神々は始原の巨人から世界を作った。しかし総てを使いきれたわけでもない。神々の創造が及ばなかった部分では、あらゆるものが未分化の混沌として残った。これを混沌界、あるいは夢幻界と呼ぶ。
フォーセリアのケイオスランドという地域では混沌界の影響が強く、たまに混沌界に接触して特殊な力を得る者が現れる。これを混沌の力と呼ぶ。
混沌の力にはこれといった法則性が無く、同じ能力を発現する者も居ない。個数にも特に決まりはなく、一個のものもいれば無数に持つ者もいる。
あえて共通点や法則性を言えば「混沌の力に飲まれて発狂する者がいる」ということと、「混沌の力が強く、数が多いほど発狂しやすい」といったところか。
作中で出たのは以下の通り。あえていうと流出・破段・急段・
詩魔法に近く、本人の強い想いが反映されているケースがある。
レベル1
牙:口から牙を生やすことが出来、他の攻撃と同時にかみつく
獣の爪:指から獣のような爪を生やして攻撃する。
転ばし:相手を転ばせる。
蒼光:周囲を青い光で照らす。
精霊魔法と
古代語魔法による無音の暗闇への恐怖から生まれた。
遠目:遠くが見えるようになる。
臭い:悪臭で相手の行動を妨害する。(確率的な事象の判定時にペナルティ)
レベル2
鼠の召喚:鼠の大群を呼び出し、敵を襲わせる。
レベル3
硬い皮膚:身体全体の皮膚が硬くなり防御力が上がる。
金属赤熱:視界内の金属製品を赤熱させる
三本目の腕:三本目の腕が生える。
衝撃波:口から衝撃波を出す。自分も痛い。
盗み聞き:聴覚が鋭くなり、周囲1キロ内の全ての音を聞き取ることが出来るようになる
浮遊:地面から30センチ浮遊した状態で「歩く」ことができる。
レベル4:
木槍:空中に木の槍を出現させて投げる。
筋力増加:一時的に筋力を3倍にする。
混戦の視線:第3の目から混乱効果を持つ光線を出す。
砂礫の皮:身体全体をセメントの皮のようなものが覆う。防御力と素手での攻撃力が上昇。
触手:腕が4本の触手に変わる。
素通し:自分の身体を空気と同化させて物理攻撃をすり抜ける。
電撃:両手から電気を発生させて、素手の攻撃が命中した相手を麻痺させる。
毒の息:吸い込んだ相手を昏倒させる毒ガスを吐き出す。
髪針:髪の毛が鋭い針となって周囲の者に突き刺さる。使うとハゲる。
飛拳:ロケットパンチ
火吹き:口から火を吹く。
分厚い脂肪:皮膚の下の分厚い脂肪ができる。防御力が上昇するがデブるのですばやさは落ちる。
見えざる守りの炎:体表面に電撃のバリアを張る。物理攻撃のダメージを減少させ、さらに相手にカウンターダメージを与える。
魅了の視線:異性を魅了し、一時的に言いなりにする。仲間を攻撃させることもできるが、友情などはそのまま残るので手加減はする。
レベル5
写し:触れた相手の姿、能力、記憶、知識をコピーする。肉体のみならず内面や能力まで含めた完全な変身だが、ダメージや病気などもコピーしてしまう。
巨体:体が巨大化し、筋力とHPが二倍になる。
首狩り:念力のような遠隔不可視の力で相手の首をねじ切る。首を持たない相手には効かない。
酸の手:手から酸を吹き出す。粘着するらしく、拭い取るまで継続的にダメージを受ける。
毒牙:口から毒牙を生やして、他の攻撃と同時にかみつく。麻痺毒で、噛まれた箇所が半日の間しびれて使えなくなる。
伸びる手足:手足が3mに伸びる。人間離れした動きになるため命中・回避にプラス補正が付く。
レベル6
火炎:炎を吐く。
身体を覆う毒油:身体から毒を持った油が分泌される。これは相手の攻撃を滑らせる鎧であり、敵の体を蝕む武器でもある。ただし可燃性なので炎を受けると火達磨になる。
真空裂破:小さな竜巻で攻撃する。
野獣の四肢:手足が巨大化する。筋力が増大するが、武器は使えない。
弓:必中のエネルギー矢を打ち出す。これはヴァルキリーズジャベリンで仲間を殺された際の恨みが元になっており、復讐のためかそれを模している。
レベル7
破壊の視線:にらんだだけで対象を破壊できる。
金属親和:金属を身体に飲み込むことが出来、また金属によって傷つくことが無くなくなる。王の財宝のように飲み込んだ武器を射出することもできる。
魅惑:周囲の異性を魅了する。
レベル10:
精霊無効:精霊からの干渉を無効化し、さらに触れた精霊を消滅させることができる。(多分アトンも)
精霊使いに魔法を封じられた際のトラウマと憎悪が元になっている。
魔術適性:古代語魔法の修得速度が二倍になる。古代語魔法への憧れが元になっている。
最終更新:2015年10月21日 21:59