では総合成績は
北山雫が5位→3位に順位が上げられたが、理論は
北山雫は8位→10位、
柴田美月は9位→17位、
千葉エリカ17位→20位に順位が下げられた。
2学年
2095年度学年末結果
1学年
2096年度一学期結果
成績の描写が無いため不明。
2099年度一学期結果
1学年
九校戦
2095年度メンバー
2096年度メンバー
論文コンペ
2095年度メンバー
※成績については、
論文コンペの開催中に
横浜事変が発生したため不明
2096年度メンバー
施設
- 本棟
- 実技棟
- 実験施設棟
- ガレージ (一校敷地の片隅に建てられた小さな実験棟)
- 講堂兼体育館
- 図書館
- 第一小体育館
- 第二小体育館(通称:闘技場)
- 準備棟(更衣室、シャワー室、クラブの部室、備品庫)
- 野外演習場
- 野外プール
- 倉庫 (クラウド・ボールのコート備品などを収納。地下構造で校門から校舎へと続く桜並木の法面に入口)
- 食堂
- 売店
- 第三演習室
外塀沿いには防御術式および偽装解除法陣が張り巡らされている。
裏話
魔法科高校の劣等生WEBラジオ 満開!ブルーム放送委員会 第1回 教えて!佐島先生! 19:10~
Q.国立魔法大学付属第一高校には何人ぐらい生徒がいるんですか?この世界では人口の何割が魔法師になっているんですか?
A.第一高校の入学人数は一科生100人、二科生100人の200人です。だから三学年で600人とはならず、毎年事故により魔法技能を失って退学する生徒が1割から2割存在しますので全校生徒の人数は500人から550人です。魔法学の発達により魔法を顕在化できる比率は増えていますが、それでも実用レベルで魔法を発動できる中高生は年齢別人口比で1/1000前後です。年をとるにつれて魔法力が弱まっていく人も多く、成人後も実用レベルの魔法力を維持している者はさらにその1/10以下となります。これは日本における比率で、日本はアメリカ、イギリス、ドイツと共に世界でもトップクラスの高比率を誇っています。世界的に見れば人口比1/10万以下という地域が一般的です。
魔法科高校の劣等生WEBラジオ 満開!ブルーム放送委員会 第2回 教えて!佐島先生! 13:20~
Q.ブルームの中での劣等生とウィードの中での優等生の魔法での実力の差はどれくらいですか?
A.入学当初は殆ど差がありません。入試成績の1位から100位が一科生、101位から200位までが二科生になりますが、入試成績には配点が低いとはいえ筆記試験の点数も加わりますから、一科生の90位と二科生の110位と比べて、二科生の110位のほうが実は魔法の実力が上というケースもありえます。ただし、二年生に進級する頃になると、一科生と二科生の実力差は明確なものになります。教師の個別指導の有無は魔法力の開発にそれだけ大きな影響を持っています。達也のような例外を除き二科生のトップクラスであっても、一科生の底辺クラスに勝てません。
魔法科高校の劣等生WEBラジオ 満開!ブルーム放送委員会 第3回 教えて!佐島先生! 13:40~
Q.ずっと気になっていたのですが女子生徒の制服のローブ?は選択できるのですか?何種類あるのでしょうか?
A.あのヒラヒラを作中ではジャケットの内側に着るガウンと言う意味でインナーガウンと呼んでいます。大学生が卒業式に着るアカデミックガウン(アカデミックドレスとも言いますが)あのゆったりとしたガウンの簡略版です。インナーガウンの柄は、雪、月、花の三種類で具体的なデザインは品位を損なわない限り自由です。作中世界ではテーラーマシンという自動洋裁、和裁、刺繍機械が商業用に普及しており、お店で安くレンタルすることも出来ます。中学校の選択教科でその操作を教えていますので、自分でデザインした服を自分で仕立てることが出来る高校生も珍しくありません。自分で仕立てられなくても安価に仕立てを依頼することができます。ですから女子生徒達は自分の好みでインナーガウンの柄を選び、アレンジし、カスタムメイドしています。なお、色も品位を損なわない限り自由です。
魔法科高校の劣等生WEBラジオ 満開!ブルーム放送委員会 最終回 教えて!佐島先生! 28:20 ~
Q.どの学校にも大抵、学園の七不思議や恋愛に関する伝説が一つや二つあったりするものですが、第一高校にはそういった類のものってあったりするのでしょうか?
A.第一高校に限らず、魔法科高校は不思議でいっぱいです。というのも、魔法の暴発がしょっちゅう起こっているからです。深雪や真由美のようにきちんと魔法を使える生徒は一握りで大多数の生徒は自分の魔法をコントロールできていません。
そういう未熟な魔法師が集まって魔法実技や魔法実験を行っていますので、予期せぬ魔法的現象が発生するのは日常的です。特に二科生は教員の監督なしに実技を行っていますので、魔法の流れ弾を頻繁に発生させます。現代魔法のシステム的にそういう魔法の暴発が起こっても短時間で消えますし、所詮は流れ弾ですから大した威力は持ちません。精々気温が2、3度低下するとか、湿度が局所的に上昇して結露したりモヤが出たりとか、床と窓が振動して妙な音を立てるとか、光が不自然に屈折して、鏡に映る像が歪んで見えたりとか、そのレベルです。
ただ時にはそういう予期せぬ魔法的現象が長時間残ることもあります。同じような事象改変が何度も繰り返されて、それを自然な状態と世界が錯覚してしまっている場合です。そういうイレギュラーな現象はそれが明らかになった時点で教職員が対処して消去しますが、それまでは怪奇現象として生徒たちの目に触れることになります。こんな風に七不思議的な怪奇現象が日常的に発生しているので、本物の心霊現象が発生しても区別が付かないことでしょう。
なお、恋愛に関する伝説は少なくても第一高校には存在しないようです。
考察
クラス編成について
文庫版「魔法科高校の劣等生 3
九校戦編<上>」 24ページでは
クラス編成は入試の結果でA~D組の一科生各クラスが均等になるよう割り振られており~
とされている。
漫画版「
魔法科高校の優等生」第4話では
難関である一高の中でもA組は特に優秀な成績で試験を通過した方たちにより構成されています
主席の司波さんだけでなく皆さん全員が優等生であり期待を背負っていることを忘れないでください
とあり、均等ではなくAクラスに優等生が集められているよう語られており、クラス分けについて矛盾している。
生徒の数について
毎年事故により魔法技能を失って退学する生徒が1割から2割存在します
とあるので、1割から2割の間を取って仮に年間で15%の生徒が退学になるとすると、
入学時:200人 → 2年進級時:170人 → 3年進級時:145人 → 卒業時:123人
となり、卒業時には僅か123人しか残らないことになってしまう。
また、この場合、全校生徒は438人となり、
全校生徒の人数は500人から550人です
から大幅に下回ってしまう。
全校生徒が500~550人の方に合わせて、退学する生徒が年間平均8%とすると、
入学時:200人 → 2年進級時:184人 → 3年進級時:169人 → 卒業時:155人
この場合の全校生徒は、508人。
また155人の65%が魔法大学に進むと、ノルマとされる100人とほぼ同じになる。
この辺りを考慮すると、おそらくは、退学する生徒の割合は平均では年間8%以下と思われる。
または、全校生徒が500~550人という言及が、年度始めの人数と解釈する場合、
退学者1~2割の年度始めは最小488人~最大542人となり、500~550という言及にほぼ見合う数値となる。
最悪ペースが続くと卒業生が100人近くまで減ることも想定されるが、
成人後も実用レベルの魔法力を維持している者はさらにその1/10以下
であるからして、中高~成人にかけて1/10になるのであるから高校在学中に半減してもおかしくないとも考えられる。
登場巻数
1巻、
2巻、
3巻、
4巻、
5巻、
6巻、
7巻、
9巻、
10巻、
11巻、
12巻、
13巻、
14巻、
15巻、
16巻、
17巻、
18巻、
19巻、
SS、
20巻、
21巻
コメント
学校 施設 用語
最終更新:2024年12月30日 18:46