氾ロンギヌス帝国 Sacrum Lon-ginus Imperium pro rex sacratus
国旗:断ち切られた鎖の図案
国章:世界樹に絡みつく龍
国教:多神教(古代の日本神道やギリシャのオリュンポス神族の崇拝に近いもの)
国の標語:差別なく、区別もなく non distinctio non finis
国名略表記:SLI
象徴色:白
種族比率:人間が約4割で最大多数。残りの6割を人間以外の全種族がほぼ均等に分け合っている。
国家傾向:政治>軍事>経済>生産
国家要素:魔法>自然>科学>宗教
<概要>
自由主義、経済重視政策。
人と物の移動、商人の往来を奨励しており、冒険者もウェルカム(未来への翼亭、とか)。
税制は非常にシンプルだが、相続税が突出して高い。生前贈与にかかる税率との差が大きいこともあり、実質的な養子相続制となっている。
街道、上下水道などのインフラ整備に精を出す。
「養親・養子」に対する社会的敬意が非常に高い。街角の鍛冶屋から皇帝まで、後継ぎの指名はほぼ全て「養子に迎える」ことによってなされる。
血縁関係にある実子を後継ぎとすることは適切な後継者を見つけられなかったと捉えられがちである。なお、養子と家門分与とは別物。
法に基づく統治を重視しており、中でも「剣の権利」と呼ばれる特色ある制度を持つ(後述)。
巨大建築技術が発達している。
名前は「個人名・家門名・家族名」の順。家門名は省略され、イニシャルのみ記述されることが多い。
正式な場以外では個人名の愛称で呼ばれることがほとんどである。
<剣の権利 〜ius gladius〜 >
①両親が共にロンギヌス国民であるか、片親がロンギヌス国民でかつ帝国支配地域に居住する、②軍団に補助兵として勤務し二十年勤めて満期除隊する、
③居住地が新たに帝国支配下に入るなどの際に為政者の判断によって、のいずれかによって得られる。
なお、帝国統治下の都市において魔術師・教師の職に従事する者には特例的に与えられる(ただし、この場合は一代限りのもの)。
よく整備されたロンギヌス法によって護られる立場になり(私有財産保護の他、まず地域総督、次いでは皇帝への控訴が可能である)、直接税を支払う義務がなくなり、
小麦の無料配給、公共施設の無償利用可などの特典が得られる。
授与される場合、正式には二人のロンギヌス人の立ち会いの下、切れ目を入れた鎖を断ち切る儀式を行うが、次第に簡略化され、
現在は一人以上のロンギヌス人の立ち会いの下、なにか綱状のものを短剣などで切ることがほとんどである。
<運命共同体 〜familia〜 >
<統治システム>
古ロンギヌス王国(王政)→ロンギヌス共和国(寡頭制)→汎ロンギヌス帝国(帝政・元首制)と進んできている。
旧統治機構下
皇帝
元老院 ※参照(
http://bit.ly/6bPwpm) (
http://bit.ly/txjCNF)
元々は王政時代に、軍事力で覇を唱えたロンギヌス国王への助言機関として近隣の有力部族の長が集まっていたもの。
ロンギヌスの勢力拡大に連れて部族長や併合した近隣の小国の王、小領主などが加わっていき、次第に実効機関としての色彩を強める。
直系の王族が途絶えたのち、エリート人材の育成・登用、また国政の討議の場としてロンギヌスに欠かせぬ統治システムとなり、独自の寡頭政を生み出す。
元老院議事録
市民集会
<主要都市・施設>
壁なき都 レーア
汎ロンギヌス帝国の首都。多種族・他国民のるつぼ。今のところイスタンブールをイメージ。
巨大な湖を取り囲むようにして、できた街。
大陸冒険者協会本部
多種族が混じり合い、街道が整備されて交通の便もよいレーアに本部が置かれている。
国立魔術学院
国家的魔法研究のために首都レーアに置かれた機関。魔術師に魔道の教育を施し同時に研究も行う、大学・大学院のような機関である。
帝国が魔法を国家的に支援していることもあり、大陸でも最高レベルの教育・研究機関となっている。
大陸中の知的種族が一同に会しているかのような印象を与えるレーアの中でも、ひときわその色が濃い。
また、魔術学院に限ったことではないが、(ロンギヌスの方針として)他国からの留学生を積極的に受け入れている事も特色のひとつである。
※フルブライト・プログラム(
http://bit.ly/qNIcOt)のような感じ。
優秀者には奨学金を出し経済的な支援も行うほか、各国有力者の子弟も積極的に受け入れることで友好関係樹立にもつなげていく狙い。
<国家要人>
第二代皇帝位継承予定者 ベルベット・ライム・シルフ・レイセクェス(年齢本人希望により非公開・♀・人間)
愛称:ベル。キャンペーン開始時のPC。
ロンギヌス帝国辺境の森で隠遁生活を送っていたが、初代皇帝マキシマムの養子指名によりレーアに出てきた。
一説にはかつて森で出逢い、初代皇帝の命を助けたことがあるという。
すでに皇帝の養子に入っているが、初代皇帝が崩御するまでは帝位継承予定者兼全権代理人が公的な身分である。
鎖を魔化したアーティファクト「サイファー・ルージュ」を持つ。
甘いものに目がない。最近、百家から伝来したゲーム、将棋にハマっている。温泉好き。
首脳陣A・執政官
首脳陣B・執政官
縁談用NPC・名門貴族
ミリアルド・D・スフォルツァンド・マキシマム 有翼人・♂・34歳(人間だと23〜24歳程度)。
長い金髪。順調に進めば二人目のPCになる予定。愛称:アルド。
帝位継承後、とくに目立つ動きを見せていない。帝政の礎を築くために数々の改革を断行した皇帝達の跡を襲い、前任者の築いた道を固める穏健派と見られる。
百家の芸術「Tanka」が趣味。
<年表>
B.I.XX年:ハンニバル・ナポレオン級の天才に、西にある山脈を越えて攻め入られ、国中が大混乱。以後、数年間国内に居座られる。
B.I.7年:帝政への移行を準備していた執政官Aが暗殺される。以後の最高権力者を争う内乱に突入。
帝国歴元年:帝政への移行を準備していた執政官Aの息子、マキシマム・ドミナートゥス・スフォルツァンドが初代皇帝位に就く。
帝国歴10年:大変「千年前の約束」勃発。エルフの森よりの使者の求めに応じ、出兵。魔龍アグラアスと興亡戦。近隣のエルフの森を併呑。当時の最高神祇官が逝去。
自らの命と引き替えに皇帝を蘇らせたとされ、国葬を以て送られる。
帝国歴12年:マキシ、人口流入のため手狭になっていた首都レーアの拡大計画の際、支障であった市街の外壁の破壊を決定。
帝国歴16年:ベル、辺境の森にてマキシと出逢う。
帝国歴49年:マキシ、帝位継承予定者としてベルを養子に迎えることを発表。
帝国歴50年:キャンペーンスタート。
最終更新:2011年11月11日 18:08