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畑打ち事件 |
参戦国 |
ルーシー帝国 |
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月ノ谷共和国連邦 |
戦闘地域 |
ル帝国・月ノ谷国境周辺地域 |
被害状況(ル帝国) |
非公開、150人程度とされている |
被害状況(月ノ谷) |
戦闘員〇人 |
概要
畑打ち事件とは、統一歴000年に
ルーシー帝国と月ノ谷共和国連邦との間で発生した国境地帯での武力衝突である。穀倉地帯で両軍が砲撃を行ったため「畑を耕すようだ」として畑打ち事件と呼ばれている。
背景
ルーシー帝国はユークバニア連邦共和国が内戦の末、王政復古を果たして誕生した国であり、潜伏する旧共和国派に対して弾圧をしいており、秘密警察の捜査により、多数の反乱分子の捕獲に成功していた。その過程で掴んだ「共和派のリーダーが南方の隣国であり、敵対している月ノ谷共和国連邦に亡命する。」という情報を元に国境を固めることが内密に決定された。
武力衝突
隣国が通告もなく国境警備を増強したことをうけ、月ノ谷は奇襲を警戒し、防衛体制の強化を決定し、ルーシー帝国の急な戦力増強を批判した。批判をうけたル帝国は、これを口実に攻め込まれることを恐れ、抑止のため更なる増派と強気な返答を行った。これにより国境は極度な緊張状態に陥る。
imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。国境で警戒を強める月ノ谷北方軍 |
その中、月ノ谷側からの開戦の真偽を確かめるため、ルーシー帝国軍軽AMU部隊が越境偵察を行った所、哨戒中の月ノ谷軍AMU部隊との間で不意遭遇戦に陥った。これをルーシー帝国軍の奇襲と判断した月ノ谷現地部隊は反撃として砲撃を開始。銃砲撃戦が繰り広げられた。
経過
ルーシーの軽AMUは機動力と汎用性に優れるが、火力・装甲では月ノ谷のAMUに圧倒された。以前にも市街戦の中で同じような戦闘があり、地形を利用して軽AMUが優位に立ったものの、今回は野戦での出来事であったため、終始ルーシー軽AMUが劣勢に立たされ、何とか撤退した。
月ノ谷による砲撃に刺激されたルーシー軍は、報復として銃砲撃を行い、歯止めが効かなくなっていった。
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砲撃を行うルーシー陸軍砲兵隊 |
imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。突撃する連邦赤軍第34自動車化狙撃兵師団 |
戦闘は苛烈さを増していき、お互いが利用されていそうな民家を攻撃目標にしたため、民間人にも大きな被害を出した。また、ル帝国軍は越境攻撃を繰り返し、村落を一時占領するなどした。
本格開戦を危惧したルーシー政府は現地部隊を制止し、越境部隊の指揮官を更迭するなどした。また、月ノ谷政府に停戦をもちかけ、戦闘の鎮静化を図った。月ノ谷はこれを受諾し、会議の場を設けることに同意した。
imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。停戦のため前線司令部を静止する赤軍軍警 |
犯罪行為の判明
戦闘が停止され、停戦協定の場が開かれ、詳細な捜査が始まると、越境したルーシー軍による略奪・暴行がありらかになった。急な増派で一時的に物資が不足したことが原因で、一部で略奪が横行したと見られており、責任を巡り会議は紛糾した。
imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。投降後射殺されたとみられる月ノ谷赤軍将兵 |
影響
戦闘は国境付近の穀倉地帯でも繰り広げられたため、現地の穀物生産に大きな打撃を与えた。特に両軍の砲撃の応酬により、地形は大きく変化し、多量の不発弾が残っていると見られている。また、建造物の多くが軍に接収・利用されたため標的になり、被害を被った。
また、事件直前の偵察以外にもルーシー帝国軍による度重なる越境は大きな国際問題となり、特に当初より警備にあたっていた部隊員による越境略奪は、ルーシー・月ノ谷間を大いに冷え込ませた。月ノ谷は容疑者の引き渡しを要求したが、ルーシー側は「軍紀に関わる問題のためこちらで厳罰を下す」としてこれを受け入れず、極刑に処したとしているが、詳細を明らかにしていない。
事件の結果、ルーシーと月ノ谷の関係は決定的になり、完全に敵対関係となった。
最終更新:2023年07月28日 18:13