「うわ!!!すごい雨!!!ヤバ!!!ヤバ!!!」
みのりが興奮しています。
それもそのはず、ここ最近何度も降ってきたにわか雨と全く同じくらいの大雨が、通り過ぎることなく降り続けているのですから。
これでは台風と変わらないです。
機材がめちゃめちゃにならないか、撮影がちゃんとできるか心配です。
わたし達はライブの衣装……赤と白を基調しつつ、それぞれのイメージカラー(私は空色とピンクのパステルカラーです)をあしらった、ブレザーのような巫女装束のような、なんとも不思議なデザインのコスチュームに袖を通していきます。
それもそのはず、ここ最近何度も降ってきたにわか雨と全く同じくらいの大雨が、通り過ぎることなく降り続けているのですから。
これでは台風と変わらないです。
機材がめちゃめちゃにならないか、撮影がちゃんとできるか心配です。
わたし達はライブの衣装……赤と白を基調しつつ、それぞれのイメージカラー(私は空色とピンクのパステルカラーです)をあしらった、ブレザーのような巫女装束のような、なんとも不思議なデザインのコスチュームに袖を通していきます。
「そういえば、私たちのユニット名、まだ決めてませんよね?」
ひなたが首を傾げながら、そう独り言を呟きました。
「巫護座じゃないの?ママたちもおばーちゃんたちもそうだったらしいし?」
「でも私たちは私たちのユニット名、欲しくありませんか?こう、伝統に則りつつ私たちらしさを感じるような名前が」
「……一理ある」
「ライブがちゃんと終わったらみんなで考えてみるのもいいかもねー」
「でも私たちは私たちのユニット名、欲しくありませんか?こう、伝統に則りつつ私たちらしさを感じるような名前が」
「……一理ある」
「ライブがちゃんと終わったらみんなで考えてみるのもいいかもねー」
他愛もない話をしながら、本番の合図を待ちます。
そして。
「巫護座の皆さん!ステージに入ってください!」
スタッフさんの指示と共に、わたし達のファーストライブの火蓋が、切って落とされました。