【基本データ】
●全長156mm ●全幅97mm ●全高37mm
●Item No:19451
●本体価格1,100円 ●2018年3月31日(土)発売
【本体内容】
もともとは(ボディのみ)映画前売り券の特典だったのに、後にキット化という
シャイスコの悪夢を再来させた
ガンブラスターが、最新フロントミッドシップシャーシを装備しついにプレミアム化だ!
シャーシは
FM-Aを採用。シャーシ本体がメタリックグレイで、ギヤケースなどのAランナーがブルー。
FM-Aの本体・Aランナーともカラーバリエーションはこのキットが初。
ギヤ比は3.5:1。
ノーマルモーター付き。
ホイールはこのキットで初めて採用されるLP新型のスパイラル6本スポークホイール。色はレッド。
タイヤはブラックのローハイト。
ボディはABS樹脂製のブルー。オリジナルと比べると明るい色になっている。
メタリックなホイルシールも付属。オリジナルでは「
SUPER FM CHASSIS」だった所が「
FM-A CHASSIS」へと地味に変更されているw
【漫画、アニメでの活躍】
劇場版「レッツ&ゴー」に主役メカとして登場。南米代表チーム「XTOリボルバーズ」のリーダー「リオン」のマシン。
WGPに向け能力向上型のGPチップ「GPチップγ」を搭載するため完成を待っていたがγの開発は難航し、そのために南米代表は第一回WGP出場は取りやめとなり、チームは解散してしまう。
その後第一回WGPの中頃、ようやくGPチップγが完成。しかしγを装着したとたん、突如あらゆる電子機器を狂わす怪電波を発しながらガンブラスターは暴走をはじめる。
仲間と引き剥がされた腹いせに家を飛びだした挙句、レースに乱入したり特殊部隊を出動させたりとお騒がせ野郎である。
でも寂しかっただけなんだよね、ぶっちゃけツンデレ。
だかその性能は冗談では済まされない。なにせ怪電波は近づくモノのあらゆる電子機器を狂わせ、走行中ボディから発生する空力バリヤは接近するあらゆるモノを跳ね除け(ミサイルすら退ける)、オマケにボディはZMC製で電池消費が0に近いためボディ強度が限界を迎えない限り半永久的に走れるなど・・・。トンだチートマシンだw
最後は自分を懸命に助けようとしたヴィクトリーズの面々とマシンたちを仲間と認識し、ボロボロになりながらも最後まで自分の前に走ってきた
サイクロンマグナムの直前でブレーキをかけ、停止。リオンのスコープに飛び出していった理由を投影した。
なおその時の文章が
BOKUHANAKAMAWOMITSUKETAYO
ZUIBUNNAGAIKOTOTABIWOSHITE
KITAKIGASURUKEREDO CHANTO
MITSUKETAYO KOREDEANSHIN
(僕は仲間を見つけたよ。ずいぶん長いこと旅をしてきた気がするけど、ちゃんと見つけたよ。これで安心)
なぜ南米で開発されていたのに英語でもスペイン語でもなく日本語、しかもローマ字なのかとかいう突っ込みはなしでw
これを見たリオンはガンブラスターが暴走した理由を知り、
「ガンブラスターは仲間を探していたんだ、離れていた仲間を探して走り続けていたんだ。」
「見つからなかったけど、代わりに君たちのマシンに出会えた。」
と周囲の人たちに教えた。
だがその直後、突然襲い掛かってきた流れ弾ミサイルからヴィクトリーズのマシンたちをかばい、ガンブラスターは再起動して囮となり爆炎の中へと消える。が、その思いに応えたヴィクトリーズのマシンたちが、ガンブラスターの攻撃で満身創痍でありながら再起動しガンブラスターを救出。炎から出た所で6台全てが停止し、漸くガンブラスターの暴走騒ぎは幕を閉じた。
その後、クスコ博士はGPチップγの搭載を取りやめたようである。
ちなみに映画劇中では、作画省略の関係かカウンターギヤケースはSFMのような角ばった形状の描写は殆どされず、大抵のシーンでは丸い形で描かれていたうえ、色もなぜか黒っぽい色で塗られていたシーンが多かったのでこの部分に限って言えば
FM-Aの方が劇中っぽい雰囲気となるw
マンガの方では、工場街の塔の上で自分をかばって走り停止した
サイクロンマグナムと
ハリケーンソニックを、塔から落ちる直前で2台の名前を認識した瞬間停止。怪電波も消えた。
それをスコープの表示で見ていたリオンいわく、
「たぶん、怪電波はガンブラスターのさけび声だったんだ・・・・・・。」
「ガンブラスターは仲間を探していたのかもしれない!」
名前末尾のXTOとは、レッツ&ゴー劇中でガンブラスター開発にかかわった人物からとられ、それぞれ
X→ザビー・クスコ博士(内部メカ担当)
T→土屋博士(空力ボディ設計担当)
O→岡田鉄心博士(ZMC開発者)
から来ている。
なんでわざわざこんなアルファベット付けたのかと思えば、多分B社のガンブラスターや旧T社のガンブラスターと差別化を図るためだろうか?
映画版では、フロントローラーがエアロスポークタイプの19㎜アルミベアリングローラーによく似たものになっていた。ちなみにそのローラーが回転しているシーンはなぜかビスごと回転しているw(ガンブラスターXTOにGPチップγを装着した直後にスイッチを入れた後のシーン)
なお、SFM標準のローラーをグレーにしたようなデザインになっているシーンが数カットある。
ちなみに、ボディの黒い部分に走っている暖色系グラデーションの入ったストライプは、作画省略の関係か映画劇中ではほとんどがグラデーションのない赤身の強いオレンジ色一色になっていたが、クライマックスの1カットだけキットと同じグラデーション入りのパターンで塗られているシーンがある(
サイクロンマグナムの直前で停止してリオンが「元に戻っていく」というシーン)。
また、
リーダーのリオン以外のメンバーのマシンは、設定資料によれば、ガンブラスターXTOとよく似たデザインだが細部の形状が異なり、黒い部分にオレンジのラインが無く、右ウイングは無地で左ウイングにのみ「X-2」「X-3」「X-4」「X-5」と書かれている。「X-1」は欠番であり、「XTO」が一号車である。これらの同型マシンは劇中のリオン、ガンブラスターXTOの回想シーンで登場している。
漫画版ではもう一台、GPチップβ(通常のGPチップ)を搭載したガンブラスターも登場。γを搭載したガンブラスターとはデザインが異なっている(フロントからコックピットサイドにかけてのカウル表面がフラットになっている、黒いカラーリングの面積が大きいなど)。
レッツ&ゴー!! のスピンオフ作品「翼ネクストレーサーズ伝」にも登場。
こちらでは明確に
FM-Aマシンとして描かれている。
【実車について】
2次ブーム時に制作された1/1スケールのガンブラスターがある。
映画とタイアップし、レーシングカーのシャーシにガンブラスターのボディをのせた1/1の車が作られた(二人乗り)。
当時のブームを象徴する存在として、現在では岡山のおもちゃ王国に保管されている。最近のイベントなどでも時々展示されている。
【VIP内での評価】
【公式ページ】
【備考】
ボディは地味ぃーに金型改修が入っている。ボディ裏のフロントフック後ろの衝立のような部分に切欠きのようなものがある。
FM-A対応の為に切り欠いたのかと思われたが、そもそもオリジナルの時点でモーターカバーを外せば問題なく搭載できるのに、改修後のボディもモーターカバーを外さないとわずかに浮く癖は治っておらず・・・ってかむしろプレミアム版はカバー着けなくてもなぜか浮いてるw
一体何の為かとオリジナルのボディと比較して見たが、よくよく見ると切り欠いたのではなく元の形状に追加したもの。シャーシにフィットするように作ってあるが、これは詰まる所ただの補強である。
だから、こんな改修するならモーターカバー付けても確りボディが収まる様にせいと(ry
塗装指示は本品がマイカブルーでオリジナルがメタリックブルー・・・逆が善かったとか愚痴らない!
上記の通り、旧キットはシャイニングスコーピオンの悪夢を再び繰り返し、一部の子供たちの傷を深くえぐり更なるトラウマを植え付けたことで有名w
なお、前売り特典だった元祖ボディはメタリックブルー成型だった。
コレに本品のステッカーを貼付すれば善かったんじゃないか!
2018年4月30日(月・祝)、5月1日(火)に行われたTCK×
ミニ四駆コラボイベント「TCK×TAMIYA
ミニ四駆GRANDPRIX」にて柏木 健宏をイメージしたステッカーを追加した特別キット「柏木 健宏 オリジナル
ミニ四駆 ガンブラスターXTO プレミアム特別仕様」が販売された。
最終更新:2020年12月30日 17:29