トライダガー X


【基本データ】

●全長132mm ●全幅90mm ●全高39mm
●Item No:19403
●本体価格600円→本体価格780円(2015年8月改定) ●1994年12月6日発売

【本体内容】

シャーシはスーパー1
ギヤ比は5:1に加え、4:1が付属。
ギヤケースはグリーン、サイドガードはブルーが付属。
ホイールはフルカウル標準型の赤、タイヤもフルカウル標準型。
ゴムリング付14mmプラローラー、ゴム無し10mmを装備。

【漫画、アニメでの活躍】

「風を味方に付けた者が勝つ!」

鷹羽リョウの最初のマシンとして登場。
強力なダウンフォースによって四輪のパワーを路面に無駄なく伝える高速直線マシン。
また、その強力なダウンフォースを利用して垂直な壁面に車体を押し付けて直線同様に走る『壁走り』を行なう。
どうやって水平面に復帰してるの?とか、S字コーナーどうするの?というツッコミは無しだw
発動方法としては、原作ではカーブ手前で小石や服からちぎったボタンなどをマシンにぶつけて壁に乗り上げさせ、アニメ版ではフロントローラーを斜めに取り付けてあるという設定だった。 
因みに、ミニ四駆をボタンで傾けるには、それ相応の腕力・コントロール性・マシンへの愛情が必要である。
ビークスパイダーの空気の刃でいたぶられて、真っ二つにされてしまったマシン。

原作では、実は尺の都合などもあり壁走りは数回しか行っていない。
強いダウンフォースによりコーナー以外でも壁走りをしている。・・・と、いうか、漫画では豪(WGP編)や翼(ネクストレーサー伝1巻おまけ)も壁走りを行っているので、原作者的にはそれほど特別な技でもないのかもしれないw
余談だが、こちらでは鷹羽兄弟の父親もちらっと登場している。
大型トラックの運転手らしい。
その所為で家にあまりいないらしく、鷹羽兄弟が学校さぼって(?)野宿ばかりしてるのはその所為w
放任主義っぽい雰囲気だったしねwww

アニメ版では若干設定が細かくなっていて、壁走りの仕組みは上述の通りローラーに細工がしてあるとされ、年末特番ではダウンフォースの詳しい設定が語られている。
こちらでは壁走りはトライダガーの必殺技として描かれ、コーナーで多用していた。

アニメ版では、次郎丸は市販されたセイバー600を次郎丸スペシャルとして改造していたが、原作ではネオトライダガーの意匠をトライダガーXに取り込んだような「トライダガー次郎丸スペシャル」が登場している。
ちなみに、このエピソードでは次郎丸は豪のことを「うんこ野郎」ではなくきちんと名前で呼んでいる。

アニメ版MAX編では市販化されている様子で、登場人物の一人「まさお」が「トライダガーまさおスペシャル」を使用している。

Return Racers第5話にも登場。
北海道で星馬兄弟と草レース中、林の中で現れたヒグマに大きなダメージを食らってしまう。
ヒグマはリョウが追い払ったが、トライダガーはダメージが酷くレース続行不可能と思われた。
しかし、リョウがヒグマから引きちぎった毛皮でボディを補修することを思いつき、トライダガーWX(ワイルドエックス)に進化する。
史上初の毛むくじゃらミニ四駆であるw
ってかビークスパイダーに真っ二つにされたトライダガーはどうしたんだろう・・・地元に帰ってから元に戻したのか?

小学館から発行されていた「ミニ四駆全(オール)百科」の巻末漫画「かっとび!進太郎」にも登場。主人公の金満友達のマシン(それ以外にもモブでちらほら)。
徹底した肉抜きと贅沢なパーツ使いでレースを優位に進めるものの、肉抜きのし過ぎでコーナーで大破する。
しかしGUPは主人公のジオエンペラーに移植され、結果大会準優勝を決めることとなる。

【VIP内での評価】

『ホームレス小学生のマシン』

【公式ページ】


【備考】

限定GUPでブラックメッキボディとブルーメッキボディが存在した。

以前公開されたトライダガーの初期画稿が、アニメ版WGP編に出てきたロシア代表ССР(キリル文字で、エスエスアールと読む)シルバーフォックスのマシン、オメガにそっくりなデザインである。
逆にトライダガーXXのリヤウイングはオメガそっくりであるwww

シャーシをS2に変更したプレミアム版がある。
プライズ版も登場。

2次ブームのころ、トミー(現タカラトミー)からキャラトミカ版が発売された。
トミカサイズでよく再現されたものだったが、パッケージングの都合のためかミニ四駆とはホイールベースの間隔がかなり違うため、全体的に縦長である。



最終更新:2024年06月14日 00:07