ゾロが剣で画面に向けてZの文字状に斬ると同時に映画のタイトルが出現する。 #center(){|CENTER:BGCOLOR(#000000):COLOR(#ffffff):&bold(){&big(){THE MASK OF ZORRO}}|} |アレハンドロ(ナレーション)「1821年、300年間続いたスペインとメキシコ州は終わろうとしていた。革命軍の将軍サンタ・アナに導かれたメキシコの民衆が当時のメキシコ領をカリフォルニア地方に迫り、植民地総督ドン・ラファエル・モンテロの死を求めた。スペイン帰還を命じられたラファエルは宿敵ゾロを捕らえる為、最後の勝負を挑んだ」| 兄弟の子供であるアレハンドロ・ムリエッタとホアキン・ムリエッタが革を破って何かを見ていた。 ホアキン「おい、アレハンドロ、僕の番だぞ!見せろよ!」 ホアキンはアレハンドロをよけホアキンが見る。 外では民衆らが「自由を」叫び続け、何かを訴え続けていた。 兵士「退くんだ!お前達!ここから立ち去れ!」 そこでは農民3人が処刑寸前の間際であった、その中で農民は兵士を追い払おうとするものの拘束される中、ホアキンとアレハンドロはセニョール・ロペスに気づかれる。 ロペス「おい!私の幌馬車で何をしている!」 ホアキン「すみません、セニョール・ロペス、ゾロが来るのを待っているんです」 ロペス「家に帰れ」 アレハンドロ「ゾロは本当に来るの?セニョール・ロペス」 ロペス「そう信じる者もいる」 すると木にはZの文字が彫り込まれていた。 ロペス「おい、アレハンドロ、私の両親を埋葬した、お前達の埋葬はごめんだ、帰れ」 ムリエッタ兄弟は馬車内の外を出て、デモを続ける民衆の中に紛れ込む。 兵士「このガキ!」 養父「アレハンドロ、ホアキン、なぜここにいる?早く施設に戻れ!」 すると総督ドン・ラファエル・モンテロがバルコニーから現れ、馬に乗ったドン・ルイス率いる3人組が到着する。 ドン・ルイス「ドン・ラファエル、ここは危険ですお逃げください」 ラファエル「失礼、ドン・ルイス、心配は要らない」 ドン・ルイス「サン・タアナの軍が町に迫っています。即刻ご退却ください」 ラファエル「スペイン政府はこれまでの働きに、感謝しておる」 ドン・ルイスはある書類に目をつける。 ドン・ルイス「スペインの領土を私に下さるのですか!?」 ラファエル「君に譲らない限り、2時間もすれば、メキシコの領土になってしまうだろう、そして君のように従順な納税者に時が渡るのならサンタ・アナは手出しをしないはずだ、あるいはカリフォルニアの時には君たち自身に分配するからその続きはすべて君がやる、いいな」 ドン・ルイスにそれを言うとラファエルは民衆らに警告をする。 ラファエル「子供達をすぐにこの広場から追い払うんだ!」 ラファエルは再び振り向く。 ラファエル「子供達に見せるわけにはいかない」 一方でアレハンドロはフードをかぶった男に持ち運ばれていた。 アレハンドロ「痛いよ!離して!」 アレハンドロは自分を持ち運んだ男を見ると素顔はゾロであり、ゾロはアレハンドロに静かにするように言う。 アレハンドロ「ゾロ…」 アレハンドロは咄嗟にホアキンの元へ行く。 アレハンドロ「見たよ!ゾロがいたんだ!こっちだ!」 一方でラファエル総督は兵士らに農民3人の処刑の準備を命令する。 ドン・ルイス「これから処刑されるあの3人は?」 ラファエル「誰か?知らんよ、農民から適当に選んだだけだ」 農民3人が射殺による処刑準備がされる中、アレハンドロとホアキンは屋上からゾロが来て助けるのを見守る。 アレハンドロ「ゾロは何処!?」 処刑を指示した兵士が銃を持った部隊に射殺をさせようする中、突然、銃が指示した兵士のもとに向かって発砲され射殺される。 それをやったのはゾロであり、ムリエッタ兄弟と民衆らはゾロの登場に歓喜し、ゾロは咄嗟に処刑されそうになった農民3人を開放すると同時に兵士と戦い、絞首台で戦う中、処刑用タラップを開けて飛び降り回避して、その隙に上から兵士を突き落とし、様々な戦法で兵士らを翻弄する一方でムリエッタ兄弟は歓喜する中、ゾロを暗殺しようとする部隊に気付き咄嗟にアレハンドロはホアキンを連れ出し急ぐ。 アレハンドロ「来て!」 ラファエルが暗殺開始の鐘を鳴らす中、ムリエッタ兄弟は石像を落とし暗殺部隊を倒す。 ゾロが自分を暗殺しようとした兵士を倒したことに感謝すると同時に兵士と闘い続ける中、民衆らがゾロを手助けするため兵士に向かって果物を投げつけ怯ませた後、ゾロの勝利に民衆が祝う中、ゾロはムリエッタ兄弟の元へ行く。 ゾロ「礼を言うぞ」 ゾロがそれを言うと首にかけていた銀色の首飾りをアレハンドロに渡す。 ゾロ「では失礼するよ、パーティーの途中なんだ。」 ゾロは鞭を木の枝に引っ掛けて、ラファエルの元へ行く。 ラファエル「殺せ!」 ラファエルの指示通りに兵士らはゾロを射殺しようとするものの当たらず、ゾロは鞭を旗のポールに引っ掛けて話した後、再び別のポールに掴み、バルコニーに飛び降りてラファエルに剣を向ける。 ゾロ「私おびき出すため 3人を殺そうとした」 ラファエル「お前を捕らえるためなら、100人も殺してやる」 ラファエルがそれを言うとゾロは剣でラファエルの首にZの文字を彫り込む。 ゾロ「3人分の傷だ。メキシコの思い出にしろ、ラファエル、2度と戻ってくるな」 ゾロがそれを言うと口笛を鳴らし愛馬である黒い馬呼んで騎乗し、夕焼けになるとともに民衆の元から立ち去る。