呪文考察
このクラスの特色や立ち回り
- ドルイドは攻撃、回復、支援、探索、交渉などあらゆる呪文に通ずるため、戦闘時/非戦闘時問わず広く活躍できる。
- 瞬間的に大ダメージを与える呪文は少ないものの、フレイミング・スフィアーやコール・ライトニング、インセクト・プレイグなど、持続的にダメージを与える呪文が多いため、ダメージ・ディーラーとしての役割は十分期待できる。
- また、クレリックには劣るものの、ヒーリング・ワードやマス・ヒーリング・ワード、ヒールなどの回復呪文を使える。
- とはいえ、役割を絞らないと器用貧乏になりやすい。 無計画に様々な呪文を取るとあまり活躍できないかもしれない。サブクラスによってできることが大きく変わるので、 成長の道筋をしっかりと計画してビルドする必要があるだろう。
- 立ち回りやキャラ作成上の注意点は以下のとおり。
精神集中呪文を取りすぎない
- ドルイド呪文には強力な精神集中呪文が多いが、 精神集中呪文は一度に一つしか持続できない以上、取りすぎは禁物である。もちろん、何種類も準備して状況に応じて切り替えるというのも一つの作戦だが、 初心者のうちは精神集中する呪文は絞った方がよい。 精神集中呪文を発動させたはよいが、次のターン以降やることがない、というのは避けたい。
両手が塞がりやすい
- 盾に習熟している関係上、両手が塞がりやすい。 呪文によっては、焦点具を持っている手では動作要素が満たせなかったり、武器を振るうための手を確保する必要があるため、呪文の構成要素には注意しよう。
主なクラス特徴
Wild Shape/自然の化身(2レベル)
- さまざまな野獣に変身できるこの特徴は、文字通り可能性の獣である。戦闘、逃走、偵察など状況に応じて器用に使い分けることができる。あらかじめ4種類の野獣形態を選択する。おすすめは以下の通り。
- ラット/スパイダー(脅威度0):能力面で見るべきところはないが、見つかっても不審に思われにくい。
- ジャイアント・ウィーゼル(脅威度1/8):登攀移動、暗視能力を持つ。技能面も、運動+5、知覚+3、隠密+5と優秀。
- ジャイアント・バジャー(脅威度1/4):穴掘り移動ができる。
- ジャイアント・フロッグ(脅威度1/4):水泳移動ができる。中型以下のクリーチャーを呑み込んで拘束状態にすることができる。
- ジャイアント・ウルフ・スパイダー(脅威度1/4):壁や天井を歩くことができ、暗視能力、疑似視覚、隠密+7。隠密行動と偵察で役立つ。
- ライディング・ホース(脅威度1/4):味方や貨物を乗せて走りたいときに。
- パンサー(脅威度1/4):登攀能力、暗視能力、隠密+7、ボーナス・アクションで離脱と隠れ身を使える特徴を持つ。隠密行動と偵察で役立つ。
- クロコダイル(脅威度1/2):水泳移動ができる。攻撃した相手に噛みついて拘束状態にすることができる。
- ブラウン・ベア(脅威度1):2回攻撃が可能。そのうち1回の攻撃は相手を伏せ状態にすることができる。
- ジャイアント・スパイダー(脅威度1):壁や天井を歩くことができ、暗視能力、疑似視覚、隠密+7。隠密行動と偵察で役立つ。また、蜘蛛糸で相手を拘束状態にすることもできる。
- ジャイアント・トード(脅威度1):水泳移動ができる。中型以下のクリーチャーを呑み込んで拘束状態にすることができる。
- ジャイアント・オクトパス(脅威度1):水泳移動、暗視能力、隠密+5、墨を吐いて重度の隠蔽を作る能力を持つ。水中の偵察や逃走に向く。
- ライオン(脅威度1):2回攻撃が可能。また、相手を恐怖状態にする「咆哮」が使える。
- タイガー(脅威度1):暗視能力、知覚+3、隠密+7、ボーナス・アクションで離脱と隠れ身を使える特徴を持つ。隠密行動と偵察で役立つ。
Wild Companion/自然の相棒(2レベル)
- ファインド・ファミリアーを発動できる。おすすめの使い魔は当該ページを参照。
サブクラス考察
Circle of the Land/土地の円環
- 使える呪文が増え、 呪文スロットの回復が早くなるサブクラス。本来ドルイドが覚えない呪文を習得できる。選ぶ土地によっては、ウィザードやソーサラーのように、範囲攻撃やデバフの得意なPCを作れる。
- 土地を選ぶ際は、イメージで選んでもよいし、覚えたい呪文から選んでもよい。
Circle of the Land Spell/土地の円環の呪文
- 荒野
- 極地
- 平原
- 南国
主なサブクラス特徴
Natural Recovery/自然の回復(3レベル)
- 大休憩ごとにスロット消費なしで円環の呪文を唱えることができ、さらに小休憩ごとに呪文スロットを少し回復する。呪文スロットがとても多くなるため、バフ等を維持しやすい。おすすめは以下のとおり。
Nature Sanctuary/生ける聖域(14レベル)
- 1分間1/2遮蔽を作り出す。こちらの遠隔攻撃もペナルティを受けてしまうが、遮蔽から出て攻撃し、残りの移動速度で遮蔽の中に引っ込めば、こちらが一方的に利益を受けられる。
Circle of the Moon/月の円環
- 「Wild Shape/自然の化身」を強化できるサブクラス。ボーナス・アクションで変身できるうえ、ブラウン・ベアやダイヤ・ウルフなどの強力な野獣クリーチャーに変身できる。(ただし、君がダイヤ・ウルフを見たことがあるかは出身地や背景世界によるだろう)
- 熱帯の密林やフェイワイルドを舞台にしたキャンペーンなら、プレシオサウルスやブロントサウルスなどの恐竜を目撃できるかもしれない。その場合は有用性が大きく上がる。
Circle of the Moon Spell/月の円環の呪文
主なサブクラス特徴
Circle Forms/円環の形態(3レベル)
- 「Wild Shape/自然の化身」を強化でき、自分のレベルの1/3までの脅威度の野獣に変身できる。おすすめは以下の通り。
- ブラウン・ベア(脅威度1):2回攻撃が可能。そのうち1回の攻撃は相手を伏せ状態にすることができる。
- ジャイアント・スパイダー(脅威度1):壁や天井を歩くことができ、暗視能力、疑似視覚、隠密+7。隠密行動と偵察で役立つ。また、蜘蛛糸で相手を拘束状態にすることもできる。
- ジャイアント・トード(脅威度1):水泳移動ができる。中型以下のクリーチャーを呑み込んで拘束状態にすることができる。
- ジャイアント・オクトパス(脅威度1):水泳移動、暗視能力、隠密+5、墨を吐いて重度の隠蔽を作る能力を持つ。水中の偵察や逃走に向く。
- ライオン(脅威度1):2回攻撃が可能。また、相手を恐怖状態にする「咆哮」が使える。
- タイガー(脅威度1):暗視能力、知覚+3、隠密+7、ボーナス・アクションで離脱と隠れ身を使える特徴を持つ。隠密行動と偵察で役立つ。
- アロサウルス(脅威度2):知覚+5、平均15ダメージを与える噛みつき攻撃を行える。
- ジャイアント・コンフリクター・スネーク(脅威度2):水泳移動、疑似視覚、知覚+2、相手に組み付いて拘束状態にすることができる。
- ハンター・シャーク(脅威度2):水泳移動、疑似視覚、平均14ダメージを与える噛みつき攻撃。
- ポーラー・ベア(脅威度2):水泳移動、暗視能力を持つ。技能も知覚+5、隠密+4と優秀。
- ライノセラス(脅威度2):突進攻撃で相手を伏せ状態にすることもできる。
- サーベルタイガー(脅威度2):知覚+5、隠密+7、ボーナス・アクションで離脱or隠れ身を行うことができる。
- ジャイアント・スコーピオン(脅威度3):3回攻撃。疑似視覚を持つため、暗闇や重度の隠蔽の中でも行動できる。
- キラー・ホエール(脅威度3):水泳移動、疑似視覚、知覚+4、隠密+4。水中での偵察活動に使おう。
- アーケロン(脅威度4):水泳移動、隠密+5。2回攻撃。
- エレファント(脅威度4):平均15ダメージを与える攻撃を2回。ボーナス・アクションでの踏みつけ攻撃ができる。相手を伏せ状態にすることもできる。
- ジャイアント・シャーク(脅威度5):水泳移動、疑似視覚、2回攻撃。
- ジャイアント・クロコダイル(脅威度5):隠密+5、2回攻撃。相手を拘束状態にすることもできる。
- トリケラトプス(脅威度5):2回攻撃。相手を伏せ状態にすることもできる。
- ジャイアント・スクィッド(脅威度6):水泳移動、暗視能力、知覚+6、2回攻撃、「墨吐き」によって重度の隠蔽を作り出すことができる。
- マンモス(脅威度6):2回攻撃に加え、ボーナス・アクションで踏みつけ攻撃を行える。
Improved Circle Form/強き円環の形態(6レベル)
Circle of the Sea 海の円環
- 近接戦闘の役割が持てるサブクラス。
- 常にボーナス・アクションを消費することになるが、アクションには制限がないため自由に呪文を唱えたりできる。
Circle of the Sea Spell/海の円環の呪文
3レベル:フォッグ・クラウド、ガスト・オヴ・ウィンド、レイ・オヴ・フロスト、シャター、サンダーウェイヴ
5レベル:ライトニング・ボルト、ウォーター・ブリージング
7レベル:コントロール・ウォーター、アイス・ストーム
9レベル:カンジャー・エレメンタル、ホールド・モンスター
5レベル:ライトニング・ボルト、ウォーター・ブリージング
7レベル:コントロール・ウォーター、アイス・ストーム
9レベル:カンジャー・エレメンタル、ホールド・モンスター
主なサブクラス特徴
Wrath of the Sea/海の怒り(3レベル)
- ボーナス・アクションで周囲に〔冷気〕ダメージを与えたうえで、15フィート押しやる。毎ターン発動するため非常にダメージ効率が良い。
- 射程が5フィートと短いため、前に出られるようなビルドを心がけよう。スパイク・グロウスを発動してから相手を押しやり、再接近を防ぐなどといった戦法も使える。(DMによっては、押しやった際にもスパイク・グロウスのダメージが発生すると判定してくれるかもしれない)
Stormborn/嵐の生れ(10レベル)
- 飛行できるようになる。上空から一方的に攻撃できるため、射程の長い呪文はすべて相性がよい。
Circle of the Stars 星々の円環
- 遠隔呪文攻撃職としての役割を持てるサブクラス。
- クセのない戦闘強化系の特徴が多く、総じて戦闘に強いサブクラスである。
主なサブクラス特徴
Star Map/星界図(3レベル)
- ガイダンスとガイディング・ボルトが使えるようになる。どちらも使い勝手の良い便利な呪文である。