アンビエントとは、現代音楽のジャンルの一つ。リズムや構成を重視せず、音色・音響や空気感を重視しBGMとして用いられることを想定した音楽。その出自ゆえ、ポップス的な要素も強い。環境音楽ともいう。
概要
Brian Enoが1978年に"Ambient 1: Music for Airport"で定義したジャンルである。しかしながらそれ以前にアンビエント的な性格を持つ音楽も多数存在し、時代を遡ってアンビエントと分類されることも多い。
BGMと聞き流すことができるのはアンビエントの重要な点であるが、「興味深いのと同じくらい無視できる存在でなければならない」(Eno談)ともされている。
上記の要素を満たしていればアンビエントと名乗れるため音楽性に関してはかなり幅広く、"テクノ・モーツァルト"とも称される電子音楽家Aphex Twin、ピアノやヴァイオリンなどを用いた楽団であるPenguin Cafe Orchestraなどが存在する。日本では細野晴臣がいち早く紹介した。「環境音楽」の訳語も彼によるものである。
BGMと聞き流すことができるのはアンビエントの重要な点であるが、「興味深いのと同じくらい無視できる存在でなければならない」(Eno談)ともされている。
上記の要素を満たしていればアンビエントと名乗れるため音楽性に関してはかなり幅広く、"テクノ・モーツァルト"とも称される電子音楽家Aphex Twin、ピアノやヴァイオリンなどを用いた楽団であるPenguin Cafe Orchestraなどが存在する。日本では細野晴臣がいち早く紹介した。「環境音楽」の訳語も彼によるものである。
類似した音楽性のジャンルにニューエイジ・ミュージックがあるが、思想によって区別される。ニューエイジは宇宙や霊的現象などとのかかわりを意図して作られている側面があるが、アンビエントにはそのような意図はなく思想的には無機質である。
アンビエントは所謂"癒し系"と同一視され、長い間正当な評価を受けてこなかったジャンルであったがVaporwaveでの引用やその後の環境音楽再評価により、現在では重要なジャンルとみなされている。
代表的な音楽家
- Brain Eno
- Penguin Cafe Orhcestra
- KLF
- Aphex Twin
- 細野晴臣
- 吉村弘
代表的な楽曲
Brian Eno "Ambient 1: Music for Airport"
吉村弘 "Green"
関連話題
- クラウトロック
- ミニマル・ミュージック
- Erik Satie・・・アンビエントは「家具の音楽」での発想がもとになっている