人外×人間でハァハァするスレ 201-250
1-50 | 51-100 | 101-150 | 151-200 | 201-250 | 251-300 |
301-350 | 351-400 | 401-450 | 451-500 | 501-550 | 551-600 |
601-625 | 626-650 | 651-700 | 701-750 | 751-800 | 801-850 |
851-900 | 901-972 |
- 201. S令嬢×M人外男 2008/07/07(月) 16:19:37 ID:HNqqZiDT
- 欲望のままに初めてSSというものを書いた。
内容は名前欄の通り。
拙い出来でエロさも微妙ですが、お口に合う方がいれば幸い。 - 202. S令嬢×M人外男 2008/07/07(月) 16:20:53 ID:HNqqZiDT
- 音もなく雨の降る夜更け、古いがよく手入れをされた洋館。その裏手にある小さな扉が細心の注意を払って開かれ……入ってきたのは、人の形をしているが、体毛はなく、代わりにところどころを甲殻が覆っている、そんな生き物だった。
彼は開かれた扉からするりと身体を滑り込ませ、注意深く辺りを見回し――正面にある階段の上に仁王立ちして、彼を見つめる少女に気付いた。
「――ジェシカお嬢様」
彼は頭を下げる。その動きに合わせてシャラリと首に巻かれた鎖が鳴った。鎖の留具にはこの屋敷のいたるところに刻まれている紋章が、同じように入れてあり――それは即ち、彼がこの家に「モノ」として属していることを示していた。
「こんな時間に、どこへ行っていたのかしら?シルヴァ」
純白の夜着の上から、刺繍の細かさで高価な事が見て取れる若草色のストールを羽織った少女は、あからさまに不機嫌な声音で尋問の言葉をつむぎ、カツカツと足音を立てながら階段を下りた。
シルヴァは頭を下げたまま視線を動かし、ジェシカの足をちらりと盗み見る。彼女は柔らかな室内履きでなく、艶やかな黒革のピンヒールを履いていた。
その禍々しい艶にゴクリ――と思わず唾を飲む。
「まぁ、だんまりなの、シルヴァ――顔をお上げなさい」
「……」
カッ、と足音を一際高く立ててジェシカはシルヴァの前に立ち、自分より頭二つ分くらいは長身のシルヴァを見上げ、彼の金の瞳を睨みつける。シルヴァは黙ったまま、ただジェシカの紺碧の瞳を見返していた。 - 203. S令嬢×M人外男 2008/07/07(月) 16:22:59 ID:HNqqZiDT
- 「ほらシルヴァ、何とか言ったらどうなの?」
ぐりぐりと弱点を抉られながらでは、叫び声をあげないでいるのがやっとだ。
「ッ――ぉ、」
それでも懸命に言葉を搾り出す。だんまりのままでいられるのは、彼女の最も嫌うことだと知っているから。
「なぁに?シルヴァ」
「ぉ、母上を、そのよ、うにッお呼びになっては――ガぁッ」
ぶちり、とシルヴァ足の甲がたてた音は、彼の漏らした呻き声にかき消された。
忌々しそうな顔で少女が足を引くと、鮮やかな緑色の血が漆黒のヒールに滴った。
それを見てシルヴァは跪き――当然といわんばかりにジェシカは折られた膝の上に汚れたヒールを載せた。
「お前のせいで汚れてしまったわ……綺麗になさい」
シルヴァは首と舌をあらん限り伸ばし、ヒールに付着した己の血液を舐め取る。
雨に濡れた彼の身体に触れぬよう抓んで持ち上げられたスカートの中からは、興奮したジェシカの匂いが薄く香り、シルヴァは内心安堵する。
これはいつもの戯れで、自分は本当に嫌われているわけではない。
それさえ分かれば彼にとってはどんな仕打ちも無上の喜びだ。
一方ピチャピチャと靴を舐めるシルヴァの様子を眺めたジェシカは、彼の痩せてはいるが広い背に目を向ける。
昼間に彼女がつけた傷痕が刻まれている筈のその場所に、今はガーゼが丁寧に貼られていた。『あの女』の、仕業だ。
生れてすぐに母と死に別れたジェシカに、多忙ゆえに共にいられない日の多い父親が、ペット兼下働き兼ボディガードとして与えたのがシルヴァだった。
彼は主の言いつけを守り、いつもジェシカの傍に仕え、彼女の言うどんな我侭にも従ってくれた。
それなのに……
(あんな女、母ではないわ。決して許さない……お父様だけでなく、シルヴァまでわたくしから取り上げようとするだなんて)
「もういいわ。身体を拭いたら、わたくしの部屋にいらっしゃい。勿論背中の、汚らしい膏薬も取ってね……おまえにはまだ、躾が足りないようだから」
「――畏まりました」 - 204. S令嬢×M人外男 2008/07/07(月) 16:23:56 ID:HNqqZiDT
- 以上です。
スレ汚し失礼しました。 - 205. S令嬢×M人外男 2008/07/07(月) 21:19:14 ID:C6CMcpUe
- すみません、>202と>203の間の部分が抜けてました。
【202続き】
「お前が黙りこくったところで、意味がないわ。だってわたくし、知っているのですもの――『あの女』のところに、行っていたのでしょう?」
「――ッ!!」
ピンヒールの尖った踵が、シルヴァの足の甲を覆う甲殻の隙間に刺し込まれた。
甲殻の下の柔らかな皮膚が彼の弱点である事を知り抜いた的確な攻撃に、思わず叫び声をあげそうになる。
【203へ】
本当に不慣れですみませんでした。
失礼します。 - 206. 186 2008/07/08(火) 02:09:13 ID:S74AGA5J
- >>205
GJおつかれ
初めてのSSでこんなに書けるとはすごいじゃないか
しかしジェシカのSっぷりたまらんのう(;´Д`) - 207. 名無しさん@ピンキー 2008/07/08(火) 02:10:07 ID:S74AGA5J
- やべ、名前が入ったままだったorz
- 208. 名無しさん@ピンキー 2008/07/08(火) 15:28:40 ID:k2nTaBOO
- これはGJ
- 209. 名無しさん@ピンキー 2008/07/09(水) 23:25:02 ID:L1ew2nF5
- >>205
不慣れでも十分良かったぜGJ
これからもがんばれ - 210. 名無しさん@ピンキー 2008/07/10(木) 23:30:48 ID:MCn29uN9
- >>205
初めてでこの文章とか喧嘩売ってんのか!?
もっとやれハァハァ - 211. 名無しさん@ピンキー 2008/07/11(金) 01:51:15 ID:kTO1TyXS
- 次回作にも期待
- 212. 名無しさん@ピンキー 2008/07/12(土) 23:54:15 ID:v31CKo0V
- 保守
スライムさんまだかな - 213. 名無しさん@ピンキー 2008/07/13(日) 00:22:16 ID:43Ffy93F
- ミノタウロス×少女まだー?
- 214. 名無しさん@ピンキー 2008/07/13(日) 20:46:04 ID:himMd4YK
- ミノタウロスと少女で真っ先にぷよぷよと魔導物語のミノとルルーを思い出した
- 215. 名無しさん@ピンキー 2008/07/13(日) 22:17:04 ID:+btzUatJ
- ぷよぷよには萌えたなぁ。
あとドラクエの
マッドハンド×アリーナとかで妄想していた頃もありました・・・ - 216. 名無しさん@ピンキー 2008/07/13(日) 22:41:25 ID:b93Ye2Dp
- けなげなメタモンは?
- 217. 名無しさん@ピンキー 2008/07/14(月) 01:13:26 ID:vlfNRwTq
- 今ふと受信したんだが、産まれたときから人間に育てられて
自分を人だと思い込んだペットの人外(動物でも獣人でも可)が人間である飼い主に恋をしたが
飼い主は人外の想いに気付かず交配のため人外に同種のオスをあてがって、
自分を人と思っている人外はわけもわからないままそのオスに犯されるとかどうよ?
オスが人外を犯しながら現実を突き付けて泣かすもよし、
望まない子供を孕まされて精神を病んだ人外が鬱エンドに向かって疾走していくもよし。
飼い主との純愛ルートもありで。 - 218. 名無しさん@ピンキー 2008/07/14(月) 12:54:22 ID:Qg2tTErc
- >>217
ペット雌か!読んでてアッーとか思った自分バカww
鬱エンドというかオス→ペット→人のほのぼのギャグとかの方を受信した
最終的にはオス×ペット×人の三つ巴になるのでFA - 219. 名無しさん@ピンキー 2008/07/14(月) 13:20:58 ID:uDd1Cy0s
- >>218
お前は俺か - 220. 名無しさん@ピンキー 2008/07/14(月) 17:56:07 ID:PlU8KFpZ
- >>181
ウィキペ先生が
「2000年代半ばにおいては、アニメや漫画を中心にむしろ人間のヒロインが
少ないのではないかというほどに人外萌えが流布しており、その影響が注目される」だってさ - 221. まえがき 2008/07/14(月) 21:37:52 ID:vlfNRwTq
- 以前メタモン娘ネタを提案した者です。
今回やっと執筆に一応の区切りがついたので投下したいと思います。
燃料になるどころか自身の萌えの燃えカスみたいな小咄ですが、このスレの活性になれば幸いです。
一応話の傾向を明記しておきます↓
・虐待要素あり、鬼畜
・ニックネーム要素あり
・原作の設定との大きな食い違い、捏造あり
・エロ要素は微妙
他にも人外特性を生かしきれていないとかいろいろ反省点はあるのですがキリがないので黙ります…orz
また携帯から投稿しているので読みづらい点も多々あると思いますが、そこはご容赦ください。 - 222. メタモン娘 2008/07/14(月) 21:39:52 ID:vlfNRwTq
- 部屋に響く水音は聞き慣れたものだった。
昔も、そしてこれからもそれは変わらないだろう。
「っ…ん…あ、っふ…」
『ぴちゃ』『くちゅ』
その空間は、か細い嬌声と湿った喘ぎ、そして粘液を掻き回すような水音で占められていた。
発される熱、それから流れてゆく汗、鼻腔から吐き出すことが追い付かず口から出ていく息が空間を温めてゆくのだろう。ぬくまった空気が纏わり付き、少女は湯気の立ち込める中を泳いでいるかのような錯覚さえ覚えた。
額に伝う汗が薄紫の髪の隙間を通っていくのを感じながら、少女は熱を帯びた目で天井の照明を見つめる。
円い形をしたそれが黒い双眸に光を落とす様は、まるで月夜の空のようであった。
「っ………、ん、んぅ…」
びくん、と反り返った足が痙攣する。その両足は腿からふくらはぎ、足首から爪先までもがアラバスターのように白く細い。
その白さ故に皮膚の下で流れる血液の色が透けるのだろう、柔らかな肉の全体は興奮により桃のように赤く染まりつつある。 - 223. メタモン娘? 2008/07/14(月) 21:41:01 ID:vlfNRwTq
-
滑らかな足の終点、桜貝のような爪を生やした指が何かから逃れるように虚空を掻く。
ささやかな抵抗なのか生理的な反応であるかは定かでないが、どこかその姿が蜘蛛の巣にかかった虫の最期を想起させるようでどこか哀れを誘った。
引き攣るような動きは先程から幾度も繰り返されている、少女が逃れたがっているという解釈はあながち間違ってはいないのかも知れない。
グォ……ウゥ……
ときに甲高く弱々しく紡がれるそれとは別種の、くぐもった唸りが漏れる。少女と共に存在するその生き物には四つの腕があった。
暗緑の皮膚の下に筋肉が盛り上がり、胸板は並外れて厚く、逆三角形というよりは円錐を逆さにし手足をつけたような体型をしていた。 - 224. メタモン娘? 2008/07/14(月) 21:42:08 ID:vlfNRwTq
- 首はない。四つの腕の付け根である肩の真ん中に顔が乗っており、顔には大きな瞳、小さな鼻、固い唇に縁取られた口がある。
額からはとさかのような三つの突起が生えていた。
腕の一本一本が丸太のように太く、糸をより集めなった縄のように美しい筋の集まりからその腕ができていることがわかる。
力を込めたりわずかに動くだけで鍛えられた筋肉のうごめく様が見てとれ、それがこの生き物が「より強い力」を求め長い年月の中淘汰され進化し発達した証拠であり、進化論の縮尺と言っても過言でなかった。
異常に大きな上半身を支える腹と腰も、発達した腕と胸筋ほどではないががっしりとしており、岩のような臀部に続いてこれまた腕と同じかそれ以上の太さの足が伸びていた。足は人間と同じように一対である。
世間はこの生物を「人型ポケモン」に分類し、「カイリキー」という名で呼んでいる。 - 225. メタモン娘? 2008/07/14(月) 21:43:32 ID:vlfNRwTq
- フッ…フゥッ…
「んぁ……ひっ!」
巨体の呼吸が一際荒くなった瞬間に、少女の声が一瞬だけ大きくなった。
すぐに熱に犯された漆黒の瞳ははっとしたように見開かれ、それからわずかにしかめられる。
上気した頬や額に濡れた紫陽花の髪が張り付き、幼さを残す顔は大きな胸も相俟って年齢より遥かに艶めかしく見えた。
――両足を広げて掲げられ、その間に顔を埋められて。
――そう、少女は人外の存在に秘所を舐められていた。
「ひ、やぁ…ん!ん…は」
『じゅるじゅる』『ちゅぷぅ』
部屋に響く水音はいくらか汁気を増したようである。
少女の呼吸は荒くなり、時折耐え切れず先ほどのような上擦った声が当初よりずっと割合多く喘ぎに混ざって聞こえてくるようになった。 - 226. メタモン娘? 2008/07/14(月) 21:44:43 ID:vlfNRwTq
- モンスター、…カイリキーはその腕に獲物を抱いていた。自身の腕の『半分しかない』細い二の腕を標本でも作るように押さえ付け、フローリングに張り付けていた。
固いフローリングはたとえ少女が背まで伸ばした髪を敷いても、寝床にするにはあまりに居心地が悪いように見える。
しかし不躾なその行為に相応しくないことに、カイリキーは…百キロをゆうに越える自重や岩石すらやすやすと握り潰せる握力で少女を傷つけないようにとの配慮なのか
…あくまで握ることはせずに華奢な白い腕にその巨大な手の平を渡して包むようにし、小指から親指に至る五指をがっちりと床に付け、手枷のように少女を拘束していた。
それゆえに少女が身をよじらせることはできても、手を使って抗ったりはできないようになっていた。
それから、余った下二本の腕は少女の膝の裏を押し上げている。
柔らかでしっかりと肉のついた太ももは軽く押しただけでカイリキーの手にみずみずしい弾力を返し、
ただでさえ白い肌のさらに白く滑らかな箇所が照明の下に晒されると、モンスターの肌色との対比もあり目にまばゆいほどに輝いた。 - 227. メタモン娘? 2008/07/14(月) 21:45:59 ID:vlfNRwTq
- くぱりと膝を割られて暴かれた少女の性器は長い責めの間に全体が濃い赤色に充血して、指一本入るのも難しそうな狭間の左右の入口もふっくらと太っていた。
肉厚の舌で舐め上げられる度にひくひくとうごめき、その反応を楽しんでかカイリキーはいたずらに舌先をその狭間に差し込んだり固い口唇で弄んだり、隠唇に軽く歯を当てたりしていた。
狭間からは透明なうるみが溢れ出しカイリキーの唾液と混ざり、汗とも尿とも違う甘酸っぱい匂いが充満する。
それを甘露だとでも言うように、溢れるそばから、もしくはもっと溢れるようにとカイリキーは様々な方法を駆使し執拗にそこを吸い、舐め、ねぶる。
まだ皮を被っている隠核も痛いほどに勃起しているらしく、包皮ごと持ち上がって固くしこっている。
こちらは隠唇を舐め上げられるとき一緒に刺激され、その度に少女は息を呑んだ。 - 228. メタモン娘? 2008/07/14(月) 21:47:14 ID:vlfNRwTq
-
「ひっ!くっ…ン、」
ゴォ…ッフゥ……
「い!あぁ…!!」
責めの間に挟まれる、小休止したカイリキーの荒い息によってもたらされる膣に感じる微風も快楽を増大させるスパイスに変わりつつあった。
最初単調に上下を往復していただけの舌は秘所を味わううちにこつを掴んだらしく、舌の動きは徐々に少女の悦びを心得てきていた。
くすぐったいだけの責めや執拗に撫でて無意識の反応を促す動きではなく、
良いところを的確に捉え、どこを弄ればいかに少女を狂わすことができるかと探る動きに変わってきており、
偶然に与えられるだけだった息の刺激もだんだん狙うように蜜の滴る隙間や、熱を持って立ち上がるクリトリスに集中し始めていた。
結果少女は幾度も頂きに近いところまで押し上げられがくがくと震える。
試行錯誤しながらの相手の動きがもどかしく、何が悲しいわけでもないのに涙がぼろぼろと零れてきてしまうことも途中にあった。
手足を拘束されているのが切なくてたまらずに顔だけを左右に振って、なんとかこの快楽から逃れられはしないかと幾度も試みる。
勿論怪力ポケモンの力にはかなわずその試みはすべて失敗していたが。
フローリングの床は少女の汗ばんだ痩躯を受け止め怪物の巨体を受け止め、遊戯のための舞台となっていた。 - 229. メタモン娘? 2008/07/14(月) 21:48:31 ID:vlfNRwTq
- 「んん…うっ…くぅふ…」
赤に近いカシス色の唇をきゅうと噛み締めて、痛みに堪えるときのように拳を握る。
背けた頬からまた一筋こぼれた涙はにじむ汗と一緒くたになって、すぐに区別がつかなくなる。
歯を食いしばるように唇を噛むので、引き攣れた赤は歯の食い込む箇所だけ色を失い、あと少し食い込めば血が出てしまいそうだった。
細められていた、けれどまだ開かれていた瞳がついにぎゅうとつぶられ、長い睫毛が瞼に影を落とし震えた。
両の眼球から押し出された涙が続けて二滴三滴と、横向きになった顔の一つの道を辿って頬に伝う。
少女の限界が近いことは誰の目にも明らかだった。
不意に、空間に声が放られた。
「なんで、目を閉じている?」
「…っ!! あ……」
それは可憐な少女のものでもましてや少女の股間にむしゃぶりつく怪物のものでもなく、どこまでも冷たい雰囲気を纏う男の声で、その声は瞬時に少女の背中を凍らせる。 - 230. メタモン娘? 2008/07/14(月) 21:49:30 ID:vlfNRwTq
- 目を見開けば、先ほどまで照明しかなかった逆さまの視界に見慣れた顔が映っている。
冷ややかな視線は少女を見下ろし、怒りを無表情の裏側に湛えたその顔は端正であるだけにどうしようもなく恐ろしかった。
「退け、カイリキー」
男が現れてもなお少女に執着していたカイリキーは、緩慢に顔を上げ自身の腕越しに男を見遣ると、上の腕を言われたとおり離して少女の上半身を解放した。
それから大きく上げていた少女の脚を元に戻し、足首を掴む。
少女はその時初めて、まだ責めが続けられていたことと声をかけられてから悶え狂うほどの快楽がすっぱりと途切れていたことに気付いた。
少女の心中はそんな些細なことに構っていられるほど平静さを保ってはいなかったが。
少女の顔の隣にしゃがみ込み瞳を覗く男の暗い双眸から目を離せずに、せっかく半身が自由になったことも忘れたように床に寝たまま、所在無さげな両手を胸の前でゆるく握って合わせた。
蒼白な顔に浮かぶ感情はひとつ、『恐怖』である。 - 231. メタモン娘? 2008/07/14(月) 21:50:47 ID:vlfNRwTq
- 「ごめん、なさいっ……ごめんなさっ…!!」
「うるせぇよ」
「あっ!! …う、あ…」
少女はまず許しを請うてみせたが、男は最後まで聞かずに少女の頬を張った。
間髪入れず汗で湿った前髪を掴み上げ、細い体の上半分はそれによりぐいと持ち上がり、白いふくよかな乳房がたゆんと揺れた。
頬を張られることを予想してはいたのだろうが、突然の攻撃に怯んだ少女はまた強く目をつぶってしまい、抵抗らしい抵抗もできずいとも簡単に持ち上げられた。
髪を掴んだ手は男の顔の前まで移動し、少女と男は無理矢理に向き合わされる形になる。
男は幼子に言って聞かせるように一言一句少女に問う。煙草の苦みがわずかに残る息を顔に感じながら、少女は震える声でそれに答えた。
「俺はお前にきちんと教えたよなあ?」
「ごめんなさい…ごめんなさいっ、」
「『目は閉じるな』『声を抑えるな』『嫌と言うんじゃない』『激しい抵抗はするな』『泣くんじゃない』
…そう、何度も何度も教えたはずだ。そうだろう?『ドリー』」
「…はい、そうですっ…ゆるして、ください……
ばかなわたしを、ゆるしてくださいっ…!ごめんなさい、ご主人、さま……」
「…『それ』も、ダメだ」 - 232. メタモン娘? 2008/07/14(月) 21:52:16 ID:vlfNRwTq
- まともに目を合わすことなどかなわず、射殺すような視線から逃げるように半ば俯いていた少女は、男の声のトーンが変化したことに気付き顔を上げたと同時に今度は逆の頬を張られた。
ぱあん!と小気味よい音が鼓膜を揺るがしたあとに遅れて痺れが、それからじんじんとした痛みがやってくる。
どうやら奥歯が頬の粘膜を傷つけたらしく、舌の上に鉄の味が広がった。随分と、慣れ親しんだ味だった。
「あ……あ」
「お前を躾けたのは俺だろう?なのに、自分を『馬鹿』だなんて言うんじゃねえよ」
「!っ…い…たいっ、いたいです!ご、主人…」
「当たり前だろう、痛くしてるからな」
右手は前髪を掴んだまま(それどころか一層力を込めて)左手を豊満な乳房に伸ばし鷲掴みにする。愛撫なんて生易しいものではなく、そこに慈しみなどあるはずもない。 - 233. メタモン娘? 2008/07/14(月) 21:55:34 ID:vlfNRwTq
-
男はただ『罰』として、乳房をもぎ取らんばかりに、成人男子の強い握力で繊細な肌に爪を立てる。
痛みか恐怖か悲しみか、どれに由来するかもわからない雫が少女の瞳から次から次へ産まれ、潰されている胸まで伝い落ち、堪え切れない鳴咽が少女の喉から漏れた。
「なあ、聞いてんのか?」
ぐにぃ
「はっ…いぃ、きいて、ます、」
ぎりっ
「…オレはお前に、『泣くな』とも言ったはずだろ?とっとと、泣き止め」
「はいっ…なきやみ、ます、なきやみますからっ…!!」
「それから、『これ』は何だ?」
急に乳房から手が離れる。頭と胸のふたつの痛みがひとつになり、少女は心中で安堵の息を漏らした。
痛みに潤む目を早く乾かそうと瞬きをひとつし、主の指すものを懸命に視界に入れようとする。
――濁った視界が澄むと同時に少女ははっと息を呑んだ。 - 234. メタモン娘? 2008/07/14(月) 21:58:17 ID:vlfNRwTq
- 視線の先、主の指すそこには少女の長い前髪を掴む主の腕があったのだが、その手の中の髪束が、
――どろどろと溶けはじめていたのである。
「あ…あ……!」
少女はその景色を見ると同時に、一層蒼白になって口を手で覆った。
主人の握る髪は、手の中で飴細工を溶かすように急速にその形を変えてゆく。
先程までは確かに一本一本がさらさらと分かれた艶のある美しい髪であったのに、その髪同士がくっつきひとつの固まりになって、さらに固体から液体へと変質し手の内からこぼれつつあった。
――液体。だがそれには粘りがあり、すぐに床に到達せず主人の皮膚に纏わり付く。
薄い桃色に色づいた液体は奇妙な紐のように垂れ下がり、『型崩れ』したその箇所は少女の怯えとは無関係にぷるぷると震えている。
まるでそれはゼリーかスライムのようだった。 - 235. メタモン娘? 2008/07/14(月) 22:00:21 ID:vlfNRwTq
- 「気を抜くとすぐこうなりやがる…物覚えが悪いったらありゃしねえ…
なあ、また『育て屋』に戻るか?」
「…っ、……い……」
それは少女と主の契約に反していたのだろうが、少女は返事をせずにただ震えていた。
意味を成さない言葉や鳴咽すら発せないほど怯えきり、歪めた顔に一度止まった涙がぼろぼろと途切れることなく頬を伝った。
強く掴まれ溶けはじめた前髪に阻まれながら、力強く首を横に振る。
主はそれを醒めた目で眺めていた。
もう一度張り手を彼女にくれてやることはなかったが、そのかわり今までで一番冷ややかな瞳をして、
前髪…いや、もう『髪』ではなく彼女の『体の一部』と化したものを掴んだまま、視線を下へさ迷わせた少女の顎を左手で捉え無理に自分の目を覗かせる。
それは彼の左手は少女へ暴力を振るうためにあるのではないかと思わせるような、荒々しい捉え方だった。
「嫌なんだろ?…だったら、することは決まってるよなぁ」
「……う……」
「わかったらとっとと崩れた頭を直せ。
ルールを守って、ポケモンはポケモンらしく、『黙って犯されてろ』」
「あっ…!きゃあっ?!!」
――主人はそう言い放つと、強く顎を捉えていた腕を即座に離し、細い首を捕まえ渾身の力で再び少女を床にたたき付ける。
背中の痛みに喘ぐ暇もなく、少女の視界は暗緑の巨体に塞がれた。 - 236. あとがき 2008/07/14(月) 22:05:41 ID:vlfNRwTq
- 以上です。
厳密には今回は人外×人外の話になってしまってるんですが、
メタモンが人型になっているので人ということにしておいてください(´・ω・`)
書いていたら予想外に長くなってしまい、申し訳ないのですが内容の区切りに合わせて何編かに分けて投下したいと思っています。
それには主人×メタモンもあるのでギリギリ人外スレの規定に沿っているかと…;
またいつか投下しに現れることもあるかもしれませんがその時は生暖かい目で見守ってやってくださいm(__)m
最後にひとつ、人外ジャンルに幸あれと残して去ります。
お目汚し失礼しました。 - 237. 名無しさん@ピンキー 2008/07/14(月) 22:30:53 ID:OHJ8Dwz6
- メタモンたんがかわいそすぐる(´・ω・`)
- 238. 名無しさん@ピンキー 2008/07/14(月) 22:39:02 ID:rmX1EImM
- なんか救いようがないな
メタモンたんには幸せになってもらいたい - 239. 名無しさん@ピンキー 2008/07/15(火) 17:38:37 ID:pHtwWzXO
- 保守
- 240. 名無しさん@ピンキー 2008/07/15(火) 18:20:32 ID:YaYFb0zq
- >>221
GJ、おもしろかった - 241. 名無しさん@ピンキー 2008/07/16(水) 15:28:30 ID:dlVclg/z
- 保守
- 242. 名無しさん@ピンキー 2008/07/16(水) 23:18:10 ID:89yrMDYV
- 俺はすっごくナチュラルに、交配用にオスポケとメタモンを育て屋に預けてたよ…。
そうか、メタモン、すまないことをしたな…。
でもまた預けちゃうだろうな。 - 243. 名無しさん@ピンキー 2008/07/17(木) 13:18:39 ID:XpJpyhac
- まさか人外×人間でスレがあるとは思わなかった
夜にまたお邪魔します
ちなみにここは伏字とは使わなくてもおkなの?
ポケとかジブりとか普通に単語が飛び交っているけどさ - 244. 名無しさん@ピンキー 2008/07/17(木) 14:30:58 ID:Fj7ZNwqB
- 保守
- 245. 名無しさん@ピンキー 2008/07/17(木) 17:17:58 ID:qWscRyTh
- ポケも宮崎も他にエロパロスレあるからなあ。
今さらって感じじゃね? - 246. 名無しさん@ピンキー 2008/07/17(木) 18:07:20 ID:kadzDHyF
- 2ちゃんで伏字って意味ないような
- 247. 名無しさん@ピンキー 2008/07/17(木) 19:54:28 ID:m4Ly8wW6
- 伏せ字はどちらかというと女性向け同人の文化だから
男性が多い板では愛称で呼ぶ以外ではあんまりやらない
場の空気ってことだろうね - 248. 偽物狼と黒狼 2008/07/17(木) 23:21:47 ID:buXMN5yd
- こんばんは、狼耳な男と人間の女で書いたので、ここに投下させていただきます。
- 249. 偽物狼と黒狼 2008/07/17(木) 23:22:51 ID:buXMN5yd
- 宿屋の一室で、リシカは身を清めていた。
宿屋の主人に用意して貰ったタライの中でこしこしと腕を擦りながら溜息をつく。
その腕はつるりとしていて、それが何とも言えずリシカの気を滅入らせた。
(もっと、あたしの腕に毛が生えてたら良かったのに)
じっと目を凝らして見てみれば、うっすらと毛が生えている様な気がしないでもない。
けれど、全体的にリシカの肌は薄い皮一枚に覆われているのみだった。
腕も、足も、お腹も。
どこもかしこも薄皮一枚に覆われている身体を指で確かめながら石鹸を泡立てていく。
そうして最後に、髪の毛に触れる。
リシカは自分の身体の中で、頭が一番好きだった。
ここにだけは毛が生えている。
辛うじて自分が獣だと思える場所だ。
頭に生えた黒い毛を、大事に大事に洗っていく。
そうして、自分の頭の横に付いている不格好な耳をそっと触る。
つるりと丸く、毛も鱗も生えていない、ニンゲンの耳を。
この世界に生きるヒトは皆、どこかに獣の守護を受け、獣の本性をその身に宿している。
例えばそれは、鳥の翼だとか、魚の鱗とか、獣の尻尾といったもの。
ヒトは、自らの身体に宿した獣の“守護”と共に生きているのだ。
それなのに。
「何であたしには、尻尾も羽も生えてないんだろう……」
タライの縁に腰掛け、ぽつりと呟く。
リシカの身体には、一切の“守護”が存在しなかった。
まれに生まれてくる、獣の守護を保たないものは“ニンゲン”と呼ばれ、奴隷以下として忌み嫌われている。
リシカはその為に、作り物の耳と尻尾で変装をして各地を転転とすることを余儀なくされていた。
「ちゃんとした耳と尻尾があったら、お母さんもあたしのこと捨てないでくれたのかな」
オオカミの耳を摸した付け耳に目を落としながら呟くと、背後から声がした。
「そんなの、今はもう関係ないだろ」
怒ったようなその声にリシカが振り向くと、部屋の入り口に一人の青年が立っていた。
「レン……」
ぱさついた黒髪から覗く三角の耳。
暗闇でも爛爛と光る目は金色で、彼がオオカミの守護を受けている事を示していた。
「ちょっと、入ってくるならノックくらいしてよ!」
慌ててタライの影に身を隠して抗議をするが、レンは構わずにずかずかと部屋に入ってくると、金の目を不機嫌そうに眇めて窓を見た。
「カーテンくらい引け。不用心すぎだ」
「夜だもん。暗いし大丈夫だよ」
「今夜は月が明るい。夜目の利くヤツだっているし、見られないとも限らない」
ニンゲンだってばれたら困るだろうと言いながら、さっさとカーテンをひいた。
「また身体を洗ったのか」
咎めるようなレンの口調にリシカは頬を膨らませる。
「だって、汗臭いし、べたついて嫌なんだもん!」
「それにしたって堪え性がない。三日前に洗ったばかりだろう」
「三日前は、ばかりって言わないの!」
そう反論すると、レンはやれやれと肩をすくめた。
「お前が身体を洗う度、匂い付けをするのは俺なんだぞ」
「分かってるよ……レンには感謝してる」
「どうだかな」
つっけんどんな言い方をしながらも、ぱたぱたと尻尾が揺れているのが分かった。
尻尾が揺れているうちは本当に怒っていないから、リシカも安心して膨れっ面をしていられるのだ。
イヌ科の守護を受けた生き物は、こういう所が正直だ。
「それで、臭い付けはするのか?」
揺れる尻尾を見ながらこっくり頷くと、レンは旅装を解き、黒い毛並みが覆う身体でリシカを抱きしめた。 - 250. 偽物狼と黒狼 2008/07/17(木) 23:26:13 ID:buXMN5yd
- 作り物の耳と尻尾で外見は誤魔化せても、臭いまでは誤魔化せない。
レンに会うまでは他人の着古しを着たり、香水を付けたりして“ニンゲン”であることを誤魔化していた。
けれどもレンと共に旅をするようになってからは身体を触れあわせることでオオカミの臭いを移して貰っていた。
最近では臭いを移す以上のこともするようになっていたが、それも含めて「臭い付け」と呼んでいる。
「んっ……」
レンの身体からは、乾いた草の臭いがした。
これがオオカミの臭いなのか、それともレンの臭いなのか。
厳密な違いは分からないけれど、リシカはこの匂いが好きだった。
「羨ましいなあ、レンの匂い。あたしもこんな匂いだったら良かったのに」
そう言って、レンの艶やかな毛並みをそっと撫でる。
「リシカも良い匂いだ」
「匂いなんかしないよ、あたし。洗ったばっかだもん」
「する。甘くて、柔らかい。朝露みたいな味だ」
そう言って、ざらりとした舌でリシカの首筋を舐め上げた。
「っ………!」
そのまま牙で、リシカの耳たぶを甘噛みしてゆく。
「レ、ン……」
ふるりと、リシカの身体が震えた。
こんなに優しくして貰うことは知らない。
抱きしめられたり、傷もないのに舐められたり。
こんなのは、レンに会うまで知らなかった。
だから未だに、どんな反応を返して良いのかがよく分からない。
リシカがレンの腕の中で戸惑っていると、レンがその細い身体をそっと押した。
レンに押され、リシカの身体は簡単に寝台の上に沈みこむ。
その後を追うように、レンも寝台に乗り上げた。
安宿の寝台は作りが甘く、二人が乗っただけでぎしぎしと音を立ててしまう。
やけに響くその音にリシカが頬を染めると、レンはにやりと笑い、囁いた。
「床でするか?」
「………いい。背中痛いもん」
「そうか」
ぷいとそっぽを向くと、くく、と忍び笑う声が聞こえてリシカは余計に真っ赤になる。
この行為に未だ慣れないリシカを、レンは時々からかうのだ。
リシカにとって、自分の珍妙な身体を人目に晒すのは非情に恥ずかしい。
おまけにこの行為は結構な痛みを伴うので、自然と身体が逃げてしまう。
けれどレンは、リシカがニンゲンだと分かった上で側にいて、オオカミの臭いを移してくれる。
レンがどれだけ得難い存在か、ちゃんと分かっているのだ。
だから、逃げたくない。
今すぐ寝具の中に潜り込みたい衝動を堪えて身体の力を抜くと、レンの手がゆっくりとリシカの身体を撫でていった。
肩から、腰。
その動きだけでぞくりとする。
身の内から湧き起こってくる感覚に思わず身を縮こめると、宥めるように抱きしめられた。
この熱に、もっと簡単に応えられればいいのに。
思い通りに行かない自分の身体がもどかしくて目を閉じると、力強い大地の匂いが鼻腔をくすぐった。
「大丈夫だ」
レンは様子を覗うように口づけを落としながら、リシカの胸にそっと手を這わせた。
「だい、じょうぶ……だよね?」
ぬくもりを直接心臓に伝えるように優しい手の動きに身を委ねると、少しずつ胸を揉む手に熱がこもってゆくのが分かった。
1-50 | 51-100 | 101-150 | 151-200 | 201-250 | 251-300 |
301-350 | 351-400 | 401-450 | 451-500 | 501-550 | 551-600 |
601-625 | 626-650 | 651-700 | 701-750 | 751-800 | 801-850 |
851-900 | 901-972 |