登録日:2025/09/24 Wed 00:03ː00
更新日:2025/09/24 Wed 02:21:57NEW!
所要時間:約 10 分で読めます…。
【プロフィール】
学籍番号:S01T004738
所属クラス:1年Dクラス→2年Dクラス(堀北クラス)
性別:女性
身長:153cm
スリーサイズ:B96(F)/W60/H90
誕生日:10月15日
星座:天秤座
趣味:カメラ
特技:なし
好物:甘い物全般
苦手な物:お喋り
部活動:無所属
自分の好きなところ:写真が好き
自分の嫌いなところ:人が苦手
いつもいる場所:自室、校舎裏、学校敷地内の人気のない場所
CV:
M・A・O
【パラメータ】
学力:C⁺ |
身体能力:D |
判断力:D |
知性:C |
協調性:D⁻ |
入学時 |
学力:C(50) |
身体能力:D⁻(25) |
機転思考力:D⁻(25) |
社会貢献性:C⁺(60) |
総合力:D⁺(37) |
2年時(OAA) |
※OAA=『Over-All⁻Ability』の略称
【概要】
主に1年生編序盤では主要キャラとして登場し、2年生編中盤の某一件にて読者からも賛否が分かれる結末を迎えることになる。
【人物・性格】
見た目は野暮ったい眼鏡をかけていて地味な雰囲気が特徴の普通の女子高生なのだが、その正体は
雫という名のX(ツイッター)のフォロワー数も5000人程度とそこそこ有名だったグラビアアイドルで、眼鏡を外すと
一之瀬帆波にも引けを取らないスタイル抜群の美少女と呼べる容姿をしているのだが、野暮ったい眼鏡と社交的な一之瀬とは真逆な性格をしていることからほぼ誰も気づいていない。
性格は一言で言うと『
陰キャ』。目立つ事を嫌い引っ込み思案で気弱な性格をしており、二年生編から登場した旧坂柳クラスの女子である
山村美紀にどことなく似ている。『
自分は一人でも構わない』と心を閉ざしておりコミュ力には非常に難があり、物語最序盤はクラスに友人と呼べる人物は皆無だった。
だが、自分の趣味であるカメラの前では明るく振る舞うことができたり、物語が進み同クラス女子の長谷部波瑠加とは親友同士になり、同じ
綾小路グループの幸村輝彦や三宅明人とも普通に仲良くするなど、気を許した相手とは普通の友達付き合いが出来ないわけではなく、同クラス男子の
高円寺六助のようにクラスで完全に孤立しているわけではない。
【能力】
本人の能力自体は、落ちこぼれと呼ばれることの多いDクラスに配属されるのが妥当と言わざるを得なく、その堀北クラスの中でも総合能力自体は最底辺であり、2年生編から導入されたOAA数値から見ても特に身体能力と機転思考力(コミュ力)に関しては作中に登場する生徒の中では最低クラスの評価を受けてしまっており、体育祭や無人島サバイバルのような体力勝負は非常に苦手としている。
学力も身体能力とコミュ力の低さをカバーできる程高くなくせいぜい平均であるため、OAA数値では同クラス男子の池寛治と学年最下位争いを余儀なくされてしまっているのが実情である。
また、同クラス男子の外村秀雄のような『コンピュータ関連に強くタイピング速度では敵無し』といった特別試験で活躍できる一芸がある訳でもないため、綾小路からは内心『愛里は総合的に見てクラスで最も価値の低い存在と判断せざるを得なく、俺個人の感想としても同じ』と辛辣に思われてしまっている。
【作中での動向】
以下ネタバレ注意。
1年生編~2年生編序盤
物語最初期の須藤健の暴力事件の際に目撃者の証人として登場。その際に家電量販店の店員から
ストーカー被害を受けており、その店員から
襲われるも店員の態度からストーカーだと見抜いた綾小路と綾小路に協力した一之瀬に助けられる。これ以降佐倉は綾小路に思いを寄せるようになる。
1年生編中盤の『ペーパーシャッフル』で幸村から勉強を教わろうとしていた長谷部と三宅、その監視役を堀北から命じられた綾小路と4人で行動をすることが増え、佐倉もその輪に入りたそうに様子を伺っていたことを清隆は気づいていたが、清隆は自分から佐倉を誘うことはなく佐倉の成長のためあえて本人の意思に委ねていた。やがて佐倉も勇気を出して自分も入れて欲しいと4人に頼み、無事に受け入れられて『綾小路グループ』は佐倉も入れた5人で結成されることとなった。これ以降グループ唯一の女子である長谷部とは親友関係になっている。
それ以降目立った活躍は特にないが、2年生編の無人島サバイバルでは三宅と長谷部とグループを組んでおり、体力に難がある愛里は二人の足を引っ張ってしまっていた。2年生の夏休み明けに思いを寄せていた清隆が
軽井沢恵と交際していることを知りショックを受ける。
最終問題までは順調に進んでいき最後の問題である『
クラスポイント100を得る代わりにクラス内誰か1名が退学になる』という題名が出される。この時点では既に
山内が退学しているため堀北クラスは39人である。
たがこの試験でクラス38人はNoを押していたが1人だけYesを押し続ける人物がいた。その人物の正体はこの試験を利用して綾小路と堀北のどちらかの退学を狙っていた櫛田である。
綾小路はクラス全員にYes押していた人物は櫛田と断定し、その根拠を論理的に説明し確実に櫛田を追い詰めていく。櫛田も綾小路に携帯の音声という決定的な証拠を突き付けられたことでついに観念し、自分の退学で全てが終わるのだからその腹いせと言わんばかりにクラス女子の秘密をクラス全員に暴露するなど完全に暴走しクラスは阿鼻叫喚状態になる。
そんな櫛田を呆れながら見ていた堀北も櫛田の能力は高く買っているため、今後のクラスに必要な戦力として判断し残すことを決断する。とはいえこの時点で誰か退学者を出すことは絶対であった。堀北はクラスリーダーとして退学者になるべき人物の名前を口にしようとした際に、この場面でその役目を堀北に背負わせるのは荷が重すぎると判断した綾小路に止められ、綾小路が堀北の意思を代弁し『クラスで最も必要のない人物を公平に判断する基準が一つだけある。それはOAA(総合力)でOAA最下位の者が退学になるべき』とクラス全員に話し、
と発言。当然この発言に佐倉の親友だった長谷部は激怒し、長谷部は能力的に同等だった池を退学者として佐倉の代わりに推すが、佐倉とは違いコミュ力もあり友人も多かった池の退学に反対する人物が多かったことから清隆は却下し『退学になるべきは愛里だ。それ以外存在しない』と頑なに譲らなかった。
想いを寄せていた綾小路から直々に徹底した戦力外通告を受けたことで佐倉の心は折れ、客観的に見て自分の能力が足を引っ張っているのも事実であったことから『クラスの中で、要らない子がいるとしたら……多分、それは私、なんじゃないかな……』『清隆くんの言っていることは、何一つ間違ってないんだよ。』と現実を受け入れ、クラス全員に投票を促し長谷部だけは最後の最後まで投票を拒んだが、愛里本人から叱責されたことで長谷部もついに観念して投票。
堀北クラスの満場一致試験は『佐倉愛里の退学と引き換えに150クラスポイント獲得』という結果で決着した。
試験後に愛里は、眼鏡を外し雫としての姿を清隆にお披露目し『バイバイ清隆くん。』と笑顔を見せ清隆と別れた。
だが清隆の前では気丈に振る舞っていた愛里もこの一件に何も感じない筈がなく、清隆には愛里の鼻をする音と懸命に押し殺した泣き声が聞こえてきた。
それを聞いた清隆は
『敗者はいつも手遅れになってから自分の惨状を振り返って後悔する。』
と独白するのであった。
その後の愛里は3年生編では深夜のテレビ出演が決まるなど、芸能人として道を着実に歩んでいるようだ。
【人間関係】
同クラスの男子。
物語最序盤で
ストーカー被害を受けた際に助けてくれたことから彼を慕うようになり、次第に想いを寄せるようになっていき、彼が中心となっている『
綾小路グループ』への加入を勇気を出して自ら志願する。綾小路への恋心は本物であったため、軽井沢との交際が発覚した際にはかなりショックを受けていた。その後は…。
同クラスの女子で親友。
巨乳で周囲からの目を気にしている共通点や綾小路グループでは唯一の同性ということもあり意気投合し、愛里にとってクラスで一番仲が良いと言える人物。長谷部も愛里のことを親友であると同時に妹のように思っており保護者のように接することも多い、愛里が高育から去った後も長谷部はその動向を気にかけており、芸能人としての愛理をすかさずチェックしている。
同クラスの男子で綾小路グループの男子。
綾小路と同様に性的な目で見てこないタイプの男子のため、仲良くしており三宅とは無人島サバイバルで長谷部と共にグループを組んでおり、幸村には勉強を教わることが多かったなど関係は良好だった模様。
同クラスのリーダーを務める女子。
物語序盤で須藤の暴力事件の一件で証人を務めたことから同クラス女子の中では比較的関わることが多かった。それ以降接点はほぼ無く、清隆が介入しなければ、堀北が佐倉に直々にリストラ宣告をしていたことを考えると堀北にとっても佐倉は今後の戦力としては構想外であったことが伺える。
同クラスの男子。
1年生の夏休み中に告白されたが、本人は綾小路に想いを寄せており山内のことは眼中に無く、山内の下心も見抜いていたため即座に断った。その後の山内辿った末路を考えれば英断だった。ちなみに同じ3バカの須藤に対しても公式ファイルで相性の悪い生徒の名に彼の名が記載されていることから苦手意識を持っていた模様。
【余談】
- 上記のように能力不足で退学に追い込まれてしまい読者からも同情されることが多い佐倉だが、高育が実力第一であることを考えると能力UPを怠った愛里本人にも非が全くないとは言えないだろう。本人の能力・性格からして改善が厳しい身体能力や機転思考力はともかく、学力に関しては親しくしていた綾小路グループには清隆や幸村というクラストップクラスの学力を持つ人物が2人もおり、彼らから勉強を教わるなどしてもっと学力を向上させ堀北クラス学力準最上位層~あるいはその1ランク下ぐらいまで学力を上げていればOAA数値にも変化がありクラス最下位を脱出していたかもしれず、満場一致試験の際に清隆から『クラスOAA最下位』を理由に退学者として指名されなかったかもしれない。最底辺の身体能力とコミュ力をカバー出来る程ではない平均レベルの学力に留まっていったことは愛里にとって致命的であった。
- ただし、生徒達には見えていないものの明らかに努力や状況からして不当にOAAが大きく下げられている風に見えるのも事実である。身体能力は1年時にネームドでも自分以下が4名、同格が6名おり、そこから推定される1年時の身体能力は学年で160人中101~130位程度であったにも関わらず、2年開始時に158人中157位に大きく下げられている。
さらに機転思考力に関しても綾小路グループで唯一自分の意志でグループの仲間に加わったのに綾小路グループで唯一機転思考力がランク単位で上がっていない。
- 退学になってしまった佐倉だが芸能活動をしている彼女にとってはむしろ退学になった方がラッキーだった一面もあるのでは?と思われることもある。外部との接触が著しく困難な高育と外部との接触が基本である芸能活動は相性が最悪であり、彼女の芸能人としての未来を考えれば退学(=良く言えば高育から解放された)も完全に悲観することではないと言えなくもない。
- と言うよりも原作中に明言されている事を並べただけで「入試はクラス分けの参考にするだけで誰を入学させるかは学校側が決めており、文化祭等と言った佐倉の能力で一番高い部分が活かせる試験は佐倉入学時点で校史紐解いても一切なく、3年間本格的な芸能活動もやらせない」とそもそも入学させた事が佐倉に対する悪意しかない。
追記、修正が必要だとしたら多分、それは私なんじゃないかな…。
最終更新:2025年09月24日 02:21