呪文考察
このクラスの特色や立ち回り
- バードは他のクラスに比べ自由度が高く、取得する魔法やサブクラスによって前衛にも後衛にもなることができる、まさに何でも屋なクラスだ。その道の専門家には一歩及ばないものの、そこまで器用貧乏感はなく、道筋を決めて組めばしっかりと活躍できる。
- このクラスに求められることは、パーティーの穴を埋めることだろう。パーティー全体の得意分野を見て不足している部分を補うようにすると喜ばれる。
- 立ち回りやキャラ作成上の注意点は以下の点だ。
ダメージを与える呪文が少ない
呪文の動作要素・焦点具に注意
- 完全な魔法使い型ならさほど問題はないが、近接攻撃型や遠隔武器との併用型などでは呪文の動作要素との兼ね合いが問題となる。特に勇の楽派は盾に習熟するものの、盾を持った手では焦点具を同時に持てないため要注意。
主なクラス特徴
Bardic Inspiration/バードの声援(3レベル)
バード最大の特徴である「声援」は、仲間のd20テストを支援できる万能の特徴。ただしボーナス・アクションを消費するため、ボーナス・アクションで発動する呪文とは競合する可能性があるため注意。
Magical Secrets/魔法の秘密(10レベル)
レベルアップによって呪文の準備数が増えるたびに、ウィザード、クレリック、ドルイド、バードのうち好きなクラスから呪文準備数が増える。
タイミングは、10レベル、11レベル、13レベル、15レベル、17レベル、18レベル、19レベル、20レベルの8回。
おすすめ呪文は以下の通り。
タイミングは、10レベル、11レベル、13レベル、15レベル、17レベル、18レベル、19レベル、20レベルの8回。
おすすめ呪文は以下の通り。
- 10レベル
- セイクリッド・フレイム(クレリック/初級呪文)
- スピリチュアル・ウェポン(クレリック/2レベル)
- パス・ウィズアウト・トレイス(ドルイド/2レベル)
- ミスティ・ステップ(ウィザード/2レベル)
- オーラ・オヴ・ヴァイタリティ(クレリック/3レベル)
- リヴィヴィファイ(クレリック/3レベル)
- カウンタースペル(ウィザード/3レベル)
- フライ(ウィザード/3レベル)
- ファイアーボール(ウィザード/3レベル)
- コミューン(クレリック/4レベル)
- デス・ウォード(クレリック/4レベル)
- ジャイアント・インセクト(ドルイド/4レベル)
- アーケイン・アイ(ウィザード/4レベル)
- サークル・オヴ・パワー(クレリック/5レベル)
- カンジャー・エレメンタル(ドルイド/5レベル)
- 11レベル
- 13~15レベル
- 17~20レベル以上
サブクラス考察
College of Dance/舞踊の楽派
バードを前衛職に変えるサブクラス。
主なサブクラス特徴
Dazzling Footwork/華麗なる足さばき(3レベル)
- ACが【敏捷力】と【魅力】依存になり、素手攻撃のダメージが声援ダイスおよび【敏捷力】依存になり、バードの声援を消費して追加攻撃が可能になる。ついでにダンスを用いた〈芸能〉にも有利を得る。
- 前3つはどれも素晴らしい効果。前衛職と比べてもそん色ない火力を得ることができる。声援ダイスの消費が激しいのだけが欠点。
- もちろん〈芸能〉判定の有利も楽しい効果だ。君の魅惑のダンスで人々をとりこにしよう。
Inspiring Movement/感動的な動き(6レベル)
- 敵が5フィート以内でターンを終了した時、リアクションでバードの声援を消費することで、移動速度の半分だけ移動する。その後、味方1人も同じように移動速度の半分だけ移動できる。この移動は機会攻撃を誘発しない。
- この特徴によって、ヒット・アンド・アウェイが非常にやりやすくなる。敵は味方の前衛職に引き受けてもらって、君は退散しよう。
Tandem Footwork/主導する足さばき(6レベル)
- 味方のイニシアチブに声援ダイスを足せる。
- このゲームでイニシアチブを取ることは何よりも重要。バフを先に撒くことができ、デバフで敵を無力化し、範囲攻撃で敵の集団を一掃できる。
Leading Evasion/先導回避(14レベル)
- 【敏捷力】セーヴに成功した時、ダメージが半分になる効果の目標になったとき、セーヴに成功すればダメージを受けず、失敗してもダメージを半分に抑えることができる。また、君の5フィート以内のクリーチャーが同じ【敏捷力】セーヴを行っている場合、君の利益を彼らと共有できる。
- ファイアーボールを筆頭として、【敏捷力】セーヴを要求する攻撃は致死的なものが多いため、役立つ場面は非常に多いだろう。
相性の良い呪文
- トゥルー・ストライク:【魅力】で殴れる。
- フェアリー・ファイアー:命中を上げつつ自分で殴ることができる。
- ミラー・イメージ:自分が攻撃を受ける確率を下げることができる。
- レオムンズ・タイニィ・ハット:バードの声援を使い果たしてしまった際の回復手段として。
- ファウント・オヴ・ムーンライト:近接攻撃のダメージを上げることができる。
- ヨランダズ・リーガル・プレゼンス:敵に接近して戦うこのサブクラスと相性が良い。
- スチール・ウィンド・ストライク(魔法の秘密):敵に接近して戦うこのサブクラスと相性が良い。
- コンティジェンシィ(魔法の秘密):攻撃を受ける機会が多い都合上、ピンチになると発動するように仕掛けておけば使い道は多い。
College of Glamour/惑わしの楽派
シティアドベンチャー向けの楽派。
他人を魅了するなどシティ・アドベンチャーで活かせる能力が多いほか、戦闘ではデバッファーとして立ち回れる。
他人を魅了するなどシティ・アドベンチャーで活かせる能力が多いほか、戦闘ではデバッファーとして立ち回れる。
主なサブクラス特徴
Beguiling Magic/魅惑の呪文(3レベル)
Mantle of Majesty/威厳の衣(6レベル)
- ボーナス・アクションを用いて毎ターンコマンドを発動できる。
- 「ひれ伏せ」で近接攻撃に有利を付けたり、「逃げろ」で強敵を遠ざけたり、機会攻撃を狙ったりできる。
- 「伝説的抵抗力」を消費させる手段としても有用。
College of Lore/知の楽派
器用万能なサブクラス。習得できる技能や呪文が多く、ありとあらゆる状況に対応できる。
逆に言えば、選択肢が多いため判断が難しい。上級者向けのサブクラスである。
逆に言えば、選択肢が多いため判断が難しい。上級者向けのサブクラスである。
主なサブクラス特徴
Cutting Words/言葉の刃(3レベル)
- バードの声援を消費して、相手の能力判定、攻撃ロール、ダメージ・ロールを妨害する。
- 主に味方を守るのに使おう。被ダメを減らし、回復呪文に費やすスロットを大幅に節約できる。
- セーヴィング・スローを妨害することはできないので注意。
Magical Descoveries/魔法の発見(6レベル)
- どのサブクラスよりも早く魔法の秘密にアクセスできる特徴。おすすめの呪文は以下のとおり。
Peerless Skill(比類なき技能)
- 能力判定や攻撃ロールに失敗した時、声援ダイスの出目を加算することができる。
- ディスペル・マジックなど能力判定を行う呪文と相性が良い。
College of Valor/勇の楽派
中層鎧や盾に習熟し、近接戦闘が可能になる。(ただし君の敏捷力が十分に高ければ軽装鎧で十分な時もある。)
ただし盾を持っていると焦点具が持てなくなる点には注意。戦の声援や「戦闘魔術」は近接攻撃に限らないので、弓やクロスポウで戦うキャラクターにするのもアリだ。
ただし盾を持っていると焦点具が持てなくなる点には注意。戦の声援や「戦闘魔術」は近接攻撃に限らないので、弓やクロスポウで戦うキャラクターにするのもアリだ。
主なサブクラス特徴
Combat Inspirarion/戦の声援(3レベル)
- 声援ダイスを使ってACを上げることができるようになる。したがって、近接戦闘を行う呪文と相性が良い。おすすめは以下のとおり。
- トゥルー・ストライク:【魅力】で殴れる。
- フェアリー・ファイアー:命中を上げつつ自分で殴ることができる。
- ミラー・イメージ:自分が攻撃を受ける確率を下げることができる。
- レオムンズ・タイニィ・ハット:バードの声援を使い果たしてしまった際の回復手段として。
- ファウント・オヴ・ムーンライト:近接攻撃のダメージを上げることができる。
- ヨランダズ・リーガル・プレゼンス:敵に接近して戦うこのサブクラスと相性が良い。
- スチール・ウィンド・ストライク(魔法の秘密):敵に接近して戦うこのサブクラスと相性が良い。
- コンティジェンシィ(魔法の秘密):攻撃を受ける機会が多い都合上、ピンチになると発動するように仕掛けておけば使い道は多い。
Extra Attack/追加攻撃(6レベル)
- 2回攻撃ができる。したがって、武器攻撃を強化する呪文と相性が良い。また、武器攻撃のうち1回を初級呪文に置き換えることもできる。トゥルー・ストライクに置き換えて火力を上げるのがおすすめ。