馬場適性早見表
東京芝
開催前半は外有利
例年通りだと内&先行有利になる日本ダービーだが、競馬ファンの期待に反して、開催前半から外差しが決まることが増えています。
2021年の日本ダービーは特に顕著でした。「道中は脚を溜めて→馬場の真ん中あたりから抜け出す」この好走パターンはしばらく続きそう。
2020年・2021年と日本ダービーを連覇した福永ジョッキーのお家芸となっています。
雨上がりのAコースは外差しがバンバン決まる。
逆に降雨時かつ、レース中は馬場が重くなると先行馬が残りやすい。
春と秋は開催が進むにつれて内が有利になる。特に幅員が狭くなるDコースは先行馬に注意。
晴天が続いてパンパンの良、高速馬場の時は速い上がりを出せて、かつ好位にとりつける脚があり、道中はロスなく回って、直線に向いてから脚を伸ばせるタイプがベスト。
近年の東京芝は高速化しており、エンジンのかかりが遅いゴリゴリの欧州型は苦戦を強いられている。高速馬場への対応力が求められます。
例年通りだと内&先行有利になる日本ダービーだが、競馬ファンの期待に反して、開催前半から外差しが決まることが増えています。
2021年の日本ダービーは特に顕著でした。「道中は脚を溜めて→馬場の真ん中あたりから抜け出す」この好走パターンはしばらく続きそう。
2020年・2021年と日本ダービーを連覇した福永ジョッキーのお家芸となっています。
雨上がりのAコースは外差しがバンバン決まる。
逆に降雨時かつ、レース中は馬場が重くなると先行馬が残りやすい。
春と秋は開催が進むにつれて内が有利になる。特に幅員が狭くなるDコースは先行馬に注意。
晴天が続いてパンパンの良、高速馬場の時は速い上がりを出せて、かつ好位にとりつける脚があり、道中はロスなく回って、直線に向いてから脚を伸ばせるタイプがベスト。
近年の東京芝は高速化しており、エンジンのかかりが遅いゴリゴリの欧州型は苦戦を強いられている。高速馬場への対応力が求められます。
阪神芝
内回りは小回り向きの先行力やスピードの持続力。
外回りはスローの流れから、上がり33〜34秒台前半で鋭くキレる瞬発力や、いい脚を長く使える加速力が求められる。
外回りの場合、軽い馬場では外有利。逆に馬場が重くなればなるほど外は伸びず内有利。
内回りの場合、基本的に内枠先行有利。馬場が重くなればなるほど、この傾向は強まる。
外回りはスローの流れから、上がり33〜34秒台前半で鋭くキレる瞬発力や、いい脚を長く使える加速力が求められる。
外回りの場合、軽い馬場では外有利。逆に馬場が重くなればなるほど外は伸びず内有利。
内回りの場合、基本的に内枠先行有利。馬場が重くなればなるほど、この傾向は強まる。
福島芝
下級条件は前残り&先行有利。
上級条件もしくは中距離戦では差しねらいの決め打ちが有効。
開催後半は道中の消耗を減らそうと極端にペースが緩む場合も。そうなるとセオリー通り(内枠先行有利)の決着になる。
福島芝コースは短い直線を意識した、早じかけのレースが多い。そのため3コーナー付近から自然とペースアップするので、上がりはかかりやすく、平均の3ハロンは35秒台と遅め。
上がりがかかるという部分では、中山と類似する点が多い。
さらに小回りの要素器用さや、スピードの持続力が問われます。
真夏は晴天が続きパンパンの良馬場になっても高速馬場になることはまずない。
上級条件もしくは中距離戦では差しねらいの決め打ちが有効。
開催後半は道中の消耗を減らそうと極端にペースが緩む場合も。そうなるとセオリー通り(内枠先行有利)の決着になる。
福島芝コースは短い直線を意識した、早じかけのレースが多い。そのため3コーナー付近から自然とペースアップするので、上がりはかかりやすく、平均の3ハロンは35秒台と遅め。
上がりがかかるという部分では、中山と類似する点が多い。
さらに小回りの要素器用さや、スピードの持続力が問われます。
真夏は晴天が続きパンパンの良馬場になっても高速馬場になることはまずない。
函館芝
基本的には先行有利。
水分を含むと重さに拍車がかかり、さらに差しが届きにくくなる。
一見すると平坦なコースに見えるが、実際には3.5mほどの高低差がある。起状が緩やかとはいえ、上級条件になると小回り特有の仕掛けの早さもあって、どの馬も脚が上がってゴールする消耗戦となることも多々ある。
函館芝はJRA全10場の中で最も重い馬場。
水分を含むと重さに拍車がかかり、さらに差しが届きにくくなる。
一見すると平坦なコースに見えるが、実際には3.5mほどの高低差がある。起状が緩やかとはいえ、上級条件になると小回り特有の仕掛けの早さもあって、どの馬も脚が上がってゴールする消耗戦となることも多々ある。
函館芝はJRA全10場の中で最も重い馬場。
札幌芝
開催前半は先行有利。
内伸び馬場では、経済コースを回ってきた逃げ先行馬が上位を独占することもあるが。
長くいい脚を使える馬なら、前めのポジションにつけて、スピードを持続できるタイプが最も有利になる。
サンプルホースはドゥーラ、プログノーシスなど。
馬場が重くなると、差し馬は大外をぶん回すと体力の消耗が激しいため、後方の馬が脚を伸ばせず、けっきょく前にいた馬がそのまま残ることも。
また、速い上がりも出せるので、東京・阪神外回りから転戦してきた馬をねらうのも良し。
内伸び馬場では、経済コースを回ってきた逃げ先行馬が上位を独占することもあるが。
長くいい脚を使える馬なら、前めのポジションにつけて、スピードを持続できるタイプが最も有利になる。
サンプルホースはドゥーラ、プログノーシスなど。
馬場が重くなると、差し馬は大外をぶん回すと体力の消耗が激しいため、後方の馬が脚を伸ばせず、けっきょく前にいた馬がそのまま残ることも。
また、速い上がりも出せるので、東京・阪神外回りから転戦してきた馬をねらうのも良し。
新潟芝
内回りは先行有利。好位や中団辺りにつけ、器用に立ち回れるタイプがベスト。
外回りは一瞬のキレ味ではなく、他場でジリジリ伸びているような、上がり4ハロンを速く走れるタイプのほうが、新潟の直線に向く。
総合的に見ると外有利。これは内回りも外回りも同様。
夏は時計が出やすく、開催後半になると馬場の内側から傷んできて、さらに外伸びの傾向が強まる。
春は夏に比べて芝の状態が良くない、開催前半よりも後半のほうがコンディションがいいほど。
秋は全体的に重めの馬場になりやすい点は春開催と似ており、開催が進むにつれて、内が走りにくくなる傾向は夏よりも強まる。
外回りは一瞬のキレ味ではなく、他場でジリジリ伸びているような、上がり4ハロンを速く走れるタイプのほうが、新潟の直線に向く。
総合的に見ると外有利。これは内回りも外回りも同様。
夏は時計が出やすく、開催後半になると馬場の内側から傷んできて、さらに外伸びの傾向が強まる。
春は夏に比べて芝の状態が良くない、開催前半よりも後半のほうがコンディションがいいほど。
秋は全体的に重めの馬場になりやすい点は春開催と似ており、開催が進むにつれて、内が走りにくくなる傾向は夏よりも強まる。
京都芝
内回りは2ハロンを一瞬でギュッと加速できる器用さ。
外回りは4ハロン近いロングスパート力が求められ、いかに長く脚を使えるかがレース攻略のポイントとなる。
差しが届きやすいのは開催前半だけ。
中盤〜後半にかけては内枠先行有利の傾向が強まる。
東京・阪神などと違い、京都芝は末脚だけでは届かないことが多い。
1月は京都芝Aコースの内側のグリーンベルトに注意。とうぜんここを通れる先行馬は断然有利。
外回りは4ハロン近いロングスパート力が求められ、いかに長く脚を使えるかがレース攻略のポイントとなる。
差しが届きやすいのは開催前半だけ。
中盤〜後半にかけては内枠先行有利の傾向が強まる。
東京・阪神などと違い、京都芝は末脚だけでは届かないことが多い。
1月は京都芝Aコースの内側のグリーンベルトに注意。とうぜんここを通れる先行馬は断然有利。
中京芝
中京の芝コースは、ゴール前の直線に約2mほど上る急坂が設置されています。この坂は阪神よりもキツく、見た目以上にタフなコースである。
直線が長いうえ、坂を上り切った後も再度エンジンをかけ直さないといけません。とうぜん非力な馬はバテて失速していく。
基本的には軽い馬場で開催されることが多く、標準より軽ければ末脚重視。
速い時計が出る時は内枠と前めのポジションでレースができる逃げ先行有利。
逆に時計が遅くなると外枠と後方にいる差し馬が狙い目になる。
これはどの競馬場でも通じる特性なので覚えておきましょう。
2020年9月に行われた秋開催の中京競馬は初のオール野芝で施行。
全体的に時計が速く、スピードと瞬発力を求められている印象。
同距と延長ローテの馬や、先行馬が好成績を残していました。
2022年に行われた金鯱賞G2は、開催前に傷みの大きかった3コーナーから4コーナーを中心に、約4,000平方メートルの芝張り替えを実施。
そのため、張り替えた部分の馬場状態は良好。直線は圧倒的に内有利なのは明白。
さらに前日12(土)のレースは、中京芝2000mの2勝クラスにおいて1分59秒2と非常に速い時計が出ており、例外なく高速馬場仕様になっていました。
ジャックドールは1分57秒2でレコードタイムを叩き出し見事な逃げ切り勝ち。
過去のレコードタイムを−1.1秒上回っており、スローペースでこのタイムを出すのは立派。
直線が長いうえ、坂を上り切った後も再度エンジンをかけ直さないといけません。とうぜん非力な馬はバテて失速していく。
基本的には軽い馬場で開催されることが多く、標準より軽ければ末脚重視。
速い時計が出る時は内枠と前めのポジションでレースができる逃げ先行有利。
逆に時計が遅くなると外枠と後方にいる差し馬が狙い目になる。
これはどの競馬場でも通じる特性なので覚えておきましょう。
2020年9月に行われた秋開催の中京競馬は初のオール野芝で施行。
全体的に時計が速く、スピードと瞬発力を求められている印象。
同距と延長ローテの馬や、先行馬が好成績を残していました。
2022年に行われた金鯱賞G2は、開催前に傷みの大きかった3コーナーから4コーナーを中心に、約4,000平方メートルの芝張り替えを実施。
そのため、張り替えた部分の馬場状態は良好。直線は圧倒的に内有利なのは明白。
さらに前日12(土)のレースは、中京芝2000mの2勝クラスにおいて1分59秒2と非常に速い時計が出ており、例外なく高速馬場仕様になっていました。
ジャックドールは1分57秒2でレコードタイムを叩き出し見事な逃げ切り勝ち。
過去のレコードタイムを−1.1秒上回っており、スローペースでこのタイムを出すのは立派。
小倉芝
こちらも短い直線を意識した早じかけのレースが多く、道中のペースは速くなりがち。一瞬のキレ味よりも、長くバテにくい末脚が要求されます。
緩く作られた馬場では速い上がりを出すのは困難、そのため直線の伸びだけで勝負するのは厳しいレースを強いられる。
後続馬も先行勢も道中で脚を溜められず、非力な馬はあっさりバテてしまい、結果として前残りのレースが多発します。
2000mはコース形態がフェア、コーナーはスパイラルカーブで回りやすく、馬場によっては差し馬を狙えるケースも。
1200mはハイペースに対応する力が必要になる、スタミナ不足の馬はゴール前でパタリと止まってしまう。
真冬の小倉芝は時計がかかり、パワーとスタミナを要し重い馬場になることもしばしば、この時期に好走する馬は洋芝に対する適性が高い。
基本的には逃げ先行有利だが、内が荒れて外差し馬場になり、内を通った先行馬がバテて差し馬有利の展開になったとしても、意外に差しが届かないパターンが多く見られます。
緩く作られた馬場では速い上がりを出すのは困難、そのため直線の伸びだけで勝負するのは厳しいレースを強いられる。
後続馬も先行勢も道中で脚を溜められず、非力な馬はあっさりバテてしまい、結果として前残りのレースが多発します。
2000mはコース形態がフェア、コーナーはスパイラルカーブで回りやすく、馬場によっては差し馬を狙えるケースも。
1200mはハイペースに対応する力が必要になる、スタミナ不足の馬はゴール前でパタリと止まってしまう。
真冬の小倉芝は時計がかかり、パワーとスタミナを要し重い馬場になることもしばしば、この時期に好走する馬は洋芝に対する適性が高い。
基本的には逃げ先行有利だが、内が荒れて外差し馬場になり、内を通った先行馬がバテて差し馬有利の展開になったとしても、意外に差しが届かないパターンが多く見られます。
中山芝
2014年の馬場改修以降は少しずつ傾向が変わりはじめ、以前の中山芝のイメージが払拭され、ディープインパクト産駒が走りやすくなりました。特に軽い馬場では末脚が決まるレースが増えています。
雨上がりは差し・追い込み有利。
暗渠管の設置されているエリアから先に乾いていくので、馬場が軽くなる3コーナーから外を通って加速していく、差し・追い込みが有利。
雨上がりかつ、追い風の場合はより速い上がりが出やすく、なおさら差しが決まりやすい。
向かい風の時は内枠先行有利、外を通ったらアウト。加えて馬場が重いと直線でも伸びない。
ゴール前の急坂は2.24%と高く、JRA全10場の中では最大の難コースである。
そのうえ坂を上ってからゴールまでの距離が100mほどしかないため、非力で軽いキレ味を武器にしている馬は最後の急坂で脚が上がってしまうことも多い。まさに牝馬のアーモンドアイが良い例だ。
反対にエンジンのかかりが遅い馬だと差しが届かないこともある。
中山スプリンターズSは、前傾ラップからどんどん失速していくいわゆる消耗戦(スタミナの絶対値が低い馬からどんどん脱落していく)レースだったが
2014年に行われた馬場改修以降は傾向が変わり、以前より瞬発力を求められるようになっています。
前半中盤後半の各区間が平均化されたラップになり、脚を溜めて後半の速い上がりに繋げるという馬の好走が増えている。
雨上がりは差し・追い込み有利。
暗渠管の設置されているエリアから先に乾いていくので、馬場が軽くなる3コーナーから外を通って加速していく、差し・追い込みが有利。
雨上がりかつ、追い風の場合はより速い上がりが出やすく、なおさら差しが決まりやすい。
向かい風の時は内枠先行有利、外を通ったらアウト。加えて馬場が重いと直線でも伸びない。
ゴール前の急坂は2.24%と高く、JRA全10場の中では最大の難コースである。
そのうえ坂を上ってからゴールまでの距離が100mほどしかないため、非力で軽いキレ味を武器にしている馬は最後の急坂で脚が上がってしまうことも多い。まさに牝馬のアーモンドアイが良い例だ。
反対にエンジンのかかりが遅い馬だと差しが届かないこともある。
中山スプリンターズSは、前傾ラップからどんどん失速していくいわゆる消耗戦(スタミナの絶対値が低い馬からどんどん脱落していく)レースだったが
2014年に行われた馬場改修以降は傾向が変わり、以前より瞬発力を求められるようになっています。
前半中盤後半の各区間が平均化されたラップになり、脚を溜めて後半の速い上がりに繋げるという馬の好走が増えている。
クッション値について
芝馬場のクッション値 | 馬場表層のクッション性 |
12以上 | 硬め |
10〜12 | やや硬め |
8〜10 | 標準 |
7〜8 | やや軟らかめ |
7以下 | 軟らかめ |
クッション値とは?
私なりに解釈すると、芝の状態を軟らかいのか、あるいは硬いのか、単純にわかりやすく、データ化したもの。だと思ってください。
私なりに解釈すると、芝の状態を軟らかいのか、あるいは硬いのか、単純にわかりやすく、データ化したもの。だと思ってください。
芝は水分を含むとクッション値が低くなる(つまり軟らかくなる)と、パワー&スタミナを要すため→時計がかかります。
逆に乾燥して含水率が低くなり、クッション値が高くなる(つまり硬くなる)と時計が速くなって、スピードと瞬発力を求められる傾向があります。
これを更に細分化すると・・・
馬場が軟らかいと→差しが利く
馬場が硬くなると→逃げ先行有利
馬場が軟らかいと→差しが利く
馬場が硬くなると→逃げ先行有利
イメージはこんな感じ↑
軟らかい馬場を好む馬もいれば、硬い馬場を好む馬がいるように
お馬さんはそれぞれ好みが違いますからね。
是非参考にしてみてください。
軟らかい馬場を好む馬もいれば、硬い馬場を好む馬がいるように
お馬さんはそれぞれ好みが違いますからね。
是非参考にしてみてください。
令和版芝コースの馬場レベル表
オール野芝 | 小倉(夏) | 中山(秋) | 阪神(秋) | 新潟 | 中京(秋) | ||
軽い芝 | 東京 | 京都 | 新潟 | 小倉(夏) | 中山(秋) | 阪神(秋) | 中京(秋) |
オーバーシード | 東京 | 京都 | 阪神 | 福島 | 中京 | 中山 | 小倉(冬) |
重い芝 | 阪神 | 中山 | 中京 | 福島 | 京都(冬) | 小倉(冬) | |
非常に重い芝 | 函館 | 札幌 |
オール野芝 ▶︎最も軽い芝で、速い時計が出やすい
軽い芝 ▶︎時計面では野芝に劣るものの、こちらも速い時計が出やすい
オーバーシード ▶︎ケースバイケース
重い芝 ▶︎馬場が重く、時計もかかりやすい
非常に重い芝 ▶︎JRA10場の中で最も重く、時計もかかりやすい
軽い芝 ▶︎時計面では野芝に劣るものの、こちらも速い時計が出やすい
オーバーシード ▶︎ケースバイケース
重い芝 ▶︎馬場が重く、時計もかかりやすい
非常に重い芝 ▶︎JRA10場の中で最も重く、時計もかかりやすい
時計の出方は芝の生育状況によって左右されます。例えば、気温が上がり野芝の生育が旺盛になる初夏〜晩夏は速い時計が出やすく、スピードと瞬発力を求められます。
逆に気温の低い野芝の休眠期・特に冬場は時計がかかりやすくなる。小倉芝の夏開催は野芝のみ、最高レベルの軽い芝になるが、オーバーシードで冬場に行われる開催は時計を要するので、重い芝になることが多く、スタミナとパワーを求められます。京都の冬開催も同様の傾向がみられます。
逆に気温の低い野芝の休眠期・特に冬場は時計がかかりやすくなる。小倉芝の夏開催は野芝のみ、最高レベルの軽い芝になるが、オーバーシードで冬場に行われる開催は時計を要するので、重い芝になることが多く、スタミナとパワーを求められます。京都の冬開催も同様の傾向がみられます。
コース別タフ度(芝)
軽い | 新潟 | 東京 | 京都外 | 阪神外 |
中間 | 京都内 | 小倉 | 福島 | 中京 |
タフ | 阪神内 | 函館 | 中山 | 札幌 |
非力なスピードを持つ馬は急坂が苦手!?
中山芝や阪神芝の上り坂でスピードを維持するには、スタミナとパワーが要求されます。特に非力なスピードを持つ馬は、上り坂を苦手とするタイプが多く、スピードを削がれ持ち味を生かせません。
そうゆう非力な馬が直線が平坦な芝コースに出走すると、まるで水を得た魚のように変わり身を見せ、激走する場合があります。
牝馬のアーモンドアイはまさにこのタイプですね。
中山芝や阪神芝の上り坂でスピードを維持するには、スタミナとパワーが要求されます。特に非力なスピードを持つ馬は、上り坂を苦手とするタイプが多く、スピードを削がれ持ち味を生かせません。
そうゆう非力な馬が直線が平坦な芝コースに出走すると、まるで水を得た魚のように変わり身を見せ、激走する場合があります。
牝馬のアーモンドアイはまさにこのタイプですね。
海外競馬場別の馬場レベル表
軽い芝 | ドバイ | アメリカ | |
重い芝 | ヨーロッパ | フランス(凱旋門賞) | 香港 |
令和版ダートコースの馬場レベル表
軽いダート | 東京 | 京都 | ||||
重いダート | 札幌 | 函館 | 小倉 | 福島 | 新潟 | 阪神 |
非常に重いダート | 中京 | 中山 |
直線が長いコース |
競馬場 | 直線/m | 回り | カーブ | ゴール前 |
新潟外 | 658.7 | 左 | 急 | 平坦 |
東京 | 525.9 | 左 | 複合 | 緩坂 |
阪神外 | 473.6 | 右 | 複合 | 急坂 |
中京 | 412.5 | 左 | スパ | 急坂 |
京都外 | 403.7 | 右 | 複合 | 平坦 |
スパは→スパイラルカーブ
小は→小回り
大回は→大回り 別名(複合カーブ)とも言う
急は→急カーブ
小は→小回り
大回は→大回り 別名(複合カーブ)とも言う
急は→急カーブ
瞬発戦 | 32.0〜34.4 |
瞬発力勝負になりやすいコース
❶直線が長い
❷直線がフラットでゴール前に急坂がない
❸東京・京都外回り・新潟外回り
※新潟芝は、特に外回りの上がり3ハロンはすべて直線なので、32〜33秒台前半の上がりタイムが当たり前のようにバンバン出やすい。
ここでの数字を鵜呑みにすると、他馬では全くアテにならないので要注意。
❶直線が長い
❷直線がフラットでゴール前に急坂がない
❸東京・京都外回り・新潟外回り
※新潟芝は、特に外回りの上がり3ハロンはすべて直線なので、32〜33秒台前半の上がりタイムが当たり前のようにバンバン出やすい。
ここでの数字を鵜呑みにすると、他馬では全くアテにならないので要注意。
直線の長い平坦コースの特徴
東京芝・京都外回り・新潟外回りなど、直線が長い外回りコースでは速い脚を長く使える持続力とキレ味重視
瞬発力タイプはなるべく前半で余力を残し、ギアチェンジが早いので、一瞬で加速する能力に優れる。
特にゴール前が平坦で、直線の長いコースでは上がり最速馬1位〜3位が上位を独占するほど、キレ味の鋭い瞬発力を求められる傾向があります。
たとえペースが早くなろうが遅くなろうが、どのみち速い上がりを使える馬が来てしまうので
要は上がり順位が他馬よりも勝るタイプを狙えばいい訳です。
このような広いコースでは、ペースを度外視してキレ味の鋭い瞬発力タイプを積極的に狙っていきましょう!
その反面弱点もある。瞬発力タイプはタフさを問われると脆いタイプなので、中山・中京・阪神芝の急坂を苦手とする馬も珍しくありません。
平坦なコースでは無類の強さを誇る、牝馬のアーモンドアイはまさにこのタイプでした。
引退レースとなったジャパンカップではハイペースになったが1着に来ているものの
有馬記念ではタフさを問われ9着と凡走しています。
東京芝・京都外回り・新潟外回りなど、直線が長い外回りコースでは速い脚を長く使える持続力とキレ味重視
瞬発力タイプはなるべく前半で余力を残し、ギアチェンジが早いので、一瞬で加速する能力に優れる。
特にゴール前が平坦で、直線の長いコースでは上がり最速馬1位〜3位が上位を独占するほど、キレ味の鋭い瞬発力を求められる傾向があります。
たとえペースが早くなろうが遅くなろうが、どのみち速い上がりを使える馬が来てしまうので
要は上がり順位が他馬よりも勝るタイプを狙えばいい訳です。
このような広いコースでは、ペースを度外視してキレ味の鋭い瞬発力タイプを積極的に狙っていきましょう!
その反面弱点もある。瞬発力タイプはタフさを問われると脆いタイプなので、中山・中京・阪神芝の急坂を苦手とする馬も珍しくありません。
平坦なコースでは無類の強さを誇る、牝馬のアーモンドアイはまさにこのタイプでした。
引退レースとなったジャパンカップではハイペースになったが1着に来ているものの
有馬記念ではタフさを問われ9着と凡走しています。
瞬発力タイプの弱点
❶タフさを問われると弱い
瞬発力タイプは上がりの速いレースが得意なので、タフさ問われると脆い。
急坂のある中山・阪神・中京芝が苦手とするタイプもいる。
❷距離延長はマイナス
距離が延びるほどタフさを増すので、基本的に距離延長はマイナス。
※例外もある。前走で渋太さ、良い脚は使えたけど、前を捉えてきれなかった馬は→距離延長で狙う。
❸斤量増はマイナス
逆に斤量が軽くなるとスピードのある馬は有利になる。
❶タフさを問われると弱い
瞬発力タイプは上がりの速いレースが得意なので、タフさ問われると脆い。
急坂のある中山・阪神・中京芝が苦手とするタイプもいる。
❷距離延長はマイナス
距離が延びるほどタフさを増すので、基本的に距離延長はマイナス。
※例外もある。前走で渋太さ、良い脚は使えたけど、前を捉えてきれなかった馬は→距離延長で狙う。
❸斤量増はマイナス
逆に斤量が軽くなるとスピードのある馬は有利になる。
直線が短いコース |
競馬場 | 直線/m | 回り | カーブ | ゴール前 |
新潟内 | 358.7 | 左 | 急 | 平坦 |
阪神内 | 356.5 | 右 | 複合 | 急坂 |
京都内 | 328.4 | 右 | 複合 | 平坦 |
中山内 | 310 | 右 | 小回 | 急坂 |
中山外 | 310 | 右 | 複合 | 急坂 |
札幌 | 266.1 | 右 | 大回 | 平坦 |
函館 | 262.1 | 右 | 小回 | 平坦 |
福島 | 292 | 右 | 小スパ | 平坦 |
小倉 | 293 | 右 | 小スパ | 平坦 |
消耗戦 | 35.7〜 |
消耗戦になりやすいコース
❶直線が短い小回りコース
特に内回りコース
❷ゴール前に急坂がある
❸洋芝または荒れ馬場
中山・阪神内回り・北海道の函館・札幌・ローカル開催の後半など
上がりがかかる直線の短い小回りコースでは、東京や京都芝に比べてキレ味は求められないので、急坂のあるコースとリンクする。
❶直線が短い小回りコース
特に内回りコース
❷ゴール前に急坂がある
❸洋芝または荒れ馬場
中山・阪神内回り・北海道の函館・札幌・ローカル開催の後半など
上がりがかかる直線の短い小回りコースでは、東京や京都芝に比べてキレ味は求められないので、急坂のあるコースとリンクする。
直線が短い小回りコースの特徴
中山・阪神内回り・北海道の函館・札幌・ローカル開催の後半など
直線が短い小回りコースでは、上がりがかかりやすく、東京や京都芝ほどキレ味は求められません。
上がりがかかるということは、直線に急坂&直線が短いコースの特徴であり
メンバー内で相対的に速い脚を使えない、上がり順位が劣るタイプにも台頭するチャンスがあります。
また、直線が短いので、小回りコースでは一瞬の脚を武器とするタイプも狙い目になる。
ただし弱点もある。時計を要して浮上する典型的な重い芝巧者や、上がり順位が劣るタイプは、小回りコースでは押し切れても、東京や新潟外回り、京都外回りなどの広いコースではキレ負けしてしまいます。
中山・阪神内回り・北海道の函館・札幌・ローカル開催の後半など
直線が短い小回りコースでは、上がりがかかりやすく、東京や京都芝ほどキレ味は求められません。
上がりがかかるということは、直線に急坂&直線が短いコースの特徴であり
メンバー内で相対的に速い脚を使えない、上がり順位が劣るタイプにも台頭するチャンスがあります。
また、直線が短いので、小回りコースでは一瞬の脚を武器とするタイプも狙い目になる。
ただし弱点もある。時計を要して浮上する典型的な重い芝巧者や、上がり順位が劣るタイプは、小回りコースでは押し切れても、東京や新潟外回り、京都外回りなどの広いコースではキレ負けしてしまいます。
持続力タイプの弱点
❶斤量増はマイナス
特に鈍足タイプの馬は不利
❷重い芝巧者はキレ負けに注意
時計を要して浮上する典型的な重い芝巧者はスピード負けする可能性が高い
❸距離短縮はマイナス
追い込みは上がりがかかるほど決まりやすいので、基本的に距離短縮はNG
逃げ先行馬なら前に行って粘り切れなかった馬を狙うのがセオリー。
特にテンで早い数値を記録した馬で、上がりは考慮しなくてもOK。このタイプは距離短縮で狙えます。
❶斤量増はマイナス
特に鈍足タイプの馬は不利
❷重い芝巧者はキレ負けに注意
時計を要して浮上する典型的な重い芝巧者はスピード負けする可能性が高い
❸距離短縮はマイナス
追い込みは上がりがかかるほど決まりやすいので、基本的に距離短縮はNG
逃げ先行馬なら前に行って粘り切れなかった馬を狙うのがセオリー。
特にテンで早い数値を記録した馬で、上がりは考慮しなくてもOK。このタイプは距離短縮で狙えます。
馬の距離適性を見るポイント
❶当該距離での持ち時計
❷その時の着順
❸当該距離の実績
❹道中のペース
❶当該距離での持ち時計
❷その時の着順
❸当該距離の実績
❹道中のペース
例えば激走レンジが1600mの軽い芝の場合、軽い芝の1600mだと100%の力を出し切れるが
それより負荷がかかるとエネルギー切れを起こす可能性が高くなります。
距離=タフさ
距離が延びれば延びるほどタフさを増し、逆に道中のペースが緩んで上がり勝負になれば負担は軽くなる。
馬の距離適性を見る場合はなるべく同距離&同条件から見極めましょう。
それより負荷がかかるとエネルギー切れを起こす可能性が高くなります。
距離=タフさ
距離が延びれば延びるほどタフさを増し、逆に道中のペースが緩んで上がり勝負になれば負担は軽くなる。
馬の距離適性を見る場合はなるべく同距離&同条件から見極めましょう。
直線の短いコース
逃げ先行有利だが、短い直線を意識した騎乗をするため仕掛けは早くなりがち、ハイペースから→先行馬がバテると差し・追い込み馬が台頭します。
逃げ先行有利だが、短い直線を意識した騎乗をするため仕掛けは早くなりがち、ハイペースから→先行馬がバテると差し・追い込み馬が台頭します。
直線の長いコース
差し追い込み有利だが、長い直線を意識した騎乗をするため道中のペースは落ち着きやすい。
スローペースから→仕掛けが遅くなりすぎると→意外と差し届かず→逃げ・先行馬が有利になります。前残りに注意。
差し追い込み有利だが、長い直線を意識した騎乗をするため道中のペースは落ち着きやすい。
スローペースから→仕掛けが遅くなりすぎると→意外と差し届かず→逃げ・先行馬が有利になります。前残りに注意。
競馬場 | 求められる能力 |
東京芝 | キレ味のある瞬発力、上級クラスになるほどスピードの持続力、高速馬場への対応力 |
京都芝(内) | 器用さのある先行力、スピードの持続力 |
京都芝(外) | 4ハロン近いロングスパート力、キレ味のある瞬発力 |
小倉芝 | 長くバテない末脚、スタミナ、器用さ、スピードの持続力 |
新潟芝(内) | 前から好位につけて、器用に立ち回れる先行力、スピードの持続力 |
新潟芝(外) | ジリジリと伸びて、4ハロンくらい速く走れるロングスパート力 |
中京芝 | ジリジリと伸びる息の長い末脚、粘り強い先行力、パワー、タフさ |
阪神内 | 器用さのある先行力、パワー、スピードの持続力 |
阪神外 | キレ味のある瞬発力、いい脚を長く使える末脚、パワー |
中山芝 | 一瞬でキュッと前に出る器用さ、先行力、スピードの持続力、パワー |
福島芝 | スタミナ、スピードの持続力、器用さのある先行力 |
札幌芝 | キレ味のある瞬発力、1500mは先行力 |
函館芝 | スピードの持続力、パワー、スタミナ、器用さ、タフさ |
瞬発力タイプが得意なコース |
競馬場 | テン | カーブ | 直線 |
東京 | -- | 大 | 長 |
京都外 | 平 | 大 | 長 |
阪神外 | 平 | 大 | 長 |
新潟外 | 平 | 急 | 長 |
中京 | 上 | ス | 長 |
札幌 | 平 | 大 | 短 |
持続力タイプが得意なコース |
競馬場 | テン | カーブ | 直線 |
阪神内 | -- | 普 | 短 |
京都内 | 平 | 普 | 短 |
中山 | -- | 小 | 短 |
新潟内 | 平 | 急 | 短 |
札幌 | 平 | 大 | 短 |
小倉 | -- | 小ス | 短 |
福島 | -- | 小ス | 短 |
函館 | -- | 小 | 短 |
中京 | 上 | スパ | 長 |
瞬発力タイプ
❶特徴
ギアチェンジが速く、瞬時に加速できる11.7-11.0-12.0(イメージ)
外回り向きの馬は不器用な反面、一度エンジンが点火すると簡単には止まらない。速い脚を爆発的に繰り出すことができる。
❶特徴
ギアチェンジが速く、瞬時に加速できる11.7-11.0-12.0(イメージ)
外回り向きの馬は不器用な反面、一度エンジンが点火すると簡単には止まらない。速い脚を爆発的に繰り出すことができる。
❷直線
長いほうがベターではあるが、直線は短くてもOK。
長いほうがベターではあるが、直線は短くてもOK。
❸コーナー
ギリギリまで脚を溜めたいので、カーブはキツくてもOK。
ギリギリまで脚を溜めたいので、カーブはキツくてもOK。
❹起状
前半はゆっくり追走して脚を溜めたいので、スタート直後に上り坂があったほうがいい。
前半はゆっくり追走して脚を溜めたいので、スタート直後に上り坂があったほうがいい。
持続力タイプ
❶特徴
トップスピードが長く続く 11.0-11.0-11.0(イメージ)
なるべく残り4〜5ハロン辺りから12秒フラット〜11秒くらいの速いラップを連続して刻めるタイプが望ましい。
内回り向きの馬はコーナーワークが上手。主にローカルの小回りコースに実績のある馬や、器用さのある馬がよく走る。
また、3コーナー付近から早めにペースアップするため、スピードの持続力が問われます。
❶特徴
トップスピードが長く続く 11.0-11.0-11.0(イメージ)
なるべく残り4〜5ハロン辺りから12秒フラット〜11秒くらいの速いラップを連続して刻めるタイプが望ましい。
内回り向きの馬はコーナーワークが上手。主にローカルの小回りコースに実績のある馬や、器用さのある馬がよく走る。
また、3コーナー付近から早めにペースアップするため、スピードの持続力が問われます。
❷直線
基本的には長いほうがいい
※ただしズブい馬はキレ負けに注意。
基本的には長いほうがいい
※ただしズブい馬はキレ負けに注意。
❸コーナー
カーブが緩ければ、コーナーから加速しても止まらないので、なるべく大回りのほうがいい。
カーブが緩ければ、コーナーから加速しても止まらないので、なるべく大回りのほうがいい。
❹起状
前半からトップスピードに乗せて、加速しながら追い上げたいので、スタート直後に下り坂があったほうがいい。
前半からトップスピードに乗せて、加速しながら追い上げたいので、スタート直後に下り坂があったほうがいい。
さらに詳しい瞬発力と持続力タイプの見分けかたはこちら↓↓↓↓↓↓↓↓