瞬発力タイプの特徴
自動車に例えるとオートマ車のような
一瞬でローギアからトップにギアチェンジできる
緩急のあるラップに強い
11.9-10.8-11.4(イメージ)
前半はゆっくり追走して脚を溜めたいので
スローペースが向く
長くいい脚を使えないので末脚の持続性が低い
上り坂と平坦コースは追い風になる
内枠が得意
自動車に例えるとオートマ車のような
一瞬でローギアからトップにギアチェンジできる
緩急のあるラップに強い
11.9-10.8-11.4(イメージ)
前半はゆっくり追走して脚を溜めたいので
スローペースが向く
長くいい脚を使えないので末脚の持続性が低い
上り坂と平坦コースは追い風になる
内枠が得意
持続力タイプの特徴
自動車に例えるとマニュアル車のような
徐々にギアチェンジをしながら加速するタイプ
スタミナが豊富で締まった流れに強い
末脚の持続性が高く重賞レースにも強い
11.6-11.3-11.4(イメージ)
加速しながら追い上げたいので
前半から飛ばしてもOK
ミドル〜ハイペースが向く
下り坂は追い風になる
外枠が得意
自動車に例えるとマニュアル車のような
徐々にギアチェンジをしながら加速するタイプ
スタミナが豊富で締まった流れに強い
末脚の持続性が高く重賞レースにも強い
11.6-11.3-11.4(イメージ)
加速しながら追い上げたいので
前半から飛ばしてもOK
ミドル〜ハイペースが向く
下り坂は追い風になる
外枠が得意
減速ラップ
11.3-11.0-11.7
11.5-11.8-12.5
ゴールに近づくにつれてラップタイムが落ちていくパターン。主にハイペースで発生しやすく、タフな消耗戦になり差し馬が恵まれる。
11.5-11.8-12.5
ゴールに近づくにつれてラップタイムが落ちていくパターン。主にハイペースで発生しやすく、タフな消耗戦になり差し馬が恵まれる。
加速ラップ
12.0-11.4-11.3
ゴールへ向けてラップタイムが加速していくパターン。主にスローペースで発生しやすい。
前が有利な流れなので、加速ラップを差し切った馬の瞬発力は信頼できることが多い。
ゴールへ向けてラップタイムが加速していくパターン。主にスローペースで発生しやすい。
前が有利な流れなので、加速ラップを差し切った馬の瞬発力は信頼できることが多い。
一般的なラップ
12.0-11.4-11.7
ラスト2ハロン目のラップタイムが最も速くなり、ラスト1ハロンではやや失速するパターン。
残り2ハロン目でトップスピードに達して、最後は脚を使い切る馬が多いため、このようなラップ構成になるのが一般的。
ラスト2ハロン目のラップタイムが最も速くなり、ラスト1ハロンではやや失速するパターン。
残り2ハロン目でトップスピードに達して、最後は脚を使い切る馬が多いため、このようなラップ構成になるのが一般的。
瞬発力勝負を判断するポイント
❶ラスト4ハロンのラップ内で0.5以上の加速ラップがある
❷中盤のラップタイムが緩んでいる
❷中盤のラップタイムが緩んでいる
持続力勝負を判断するポイント
❶ワンペース(ほとんどペースが変わらず一定の)持続力勝負
❷スローのロングスパート戦
❸タフな消耗戦になった
❷スローのロングスパート戦
❸タフな消耗戦になった
ラップタイムの分類法
超速 | 10.0〜11.0 |
速い | 11.1〜11.5 |
やや速 | 11.6〜12.0 |
やや遅 | 12.1〜12.5 |
遅い | 12.6〜13.0 |
超遅 | 13.1〜 |
ペース | 型 | 特徴 |
スローペース | ❶右肩上がり | レース後半の頭から徐々にペースアップして→上がりは多少かかる |
スローペース | ❷ロングスパート | レース後半のラスト5ハロンぐらいから一気にペースが上がること |
スローペース | ❸ヨーイドン | 残り3Fまで徹底してペースが上がらず、ラスト3Fだけ急激に加速して極端に上がりが速くなること |
ミドルペース | ❹緩急型 | 前半の2Fを除く最高と最低のラップの差が+1.0秒以上になる |
ミドルペース | ❺一定型 | 前半の2Fを除く最高と最低のラップの差が±0.0〜1.0秒以内におさまる |
ハイペース | ❻直線手前スロー | レース後半で息が入り上がり3Fで再加速すること |
ハイペース | ❼一本調子 | レース途中で全く息が入らずタフな消耗戦になること |
7種のレースタイプと求められる能力
ペース | 型 | 求められる能力 |
スローペース | ❶右肩上がり | 長くいい脚と底力 |
スローペース | ❷ロングスパート | 長くいい脚 |
スローペース | ❸ヨーイドン | 瞬発力、一瞬のいい脚 |
ミドルペース | ❹緩急型 | 瞬発力、一瞬のいい脚 |
ミドルペース | ❺一定型 | 長くいい脚、スピードの持続力 |
ハイペース | ❻直線手前スロー | スタミナと瞬発力 |
ハイペース | ❼一本調子 | スタミナの絶対値と底力 |
7種のレースタイプ

ヨーイドン型
13.2-12.0-12.4-12.7-11.9-11.0-10.6-11.4
レース全体の上がり3ハロンが極端に速くなるレースのこと
残り3ハロンまで徹底してペースが上がらず、上がり3ハロンで一気にギアチェンジして急加速すると→上がりが極端に速くなるので、瞬発力(一瞬のいい脚)に特化したタイプが有利になる。
逆に長くいい脚を使えるタイプは不向き。
サンプルホースはサトノフェイバー
ロングスパート戦
12.5-10.8-11.8-12.0-11.8-11.7-12.3-12.0-11.8-11.5-11.7-12.0
これは日本ダービー2022のラップタイムである
前半部分はやや早めに、向正面のコブに差しかかると、ここで一旦ペースが緩み、下り坂に転じると
ここから一気にペースアップして、約5ハロンのロングスパート戦になっている
ロングスパート戦になるとスタミナを問われるので、ガス欠を起こしたものから徐々に脱落していくそんなレースです。
12.5-10.8-11.8-12.0-11.8-11.7-12.3-12.0-11.8-11.5-11.7-12.0
これは日本ダービー2022のラップタイムである
前半部分はやや早めに、向正面のコブに差しかかると、ここで一旦ペースが緩み、下り坂に転じると
ここから一気にペースアップして、約5ハロンのロングスパート戦になっている
ロングスパート戦になるとスタミナを問われるので、ガス欠を起こしたものから徐々に脱落していくそんなレースです。

右肩上がり型
12.5-11.2-11.2-11.4-11.5-11.8-11.7-11.5-12.1
レース後半の頭から徐々にペースアップして→上がり3ハロンが多少かかるレースのこと
徐々にペースアップするため、長くいい脚を使えるタイプが有利になる。
そのため上がりの3ハロンは飛び抜けて速くなりません。
また、底力を要求されるので、瞬発力(一瞬のいい脚)に特化したタイプは不向き。
サンプルホースはヒシイグアス。
緩急型
13.0-11.7-11.9-12.0-12.4-12.4-12.5-11.9-11.2-12.0
赤色は最高値
青色は最低値
前半の2ハロンを除く最高と最低のラップの差が+1.0秒以上になるレースのこと
ハイペースの直線手前スロー型と似たようなタイプ。
道中のラップも遅い部分と速い部分の差が激しいが、レース後半で息が入るぶん、上がりもそこそこ速くなるので、瞬発力が問われます。
特に緩急のあるラップに強い瞬発力タイプが有利になる。
13.0-11.7-11.9-12.0-12.4-12.4-12.5-11.9-11.2-12.0
赤色は最高値
青色は最低値
前半の2ハロンを除く最高と最低のラップの差が+1.0秒以上になるレースのこと
ハイペースの直線手前スロー型と似たようなタイプ。
道中のラップも遅い部分と速い部分の差が激しいが、レース後半で息が入るぶん、上がりもそこそこ速くなるので、瞬発力が問われます。
特に緩急のあるラップに強い瞬発力タイプが有利になる。
一定型
13.1-11.5-11.7-11.6-12.1-11.9-12.3-11.9-12.0-12.4
赤色は最高値
青色は最低値
前半の2ハロンを除く最高と最低のラップの差が±0.0〜1.0秒以内におさまる
いわゆる淀みのないレース。ペースが上がることも下がることもないので
余力を溜め込むタイミングがありません。そのため、上がりは特別速くなることはなく、長くいい脚を使えるタイプが有利になる。
右肩上がりのレースを得意とするタイプはこのタイプが多いかも?
13.1-11.5-11.7-11.6-12.1-11.9-12.3-11.9-12.0-12.4
赤色は最高値
青色は最低値
前半の2ハロンを除く最高と最低のラップの差が±0.0〜1.0秒以内におさまる
いわゆる淀みのないレース。ペースが上がることも下がることもないので
余力を溜め込むタイミングがありません。そのため、上がりは特別速くなることはなく、長くいい脚を使えるタイプが有利になる。
右肩上がりのレースを得意とするタイプはこのタイプが多いかも?
直線手前スロー型
12.6-11.3-11.2-12.0-13.0-12.9-13.2-11.9-11.5-12.1
レース後半で息が入り、上がり3ハロンで再加速するレースのこと
前半のハイペースで消耗した馬たちは、体力の補填を直線手前で行う
わずか2Fの短い時間だが、ここで息が入ることによって、多少の余力を確保することができるので、後半のラストスパートへ繋がる。
直線手前でペースダウンすると息が入るので、瞬発力が問われます。
スタミナは勿論のこと、速めの上がりを駆使できる、キレ味も同時に求められるレース。
12.6-11.3-11.2-12.0-13.0-12.9-13.2-11.9-11.5-12.1
レース後半で息が入り、上がり3ハロンで再加速するレースのこと
前半のハイペースで消耗した馬たちは、体力の補填を直線手前で行う
わずか2Fの短い時間だが、ここで息が入ることによって、多少の余力を確保することができるので、後半のラストスパートへ繋がる。
直線手前でペースダウンすると息が入るので、瞬発力が問われます。
スタミナは勿論のこと、速めの上がりを駆使できる、キレ味も同時に求められるレース。
一本調子型
12.8-11.2-11.2-11.4-12.0-12.4-12.5-11.9-12.0-13.1
レースの途中で全く息が入らずタフな消耗戦になり、ラスト4ハロンのラップが減速ラップになること
直線手前スロー型と違い、こちらは道中で全く息が入らないのが特徴
そのため、前半で消耗した体力を補填するタイミングが一切ありません。
ほとんどの馬がガス欠状態で走っている状況だ。
スタミナの絶対値はもちろんのこと、スタミナが切れた後の底力も問われるレース。
12.8-11.2-11.2-11.4-12.0-12.4-12.5-11.9-12.0-13.1
レースの途中で全く息が入らずタフな消耗戦になり、ラスト4ハロンのラップが減速ラップになること
直線手前スロー型と違い、こちらは道中で全く息が入らないのが特徴
そのため、前半で消耗した体力を補填するタイミングが一切ありません。
ほとんどの馬がガス欠状態で走っている状況だ。
スタミナの絶対値はもちろんのこと、スタミナが切れた後の底力も問われるレース。
❸❹❻で好走していれば→瞬発力タイプ
❶❷❺❼で好走していれば→持続力タイプ