豚吐露@wiki

問37回答

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【PBX】
private branch exchange,構内電話交換機,自動式構内交換設備
企業や組織内の内線電話の相互接続、および内線と外線の交換を行う装置、設備、あるいは交換台。
企業・組織の建物構内に設置され、社内の内線電話機を制御するとともに、専用線で接続された他拠点のPBXや、公衆回線を介して電話局の交換機と接続して発着信を可能にする。
デジタルPBXでは、ダイヤルイン、保留、転送、短縮ダイヤル、コールバックなどの多彩な機能を提供するほか、内線回線を利用したLAN構築などにも利用される。
また、コールセンター向けの製品には、ACD(automatic call distribution:着信呼自動分配)やCMS(call management system)などの機能が組み込まれているものもある。
PBXは価格が高いうえ、内線電話システムを導入する拠点ごとに設置する必要がある。
そのため多拠点化すると、導入・運用コストの増大は避けられないというデメリットがあった。
こうした従来型のPBXに対し、構内交換機の機能をIPネットワーク上で提供・管理するIP-PBXが注目されている。

【VoIPゲートウェイ】
Voice over Internet Protocol Gateway
電話網とIPネットワークの間の中継を行う機器。
インターネットやイントラネットを使って通話を行うVoIPにおいて使用されるしくみ。
VoIPゲートウェイは、企業の支社間などでVoIPによる電話網を構築するために使われるのが一般的である。
VoIPゲートウェイは電話網とIPネットワークの境界に置かれ、電話線から入力されるアナログ音声データをデジタルデータに変換し、IPパケットに分割してIPネットワーク上に送信する。
同時に、IPネットワーク側から受け取ったIPパケットをアナログ音声に復元し、電話網へ送り出す。
デジタル音声データの圧縮および伸張もVoIPゲートウェイが行う。
通常、企業のひとつの支社内の内線電話はPBX(構内交換機)と呼ばれる機器によって集約されている。
従来は、各支社のPBXを公衆の電話回線や専用線で接続することで企業内電話網を構築していた。
このため通話料や専用線敷設のコストが多大にかかっていた。
VoIPゲートウェイを利用すれば、従来公衆の電話回線や専用線を用いていた部分をIPネットワークに置き換えることができ、コストが大幅に削減できる。
また、電話やFAXの回線とコンピュータネットワークが同一のIPネットワークに統合されることで管理コストの削減にもつながる。

【ルータ】
router
ルーターとは、複数の異なるネットワーク間でデータのやりとりを中継するための機器のことである。
ある閉じたネットワーク内では、プライベートアドレスと呼ばれる宛先情報を利用して、通信が行われている。
しかし、プライベートアドレスは、そのネットワーク内においてのみ有効なアドレスであるため、異なるネットワークをまたがって使用することができない。
ルーターは、このプライベートアドレスを、インターネット上で一意に識別可能なグローバルアドレスと呼ばれる宛先情報へ変換し、複数の異なるネットワーク間での通信を可能としている。
ネットワーク上では、データは細かい単位に分割された上でヘッダ情報が付与された、パケットと呼ばれる単位で扱われる。
ルーターは、アドレス情報と各通信機器との対応関係が記載されたルーティングテーブルと呼ばれるデータベースを持っており、パケットを受け取った際に、パケットのヘッダ部分に含まれているアドレス情報をルーティングテーブルと照合することで、適切な経路選択(ルーティング)を実現可能としている。
インターネットでは、通信プロトコルにTCP/IPが採用されているため、インターネットを通じた通信のルーティングにはIPアドレスが用いられている。
TCP/IP以外に、IPXやXNSといった複数のプロトコルにも対応しているルーターは、特にマルチプロトコルルータと呼ばれている。
ルーターが対応していない通信プロトコルのデータは、ルーターによってすべて破棄される。
ルーターは、以前は、比較的規模の大きな企業が利用するもので、一般家庭などではADSLモデムやONU(光回線終端装置)にパソコンを直接接続してインターネットに接続するような場合が多かった。
しかし、最近では、小規模なオフィスや家庭などにおいてもLANが構築され、ネットワークに接続するためにルーターが必要となる場合が増えている。
家庭用のルーターとしては、ダイヤルアップルーターやブロードバンドルーターと呼ばれる機器が利用されている。
最近では、ADSLやFTTHによるブロードバンド環境が普及しているため、ブローバンドルーターによって、PCをはじめ家庭内LANに接続されたすべての機器が同時に、ブロードバンドでインターネットに常時接続できるようにされている場合が多い。
ルーターの種類や性能は、企業や通信事業者が運用する大規模なネットワークを相互接続するための、高速で信頼性の高いハイエンドモデルから、低価格な家庭向けモデルまで、用途によって多種多様である。
また、ルーティング機能だけではなく、フィルタリング機能やファイヤーウォールを備えていたり、無線LAN機能やADSLモデム、ONUを内蔵していたりと、他の機能を併せ持っている場合も多い。

【スイッチングハブ】
スイッチングハブとは、スイッチング機能を持ったハブ(集線装置)のことである。
通常のシェアードハブは、送られて来たデータを接続するすべての端末に転送する。
これに対し、スイッチングハブは、送られて来たデータの中に含まれる送信先のアドレスを読み取り、そのアドレスの端末にのみデータを送る。
このため、スイッチングハブを使っている場合は、ネットワーク全体の負荷が軽減し、セキュリティが向上することになる。
なお、スイッチングによる転送方式は、ストア&フォワード方式、カットスルー方式、フラグメントフリー方式の三つに大別される。



更新日: 2010年07月21日 (水) 02時26分29秒
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