人外×人間でハァハァするスレ 1-50
1-50 | 51-100 | 101-150 | 151-200 | 201-250 | 251-300 |
301-350 | 351-400 | 401-450 | 451-500 | 501-550 | 551-600 |
601-625 | 626-650 | 651-700 | 701-750 | 751-800 | 801-850 |
851-900 | 901-972 |
- 1. 名無しさん@ピンキー 2008/03/20(木) 22:57:44 ID:UtY8MHYp
- モンスターでも異星人でも動物でも!
とにかく人外×人間でハァハァ萌え萌えエロエロしようぜ! - 2. 名無しさん@ピンキー 2008/03/20(木) 23:22:39 ID:jBWMP2hR
- だからまず検索しろとあれほど
- 3. 名無しさん@ピンキー 2008/03/20(木) 23:33:01 ID:DbEP01b0
- 最近重複スレ見ると
好みのスレに誘導してくれって意味に見えるようになってきた
深読みのしすぎか? - 4. 誘導 2008/03/20(木) 23:39:31 ID:YjylOstV
- >>1
悪魔と天使でえっち 2nd world
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1161349132/
擬人化総合SSスレ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176796139/
擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【十一匹目】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1204590953/
死神萌え
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156436078/
【妖怪】人間以外の女の子とのお話23【幽霊】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199204809/
かーいい幽霊、妖怪、オカルト娘でハァハァ【その12】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1164655218/
ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α7
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1196249405/
ゴーストハント/悪霊シリーズでハァハァ その2
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1180189151/
【獣人】亜人の少年少女の絡み6【獣化】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1197755665/
獣姦だいすき2
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1186650487/
小さい生き物が女の子によって集るシーン【二匹目】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1090661677/
触手・怪物に犯されるSS 16匹目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1203696339/
猫耳少女と召使いの物語14
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1193419733/
重複
好きなの選べ - 5. 名無しさん@ピンキー 2008/03/21(金) 03:22:28 ID:7V2xAqaO
- 改めて見ると人外系統多過ぎワロタwww
- 6. 名無しさん@ピンキー 2008/03/21(金) 09:03:08 ID:StFHpSZH
- 一部スレは過疎気味だから統一したほうがいいかもしれんが
住人たちが許してくれなさげ。
落ちたらこっち使うか - 7. 名無しさん@ピンキー 2008/03/21(金) 11:47:39 ID:8/14MH5F
- 昨日、書き手の控室スレでそんな話題がでてたから立てたんじゃないか。
まず検索すればいいのに。 - 8. 名無しさん@ピンキー 2008/03/21(金) 16:03:24 ID:55L43jsQ
- >>4
ちょっと待てゴーストハントは違うw - 9. 名無しさん@ピンキー 2008/03/22(土) 19:06:08 ID:bKGRR78e
- 人外系だと逆レイプシチュが多いけど、
ここは人外を襲うスレにすれば・・・S御用達スレに。
駄目かw - 10. 名無しさん@ピンキー 2008/03/22(土) 19:12:46 ID:p31LhxeW
- >>4
人外スレってこんなにたくさんあったのか…… - 11. 名無しさん@ピンキー 2008/03/22(土) 19:44:53 ID:JIy8tJaC
- 人外と『ラブイチャ』ってのはないから…その方向でどうか?
感情を持たぬロボとか梯子状神経以前の化け物とかを愛しちゃうイカれた♀とか… - 12. 名無しさん@ピンキー 2008/03/22(土) 20:17:45 ID:2c0IJZn2
- 植物姦も該当スレ無いよな…
- 13. 名無しさん@ピンキー 2008/03/22(土) 20:22:02 ID:PZSeTQDj
- >>4
追加
エルフでエロパロ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199728795/
暫く前に
>>4
のどれかのスレで、人外男×人間女の
組み合わせは、何処なら桶なのか?みたいな会話が有ったような希ガス - 14. 名無しさん@ピンキー 2008/03/22(土) 22:49:02 ID:d9rU1O4N
- ゴーストハントワラタw
- 15. 名無しさん@ピンキー 2008/03/23(日) 06:28:06 ID:8s1YC8Wg
- 投下します。エロはありません。ほのぼのです。
- 16. 老竜と少女 2008/03/23(日) 06:29:36 ID:8s1YC8Wg
- 何処かの洞穴。
そこは一歩踏み入れると闇しか存在せず、深く、暗く、どこまでも続いているかのような錯覚を覚えさせる。
しかし、奥へ奥へ。長い長い漆黒の一本道を突き進むと、一条の光が舞い込んでくる。
そこは広く広く。高い高い半円状の空洞。真上にぽっかりと大きな穴が一つあるだけ。
その穴から今は満天の星空が覗かせており、そんな星の光ですらこの暗い空洞には十分な眩しさをもって
中を照らし続けていた。
そんな空洞に居座る主は、淡い星色の光に包まれるには少々迫力がありすぎた。
空洞の半分を埋め尽くさんほどの巨体は、強固な深緑の鱗を幾万も纏いまるで山のようだ。
背中には蝙蝠を思わせる翼が綺麗に折り畳まれている。広げると壁に届きそうな、大きな翼だ。
手足は巨木のように太く、その先で鋭いごつごつした鍵爪が夜光を鈍く反射している。
根本から先に行くにつれ細くなっていく尻尾も、一薙ぎすれば忽ち一陣の豪風を巻き起こすだろう。
長く伸びる首の先には、爬虫類を髣髴とさせる鋭利な顔が擡げている。だがそこにある象牙色の角も、
金貨よりも光り輝く黄金(こがね)色の瞳も、口から僅かにはみ出た牙も、どれも爬虫類のそれではない。
そこに君臨するは、壮大な雄姿にして畏怖すべき対象――竜であった。
その姿を見た者は誰もが竦み上がり、剥き出しになった牙から漏れる空気が震えんばかりの唸り声に悲鳴を上げ、
突き刺すかのように睨みつける目付きに我を忘れ逃げ惑う、恐怖の存在。
今もまた空洞の中に地鳴りのような息遣いが響き渡っている。と――
「今日は、少し寒いですね」
竜の懐からその場に似つかわしくない可愛らしい声が、空洞に発せられる。
竜は声の方へとゆっくりと首を動かす。
そこにはこれまた竜の側にいるのが不自然な小さな少女が、竜の横っ腹に凭れ掛かるように膝を抱えて座っていた。
歳にして十四、五歳。体全体は泥やら砂やらで汚れてしまっており、服もボロボロで見栄えが悪い。
しかし、唯一綺麗なままの深海のように蒼い双眸と端正な輪郭から、少女の容姿が優れていることはすぐ分かる。
黒ずんだ金髪も、洗えばきっと蜂蜜を垂れ流したようにきらきらと靡かせることだろう。
肌も真珠のような白さと艶やかさを蘇らせ、シャンデリアのように煌びやかなドレスを身に包めば、
たちまち絶世の美少女へと華麗に変化(へんげ)を遂げるだろう。
けれども今は薄汚れた一人の少女でしかない。いつからかこの空洞に姿を現しこうして一緒に時を刻むようになって、
この汚らしい格好しか竜は目にした事がない。
「もうすぐ冬が来るからな。ここも雪で覆われることだろう」
竜はあまり口を開くことなく人語を話す。
竜が言葉を話せることは広く知られてはいない。何百年と生きていた中で何度か人間と言葉を
交わしたことがあったが、どの人間も最初は驚きを隠せないでいた。
だというのにこの少女は竜が最初に言葉を掛けた時、目を爛々と輝かせ喜んだではないか。
その時ばかりは老竜も面食らってしまった。それも今では良い思い出ではあるが。 - 17. 老竜と少女 2008/03/23(日) 06:30:52 ID:8s1YC8Wg
- 「まあっ、雪ですか? それは楽しみですっ」
「……見たことがないのか?」
「はい。竜さんは雪を見たことが?」
「嫌というほど見てきたよ。そんな浮かれるほど良いものではないぞ?」
「あら、竜さんは嫌というほど見てきたからそんなこと言えるんですよ。わたしは初めてですからわくわくできるんです。
竜さんだって、最初雪を見たときはわくわくしたんじゃないですか?」
「さて……どうだったかな。昔過ぎて忘れてしまったよ」
「そうですか、それは残念です。……ああ、雪。どんなものなんでしょう。雨と違ってふわふわと舞い降りてきて
地面を白くきらきらと輝かせると聞いたことがあるけれど、実物はもっと幻想的なのでしょうね」
少女はほくほく顔で雪が積もった後のことを色々と計画している。
その一方で老竜は、違うことを考えていた。
(……そうか。この娘がここに来て、もうすぐ一年が経とうとしているのか)
最初に少女がここに現れたのは、春の訪れに小鳥が歓喜の鳴き声を上げる頃だった。
偶然見つけたこの空洞で余生を過ごすことを老竜が決めて数年、もうすっかり日向ぼっこしながら昼寝が春の習慣と
なっていた老竜は、その時も春の陽光を浴びてうとうととまどろんでいた。
と、空洞に一つだけあった横穴に、人間が立っているのが見えた。
まだ夢心地だった老竜は、ああ人間なんて久しく見ていなかったなぁとか、そんなぼやけた思考しか
働いていなかった。横穴の前に立っていた人間は老竜を見て驚いているようだった。老竜は、そうだろうなぁこんな所で
竜とあったら驚くだろうなぁとか、そんな間抜けな考えしか浮かばなかった。人間は老竜へと近付いてくる。
『うわっ、大きい!』とかそんな当たり前のことを叫ぶ人間。老竜は、それはそうだろう竜はそういう種族なんだから、
とかそんな当たり前のことを考えていた。人間はゆっくりと老竜の体に手を伸ばす。触れると『……冷たい』と
当たり前のことを呟いた。そうだろうなぁだけど日向ぼっこしてるからもうそろそろ温かく――と、ここに来て
やっと老竜は覚醒し目の前の状況に驚いた。老竜が覚醒したとき思いっきりがばっと頭を上げたので、それに
人間は驚いた。
老竜と人間は驚き顔のまま、お互いに見合った。
人間は、年端も行かぬ少女だった。驚きで大きく見開かれた、蒼く澄んだ瞳が印象深かったことを
老竜はまだ記憶している。
先に驚きから抜け出し口を開いたのは、情けないことに少女の方だった。
『ご、ごめんなさい! 起こすつもりは無かったんですけど! でも、竜なんて初めて見るから興奮してつい……!』
ぺこぺこと何度も深くお辞儀をする少女。その微笑ましい光景を見て老竜は更に驚きを深くする。
今までも老竜を恐れ、敬い称える人間は何人も見てきた。しかし少女はそれら人間が浮かべていた畏怖の表情は
どこにもなかった。本当に、ただ悪いことをして親に謝る子供のような申し訳なさしか感じられなかった。
だが、そうして驚いてばかりではいられない。この場所に人間が来たからには追い出さなければならない。
と、そこまで考えたは良かったがまだ寝惚けて頭がよく回っていなかったのか、いつもなら咆哮の一つでも上げて
追い払うのが常だった老竜だったが、そのときに限って人語を掛けてしまった。
『……娘、ここはお前の来る所ではない。早々に――』
『わぁっ! すごい、竜さんは喋れたんですか!?』
結果、少女に更に興味を持たれてしまい、挙句の果てに懐かれてしまった。老竜も別に人間が食料というわけでもなく
人間が憎いとかそういうこともなかったので、少女を無碍に扱うことができなかった。 - 18. 老竜と少女 2008/03/23(日) 06:33:04 ID:8s1YC8Wg
- こうして奇妙な共同生活は始まった。生活といっても日に三回、天井の穴から顔を出して近くに実った果物を毟り
取り少女に分け与えるぐらいしか動くことが無いが。
思えば皮肉なものである。疎まれ、憎まれ、怒りや恐怖で顔を歪めさせた人間と、今は笑みで緩ませた顔を
向けられながら余生をともに過ごすことになるとは。
老竜は少女の横顔を眺める。まだ雪のことについて楽しそうに語っている。
(……変わった娘だ。竜に恐怖を抱かぬとは)
老竜は思う。この少女は人として幸せな生まれ方をしなかったのではないかと。
でなければ、こんなところで老竜とは出会わぬだろうし、竜に恐れることを知っていただろう。
と、老竜がじっと見つめていたことに気付いた少女が言葉を切ってそちらへと顔を向ける。
「どうかしましたか?」
少女は小首を傾げ問い掛ける。肩に掛かっていた煤けた金髪が、ぱらぱらと何房か零れる。
「いや、前々から解せんと思っていてな。私を恐れぬとはいうことが」
今更隠し事をするような関係でもないので先程まで思っていたことを口に出した。
すると少女は当然のことのような顔で言ってのける。
「あら、恐れるはずありませんよ。だって――」
少女は一片の恐れを持たず竜の体に触れた。鱗の鋼鉄のように堅く、冷たい感触が手から伝わってくる。
しかし少女は確かに感じた。この竜の持つ、柔らかさを。暖かさを。
「――だってこんなに、優しいじゃないですか」
少女は花開くように顔を綻ばせた。
「……物好きな娘だな」
老竜は首ごと顔を反対へ背け、そのまま眠りの付こうとする。
「あら、もしかして照れてます?」
「照れておらん」
「もう、そんな隠さなくても良いじゃないですか。わたしは竜さんのこと大好きですよ」
「……娘、そういう言葉は易々と口にするものではないぞ」
「そんなことないです。こう見えて一途なんですよ、わたし」
「おやすみ」
「あ、逃げた」
そんなやり取りをして数分後、老竜が振り返ると少女は安心しきった顔で寄り添って寝ていた。
「ふん……全く」
正直な話、老竜は少女の笑顔が苦手だった。
今まで人間から怒りと憎しみしか買ったことが無かったので、さっきのように笑顔を向けられると
どうしていいか分からなくなってしまう。なんだかあの笑顔を見ていると、心がざらついて
落ち着かなくなる。今まで感じたことの無い感覚に、老竜は戸惑ってしまう。だがそれでも
一緒に居たいと思ってしまうのは、あの笑顔のせいなのではないかと老竜は思う。 - 19. 老竜と少女 2008/03/23(日) 06:34:46 ID:8s1YC8Wg
- 「……雪、か」
いつの間にか空は厚い雲に覆われひらひらと冬の白い妖精が舞い降りてきていた。
老竜は片方の翼を広げ、少女に雪が掛からないように守った。
この奇妙な共同生活はまだまだ続きそうである。
「わぁっ、見てください竜さん! 雪です! 雪が降ってます!」
「そうだな」
「ふわぁ……本当に、きれいですねぇ」
「そうか。それは良かったな」
「はいっ! ……ところで竜さん、どうして片っぽの翼だけぴくぴくしてるんですか」
「あ、いや。……癖、みたいなものだ。気にするな」
「え? でもそんなぴくぴくしてるところ、わたし今まで見たことないですよ?」
「あ? あぁー……なんだ、冬になると、な。いつもこうなるんだ、うむ」
「へぇ、そうなんですか」
一晩中ずっと翼を広げ続けて攣ってしまった、なんて言えない老竜であった。 - 20. 名無しさん@ピンキー 2008/03/23(日) 06:36:03 ID:8s1YC8Wg
- 以上です。では。
- 21. 名無しさん@ピンキー 2008/03/23(日) 09:20:37 ID:FDZU7iUo
- タイトルで昔うたたねひろゆきが書いた東洋の龍とそれに身体を捧げる少女の話のようなエロの話で
竜姦?ボゴォか?ヒギィか?なんぞと期待したのだが…
良い話だねぇ〜 - 22. 名無しさん@ピンキー 2008/03/23(日) 22:06:39 ID:gPMo5H51
- エロも見たかったかけども、かなり良かったですよ
今後、娘さんが老竜の子を産んでラブラブ家族を築くとか、勝手に妄想してみる
でも老人だから勃たないか… - 23. 名無しさん@ピンキー 2008/03/23(日) 23:45:59 ID:0i+qREoM
- 短編ならではの余韻みたいな物を感じるんだぜ。GJ。
- 24. 名無しさん@ピンキー 2008/03/24(月) 21:23:09 ID:4hmOA6SZ
- 竜のじいちゃん良いのう。
>>22
そこはほら、ファンタジーらしく怪しげな薬の出番ですよw - 25. 名無しさん@ピンキー 2008/03/24(月) 23:04:30 ID:T7lm/1Cw
- 竜なめんな、死んだ後も杖に魂を宿らせたりするんだぜ?ってばっちゃが言ってた
…
悪い魔法使いに呪われて発情してしまった少女を救うため止むなく杖を…などままあること
>>20
GJ、二人?は春にも幸せだろうなぁと思ってしまうぜ - 26. 名無しさん@ピンキー 2008/03/27(木) 15:23:48 ID:/y9Gz3fe
- こんな感じで話を作って投下しようよ思っているのですが・・・。
かなりの長編になる模様。
需要がありそうなら続き作ります。
かつて住んでいた街にある深い森で少年の運命は大きく変わることになる
その日彼はその森で不可解な音を耳にする
気になり奥に進んでいくとそこにはあまりに美しい狐のような生き物に
二人の男が銃を構えていた
二人の男がその狐に向かって銃弾を放ったを瞬間、彼はその前に飛び込んでいた。
二人の銃弾を受け虫の息になった少年を見下ろす狐
そしてゆっくりその目線が前に向けられた瞬間男たちの銃が灰になり手から崩れ落ちた
「失せろ、人間」
耳にではなく頭に直接言葉をぶつけられているような感覚だった
二人はこれ以上の戦闘は自らの死となりえることを理解し
その場を逃げ去った
そしてもう一度、自らの足元で瀕死になった少年を見下ろし狐はこう呟いた
「・・・ヤツ等ごときの雑種に私は殺されない
あそこででてこなければオマエも死ぬことはなかったろうに
無駄なことをしたな、人間」
息も絶え絶えの少年にそう呟き狐は去ろうとした
しかしその瞬間少年から思いもよらぬ言葉を耳にし振り返った - 27. 名無しさん@ピンキー 2008/03/27(木) 15:25:06 ID:/y9Gz3fe
- 「うん、知ってた。アンタすげぇ強ぇんだろ?アイツらが適わないのくらいわかったよ」
振り返った狐はその目を一層細くし少年を睨んだ
「・・・では、何故私を助けるようなマネをした
あの者たちに私が殺されないのを知っていたんだろう」
苦しそうに方目を閉じながら少年は狐をまっすぐ見つめ呟く
「あぁ・・・知ってたよ、知ってたけどオマエあのあとアイツらどうしようとした?」
「決まっているだろう」
「だからだよ、だから走っていったんだ」
「何?」
「アンタ凄くキレイだ。
そんなキレイなアンタに人殺しなんてさせたくなかったんだよ
だから思わず体が動いちまったんだ」
少年を睨んでいた狐の目が大きく見開く
「バカな。そんなことの為に己が命を無駄にしたか」
「思わずっていってるだろ。でも仕方ないじゃないか
あの時本当にそう思っちゃったんだから」
「・・・人間ごときと話しが過ぎたな
無駄だと知っていて私の盾となったせめてもの褒美だ
オマエの死体森の外へと咥えていってやろう
ここで死んでも当分誰もオマエの死体に気づくまい」
「ありがと、あと母さんと父さんにゴメンって言っといてくれ」
「・・・図に乗るな人間、その喉噛み切ってくれようか」
「怒るなよ、どうせもうすぐ死んじゃうんだろ?オレ」
「・・・フッそうだな
あと半時もせぬうちに貴様の命は尽きる
無駄なことに足を突っ込んだ報いでな」
「そういうなよ、じゃーさ一つだけオレのお願い聞いてくれよ」
「図に乗るなと言っているだろう・・・もはや声も聞こえぬか?」
狐の声を無視し、少年は続けたもはや狐の声もほとんど聞こえなかったが・・・
「助けろ、というのなら言っても無駄・・」 - 28. 名無しさん@ピンキー 2008/03/27(木) 15:25:58 ID:/y9Gz3fe
- 狐が言い終わる前に少年が最後の望みを口にした
「もうさ、人は殺さないでくれ、オレの最後のお願い」
「・・・・何?」
「あーいうヤツらが来てもアンタはおっぱらうだけにしてくれってこと」
「ふざけるな、あのような無粋な輩、生かしておく意味も無い」
「でもさっき見逃してくれたろ? アンタは殺しちゃダメだ」
「黙れ、オマエごときが何を言うか」
「オレの我がままってのは知ってるけどさ・・・アンタ綺麗じゃないか」
「・・・・」
「アンタが人を殺してるところは似合わないって、だから・・・さ?」
飽きれた顔をして狐は
「頭の片隅にでも覚えておこう。随分バカな人間がいたものだ、と」
少年は少し笑って
「ありがとう、アンタに会えてよかった」
と目を閉じた
「死んだか・・・?人間」
少年から答えはない
「本当に・・・本当にバカな人間め」
苦々しく呟いたあと狐は少年に近づき鼓動を確かめる
トクン・・・トクン・・・・
激しい出血でそれはあまりに弱い音だったが少年はかすかに生きていた
そして狐は少年の口に口先をあてた
その瞬間強い光が少年を包んだ
光が消えたあと少年の傷は癒え、青白かった顔にも生気が戻っていた
「10年後。オマエを見に行く
もし貴様が変わってしまっていたなら私の尾を返してもらおう」
そう呟き狐は森の奥に去った
少年が発見されたのはそれからまもなくの事
血だらけの服を見た少年の発見者は急いで病院に連絡したが不思議な事に少年は傷一つなく
次の日のは退院した。
物語はその10年後の世界・・・ - 29. 名無しさん@ピンキー 2008/03/27(木) 18:42:47 ID:P3qpfgsh
- 削除依頼出てるスレでやらんでも、
>>4
のどれか行けばええやん。
>>4
のスレ全部で統合の話が出てるならともかく、そんな気配も無いのに立てても無駄だろ。 - 30. 名無しさん@ピンキー 2008/03/27(木) 19:30:46 ID:0NMAhLft
- 削除依頼出てるかどうかは分からないことが多いんじゃないか?
自分も今初めて知った - 31. 名無しさん@ピンキー 2008/03/27(木) 19:42:02 ID:HN1cc1pX
- 重複になるだろうから立たないだろーと思ってたら立った、複雑だが嬉しい。
>>4
のスレは大変やりにくい、亜人じゃなく人×人外でもなく人外×人で和姦ってなかなか投下しづらい。
猫耳はシェアワールドだからぶっ飛んだ設定のは投下出来ないし。 - 32. 名無しさん@ピンキー 2008/03/27(木) 20:25:17 ID:wJ2rY8sm
- >>30
m9(^Д^)
>>31
>>4
のスレで和姦作品かなり投下されてるんだが? - 33. 名無しさん@ピンキー 2008/03/27(木) 21:53:06 ID:HN1cc1pX
- >>32
なんていうか微妙に違うんだよ、本当に微妙に。
和姦があるのは大抵擬人化した♀動物とかで、獣姦異種姦は和姦と言っても人間が積極的なだけのが多いし。
ここまで言うとわがままだから
>>4
ので満足してたけども。 - 34. 名無しさん@ピンキー 2008/03/27(木) 21:54:54 ID:f/TspxBO
- >>4
とか♀が人外とか亜人とかが多いじゃん?
>>28
の話は♀が人外、かつヒト型に化けそうだけど
そうじゃないパターン、♀がヒトで人外相手とかは少ない
…触手や怪物で和姦とかあるのか?w
まあ削除人の判断に任せるよ
継続するなら何か投下するネタ考えてみる - 35. 名無しさん@ピンキー 2008/03/27(木) 22:23:52 ID:WjdO0QwV
- >>34
>>…触手や怪物で和姦とかあるのか?w
…それ挑戦してみたいな〜w - 36. 名無しさん@ピンキー 2008/03/27(木) 22:54:07 ID:f/TspxBO
- >>35
昔みた画像でこんなのがあった。
触手の生えた化け物と、ものすごく腹を空かせた女の子…
化け物は「触手を食え」と言ってくれるが女の子は
「友達食べてまで生きようとは思わない」みたいな感じに返す……
うん、実は普通にアリだと思うんだ
…ただ触手スレでも
>>1
では和姦おKとされているから
触手や怪物限定ならそっちのが正解だな
…実際あるのかどうか知らないけどw
…で、このスレなら触手や怪物ではない人外でも可能だと思うんだ(´・ω・`) - 37. 名無しさん@ピンキー 2008/03/29(土) 00:12:27 ID:1thPlD7X
- 削除されるのかは知らんが
されないなら植物の話でも考えるか・・・ - 38. 名無しさん@ピンキー 2008/03/29(土) 00:42:57 ID:R/OahQtq
- 書きためてたのを投下しようかと思ったけど、SSって難しいんだな。長編しかないや。
しかも触手か虫しか書いてないし…メカでやってみようか。 - 39. 名無しさん@ピンキー 2008/03/30(日) 23:16:32 ID:MnRKFuiD
- >>37
>>38
触手も虫も植物もメカも好み - 40. 名無しさん@ピンキー 2008/04/05(土) 03:15:53 ID:ai3+/3xj
- 保守
- 41. 名無しさん@ピンキー 2008/04/09(水) 21:52:34 ID:LfgSf8+c
- あ、ありのまま(AA略
生存祝いにがんがって書いてたら今期始まったアニメと微妙にネタが被ってた
何言ってやがると思うかもしれねえが
パクりと思われるかもとか流行りネタなのかとか、そんなんじゃ断じてねえのに
かなりショボーンな気分の片鱗を味わったぜ(´・ω・`) - 42. 名無しさん@ピンキー 2008/04/10(木) 00:21:25 ID:QQmVECmu
- 人外ってコアなジャンルだからネタかぶりは良くある事ですよ。
こっちも生存祝いに頑張って書いてますから、どうか投下して下さい。とても読みたいです。 - 43. _ 2008/04/10(木) 03:06:59 ID:xSCceba+
- ttp://homepage3.nifty.com/mana/miyazaki-main.html
リンクをみた上でだが
ジブリ系に結構あると思うぞ
監督が自分の容姿にコンプレックスがあるとかの理由みたいで
異形の怪物×少女 の組み合わせだとか
スレ違いだったら失礼 - 44. 名無しさん@ピンキー 2008/04/10(木) 22:41:17 ID:QQmVECmu
- >>43
なんか純粋に面白かったです、宮崎アニメを改めて見たくなりました。
参考にジブリのスレ見てみようかな。 - 45. 名無しさん@ピンキー 2008/04/14(月) 10:59:37 ID:df1OHbet
- 保守
- 46. 名無しさん@ピンキー 2008/04/17(木) 22:39:17 ID:bT5GDrHv
- 一応削除は免れたか
- 47. 名無しさん@ピンキー 2008/04/26(土) 01:13:36 ID:WnAOjdIx
- 期待保守
- 48. 名無しさん@ピンキー 2008/04/30(水) 21:50:55 ID:cysGYQJ4
- 期待保守
- 49. 名無しさん@ピンキー 2008/05/01(木) 21:09:14 ID:+JjkeonX
- 鎧騎士系ロボ×少女萌えage
- 50. 名無しさん@ピンキー 2008/05/02(金) 03:31:11 ID:D09qjfgi
- >>49
全く同意
1-50 | 51-100 | 101-150 | 151-200 | 201-250 | 251-300 |
301-350 | 351-400 | 401-450 | 451-500 | 501-550 | 551-600 |
601-625 | 626-650 | 651-700 | 701-750 | 751-800 | 801-850 |
851-900 | 901-972 |