「さて、いきなりですが重大発表があります!なんと、この日のために作られた曲が存在するのです!」
そう、「アレ」とは「新曲」のこと。
まだ誰も歌ったことのない、世界にひとつだけのわたし達のオリジナル。
まだ誰も歌ったことのない、世界にひとつだけのわたし達のオリジナル。
「これ観てる人は超ラッキーだよね!あたし達の伝説の、本当にはじめの一歩を一緒に踏み出せるんだよ!」
みのりが大雨に負けずに声を張り上げます。
これを観てくれている人たちは、どう思ってくれているのでしょうか。新人風情が一曲でも新曲を引っ提げて初ライブなんて生意気だと感じてる?それとも期待してる?
答えは、多分この雨の向こう側に待っているはずです。
これを観てくれている人たちは、どう思ってくれているのでしょうか。新人風情が一曲でも新曲を引っ提げて初ライブなんて生意気だと感じてる?それとも期待してる?
答えは、多分この雨の向こう側に待っているはずです。
「それでは、みゆきちゃんの剣武に合わせて、新曲いってみたいと思いまーす!」
「「「せーのっ!」」」
「「「GROOVY☆アオハルッ!」」」
「「「せーのっ!」」」
「「「GROOVY☆アオハルッ!」」」
大雨に負けないアップテンポな出だし、地面に響くビート。3人が声を合わせて始めるボーカル。
刀をスラリと抜き、にわか雨の悪竜との戦いを始めるみゆきを応援するように、雨雲を貫くように、曲想はさらに明るく激しくなっていきます。
刀をスラリと抜き、にわか雨の悪竜との戦いを始めるみゆきを応援するように、雨雲を貫くように、曲想はさらに明るく激しくなっていきます。
「「「♪ボクらのハルはコレから始まるッ!♪」」」
そう、わたし達はこれから始まるんです。
みゆきの剣戟はどんどん鋭くなり、激しさを増す雨の中でも紫電の閃きがキラキラと輝きます。
みゆきの剣戟はどんどん鋭くなり、激しさを増す雨の中でも紫電の閃きがキラキラと輝きます。
「♪ヤなことツラいこと乗り越えて、青空の先進んでいくよ♪」
進んでいくんです。
みのりのダンスもキレを増していき、照明に乱反射する雨と汗の雫がダイヤモンドの結晶のように光を放ちながら飛び散っていきます。
みのりのダンスもキレを増していき、照明に乱反射する雨と汗の雫がダイヤモンドの結晶のように光を放ちながら飛び散っていきます。
「♪だから見ててね感じてね、ボクらの鼓動を生きてる証を♪」
ひなたのボーカルの伸び、艶も呼応するように魅力的になっていき、雨の勢いすら圧し倒すほどの音量で響きます。
そしてラストスパート。声を揃えてもう一度。
そしてラストスパート。声を揃えてもう一度。
「「「さあ始めよう!ボクらのアオハルッ!」」」