豚吐露@wiki

問41回答

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ohden

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【VoIPゲートウェイ】
VoIP(Voice over IP)
VoIPゲートウェイとは、電話網とIPネットワークの間の中継を行う機器。インターネットやイントラネットを使って通話を行うVoIPにおいて使用されるしくみ。
VoIPゲートウェイは電話網とIPネットワークの境界に置かれ、電話線から入力されるアナログ音声データをデジタルデータに変換し、IPパケットに分割してIPネットワーク上に送信する。
同時に、IPネットワーク側から受け取ったIPパケットをアナログ音声に復元し、電話網へ送り出す。デジタル音声データの圧縮および伸張もVoIPゲートウェイが行う。

【ストリクト・ルーティング】
パケット転送経路を厳密に指定すること。
具体的には、送信元からあて先に届けるまでに経由するルーターのIPアドレス・リストを、送信元のルーターがすべて指定し、その順番通りにパケットをフォワーディングさせる。
途中に別のルーターが存在するなどの理由で、リストと違うルーターを経由する場合には、順番通りにルーティングできなかった旨をICMP(internet control message protocol)で送信元に通知し、そのパケットは破棄する。
ソース(送信元)側で経路を指定することから、ストリクト・ソース・ルーティングと呼ぶこともある。
ソース・ルーティングには、途中で通過するいくつかの中継ルーターだけを明示し、指定したルーターまでの中間経路は任意に決まるルーズ・ソース・ルーティング(loose source routing;ルース・ルーティングとも言う)という経路指定の方法もある。
IPv4では経路制御用のオプションという位置付けでこの機能を実装するが、IPv6では経路制御ヘッダー内にこの規定がある。

【バックドア】
バックドアとは、クラッカーにより侵入を受けたサーバに設けられた、不正侵入を行なうための「裏口」。
クラッカーはコンピュータへの侵入に成功すると、次回も侵入できるように、管理者に気づかれないようこっそりと侵入経路を確保する。これがバックドアである。
バックドアが設置されていると、管理者が不正侵入に気づいて侵入路をふさいでも、クラッカーは前回侵入時に設置したバックドアから再び不正侵入を行なうことができる。
また、コンピュータウイルスが感染する際に、外部からの操作を受け入れるための窓口としてバックドアを設置する場合もある。
バックドアを使って侵入すると、たいていの場合はコンピュータのすべての機能を不正に使用できるため、他のコンピュータへの攻撃の踏み台として利用されてしまうことも多い。
不正アクセスが確認された後に、ディスクのフォーマットやOSの再インストールを行なうべきとされているのは、バックドアを完全に消去するためでもある。

【フォレンジック】
デジタルフォレンジックという。
デジタルフォレンジックとは、不正アクセスや機密情報漏洩などコンピュータに関する犯罪や法的紛争が生じた際に、原因究明や捜査に必要な機器やデータ、電子的記録を収集・分析し、その法的な証拠性を明らかにする手段や技術の総称。
"forensics"には『法医学』『科学捜査』『鑑識』といった意味があり、分かりやすく意訳すれば『デジタル鑑識』。
対象となるのはパソコンやサーバ、ネットワーク機器、携帯電話、情報家電など、デジタルデータを扱う機器全般。
容疑者のコンピュータを押収してハードディスクから証拠となるファイルを探し出したり、サーバのログファイルから不正アクセスの記録を割り出したり、破壊・消去されたディスクを復元して証拠となるデータを押収したりといった技術が該当する。
また、コピーや消去、改ざんが容易であるという電子データの性質に対応して、データが捏造されたものかどうかを検証する技術や、記録の段階でデータが改ざんできないよう工夫したりハッシュ値やデジタル署名などで同一性を保全する技術なども含まれる。



更新日: 2009年12月09日 (水) 18時30分11秒
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