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マディー:どうも腑に落ちないわ... 本当におじいちゃんは、灯台なんかに身を隠しているのかしら?
ホールデン:おいおい、こんなところで何してるんだ? 灯台の魔術師に見つかっちまうぜ! マディー:「魔術師」って何のこと?それに、あなたこそ何してるのよ? ホールデン:写真撮影に決まってるだろ。この前来たときに撮り逃した場所があるのに気付いてね。 ま、カッチョイイ自撮りは撮れたけどな。とにかく、この灯台はいわくつきなんだ... 近付かない方が身のためだぜ! マディー:いわくつきって、どういうこと!? 灯台に登る前に教えて! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ホールデン:オーケー、なら話してやろう。灯台の魔術師は... たったひとりで何十年も灯台で暮らしているらしい... 言うなら、魔術師が住まう魔法の塔ってところだな。 噂では鳥を操ったり、ヘンテコな言葉を話したりするらしい。要するに、変人だってことだ。 マディー:ありがとう。あなたは写真撮影を続けて、ホールデン。私は... 灯台に向かうわ。 ホールデン:そうかい。ま、警告はしたからな... それと、本腰入れて邸宅の修復に取り組んだ方がいいと思うぜ。 俺のボスは君のことが気に食わないらしい。君も彼女を敵に回すような真似はやめておきな。じゃあな! マディー:相変わらず鼻持ちならないヤツ... でも今は、チャーリーおじいちゃんが本当に灯台に身を隠しているのかを確かめないと。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー マディー:やっとおじいちゃんに会えるのね! 緊張なんかしちゃダメよ! こんにちは! ええと... こ〜んに〜ちは〜! 誰かいませんか? ヘイッキ:ごきげんよう! 君は? マディー:ええと...私よ! あなたの孫のマディーよ! ヘイッキ:マディーだって? だが私はお前のおじいさんではない。名をヘイッキという! 一緒に猫を机に運び上げようじゃないか。 マディー:え!? 猫を運び上げるってどういう意味? ヘイッキ:フィンランドの言い回しで「話をしよう」という意味だ... 私の生まれ故郷でね。まあそれはさておき、ついてきなさい。 マディー:知らない人について行くのは不安だけど、真相を突き止めないと! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ヘイッキ:ごきげんよう! マディー:わっ! ヘイッキさん!? ビックリしたじゃないですか! ヘイッキ:すまない! 驚かせるつもりはなかったんだが... マディー:大丈夫です。ここで何があったか話してくれませんか? ヘイッキ:ある夜、大きな嵐がやってきてね... この場所をひっくり返して去っていったんだ! カササギたちは煙突に避難して被害を逃れたが、そのせいでサウナが使えなくなってしまってね... ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ヘイッキ:それで、私がチャーリーさんだという噂を聞いたのかい? 勇者はスープを飲むということか。 マディー:それもフィンランドの言い回しですか? ヘイッキ:そう、「勇気を出して謎を突き止める」という意味だ! 残念ながら私はチャーリーさんでも、魔術師でもないがね。 マディー:確かに、魔術師の噂も聞きました... それって、鳥たちと何か関係があるんでしょうか? ヘイッキ:ハハハ、そうかもしれん! カササギたちは私の話し相手だからね。 まあ、私が一方的に話すだけだが... 少なくとも、英語やフィンランド語で答えが返ってくることはない。 私が魔術師と呼ばれる理由には心当たりがあるよ。ファンタジー小説をたくさん読むし、魔術師の形をした風向計がサウナの上に立っているからね。 マディー:でも、あなたがチャーリーおじいちゃんだ、なんて噂が出たのはなぜなんでしょう? おじいちゃんを知っているんですか? ヘイッキ:知ってるも何も... チャーリーさんは私の命の恩人なんだ! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー マディー:おじいちゃんが命の恩人って、どういうことですか!? ヘイッキ:知りたいなら教えてあげよう... だが、パンからレーズンをつまみ出す羽目になるがね! マディー:ええと...どういう意味ですか? ヘイッキ:つまり、チャーリーさんとの一番の思い出をかいつまんで話す、ということだよ! では、順番にいくとするか。まずはこの場所だな... ここで毎週、一緒に読書会を開いていたんだ! マディー:おじいちゃんと読書会を!? どんな本を読んでいたんですか? ヘイッキ:もう見当がついているんじゃないかね? 私たちはファンタジー小説に夢中だったんだ。「魔術師」と呼ばれるくらいだからね! 次は別の場所に案内しよう。ついてきなさい。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー マディー:カササギのことなんですけど... ヘイッキ:ああ、私の一番の友達さ! マディー:ここがカササギの生息地だったなんて、初めて知りました。 ヘイッキ:だが、ただのカササギではないぞ... なにしろ、フィンランド固有のカササギだからな! マディー:フィンランド固有の!? 役所の野生動物課に見つかったら大変ね... ヘイッキ:アイツらのおかげで、ホームシックにかからずに済んでるよ。 マディー:さっき海のそばで、鳥の巣を見つけたんですけど... 光り物がたくさん入っていたんです! ヘイッキ:すごいだろう? カササギは鋭い鑑定眼を持つ収集家なんだ! マディー:どちらかと言うと、泥棒に近いような... ヘイッキ:フィンランドのことわざで言うなら「我が家は金なり」だよ! マディー:あ、それの意味ならなんとなくわかるかも! 古い巣をなんとか直してあげられないかしら... ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ヘイッキ:おお! 風向計を元通りにしてくれて、どうもありがとう! マディー:珍しい風向計だし、直さないともったいないですから。 ヘイッキ:実はこの風向計は、チャーリーさんが作って読書会に寄贈してくれたんだ! マディー:じゃあ、魔術師のモデルはヘイッキさんなんですか? ヘイッキ: ... 多分そうなんじゃないか? マディー:おじいちゃんは、自分をモデルにした風向計は作らなかったのかしら? ![]() ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ヘイッキ:ここで、チャーリーさんと初めて会ったんだ... 当時はまだお互いに、青二才のヒヨッコでね。 チャーリーさんはホープウェルベイ湾を泳ごうとしたんだが... その姿は、必死に空を飛ぼうとするニワトリのようだったよ。 マディー:それって何かのシャレですか? ヘイッキ:いいや、本当に溺れそうになってもがいていたんだ。 マディー:なら、ヘイッキさんがおじいちゃんの命を救ったってことですか? 逆じゃなくて? ヘイッキ:チャーリーさんが私の命を救ったのは確かだが、それは何年も後の話だ... ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー マディー:おじいちゃんに命を救われたっていう話の経緯を聞かせてくれませんか? ヘイッキ:その話は底に溜まった砂糖のようなものだ。少し待ちなさい! つまり後のお楽しみ、ということだ。君はウルスラさんに似て、辛抱強いタイプではないようだな。 マディー:おばあちゃんを知ってるんですか!? ヘイッキ:裁縫クラブで顔を合わせているからね。私はカササギが着るセーターを編んでいるんだよ。 ウルスラさんに初めて会ったのは、チャーリーさんのお葬式だった。 チャーリーさんが隅にスプーンを投げたとは信じられん! 彼が亡くなったとは... マディー:聞いてください、ヘイッキさん。私たちは会ってまだ間もないし、鳥とお友達ということくらいしか知りませんが、これだけは伝えておきたいんです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー マディー:実は、おじいちゃんは生きてるんです! 私はおじいちゃんの指示で、謎を調べているんです。 でもこれ以上私の話をする前に、おじいちゃんに命を救われた話をしてもらえませんか? ヘイッキ:もちろんだ! チャーリーさんが生きていると聞いて、いい風が吹いてきたからな! 今はとても気分がいい!チャーリーさんは、ここに住む私を訪ねてくれる唯一の友人だったんだ。 私がシナモンロールをのどに詰まらせてしまったとき... タイミングよくチャーリーさんが現れたんだ! そして私は命を救われた... 感謝してもしきれんよ。 マディー:お互いがお互いの命の恩人ってことですね! わかりました、ヘイッキさん。おじいちゃんについて話しますから、もう一つ私の質問に答えてください... ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー マディー:変な質問だと思うかもしれませんが、おじいちゃんから、ボールトン家の邸宅に入る方法を聞いたりしませんでしたか? ヘイッキ:いいや。だがあの邸宅の話は、去年の冬に降った雪を思い出すようなものだよ。 つまり、邸宅について考えるなど時間の無駄だということだ。あの家のせいで、ボールトン家は散々な目に遭っているからね。 マディー:でも、邸宅の中に入りたいんです! ヒントでも、コードでも、暗号文でもいいから教えてください! ヘイッキ:暗号文ならチャーリーさんから聞いたことがある。 マディー:新しいヒントかも... 教えてください! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー マディー:チャーリーおじいちゃんから聞いた暗号文を教えてください! ヘイッキ:「いつもそこにあるけど気付かれない 雨の日も風の日も汚れは許さない」 「誰よりも先に来客を歓迎して誰よりも最後にお見送りする」 「海の底に秘密が眠るように僕の底にも秘密が潜む」 マディー:ええと... どういう意味ですか? ヘイッキ:つまり、鍵はドアマットの下にあるということだよ。 マディー: ... ええっ!? 邸宅の鍵がずっとドアマットの下にあった!? ウソでしょ!? ヘイッキ:本当だとも。 マディー:こうしてはいられないわ。 ありがとう、ヘイッキさん。また後で! ヘイッキ:さようなら! |
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