プロフィール
-
選手名 - アーロン・コリン・ガイエル(Aaron Colin Guiel)
-
背番号 - 5(07年~11年)
-
出身地 - ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー
-
身長/体重 - 178㎝/91㎏
-
投打 - 右投左打
-
球歴 - ウッドランズ高-クワントレン短大-エンゼルス-パドレス-オアハカ・ウォーリアーズ(メキシカンリーグ)-ロイヤルズ-ヤンキース-東京ヤクルト
-
顔文字 - J( ゚_ゝ゚)し
-
実況板でのあだ名 - 将軍 魔将 待ちガイエル
-
関連用語 - 魔空間 Let’s省タイム
入団前
-
クワントラン短大を経て92年、ドラフト21巡指名でエンゼルスに入団。
-
04年8月12日にメジャーで高津(当時ホワイトソックス)と1度だけ対戦している。結果は三振。
-
いくつかのチームを渡り歩いた後、02年にロイヤルズでメジャー初昇格。05年には3Aで30本塁打を放つ。
-
06年、WBCカナダ代表に選出されるもチームは1次予選で敗退。シーズン途中でヤンキースに移籍。
松井秀が戦線離脱した外野の穴を埋めた。チームメイトだった松井秀の一所懸命な行動を尊敬していたらしい。
-
06年オフにFAとなり、岩村が抜けて左の大砲を探していたヤクルトが目をつける。
-
メジャーからのオファーもあったが、以前から日本球界でのプレーを希望しており、10年来の友人であるジョージ・アリアスやリック・ショートに勧められた事もあり、入団が決定した。
ヤクルト時代
-
オープン戦では好調を維持し、シーズン開幕からライトのポジションを獲得。
序盤は外国人では珍しい極端な待球スタイルで見逃し三振での凡退が多く、打率も1割~2割台に低迷。落球で失点等、壊滅的な外野守備でもファンの頭を悩ませる。
-
ところが低打率の中で四死球の数が多く出塁率がリーグ3位に入るほど高かった為、その不思議な成績がネットで話題になる。
ついに4月26日からは1番に抜擢され、5月17日からは長年ヤクルトの4番に座っていたラミレスが3番にコンバートされ、
ガイエルが4番の新打線が誕生した。この4番ガイエルはラミレス自身の進言だと古田兼任監督は語っている。
-
シーズン後半に入っても低打率、高出塁率のスタイルは変わらずであったが、終盤には村田修一とのHR王争いを演じ、
キングは譲った物の、リーグ2位の35本塁打を放った。
-
08年も不動の4番として活躍が期待され、開幕から1ヶ月はリグスとの兼ね合いで5番または4番に座り大活躍。
ところが4月25日の中日戦での本塁クロスプレーで右肘を痛めて以降さっぱり打てなくなり、戸田と行ったり来たりが続く。
最終的には打率2割ジャスト、11本塁打と絶不調に終わり、オフには右肘クリーニング手術を受けた。
-
08年限りで契約満了となり、各スポーツ紙で残留・解雇の情報が飛び交ったが、本人直筆の残留願いの手紙やファンからの要望もあり、
「チームに尽くしている」と評価で1億2000万→4400万という年俸大幅ダウンながら残留となった。
-
09年、春先は調子が悪い事もあり左投手が先発の際はスタメンを外れ飯原が代わりに出場することが多かったが、
交流戦ではヤクルト在籍初の満塁ホームラン・サヨナラホームランを記録し、4番を打つデントナと共に活躍。
チームトップの27本塁打を放ち、.267、80打点と打率・打点でもキャリアハイの成績を残した。
-
10年はチームには数少ない大砲として期待された。3月は好調だったものの、4月以降は低迷し2点打線に貢献してしまった。
後半戦は途中加入のホワイトセルの活躍とデントナの復調もあり、戸田でのプレーとなった。
-
11年は腰の状態が思わしくなく、一軍出場は11試合にとどまった。9月に現役引退を表明して帰国。
レギュラーシーズン最終戦でファンに向けたビデオメッセージが放映された(YouTube スワローズ公式チャンネルで視聴できる。http://www.youtube.com/watch?v=6XqZbkgDrmg)。
ガイエルビーム!
-
前述の通り、07年はそこそこの守備力を持った選手でも捕球できる球を落球して失点というのが日常茶飯事となっており、
打球判断、クッションボールに対する処理の手間取っていたことから、お世辞にも褒められた守備力を持っているとは言い難かった。
しかし近年は日本の球場に慣れたのか、好プレーを連続している。
-
「ガイエルビーム!」と呼ばれる強肩の持ち主であり、09年はリーグトップの12補殺を記録した。
-
こうした事から、ガイエルの守備は「守備の名手」「守備が下手」と評価がファンによって分かれている状態である。
08年までは8回以降、守備固めのため退くことが多かったが、09年は守備が安定してきたこと、強肩の持ち主であることから
守備固めを送られることが少なくなった。
その他
-
ネット上では「魔将」「魔空間」の使い手として人気となっている。
-
弟のジェフ・ガイエルもマイナーリーグに所属する野球選手。弟はアテネ五輪カナダ代表に選出されている。
-
1年目は極端な待球スタイルで待ちガイエルとネタにされていた。07年6月20日のガイエルの打撃成績が最も顕著な例(四球・死球・四球・右本・右本/5打席中4回スイングで2ホーマー)
-
08年オフ、無事に残留が決まった後母国カナダのラジオに出演し、09年WBCカナダ代表を辞退した17勝右腕ライアン・デンプスター(カブス)を「契約の為に辞退するのはガッカリ」といったニュアンスで批判した。
しかし発表されたWBC第1次登録メンバーに知らない間に選出されており、結局ガイエル自身がシーズンの為に辞退するという事になった。
今年3月開催の第2回ワールド・ベースボール・クラシック (WBC) カナダ代表が苦境に陥っている。先日発表された予備ロースターには、
ジャスティン・モアノ (ミネソタ・ツインズ) やジェイソン・ベイ(ボストン・レッドソックス)、ラッセル・マーティン (ロサンゼルス・ドジャース) など
メジャーを代表する野手が名を連ねている。
しかしその一方で壊滅的状態なのが先発投手陣だ。すでにリッチ・ハーデン(シカゴ・カブス) やジェフ・フランシス (コロラド・ロッキーズ) が故障のため出場を辞退。
また、エリック・ベダード (シアトル・マリナーズ) も前年に怪我のため不本意な成績を残せず、予備ロースターからも漏れた。
怪我に苦しむ先発陣のなかで、唯一2008年にキャリアハイの成績を残しながら辞退したのが、ハーデンの同僚でもあるライアン・デンプスターだ。
この年に抑えから先発へ転向したデンプスターは17勝6敗・防御率2.96の好成績をマーク。
しかし、その後カブスと4年5200万ドルの長期契約を交わしたためWBC出場は辞退したとされる。
カナダ代表はこれを認めたようだが、それとは対照的にデンプスターを批判したのは、日本プロ野球・東京ヤクルトスワローズに所属するアーロン・ガイエルだ。
ガイエルは21日、カナダのラジオ局“TEAM 1040”で、デンプスターについて「出場すべき」「契約のために辞退するなんてガッカリだ」と発言。
また、モアノを引き合いに出し「昨年夏に6年8000万ドルで契約延長したモアノがカナダ代表を率いることを望んでいるなら、デンプスターもそうすべきだ」と
語ったという (ただし、モアノが契約を延長したのは正しくは昨年1月)。
↓
ガイエル、ビックリ! WBCのカナダ代表に選ばれたヤクルトのアーロン・ガイエル外野手(36、写真)が突然の事態に困惑している。
ガイエルは20日に発表されたカナダ代表候補46人の中に堂々と名を連ねた。
ところが連絡を取ったヤクルト・奥村国際担当は「本人が知らない間にメンバーに入っていて、ネットか何かで知ったようです」と話す。
ガイエル自身に出場するつもりはなく「誰が決めているか分からないので、辞退をしようにも、どこに連絡すればいいのかと、言っていました」
と困り果てていたと明かす。
入団1年目の2007年は4番を打ち、35本塁打も、昨季は79試合、11本塁打と大半は2軍暮らし。
今季も残留となったが、「レギュラーも決まっていないのに、それどころではないでしょう」と奥村国際担当。
ガイエルは当初の予定通り、キャンプのために来週中にも来日する 。
迷言
握力王ガイエル
-
07年5月27日にTBSで放送された「J-SPO」の企画「メジャーを超えろ 日本握力バトル」に出演。
ラミレスのおまけという形で出演したが、ラミレスが暫定トップの記録を出した直後に挑戦し、あっさりと記録を塗り替えた。
-
他選手の記録は以下参照
-
栗山巧 80.7㎏
-
アーロン・ガイエル 78.5㎏
-
アレックス・ラミレス 75.2㎏
-
ベニー・アグバヤニ 73.3㎏
-
憲史 73.0㎏
-
栗原健太 72.2㎏
-
新井貴浩 70.1㎏
-
タイロン・ウッズ 69.9㎏
-
アレックス・カブレラ 68.4㎏
-
山崎武司 67.8㎏
-
グレッグ・ラロッカ(オリックス) 66.0㎏
-
中島裕之(西武) 65.4㎏
-
清原和博(オリックス) 61.0㎏
-
大嶺祐太(ロッテ) 58.6㎏
-
ホセ・フェルナンデス(楽天) 58.1㎏
-
GG佐藤(西武) 58.0㎏
-
タフィ・ローズ(オリックス) 58.0㎏
-
野村克也 52.3㎏
-
野村克則 49.0㎏
-
マーク・クルーン(横浜) 46.4㎏
-
金田正一 39.6㎏
アメリカ時代の成績
http://www.thebaseballcube.com/players/G/Aaron-Guiel.shtml
日本での年度別成績
年度 | チーム | 試合 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 三振 | 盗塁 | 打率 |
2007 | 東京ヤクルト | 142 | 497 | 78 | 122 | 18 | 0 | 35 | 79 | 111 | 147 | 2 | .245 |
2008 | 東京ヤクルト | 79 | 225 | 27 | 45 | 11 | 0 | 11 | 35 | 36 | 56 | 2 | .200 |
2009 | 東京ヤクルト | 128 | 409 | 62 | 109 | 26 | 1 | 27 | 80 | 68 | 101 | 2 | .267 |
2010 | 東京ヤクルト | 81 | 251 | 33 | 50 | 7 | 0 | 16 | 41 | 58 | 70 | 0 | .199 |
2011 | 東京ヤクルト | 11 | 29 | 3 | 4 | 2 | 0 | 1 | 4 | 5 | 11 | 0 | .138 |
| 通算 | 441 | 1411 | 203 | 330 | 64 | 1 | 90 | 239 | 278 | 385 | 6 | .234 |
代表歴
-
WBCカナダ代表(06年)
これまでのアクセス数 -
本日のアクセス数 -
昨日のアクセス数 -
最終更新:2011年11月08日 19:20