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Forbidden.
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The forbidden

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The forbidden

――償う心。罪にまみれた我々を、癒してくれるだろう。
  だがそれは、かりそめにすぎない。

‘SIN’による大災害ののち、開発されたシステム。
Only Heart』の存在意義であり、世界に欠かすことができなくなった循環機構について。


償う心『The forbidden』

 Only Heartの中心部に浮かぶ、赤黒い球体。
 Scarletを洗浄し、再利用するための機構である。
 空間を捻じ曲げOnly Heartを存在させている装置でもある。
 一つしか開発する事はできず、またその巨大さゆえ、何処に設置するかが問題となった。
 結果、世界から『等距離』である都市を作成するに至った。
 現在のこの世界を構築する、紛う事無き“心臓部”である。

 内構造は一切の不明である。
 ANGELsの住処とも、Gardenの本部とも言われている。
 直径3kmほど。




穢れた血『Scarlet』

 血のような、緋色の液体。
 D-sinsを積極的に溶かし込み、分解し、処理を行う。
 その浄化処理は迅速かつ確実であり、1cc存在すれば1000㎥の範囲のD-sinsを無効化させると言う。

 しかし、無限にD-sinsを溶かし込むことが出来るわけではない。
 そのため使用済みのScarletはThe forbiddenへ還り、浄化され再利用される。
 すなわち、これが『Only Heart』の意義であり、‘SIN’浄化の循環機構である。
 The forbiddenからもたらされ、Only Heartへ降り注ぎ、世界中を巡り、D-sinsを溶かし込み、
 またThe forbiddenへと昇り還ってゆく。

 Vain veinは勿論であるが、Scarletの支流は一般に人が直接触れたりなどは出来ないようになっている。
 これは、生身で直接扱うにはScarletが有害であるからである。
 許可の無い人間がScarletを採取する行為は市法違反となり、厳罰に処させる。

 一部の‘SIN’着用者はScarletを少量体内へ保管している。
 これは緊急時にThe forbiddenのシステムが停止した場合の保険や、
 長時間Scarlet支流の届かない場所にやむを得ず行かなくてはならない時のための対処である。
 この行為は合法ではあるが、しかるべき手続きを経る必要がある。
 ‘SIN’着用者が、それによるD-sinsで周囲へ被害を及ぼすのも市法違反である。




虚無なる奔流『Vain vein』

 The forbiddenとこの都市Only Heartとを結ぶ、Scarletの奔流のことである。
 二重のパイプ構造となっており、
 外側をThe forbiddenから流れ落ちるScarletが、
 内側をOnly Heartから流れ昇るScarletが、流れている。

 都合数百ものVain veinが街に根を下している。
 Vain veinからScarletの支流が順々に分かれ、街中を覆い、世界へと流れてゆく。
 そしてD-sinsの浄化が終わり、汚染されたScarletがまた別の支流から、街へと戻ってくる。
 Vain veinを伝い、The forbiddenへと還って行くのだ。





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