アリスを筆頭とする仲間らはラクーンシティに蔓延したゾンビの襲撃を逃れた末に生き残ったメンバーと共にヘリコプターに乗って逃れるものの、アンブレラ社の証拠隠滅によるゾンビ一掃のための核爆弾の衝撃でヘリは操作不能となり森林に墜落する。 アークレー山脈(ラクーンシティの郊外)。 墜落したヘリは無残にも壊れていた。 2時間後。 ヘリコプターはアリスらが乗ったヘリを元に着地する。 パイロット「アルファ9から本部へ、墜落現場を発見した。」 捜索隊は周辺を捜す中。アイザックス博士が死んだアリスの遺体を見つける。 アイザックス「医療チームを呼べ。一緒に乗ってた連中は?」 隊員「遺体は他に見つかっていません」 アンブレラ社のヘリはアリスの遺体を回収し帰還する。 変わってニュースでアナウンサーがラクーンシティで発生した出来事を報道する。 アナウンサー『確証は得られていませんが、ラクーンシティの惨劇に関する奇跡的な映像が届きました。』 テリが撮影したラクーンシティの惨劇の映像ビデオが映され、数々のアナウンサーとキャスターらがそれを報道する。 アナウンサー、キャスター『謎の伝染病、もしくはウイルスが街中に蔓延した模様』 『この大惨事の責任はアンブレラ社にあること知らしています』 『このテープを撮影したのはわがラクーンセブンのアナウンサー、テリ・モラレスです』 『あの映像を否定する新たな証拠が発見されました』 『これはもう、やらせとしかいいようがありません』 『映像ビデオは全く信用に値しない』 『これはてっち上げしかありません』 『これはラクーンシティで現実に起きた悲劇的な事故を利用した悪質なデマです』 『発電所の原子炉は早朝、限界に達したと見られています』 『1986年のチェルノブイリ原発事故以来、大きな惨事となりました』 『この事故に対するアンブレラ社は迅速な対応に知事が感謝の意を示しています。デマを流した犯人ジル・バレンタインとカルロス・オリヴェイラは現在、警察がその行方を追っています』 最後にニュースでジルとカルロスの顔写真が写り、その惨劇から3週間後。 アンブレラ医療研究所。 培養液に死んだアリスが裸となって入っていた。 やってきたアイザックス博士。 するとアリスは目が覚める。 アイザックス「聞こえるかね?私の言葉がわかるかい?」 アリスはアイザックスに向かって手を出す。 アイザックス「よろしい。水の排出を開始しろ」 アイザックスの指示通りに研究員は水である培養液を排出すると、アリスが培養コンテナから出される。 研究員「さあこれを巻いて、大丈夫かい?」 研究員の指示通りにアリスはタオルを巻く。 女研究員「驚くべき回復力です。しかもパワーは心身ともに驚異的速さで発達を続けています」 アイザックスは目がさめたアリスの様子を確認すると、アリスはうめき声を出す。 アイザックス「どこかって?」 アリス「ど…こ…」 アイザックス「心配はいらないおいで。そうだよりかかって」 アイザックスはアリスを立ち上がらせると、研究員が書いていたタブレットをアリスに渡す。 アイザックス「これがわかるかな?これはペンだ。ほらね。書いてごらん」 アイザックスはアリスにペンで書く行動を見せると、アリスはふらつきながら乱暴にペンで書く。 アイザックス「そうだペンだよ。私を見て。何か覚えてるか?うん?君の名前は何だ?」 アリス「名前…?」 アリスが今まで見た事の半分が浮かび上がる。 アイザックス「彼女24時間監視下に置くこと。今日中に血液検査維持と化学分析と電解析物質を出しておけ。」 研究員はパソコンのモニターでアリスの異常が起きていることを見る。 研究員「博士」 アイザックス「事前の反射テストも必ず取るんだ。それから電気インパルスのモニターを出せ。」 研究員「博士!博士!」 アイザックス「いったいなんだ?」 するとアリスは今までの記憶が戻ったのか正気にもどる。 アリス「アリス。何もかも覚えている。」 アリスはペンを取り上げ、研究員の目をすれすれ刺される形で脅し、そのすきにアリスは研究員を次々となぎ倒すが事前にスタンガンを持った男が止めようとするもののアリスには効果が無く、その男を返り討ちにしたアリスは研究室の外を出る。 一方で警備室では警備員が不審な女であるアリスを見る。 警備員「中央監視室だ。至急を応援を頼む、誰か動いてくれ」 すると警備のモニター全体がアリス一面となり警備員は目と鼻から大量の血が流れ死亡する。 アリスが外に出ると銃を持った特殊部隊が待ち構えていた。 すると黒い車がやってきて、人が降りて、降りてきたのはヘリの墜落で生死不明であったジル、L.J.、カルロス、アンジェラであった。 ジル「ご苦労さま。後は引き継ぎます」 特殊部隊「誰からの指示です?」 カルロス「機密扱いだ。レベル6の認可証を」 カルロスは死んだはずだったアリスに驚く。 特殊部隊「失礼しました」 特殊部隊は銃を構えるのをやめて、アリスはジル達の元へと行き車に乗り込む。 一方でアンブレラ研究室内。 アリスの覚醒により気絶したアイザックス博士が目覚める。 アリスを乗せた車は検問へと到着する。 カルロスが身分証を警備員に渡すと中、電話に気付き、警備員がかける。 アイザックス「通してやれ」 検問のバーは開く。 カルロス「奪還成功だな」 すると後ろの席に乗っていたアンジェラ・アシュフォードが顔を上げる。 アンジェラ「アリス、大丈夫?」 アイザックス「アリス計画を始動せよ」 アイザックスがそれを言うとアリスの目は一瞬、アンブレラ社のマークになる。 ジル「やつらに何をされたの?」 最後はアリスが乗った車がアンブレラ社研究施設を出て、光景が宇宙から見た地球となりアンブレラ社の軌道衛星が写った所で終わる。 #center(){ (終) }