オブリビオン マニアックス - OBLIVION MANIACS -

シェイディンハル案内書

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概要

 アレッシア・オッタス?による、欺瞞と偏見に満ちたシェイディンハル?の紹介本。
価値 1
重量 1
見た目 本(小)

本文

全8ページ。


 健やかな心身にアーケイ?の祝福を! 私の名はアレッシア・オッタス?。皆様に、シェイディンハル?の全てについてお伝えしましょう。


 シェイディンハル?を訪れる人はまず、緑の大草原やコーボロ川の土手に経つ優雅な柳の木、よく手入れされた庭園、花でいっぱいの垣根、そういったものに目を奪われることでしょう。手入れの行き届いた家々、その石壁にほどこされた細工や、ガラス、金属、木材を組み合わせた美しい装飾は、シェイディンハル?という町の裕福さを物語っているかのようです。

 しかし、その裏に何が隠されていると思いますか? 犯罪、醜聞、それに数々の不道徳です!

 シェイディンハル?は、3つの区域に分かれています。北の丘の上にはシェイディンハル城?の中庭と城壁があります。その下に、東門から西門へ、東西に道が走っています。コーボロ川はこの道からだいたい南北に流れており、町の南半分を2つの区域に分けています。聖堂は東側の区域、そして市場は西側の区域にあります。市場側の区域には全ての商店、宿屋、ギルドが集まっています。聖堂区域には聖堂と住宅街があります。コーボロ川には北と南の2箇所に橋がかかっていて、南側の橋の途中には小さな公園になっている中州があります。

 シェイディンハル?は東ニベン?に位置していますが、その文化は、ここ半世紀の間にモロウウィンド?から移民して来た、ダークエルフ?たちによって作られたものです。彼ら移民の多くは、モロウウィンド?の窮屈な社会と腐敗した宗教支配を逃れて来た人々です。シロディール?においてはゼニタール?の守護の下、かの地よりも自由で活発な経済活動の機会を見出すことができたのです。

 シェイディンハル?の伯爵もまた、そうした移民の一人です。アンデル・インダリス?伯爵はモロウウィンド?のフラール家の出身ですが、より多くの成功の機会を求めてこの地にやってきました。

 伯爵はシロディール?の貴族社会において異例の速さで上位に上りつめましたが、その理由については謎が多く、シロディール?の伝統ある名家の人々は伯爵を身のほど知らずな成り上がり者と陰口を叩いています。さらに、ラザーサ・インダリス?夫人がシェイディンハル城?の階段で何者かに撲殺され遺体で発見された事件は人々の好奇の目を惹きつけ、伯爵の浪費癖、不倫、激情と事件の関係について黒い噂が絶えません。

 シェイディンハル?アーケイ聖堂?に訪れる人はほとんどいません。そもそも、模範を示すべき伯爵が一度も聖堂に足を踏み入れたことがないのです。ただし、彼の場合は九大神?のもとに現れて審判を受けることを恐れているのかもしれませんが! シェイディンハル?の大主教、司祭、治癒師は感じのよい人々で、神に忠実な神学者ですが、この地の聖職者で最も尊敬されているのはアーケイの生ける聖人・エランディル?でしょう。彼は魔術師ギルド?や帝都戦技大学で不正に行われている黒魔術に反対する運動を精力的に行っています。
 シェイディンハル?の2つの宿屋はどちらも一見良さそうに見えますが、一方の宿屋「ニューランド」を経営しているダークエルフは?下品な異教徒の無法者で、もう一方の宿屋「シェイディンハル・ブリッジ」の経営者は高潔で敬虔な帝都民の夫人です。行き届いたサービスと安くておいしい食事、殺人鬼や泥棒の心配をせずに安心して眠れる安全で清潔な寝室、そういったものを求めるならどちらの宿屋に泊まるべきかはもうおわかりですね。

 シェイディンハル?の本屋を所有し経営しているのはアルゴニアン?マッハ=ナー?です。私は彼より無礼で不愉快な人物にお目にかかったことがありません。しかし、本屋の品揃えは素晴らしく値段も手ごろです。

 シェイディンハル?の住宅は、最も貧しいものの家でさえみな清潔で見栄えがよく、庭なども手入れが行き届いています。家の中に入って家具や内装を眺めたいなら、住民に言えば喜んで迎え入れてくれるでしょう。(もちろん、早朝や夜中に訪ねたりしなければ、です!)ただし、だまされてはいけません! いくらその住民がどこから見ても立派な人物に見えたとしても、彼らの多くは貴方を招きいれたとたん豹変し、下品で粗野な態度で獣のように襲いかかってきます。彼らと人間らしい会話を交わすよりも、殺されて地下室に投げ込まれる可能性のほうがずっと高いのです。そのような粗暴で卑しい人々の多くがオーク?だというのは別に驚くべきことではありません。

 それでも、シェイディンハル?で一番の著名人、画家のライス・ライサンダス?の家だけは訪ねる価値があります。彼自身はアトリエにこもって制作に没頭していることが多く、面会は難しいのですが、かわりに優しく親切な夫人があなたを招き入れ、壁にかかった彼の絵を見せてくれるでしょう。


 九大神?に従い、栄光へと向かいましょう!










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