正体を言及することについて

紳士協定のページにて“他のキャラクターの正体について言及するのは自由です”となっていたが、
果たしてその行為がどのような結果を生み出すかを考察していきたいと思う。

「正体を公表するとどうなるか?」についてメリットとデメリットの面から考えてみる。

最初に正体を公表されたキャラクターが自分と敵対関係の場合について考えてみる。

メリット

・正体を公表されたキャラクターが敵対関係であると味方に伝えることができる
  敵が分かれば味方と協力して倒すことができる。
  また、そのキャラクターが弱点を持っている場合、その弱点を突くことができる。
  例.荒廃の王、ヨーグモスの正体を公表することで、より多くのダメージを与えやすくなった

デメリット

・正体を公表されたキャラクターからのヘイトを受ける
  正体を公表されたキャラクターが「正体を公表されたくない」と考えていた場合、
  正体を公表したキャラクターに恨みを持つようになる。
  例.ロードレオンの正体を公表した。
    それによりロードレオンが多くのキャラクターから狙われるようになり、
    ロードレオンは自分の正体を公表したキャラクターを恨むようになった
・正体を公表されたキャラクターと協力関係のキャラクターがいた場合、
 そのキャラクターたちが最適な戦術を取ることが可能になる
  これはメリットの反対のバージョンである。
  自分と同じアライメントをサポートする能力を持っているキャラクターもまた存在するのである。
  例.レーティア・アドルフの正体を公表した。
    すると他のCランク以下の(E)がキャラクターシートを表にし、
    「デーニッツの派遣」の使用条件を満たしてしまった

次に正体を公表されたキャラクターが自分と協力関係の場合について考えてみる。

メリット

・正体を公表されたキャラクターが協力関係であると味方に伝えることができる
  これはほぼ(S)キャラクターに限られるだろう。
  例を見てもらう方が説明するより分かりやすいだろう。
  例.自分は(G)キャラクターだったが、柳生 九兵衛の正体を見た。
    (G)陣営には男性のキャラクターが居なかったため、柳生 九兵衛の正体を公表した。
    これにより(G)から柳生 九兵衛に誤射してしまうことを未然に防ぐことができた
・正体を公表されたキャラクターと協力関係のキャラクターがいた場合、
 そのキャラクターたちが最適な戦術を取ることが可能になる
  一応メリットが全く無い訳ではないので記載しておく。
  以下の例のようなパターンが考えられるが、
  正体を公表されたキャラクターがそういった戦術を取りたい場合は自分から公表、
  もしくはシートオープンなどの手段を取ることが大半であるため、メリットは非常に薄い。
  例.立華 かなでの正体を公表することで、(L)キャラクターにシートを表にすることを促すことができる

デメリット

・正体を公表されたキャラクターからのヘイトを受ける
  これは上に書いたのと同じことである。
  加えて言うなら元々は協力関係だったのが敵対関係にまで発展する可能性まである。
・正体を公表されたキャラクターの敵陣営から、公表されたキャラクターが攻撃される
  自分自身に直接不利益が生じる訳ではないが、
  協力関係のキャラクターが死亡するのは自分の不利益に繋がる。
  例.自分の正体がロードレオンで相手のキャラクターがマリオだった。
  正体を公表したところ、マリオが(E)陣営から狙われるようになってしまった。

見落としがあるかもしれないが、ざっとこんなものだろうか。
振り返って考えてみるとメリットが少なく、デメリットが少なくないことが分かる。
加えて言うとシートオープンという手段がある以上、
実質的にメリットは相手が敵対関係のキャラクターの場合に限られるだろう。

また、「正体を見たから殺す」という思考のプレイヤーもいるということを忘れてはいけない。
(S)キャラクターの大半は正体を公表されると標的になることが多く、かなりの不利益が生じる。
そのため「正体を公表したら殺す」という結論に至るのである。
しかし実際のところ、キャラクターを殺したところでプレイヤーの発言権が奪われる訳ではないので、
逆に「殺したらお前の正体を公表するぞ」と
最後の抵抗をすることも可能であるということも忘れてはいけない。
凶暴な言葉を使うと相手の気を害するのは世の中の常である。
Lose-Loseの関係とならないためにも正体を見たからといって公表するそぶりを見せない、
正体を見られたからといってすぐに脅しをしないといった工夫も必要になるだろう。

以上により他のキャラクターの正体を言及することはハイリスク・ローリターンであると思われる。

また、他のキャラクターの正体の言及が自由ということは、自由に嘘をつくことも可能であるということだ。
(これは以前の暗黙の了解と変わりないが)
例えば、他のプレイヤーが「あいつゴルベーザだったよ」というので
攻撃したらメルヒェンだった、ということも考えられる。
他のプレイヤーが正体を公表したからといって鵜呑みにせず、
判断基準のひとつに留めておくくらいがちょうどいいだろう。

意見・コメント

  • 結局のところ、吉良吉影の正体を見た時とか自分の陣営の大半がその(S)キャラクターの敵だったとかじゃない限りはっきり言及することはないんじゃないだろうか -- waka (2018-04-05 23:53:18)
  • 「俺を殺したらお前の正体を公表するぞ」という脅しができるようになったのが一番大きい変更点だろうか。 -- waka (2018-04-05 23:55:07)
  • まあ原盤と比べると今まで正体を見られることのデメリットが少なかった分これぐらいは問題ないと思う -- waka (2018-04-05 23:56:04)
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最終更新:2018年04月05日 23:56
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