概要
アレッシア・オッタス?による、欺瞞と偏見に満ちたコロール?の紹介本。
価値 | 1 |
重量 | 1 |
見た目 | 本(小) |
本文
全11ページ。
アリアナ?は敬虔なアカトシュ?の信奉者で、ステンダール聖堂?での礼拝を欠かさず、領民の良き模範となっています。彼女の夫、故チャラス・ヴェルガ伯爵もまた信望厚い信仰のディフェンダーでステンダール信者だったので、彼がスカイリム?の異教のノルド人?との戦いで命を落としたという知らせは領民に大きな悲しみをもたらしました。アレッシア・カロ?はレヤウィン?伯爵の良き妻であり、コロール?伯爵の子女としての本分を尽くしています。彼女はよくコロール?に戻り、素晴らしい母親のもとを訪ねています。
素晴らしいことに、城に仕える魔術師もまた(他の多くの魔術師が神の教えと信仰を軽んじているのと違って)公正で敬虔な九大神?の信徒です。彼女、シャネル?は、不信心ものを罰しようとする正しい人々のために魔術を教授しているので、へたな魔術師ギルド?のいかがわしい魔術師たちに教わるぐらいなら彼女のところへ行くべきでしょう。
女伯爵は毎日大広間で会議を開いています。(もちろん、日曜日以外ですが)彼女には素晴らしい使者や執事がおり、城は品格と秩序が保たれています。また、城には地下牢があるのですが、残念ながら衛兵?たちは怠慢で、町中にたむろする物乞い?や泥棒、博徒、詐欺師を捕まえてせっかくの牢屋に放り込もうともしません。
コロールの地域
コロールは5つの区域に分かれています。門を入ったところはファウンテン・ゲート地区で、美しい泉があり、大戦で犠牲になった人々に捧げられた聖サンクレ・トールの像が建っています。泉の周りには2件の宿屋、雑貨屋、鍛冶屋があります。そこから東への道は城へ、北への道はグレート・オーク広場へ、西への道は聖堂通りと西コロールへ、それぞれ通じています。西の聖堂へ行く道の途中には本屋があり、聖堂より西は西コロール地区で、井戸の周りに簡素な小屋が集まっています。グレート・オーク広場の周りには魔術師ギルド?と戦士ギルド?、そしてたくさんの立派な家があります。
ステンダール聖堂?
ステンダール聖堂?は美しい建物で、巡礼の祈りと瞑想に申し分のない場所です。毎週日曜日の朝には、この町の正しい人々とよき領主が礼拝のために聖堂に集まります。しかし嘆かわしいことに、女伯爵という素晴らしい模範がありながら、コロール?の住民の多くは怠惰で信仰を軽んじています。きっと、魔術師ギルド?と戦士ギルド?の構成員が悪い手本になっているせいでしょう。聖堂の女司祭オラグ・グラ=バーゴル?は親切で正しい老婦人で、魔術師ギルド?の邪悪な異教徒から呪文を買うくらいなら彼女から買ったほうがずっと良いでしょう。
コロールのギルド
戦士ギルド?を率いているのは優秀で誉れ高いヴィレナ・ドントン?ですが、その構成員は粗野で汚い言葉で話し、たいてい支部で怠けているか、町中をうろつきながら耳障りな雑談をしているかのどちらかです。彼らがステンダール聖堂?での礼拝の習慣を身に付けて行いを正せば、戦士ギルド?はずっと良くなるでしょうに。ただし、戦士ギルド?の優秀な鍛冶屋は特別です。彼女はよく聖堂で礼拝をしています。
コロール?の魔術師ギルド?にいる学者は役立たずばかりで、生徒たちは本を読んだり罵りあったり、悪臭のする薬を調合して時間を潰しています。彼らは教養があって正しい言葉づかいができますが、懺悔と祈りによって魂を磨くこともしないくせに、そんな学問がいったい何になるというのでしょう? ここの魔術師ギルド?で呪文や薬を買うことはできますが、そこで払うお金は彼らにくだらない娯楽や怠惰な時間を提供するだけでしょう。
商店とサービス
ノーザン・グッズ商店?のシード・ニーアス?はアルゴニアン?ですが、他のアルゴニアン?と違って賢く、誠実で、丁寧な応対ができます。素晴らしいことではないですか? 彼女は商才があり、その成功の技術を教授していますが、店の品物を安く売ってくれることはないでしょう。
レノア書店?はきれいな店構えで品揃えも豊富ですが、信じられないことに『九大神の十戒』を一冊も置いていませんでした。しかも、女店主は一度もステンダール聖堂?へ来たことがありません。いったいどういうことでしょうか?
この町に、食べ物と寝床を提供してくれる宿は2軒だけあります。一軒は上品で清潔で、立派な人々になじみにされている宿です。もう一軒は粗野で不潔で、酔っぱらい、泥棒、オーク?の溜まり場になっています。一方は身なりの良い上品で礼儀正しい婦人が、もう一方はだらしのない若い女性が経営しています。宿の名前はそれぞれ「オーク・アンド・クロージャー亭?」と「グレイ・メア亭?」です。清潔で安全な寝床を提供してくれるのはどちらの宿か、もうおわかりですね。
コロール?の著名人
作家キャスタ・スクリボニア?はコロール?に住んでいます。彼女は教養があり、各地を旅した経験を持ちますが、彼女の著作はあまりおすすめできません。なぜなら、彼女の作品はどれもロマンスとゴシップと、他の低俗な娯楽を題材にしていて、主人公たちは九大神?を信仰する者なら誰もが持っているはずの美徳、道徳、貞節、神への崇敬を見せず、読者の子供たちの悪い手本となりかねないからです。
コロール?の不名誉な特徴
魔術師ギルド?や戦士ギルド?の近くのグレート・オークにはよく町民が無為に集っては雑談をしています。ホンディター?という名の狡猾な男が、周辺の土地で起こること全てを知っています。彼はお金と引き換えにスキルを教えていますが、この男を聖堂で見かけることはなく、どうも罰当たりな行動や深酒、喧嘩に耽溺しているようです。
コロール?の物乞い?は身なりは汚いですが、健康で態度が良く、陽気です。いい気分になるために小銭を恵んでやってもよいでしょうがそのお金はすぐに賭け事や強い酒などのくだらないことに使われてしまうので、彼らのためにはならないでしょう。
九大神?の祝福とご加護がありますように!
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