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  • ドラゴン攻略

魔法少女を集めてバトロワするスレ@ ウィキ

ドラゴン攻略

最終更新:2024年12月25日 22:03

mahousyouzyobr

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だれでも歓迎! 編集
「ブレイズドラゴン」という名で全世界に一斉サーチ。

 当該する情報を高速で取捨選択し(ネットにダイブしたメリィには、それらの作業は1秒もかからない)、魔法少女ブレイズドラゴンについて記されているものをピックアップ。

 更に、その中から最も情報精度に信頼がおけるソースへ侵入。

 FBIの極秘レポートの中に、ブレイズドラゴンの詳細な情報は記されていた。

(これは……)

 根本の能力は『気を操る』というものだ。

 だが、応用のさせ方が凄まじい。

 気配探知、気配遮断、物理耐性貫通、攻撃の先読み、遠距離攻撃……。

(なんだこいつ、無敵か……?)

 そう言わざるを得ない。
 一つの魔法を極めることで多彩な芸当を見せる魔法少女は一定数存在するが、ブレイズドラゴンは極まっている。
 もはや、魔法少女の範疇に収まる存在ではない。

(けど……)

 この情報こそが、ブレイズドラゴン攻略の鍵になる。
 メリィは、そう確信した。

 ブレイズドラゴンは無敵の魔法少女だ。

 と、メリィは知っている。

 何故なら、FBIのレポートにそう記録されていたからだ。

 では、どうしてFBIはブレイズドラゴンの魔法を詳細に知っているのか。

 拷問で聞きだした? 

 否、レポートにはブレイズドラゴンが自分から語ったと記されていた。

 ハッタリやブラフではなく、科学班の前で実際に様々な「技」を披露してみせたという。

 どうしてそんなことをするのか。
 自分が不利になるだけなのに。

 レポートには、ブレイズドラゴンの性格も記されていた。

 【性格】豪放磊落。死のやり取りを心から楽しむ戦闘狂。卑怯な手段も自分はやらないがオールオッケー

(つまり、ブレイズドラゴンは死のやり取りを心から楽しむためなら、自分が不利になることも厭わないってことだ)

 それこそが、ブレイズドラゴン最大の弱点。

「これから、ある作戦を実行するのだ。
 普通なら完了する前に潰されて終わり……けれど、ブレイズドラゴンはあえて見逃すはずなのだ」

 現に今も、とハニーハントの分身・ネコサンダーと交戦するブレイズドラゴンを見る。

 ブレイズドラゴンは、メリィを見ていた。

 ハニーハント本体と相談するメリィを、期待に満ちた顔で見ている。

 ブレイズドラゴンの実力ならば、二人の作戦会議を邪魔することは容易いだろう。

 だが、死のやり取りを心から楽しむために、あえて見逃している。

(逃げようとしない限り、何をしてもOK。
 今から行う作戦も、きっと最後の最後まで邪魔しないはず)

 油断・慢心とは少し違うのだろう。
 それはきっと、矜持だ。

◇

 ネコサンダーは、自分を『強い』と思っていた。

 魔法少女の基礎スペック+猫の敏捷性+雷。

 喧嘩とか戦いは好きでは無いし、周囲より大人なので(とネコサンダーは思っている)むやみにその力を振るおうとは思わない。

 けれどいざ戦えば誰にも負けない自信があった。

 それこそ、あのティターニアとだって、互角に渡り合える。

 それが無理でも、『ふん、なかなかやるな。なるほど、【新時代】か……』的な、後々追い抜くであろうフラグを立てる台詞を言わせられる自信があった。

 ネコサンダーが愛好するライトノベルの主人公たちはそうだったから。

 ネコサンダーもまた、平凡な少女から魔法少女に覚醒したのだ、主人公の素質がある。

 そう、思っていた。


 ——そんなはずがないのに。

 ネコサンダーが、轟猫耳がこの世界の主役でないことなんて、物心ついたときには分かっていたはずなのに。

 雷を、飛ばす。
 一撃必殺、防御も回避も許さない、ネコサンダー自慢の最強魔法。
 彼女は、自らの魔法を『ラグナロク』と呼んでいた。神に等しい権能を持つ魔法少女を、倒すことができる魔法だからだ。

 ブレイズドラゴンの手から発射される気弾と雷がぶつかり合い——相殺される。
 もう何度目になるか分からない展開。

 千日手。


 それは、誇るべきことなのかもしれない。
 かつてティターニアと死闘を繰り広げ、決着つかずの古豪、ブレイズドラゴンと拮抗しているというのは、確かにネコサンダーが夢想していたように、彼女の高い実力を示す光景なのかもしれない。

(違う……!)

 ブレイズドラゴンを近づけさせず、遠距離での撃ち合い。
 互いに雷と気弾を飛ばし合う、均衡の取れた魔法合戦。

(違う、違う、違う……!)

 そうであったら、どれほど良かったのか。

「——滅入るのう」

 ブレイズドラゴンは右手をネコサンダーに向けている。
 ネコサンダーの雷に対処するためだ。

 そして、左手では——分身したハニーハントの対処をしている。
 振り下ろされるチェーンソーを指で受け止め、へし折り、無造作に腕を振るう。
 それだけで、ハニーハントが斬殺され、圧殺され、撲殺される。

 ネコサンダーは、片手間で相手をされている。
 それでも、ブレイズドラゴンが必死そうなら、まだ良かった。

 二人がかりで強者を足止めしているというこの状況が、救いになるからだ。

 が、ブレイズドラゴンは退屈そのものといった表情で、周囲を見渡している。

「この程度か?」

 ネコサンダーは、答えない。
 答えることが出来ない。

「ふむ、収穫が早かったかのう。
 もう少し増えてからにするべきじゃったか」

 そう言って、ブレイズドラゴンは構えを解いた。

◇

(さて、どうしたものかな)

 と、クリックベイトは思った。

(生き残るために、この場の魔法少女は皆殺しにする。
 そして、父親を蘇生させる……。
 うん、それが僕の行動方針のはずだ)

 5年前、車に轢かれそうになっている子どもを助けるために、佐々利こぼねは魔法少女クリックベイトに覚醒した。
 そして、見事車を釣り上げ、子どもを救出する。
 ——釣り上げた車は、一緒に居た、クリックベイトの父親に突っ込んだ。

(僕は、父親殺しだ。
 だから、父を蘇生させる義務がある。
 そのためには、生き残らないと……)



「うおおおおおおおおおっ! 『ラグナロク』ッ!」

「その程度の技に大層な名前をつけるでない、たわけ」

 ネコサンダーが繰り出す雷撃を、ブレイズドラゴンは容易く弾いている。
 クリックベイトを傷つけられ、ネコサンダーは激昂し、ティターニア、スピードランサーに匹敵する化け物である、ブレイズドラゴンに相対している。

 それについて思うところは——ない。
 どうせ彼女も始末するのだ。
 ただのクラスメイトに過ぎない。
 献身などされても、迷惑だ。

(そうさ、僕にはその行為に報いることは出来ない)

『あなたのことが、好きです』と、ある魔法少女に告げられたことがある。
『貴殿のことが、憎らしい』と、ある魔法少女にぶつけられたことがある。

 どちらの想いにも、応えられない。
 父親殺しのくだらない魔法少女が、彼女たちと対等であるはずがないのだから。

 ブレイズドラゴンが、飽きてきていることは何となく掴めた。
 彼女とクリックベイトの間には、大きな実力差が開いているが、同格であるスピードランサーとコンビを組んだこともある。
 何となく、ブレイズドラゴンの狙いは掴める。
 彼女は、戦闘狂タイプの魔法少女だ。
 大抵は同格以上にむやみに喧嘩を売ってボコボコにされて改心するか、あるいは短命でその生涯を終えるが、ごくまれに生き残ってしまう者も居る。
 ブレイズドラゴンはその極致だろう。
 今も、ネコサンダーのペースに付き合っているのは、彼女の更なる覚醒を促すため。
 だが、見切りをつけ始めている気配を感じる。

 好都合だ。
 ネコサンダーが倒れれば、優勝に一歩近づく。
 たかがクラスメイト、死んだところで惜しくはない。


「ふむ、収穫が早かったかのう。
 もう少し増えてからにするべきじゃったか」

 そう言って、ブレイズドラゴンは構えを解いた。
 来る。
 遊びの時間、試しの時間は終わり、本気が来る。

 ブレイズドラゴンの姿が、掻き消えた。
 そして——ネコサンダーの立っていた場所に、半径5m程のクレーターが発生する。

「む?」

 振り下ろした拳を戻し、ブレイズドラゴンは不思議そうに首を傾げる。
 そして、獰猛に笑った。

「なんじゃ——思ったより速いではないか」

「そりゃあどうも。もっと速い奴を知っているからね」

 リールでネコサンダーを巻き取ったクリックベイトは、冷や汗を浮かべながら肩を竦めた。

「クリックベイト……先輩……」

「だから同級生だってば」

(僕は何をやっている……?)

 ネコサンダーは見殺しの予定だったはずだ。
 父親を生き返らせるために、彼女には死んでもらうのだから。

(いや……違う……そうだ、ブレイズドラゴンを倒すためには、彼女の火力は必要で、だから……)

「ふむ、さっき逃げ出した時より今の動きは良かった。
 なるほど、『それ』は邪魔にしかならんか……」

「何の話だい?」

「いやのう、どっちが良いのか様子をみておったんじゃが……」

 邪魔じゃな、それは。

「絶招——流し」

 ズン、と繁華街全体が震動した。
 地下を、巨大なナマズが通ったかのような衝撃だった。

 そして、クリックベイトの思考が——混乱に叩き込まれた。

(僕は——いったい何を考えていた?)

 父親を蘇生させるために、ゲームに乗る。
 なるほど、一応筋は通っている。
 だが、そのために知り合いたちを切り捨てる……そんなことが、自分に出来るのか。
 子どもを生かすために、父親を殺してしまった。
 そのことを悔いている自分が、父親を生き返らせるために、仲間を切り捨てる。

 無理だ。
 クリックベイトの精神は、それに耐えられない。

(僕は……どうかしていたのか?)

「クリックベイト先輩?……こぼねちゃん、大丈夫?」

 顔面蒼白で頭を抱えるクリックベイトを、ネコサンダーは心配そうに声をかける。

「……ぁ、ああ、大丈夫だ。
 大丈夫だよ、ネコサンダー。
 大丈夫だから……」

 まったく大丈夫では無かった。
 だが、自問自答をしている時間は無い。
 相対しているのは、遥か格上の魔法少女。
 あのスピードランサーに匹敵するであろう、化物。

「ネコサンダー、以前練習したあれをやるよ……」

「あれって、もしかして、『ラグナロク・オーディン』のことかニャ」

「そんな名前だったっけ……」

 正直技の名前はあまり覚えていなかった。
 けれど、もしブレイズドラゴンに勝てるのなら、それしかない。

「作戦——開始だ!」

 叫ぶと同時にクリックベイトは、糸を家電量販店の二階に伸ばす。

「車じゃなくて良いのか?」

「ああ、君には——これでいい」

 釣り上げるのは——個ではなく、群。

「網掛け漁だ」

 クリックベイトの糸は、物理で物を引っ張っているわけではない。それは、概念的なものであり——物理法則上、あり得ないことも実現させる。

 突如、家電量販店のガラスが一斉に粉砕した。
 そして、ブレイズドラゴンの頭上に、二階に陳列されていた全商品——冷蔵庫、電子レンジ、テレビ、洗濯機が無数に降り注ぐ。

 トラックを弾き飛ばすところは、見た。
 だが、物量攻撃ならばどうか。
 いくら魔法少女の身体が頑丈でも、2階から勢いよく家電を振り注げば、かなりのダメージは免れない。
 当たり所が悪ければ、命さえ落とすだろう。

「ふむ、趣向を変えてきたか。
 じゃが——つまらん」

 雨あられと降り注ぐ家電を前にして、ブレイズドラゴンは退屈そうに溜息をつき。
 最も早く、自らの頭上に落下してきた冷蔵庫を——指で押した。
 瞬間、一気に『上へ』加速した冷蔵庫が、周囲の家電を弾き飛ばす。
 破砕音が繁華街に響く。
 全ての家電が落下した、ブレイズドラゴンの周囲だけが、破片一つ落ちていなかった。人差し指一本で、彼女はこの状況を打破してみせたのだ。

「『ラグナロク』!」

 駄目押しを狙ったと思われる、ネコサンダーの雷撃を、こともなげに弾く。

「カカカ、どうした、この程度じゃとマジで気が滅入るんじゃが……ふむ?」


 ネコサンダーが後方に下がっている。
 クリックベイトが前衛、ネコサンダーが後方ということか。

「何を狙っておる?」

「さてね。探ってみなよ」

「カカカ、儂は気こそ読めるが、頭の中までは覗けんよ。
 だから殺し合いは面白い」

「理解、できないなっ!」

 クリックベイトの次なる手は、赤い乗用車。

「もう見た」

 時速100キロを超える速度で突っ込む乗用車を、ブレイズドラゴンは蠅でも払うかのように弾く。

(まったく、純粋なフィジカルはスピードランサーを凌駕しているな……。
 それで、拳法の達人だってか……化物め)


「けど、三つ同時ならどうだ」

 ブレイズドラゴンの両側面、そして後方から、100キロを超える速度の乗用車が、時間差を置いて飛来する。
 並の魔法少女なら確殺攻撃。
 だが、相手はブレイズドラゴン。

 力を籠めた右足が、車道を揺らす。

「——震脚」

 三つの車は、弾かれたように浮かび上がり。
 そのまま、ブレイズドラゴンに当たることなく、それぞれ建物に突っ込んでいった。

 クリックベイトは諦めることなく、糸を伸ばす。

「カカカ、次は何をぶつけるつもりじゃ? 隕石か?」

「いいや、違う」

 糸は超高速で不規則に動き。

「君だよ」

 ブレイズドラゴンを——釣り上げた。

「何と、これは——」

 クリックベイトの魔法、『悪いものばかり釣り上げるよ』。
 悪いものとは、トラックであり、落下する家電であり——敵魔法少女である。
 この場でもっとも悪いものは、ブレイズドラゴンに他ならない。

 そして、概念さえも釣りあげるクリックベイトの糸は、本来膂力に何倍のも開きがあるブレイズドラゴンを釣り上げることに成功していた。

「カカカ、ふむ、こんな攻撃は喰らったことがない。じゃが、ここからどうする——」

「『ラグナロク・オーディン』!」

 雷の塊が、ブレイズドラゴンに炸裂した。

 ネコサンダーが、クリックベイトと編み出した奥義。
 クリックベイトが敵を釣り上げ、そこにネコサンダーが、渾身の雷を見に纏い、猫系の敏捷性を生かして、突撃する。
 この技のどの辺がラグナロクで、どの辺がオーディンなのかは議論の余地があるとして——どんな敵でも倒せる威力を秘めていることは疑いようがない。
 事実、もし無防備な状態でブレイズドラゴンが喰らっていれば、命を奪える威力であった。

 だが。
 ブレイズドラゴンは、中国拳法をマスターしている。
 どんな状況、体調、体勢からでも技を繰り出せる。
 故に、釣り上げられているという特異な状況でも。

「——絶招」

 カウンターが、出来てしまう。

 ネコサンダーの、上半身と下半身が、千切れた。
 否、ネコサンダーではない。
 既にその姿は、轟猫耳のものになっている。
 もし、ネコサンダーが物理攻撃を無効化するものであったとしても。
 もし、ネコサンダーが不死身の再生能力を持っていたとしても。
 この技の前には、意味を為さない。

「ネコ、サンダー……」

 クリックベイトは呆けてしまった。
 黒竜を取り除かれる前の彼女ならば、冷静に動けたのかもしれない。
 だが、今のクリックベイトに、それは出来ない。

 ——釣り上げたものが、大切な人の命を奪う。
 五年前の再演。


「しゃあけど」

 声が聞こえた。

「その犠牲は、無駄にしないわ」

 ガチャン、と錠が掛けられる音が響いた。

「ぬぅっ!?」

「油断したわね、莉鈴の師匠」

 いつの間に、そこに居たのだろうか。
 エジプトと猫をモチーフとした魔法少女、バーストハートが、ブレイズドラゴンの傍らに立ち——彼女の首に首輪を、マギカロックを嵌めたのだった。

 クリックベイトは、知る由も無いが。
 バーストハートは一子相伝の特殊な拳法をマスターしている。生身で魔法少女を圧倒するほど、その技術は凄まじい。
 その中には——気配を消す技もある。
 本来のブレイズドラゴンであれば、気づいたのだろう。
 だが、制限による気の探知の劣化、バランスを崩した状態で絶招を撃つことに伴う意識の集中、及び本人の適当な性格が、バーストハートの奇襲を成功させた。
 ネコサンダーの死は、無駄にはなっていない。
 これでもう、ブレイズドラゴンは気を遣うことができない。
 依然強敵であることに変わりはないが、参加者最強クラスの地位からは転落し——。

「っ!?」

 ブレイズドラゴンの目が、孤を描いた。
 ——それは先ほどまでの、好奇心に満ちた笑顔ではなく、明確な『悪意』によるものだった。

 バーストハートは咄嗟にガードを固めた。
 気を遣わない、しかし殺傷力を伴う一撃が来ると、推測したのだ。

 その読みは、外れた。

 ブレイズドラゴンの手刀が、肉を切り裂き、骨を断つ。

「……は?」

 思わず、バーストハートはぽかんと口を開けた。

 ブレイズドラゴンの首が、胴体から離れている。



 彼女は、自らの首を、自らで断ったのだ。

 マギカロックが、地に落ちる。

 そして、ブレイズドラゴンは斬った首を、首の根本——断面に、押し付けた。

「………………ガガガ」

 ——傷が、癒えていく。
 致命傷になるはずの、傷が、修復されていく。

「ガガガカカカッ! 惜しかったのう……」

「こんな、こんなことが——許されていいの?」

「あの世で陣内の娘に自慢するといい」

 絶招。

【轟 猫耳/ネコサンダー 死亡】
【桐生 ヨシネ/バーストハート 死亡】

【残り 29人】

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