インストール

オリジナルの NicoCache_nl (NicoCache_nl(9))及び派生版であるNicoCache_pやNicoCache_uは既に更新が途絶えて久しくなっています。
従って現在は5ch の NicoCache本スレッドの有志が派生・改造版 (NicoCache_nl+mod) を作成・メンテナンスしています。
ツール類はダウンロードを参照してください。ダウンロードセクションの高速インストーラで手間なしで自動インストールが出来ます。


NicoCache_nl+mod 版のインストール (2024/03/30更新)


最低限 NicoCache_nl+mod が動作するまでのインストール方法の説明です。

一部の拡張機能(nlMovieFetcherなど)は、本体(Nicocache_nl)とは別にコンパイルが必要になります。
特に、Extensionsフォルダに.javaファイルのみ存在し、.classファイルが無い場合です。
また、本体とは別に拡張機能だけ更新があった場合も拡張機能の再コンパイルが必要になります。
コンパイル方法は拡張機能のコンパイルのページを参照します。


1. JDKのダウンロードとインストール

最新の Eclipse Temurin OpenJDK をインストールします。
インストール時、この画像のHDDのアイコンのようにしてください。
インストール後はこのようになります。
Set JAVA_HOME variableを「ローカルハードドライブにインストール」にして下さい。
複数のユーザーで使用している場合は「ローカルハードドライブにすべてインストール」にしてください。
  • 64 ビット版 OS を使用している際は 64 ビット版をダウンロード/インストールしてください。
  • JDK 17(LTS)を選んでダウンロードしてください。
  • JDK 21(LTS)は2024年03月30日現在非対応です。(動作しません。)
  • インストール後は環境変数の設定変更を適用させるためにコンピュータを再起動するのが望ましいです。
  • AdoptOpenJDKは2021年07月24日、Eclipse Temurin OpenJDKにリブランドされました。AdoptOpenJDKに代わり、最新のリリースはAdoptiumで公開されます。


Oracle版JDK(JRE含む)はもう使用しないでください!!
規約変更があり、非商用・個人利用であっても規約違反になると思われ、これ以上の使用ができなくなりました。
  • そこで代替として私達はEclipse Temurin OpenJDKを選択しました。無料で、LTS(長期サポート版)があり、インストーラ配布形式でインストールが簡単です。
  • Oracle版Java SE Develeopment Kit 8のバージョンを現在使用していて、新たにEclipse Temurin OpenJDKに移行する場合、JDK8のアンインストールを参照します。
  • 上記を確認するにはWindowsキーとRキーを同時押し後、cmdと入力しエンターキーを押します。するとコマンドプロンプトが開きますので「java -version」と打ち込みます。Java(TM) SE Runtime Environment(build x.x.x_xxx-xxx)と表示される場合、Oracle版を使用していますので切り替えてください。

Oracle版を使用している場合。(切り替えてください)
Eclipse Temurin OpenJDKを使用している場合。(推奨の状態)

2. Apache Antのダウンロード

Apache AntはJDKでNicoCache_nlの実行ファイルを更新させる手順を簡易化させるのに必要なのでインストールします。
Apache Ant ダウンロードします。

3. Apache Antのインストール

C:\直下にantフォルダを作り、bin,etc,lib,manual,CONTRIBUTORS,.....などが入っているフォルダを直接展開しておきます。
antのインストールマニュアル(英語)

4. 環境変数の設定

コマンドプロンプトを開きます。
スタートボタン→「cmd」と入力してエンターキーを押します。
またはWindowsキーとRキーを同時押します。出てきたウィンドウに「cmd」と入力してエンターキー。

「setx ANT_HOME "C:\ant"」と入力してエンターキー。
  • 環境変数JAVA_HOMEのインストールを忘れた場合はC:\Program Files\Eclipse Foundation\を開いてディレクトリのアドレス確認。
    • 「echo %JAVA_HOME%」と入力すれば忘れたかどうかを確認できます。
以下は、正常に設定されている場合。
  • 例:「setx JAVA_HOME "C:\Program Files\Eclipse Adoptium\jdk-17.0.6.10-hotspot"」などと入力します。
    • 注意:"C:\Program Files\Eclipse Adoptium\"以下のディレクトリはあなたのインストールしたJDKのバージョンが入るので適宜変わります。

環境変数の設定を開きます。「環境変数」や「env」で検索できます。またはコマンド・プロンプトで「systempropertiesadvanced」を実行すると「システムのプロパティ」が開きます。
システムのプロパティ>環境変数
ユーザー環境変数>Path>編集
お使いのコンピュータのユーザ全体でNicoCacheを利用する場合はシステム環境変数のPathに追加します。
その際はANT_HOMEもシステム環境変数で設定することが必要です。
「C:\ant\bin」と入力します。

この設定のあと、環境変数の変更を適用させるためにコンピュータを再起動するのが望ましいです。(すみません、これはWindowsの仕様なんです。)
なぜPathの編集をコマンドプロンプトを使わずにウィンドウで操作させているかというと、若干コマンドプロンプトでの操作が複雑な為なのと間違いを起こさない為です。
コマンドプロンプトでシステム環境変数に追加する場合は
1.末尾に追記する
setx PATH "%PATH%;C:\ant\bin" -m
2.先頭に追加する
setx PATH "C:\ant\bin;%PATH%" -m
とします。ただ、入力間違いを起こした場合悲惨な事態(コンピュータが立ち上がらなくなる等)になるのでオススメ出来ません。


5. NicoCacheのダウンロード

「NicoCache関連ファイル置き場 避難所」 にて本体及び各種差分をダウンロードします。
任意の場所に展開可能ですが、このインストールの説明ではC:\NicoCache_nlに展開したものとして説明しています。
C:\Program Filesは権限(パーミッション)の関係で、自力でパーミッション書き換えを行わないと実行できません。

up406がベースファイルとなります。

6. 差分のダウンロード

避難所に最新フィルター/ソース差分がある場合はそちらもダウンロードします。
なぜ差分をダウンロードして適用しなければならないのかというと、ニコニコ動画は日々アップデートを続けており、それに追従する必要があるからです。
最新のソース差分はNicoCache_nl+150304mod+年月日mod (ニコニコ動画のバージョン) ◆2TK8xdazzp3dという形式でアップロードされます。
例:NicoCache_nl+150304mod+210723mod (Re) (up292(orまとめup406)との差分) ◆2TK8xdazzp3d

この画像は例であり、170915という日付が新しいほど最新の差分になります。

7.  差分の適用

development.zipがある場合には、中身の.externalToolBuilders等フォルダがNicoCache_nl.jarと同じ階層になるように展開しておきます。


最新の更新差分データで NicoCache フォルダを上書きコピーします。

8.  NicoCache実行ファイル(NicoCache_nl.jar)に更新を適用する


  • コマンドプロンプトを開きます。
    • スタートボタン→「cmd」と入力してエンターキーを押します。
    • またはWindowsキーとRキーを同時押しします。出てきたウィンドウに「cmd」と入力してエンターキー。
    • cd (nicocacheのフォルダのフルパス)、若しくはcd /d (nicocacheのフォルダのフルパス)でカレントディレクトリを移動させた後、ant extract jarを打ちます。
    • このインストールの説明ではC:\NicoCache_nlに展開しているはずなので、cd C:\Nicocache_nlでカレントディレクトリを移動させます。
    • このときコンピュータの再起動を忘れていると、「'ant'は内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。」と出る事が有ります。

cd C:\Nicocache_nl
ant extract jar

/dスイッチはドライブが違う場合に利用します。(C:ドライブ以外の場合)

cd /d D:\Tools\nicovideo\Nicocache_nl
ant extract jar

9. 更新成否の確認

「BUILD SUCCESSFUL」と出ているか、NicoCache_nl.jar の更新日が更新されていれば成功です。
成功例:
Microsoft Windows [Version 10.0.10586]
(c) 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.

C:\Windows\system32>cd /d D:\NicoCache_nl

D:\NicoCache_nl>ant extract jar
Buildfile: D:\NicoCache_nl\build.xml

extract:
    [unjar] Expanding: D:\NicoCache_nl\NicoCache_nl.jar 
into D:\NicoCache_nl\src

compile:
    [javac] Compiling 107 source files to D:\NicoCache_nl\src

jar:
     [move] Moving 1 file to D:\NicoCache_nl
      [jar] Building jar: D:\NicoCache_nl\NicoCache_nl.jar

BUILD SUCCESSFUL
Total time: 8 seconds

D:\NicoCache_nl>

10. HTTPS機能の有効化

HTTPS機能の有効化を見ながらhttps通信プロトコルを有効化します。(デフォルトでは無効)
※2018年3月下旬ごろからニコニコ動画でもhttpsを利用しないと正常に使用できなくなりました。
2018年3月以前はニコニコ大百科などから段階的に導入されていました。

11. NicoCache_nlとブラウザーのプロキシ設定

導入に当たっての設定1と、導入に当たっての設定2のページを参考に、proxy.pacとconfig.propertiesの設定をします。

12. NicoCache_nlの実行方法

Windows なら "NicoCache_nl.bat" を実行して起動します。
  • Linux の場合は "NicoCache_nl.sh" を実行します。
  • 起動時に実行NicoCacheGUIを参照してコンピューター起動時に実行させます。
  • 必要に応じてスタートアップ等に登録します。
Ctrl+R→shell:startupでスタートアップフォルダに移動できます。
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\StartUp


以上でインストールは終了です。お疲れ様でした。
なお、アンインストール時にはブラウザとOSのインターネット接続設定からプロキシの設定を外し、 "NicoCache_nl.jar" の入っているフォルダごと削除すれば完了です。

  • BouncyCastleでダウンロードしたbcprov-jdk15on-*.jarとbcpkix-jdk15on-*.jarをgenCerts.batで実行してファイルが出ない場合は、高速インストーラのなかにあるbcprov-jdk15on-*.jarとbcpkix-jdk15on-*.jarを使えばおk -- 名無しさん (2021-07-22 13:07:35)
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最終更新:2024年12月08日 14:18