初恋限定の最終回

「初恋限定の最終回」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

初恋限定の最終回 - (2018/08/18 (土) 20:04:41) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

学校の昇降口。 あゆみは一人、空を見上げていたが―――― あゆみ「――――って、一人で考えても始まらないか!!」 #center(){|&big(){&bold(){第32話 ハツコイリミテッド。}}|} 慧「相談って何よ?」 あゆみ「えっと・・・あたしさあ、財津くんのこと好きでしょ?今もトーゼン好きなんだけど。だけど・・・海で財津くんがあたしじゃない女の人の名前叫んでるの聞いて、あたしのこの想いは一生報われないのかもって思ったの。それならもういっそ、あたしのことを好きって言ってくれた財津くんのお兄さんと――――――」 慧「あゆみ。男は顔じゃないのよ」 りか「変わったなー、江ノ本。オマエがそれをゆーか」 慧「そりゃ、財津兄は見た目ブサイクよ。恐ろしいわよ!でもそーゆー人に限ってピュアなハートを持ってたりするものなの!!」 あゆみ「それ楠田くんのこと?」 りか「それに好きって言ってもらえるだけで・・・嬉しくってくすぐったくて恥ずかしくって・・・でも心地よくて」 慧「そーなのよねー、わかるわかる」 あゆみ「けど、それって相手にもよるって絶対~~~~~~」 りか「つーかあゆみ、財津兄にまだ返事もしてないのか!?告られたの何ヶ月前だよっ」 慧「信じらんない!アンタって子は・・・って逃げるなー!!」 あゆみ「ひえ~つ」 小宵「そりゃつきあうなら断然、兄でしょ」 あゆみ「・・・小宵ちゃんそれ本気で言ってる!?あの人のことずっと怖がってたくせに」 小宵「んーーっ、んーーっ、んーーっ」 「困った時はこれーーーっ♪」 小宵が一本の花を取り出した。 小宵「私がこの花であゆみちゃんの進むべき恋路を占ってしんぜよー」 「あにーっ、おとうーっ、あにーっ、おとうとーぅ」 あゆみ「・・・」 名央「え?愛する恋と愛される恋・・・?」 あゆみ「うん!千倉ちゃんならどっち選ぶ?」 名央「・・・あたしにはわからないけど、でも・・・たとえ報われなかったとしても、その恋もたしかに・・・意味はあるはずだから」 あゆみ「千倉ちゃんどうしちゃったの?」 名央「な、何?」 あゆみ「だって言葉にすごく重みが・・・もしかして千倉ちゃん今好きな人いるの!?」 名央「えっ、やっ」 曽我部「・・・あのさあ、そーゆーこと男子に聞くかなフツウ」 あゆみ「だって二人とも財津くんと仲いーんだもん!それと曽我部くん髪切ったの正解!」 曽我部「苦労して美容院入ったからな、良くなってないと困る!めちゃくちゃ恥ずかしかったんだぞ!!」 あゆみ「で、曽我部くんはこの先あたし、どーすればいいと思う?」 曽我部「どーするも何も、好きな奴を好きなままでいいじゃないか。実らない恋だって得るものはたくさんあるはずなんだから」 あゆみ「うーん、それ千倉ちゃんもゆってたんだよね~~~~~」 曽我部「千倉さんと同意見!!それはそれでフクザツだ・・・・・」 「じゃあ千倉さんはアイツのこと忘れる気は・・・・」 あゆみ「ねぇねぇ、あの慧ちゃんのハートをゲットした楠田くんの意見も聞かせてよ-」 楠田「別にゲットしたなんておもっちゃいねーが」 「――――――俺は財津の兄貴知ってっからゆーけど・・・告るのに相当勇気が必要だったと思うんだよな。だって俺とか財津の兄貴とかダメモト側の人間じゃん。きっと・・・本当にすげー一生懸命だったと思うぜ・・・・・」 曽我部「何エラソそにー言ってんだよ!直接告ったわけじゃないだろ楠田は!」 楠田「俺は俺なりに頑張ったんだよ!!」 曽我部「あ――――――っ!楠田だけ彼女がいるなんて許せないーっ!!!」 あゆみ(ますますわからなくなりました・・・) あゆみ「あっ」 岬「あっ・・・」 あゆみが公園でブランコをこいでる所に、岬達、高校生組の3人が通りかかった。 めぐる「へえ―――――、有原くんの妹!」 岬「将来はあたしの妹になるかもよ」 めぐる「はは・・・あっ、そ」 夕「でも何か深刻な顔してたよね?」 あゆみ「そうなんです!山本さんに聞きたいことがあるんです!!財津・・・衛くんのことで――――――」 岬「・・・あたしは衛のこと、弟としてしか見てないけど、あゆみちゃん、操と衛の間で悩んでるんだね。ごめんね・・・・」 あゆみ「い、いえ、別にあたしは・・・・・・・・」 めぐる「財津操ってアレでしょ?弟もやっぱゴツイわけ?」 夕「慧ちゃんの写真で見たことあるけど、かわいい感じの男の子だったよー」 岬「操のこと言える?あんな変態海パン男を好きなくせに!」 あゆみ「ヘンタイ」 めぐる「変態はヤメて、変態は!!」 変態海パン男こと、めぐるの思い人の武居がくしゃみした。 めぐる「あたしにとっては、小学生からのあこがれの先輩なんだから!」 あゆみ「・・・ずっと好きなんですか?」 めぐる「えへへ・・・ま、まあ、あたしは好きって気持ちを優先したほーがいいと思うけどね」 岬「あゆみちゃんは操のこと、やっぱり怖いとしか思えないの?」 あゆみ「財津くんを探しに行く時」 操「結果はわかってても、伝えねーで生きてくよりはずっとマシって・・・・!」 あゆみ「って言われてドキッてしたけど―――――」 岬「ドキドキするならそれは恋でしょ!?ね」 あゆみ「違います!「ドキドキ」じゃなくて「ドキッ」とです!!」 岬「あは・・・勘違いでもそーゆー感情大事じゃない?あゆみちゃんの一番素直な気持ち、それに従ってみようよ・・・・・ね?」 あゆみ「・・・・・・よし!あたし今から財津くん家行ってきます!ありがとう山本さん!!」 あゆみが駆け出していった。 めぐる「青春ねー」 夕「いーなー、夕は恋愛させてもらえなかったから・・・」 あゆみは、財津家に行った。 操「うあ?」 衛「有原さん・・・どうしたの?何の用?」 あゆみ「財津操さん!!」 操「え・・・・」 あゆみ「あたしやっぱり財津衛くんのことが好きなんです!!返事遅くなっちゃてごめんなさ・・・」 衛「え?え?あ、有原さん、あの」 あゆみ「今は・・・知ってる。操さんが怖いだけの人じゃないって。弟想いの優しいお兄さんなんだって・・・でも、もうちょっとだけ追いかけてみたいの。大切なあたしの・・・・・・初恋を」 操「・・・そーだな。好きな気持ちばっかはしょーがねーもんな・・・」 「――――じゃあ、俺もまだ諦めねぇ。わかって・・・くれるよな?」 あゆみ「・・・・・お互い頑張ろ・・・!」 あゆみが去って行った。 衛「兄貴・・・」 操「ハハハ!とりあえず「いい人」には昇格したからな!当分は俺達ライバルだな、衛・・・・!」 あゆみ「うまくいくことばかりじゃない」 岬と有二が顔を赤らめながらも、寄り添って歩く。 その後ろで、夕と小宵の兄の良彦も並んで歩いていた。 ・・・更にその後ろに夕の趣味仲間の男達が大勢付いてきていて、 名央の兄の一真が呆れ顔で見ていた。 あゆみ「間違うこともあるかもしれない」 めぐると武居が一緒にプールの中で泳ぐ。 りかがテニス部の仲間で彼氏の寺井と一緒にいた。 あゆみ「でも初めて出会った恋する気持ちは」 エロ本を持って走り去る楠田を慧が追いかける。 慧「だからあたしの目の届く範囲でエロ本読むのはやめてって言ったでしょ―――!!」 あゆみ「きっと、確かに大切なもので」 名央と曽我部が一緒に絵を描いている。 あゆみ「そんな思いの一つ一つが」 「―――私達を未来へ運んでゆく」 あゆみが小宵達と合流した。 名央「あゆみちゃん!」 慧「あゆみ?」 りか「何?今帰りなんだ」 小宵「で、どっちの財津くんに決めたの?」 あゆみ「ひーみーつ!」 慧「もう一度忠告するけど、いい?男は中身なのよ、中身!!」 りか「やめて江ノ本―、そのセリフアンタが言ったらマジギャグだから」 あゆみ(アナタは今恋をしてますか・・・?) #center(){&big(){&bold(){おわり}}}
学校の昇降口。 あゆみは一人、空を見上げていたが―――― あゆみ「――――って、一人で考えても始まらないか!!」 #center(){|&big(){&bold(){第32話 ハツコイリミテッド。}}|} 慧「相談って何よ?」 あゆみ「えっと・・・あたしさあ、財津くんのこと好きでしょ?今もトーゼン好きなんだけど。だけど・・・海で財津くんがあたしじゃない女の人の名前叫んでるの聞いて、あたしのこの想いは一生報われないのかもって思ったの。それならもういっそ、あたしのことを好きって言ってくれた財津くんのお兄さんと――――――」 慧「あゆみ。男は顔じゃないのよ」 りか「変わったなー、江ノ本。オマエがそれをゆーか」 慧「そりゃ、財津兄は見た目ブサイクよ。恐ろしいわよ!でもそーゆー人に限ってピュアなハートを持ってたりするものなの!!」 あゆみ「それ楠田くんのこと?」 りか「それに好きって言ってもらえるだけで・・・嬉しくってくすぐったくて恥ずかしくって・・・でも心地よくて」 慧「そーなのよねー、わかるわかる」 あゆみ「けど、それって相手にもよるって絶対~~~~~~」 りか「つーかあゆみ、財津兄にまだ返事もしてないのか!?告られたの何ヶ月前だよっ」 慧「信じらんない!アンタって子は・・・って逃げるなー!!」 あゆみ「ひえ~つ」 小宵「そりゃつきあうなら断然、兄でしょ」 あゆみ「・・・小宵ちゃんそれ本気で言ってる!?あの人のことずっと怖がってたくせに」 小宵「んーーっ、んーーっ、んーーっ」 「困った時はこれーーーっ♪」 小宵が一本の花を取り出した。 小宵「私がこの花であゆみちゃんの進むべき恋路を占ってしんぜよー」 「あにーっ、おとうーっ、あにーっ、おとうとーぅ」 あゆみ「・・・」 名央「え?愛する恋と愛される恋・・・?」 あゆみ「うん!千倉ちゃんならどっち選ぶ?」 名央「・・・あたしにはわからないけど、でも・・・たとえ報われなかったとしても、その恋もたしかに・・・意味はあるはずだから」 あゆみ「千倉ちゃんどうしちゃったの?」 名央「な、何?」 あゆみ「だって言葉にすごく重みが・・・もしかして千倉ちゃん今好きな人いるの!?」 名央「えっ、やっ」 曽我部「・・・あのさあ、そーゆーこと男子に聞くかなフツウ」 あゆみ「だって二人とも財津くんと仲いーんだもん!それと曽我部くん髪切ったの正解!」 曽我部「苦労して美容院入ったからな、良くなってないと困る!めちゃくちゃ恥ずかしかったんだぞ!!」 あゆみ「で、曽我部くんはこの先あたし、どーすればいいと思う?」 曽我部「どーするも何も、好きな奴を好きなままでいいじゃないか。実らない恋だって得るものはたくさんあるはずなんだから」 あゆみ「うーん、それ千倉ちゃんもゆってたんだよね~~~~~」 曽我部「千倉さんと同意見!!それはそれでフクザツだ・・・・・」 「じゃあ千倉さんはアイツのこと忘れる気は・・・・」 あゆみ「ねぇねぇ、あの慧ちゃんのハートをゲットした楠田くんの意見も聞かせてよ-」 楠田「別にゲットしたなんておもっちゃいねーが」 「――――――俺は財津の兄貴知ってっからゆーけど・・・告るのに相当勇気が必要だったと思うんだよな。だって俺とか財津の兄貴とかダメモト側の人間じゃん。きっと・・・本当にすげー一生懸命だったと思うぜ・・・・・」 曽我部「何エラソそにー言ってんだよ!直接告ったわけじゃないだろ楠田は!」 楠田「俺は俺なりに頑張ったんだよ!!」 曽我部「あ――――――っ!楠田だけ彼女がいるなんて許せないーっ!!!」 あゆみ(ますますわからなくなりました・・・) あゆみ「あっ」 岬「あっ・・・」 あゆみが公園でブランコをこいでる所に、岬達、高校生組の3人が通りかかった。 めぐる「へえ―――――、有原くんの妹!」 岬「将来はあたしの妹になるかもよ」 めぐる「はは・・・あっ、そ」 夕「でも何か深刻な顔してたよね?」 あゆみ「そうなんです!山本さんに聞きたいことがあるんです!!財津・・・衛くんのことで――――――」 岬「・・・あたしは衛のこと、弟としてしか見てないけど、あゆみちゃん、操と衛の間で悩んでるんだね。ごめんね・・・・」 あゆみ「い、いえ、別にあたしは・・・・・・・・」 めぐる「財津操ってアレでしょ?弟もやっぱゴツイわけ?」 夕「慧ちゃんの写真で見たことあるけど、かわいい感じの男の子だったよー」 岬「操のこと言える?あんな変態海パン男を好きなくせに!」 あゆみ「ヘンタイ」 めぐる「変態はヤメて、変態は!!」 変態海パン男こと、めぐるの思い人の武居がくしゃみした。 めぐる「あたしにとっては、小学生からのあこがれの先輩なんだから!」 あゆみ「・・・ずっと好きなんですか?」 めぐる「えへへ・・・ま、まあ、あたしは好きって気持ちを優先したほーがいいと思うけどね」 岬「あゆみちゃんは操のこと、やっぱり怖いとしか思えないの?」 あゆみ「財津くんを探しに行く時」 操「結果はわかってても、伝えねーで生きてくよりはずっとマシって・・・・!」 あゆみ「って言われてドキッてしたけど―――――」 岬「ドキドキするならそれは恋でしょ!?ね」 あゆみ「違います!「ドキドキ」じゃなくて「ドキッ」とです!!」 岬「あは・・・勘違いでもそーゆー感情大事じゃない?あゆみちゃんの一番素直な気持ち、それに従ってみようよ・・・・・ね?」 あゆみ「・・・・・・よし!あたし今から財津くん家行ってきます!ありがとう山本さん!!」 あゆみが駆け出していった。 めぐる「青春ねー」 夕「いーなー、夕は恋愛させてもらえなかったから・・・」 あゆみは、財津家に行った。 操「うあ?」 衛「有原さん・・・どうしたの?何の用?」 あゆみ「財津操さん!!」 操「え・・・・」 あゆみ「あたしやっぱり財津衛くんのことが好きなんです!!返事遅くなっちゃてごめんなさ・・・」 衛「え?え?あ、有原さん、あの」 あゆみ「今は・・・知ってる。操さんが怖いだけの人じゃないって。弟想いの優しいお兄さんなんだって・・・でも、もうちょっとだけ追いかけてみたいの。大切なあたしの・・・・・・初恋を」 操「・・・そーだな。好きな気持ちばっかはしょーがねーもんな・・・」 「――――じゃあ、俺もまだ諦めねぇ。わかって・・・くれるよな?」 あゆみ「・・・・・お互い頑張ろ・・・!」 あゆみが去って行った。 衛「兄貴・・・」 操「ハハハ!とりあえず「いい人」には昇格したからな!当分は俺達ライバルだな、衛・・・・!」 あゆみ「うまくいくことばかりじゃない」 岬と有二が顔を赤らめながらも、寄り添って歩く。 その後ろで、夕と小宵の兄の良彦も並んで歩いていた。・・・更にその後ろに夕の趣味仲間の男達が大勢付いてきていて、 名央の兄の一真が呆れ顔で見ていた。 あゆみ「間違うこともあるかもしれない」 めぐると武居が一緒にプールの中で泳ぐ。 りかがテニス部の仲間で彼氏の寺井と一緒にいた。 あゆみ「でも初めて出会った恋する気持ちは」 エロ本を持って走り去る楠田を慧が追いかける。 慧「だからあたしの目の届く範囲でエロ本読むのはやめてって言ったでしょ―――!!」 あゆみ「きっと、確かに大切なもので」 名央と曽我部が一緒に絵を描いている。 あゆみ「そんな思いの一つ一つが」 「―――私達を未来へ運んでゆく」 あゆみが小宵達と合流した。 名央「あゆみちゃん!」 慧「あゆみ?」 りか「何?今帰りなんだ」 小宵「で、どっちの財津くんに決めたの?」 あゆみ「ひーみーつ!」 慧「もう一度忠告するけど、いい?男は中身なのよ、中身!!」 りか「やめて江ノ本―、そのセリフアンタが言ったらマジギャグだから」 あゆみ(アナタは今恋をしてますか・・・?) #center(){&big(){&bold(){おわり}}}

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: