効果の概要
高レベル版:なし
評価/使用法
- 非常に強力なデバフ呪文。効果範囲もそれなりに大きく、運が良ければこの一発で勝負を決めることも可能だ。
- 魅了状態では社交的やりとりに有利を得られるため、無力化した上で情報を聞き出すことなどもできるかもしれない。ただし、注意しなければならない点が幾つかある:
- 幻を見ることができないクリーチャー、例えば盲目状態になっていたり、"疑似視覚"によってものを見ているクリーチャーは、対象にならない。
- ダメージを受けたり、アクションを用いて揺り起こされると、この呪文の作用が終了してしまう。そのため、効果を維持したいならばダメージを与えてはいけない。縛り上げたり、武装を解除する際は、結果的に「揺り起こす」ことにならないか、DMに確認してみよう。
- 構成要素は動作、物質。音を出さずに発動できるため、呪文を発動したことを周囲の者に気取られない。
- 射程は120フィートと長いので、遠距離から一方的に呪文をかけられる。特にカウンタースペル(射程60フィート)の射程外から発動することができるのが長所。
ルール/裁定
- 「君から見える」という記述がないので、暗闇や霧の中などの重度の隠蔽の中を起点にすることができる。また、君が盲目状態であっても呪文を発動できる。
- 「角を回り込んで広がる」という記述がないので、呪文の起点から見て完全遮蔽に隠れているクリーチャーは、呪文の効果範囲に含めることができない。ただしDMが「精神的な作用なので、物理的な障壁は役に立たない」と判断する可能性はある。
- エルフは魅了状態に対する耐性を持っており、効きづらい。
- 無力状態の目標に対する攻撃ロールは有利を得ない。能力判定やセーヴィング・スローも特に不利にならないので注意。