自ら作り出した「魔法使いの世界」をもとに「ファントムの世界」を作ろうとしていた仮面ライダーソーサラーこと、ファントムのドレイクをウィザードは倒した。 ソーサラーが作った世界は崩壊し・・・ 瞬平「晴人さん! 凛子「コヨミちゃん!」 晴人とコヨミが目覚める。 瞬平「あ・・・あ よかった!生きてる!生きてた~!」 そこは元いたビルの屋上で、凛子と瞬平と仁藤がいた。 使い魔のレッドガルーダとグリーングリフォンも浮かんでいた。 晴人「ここは?」 仁藤「コヨミちゃんはさらわれたっうしし、助けに行った晴人も行方不明だっうし、ムチャクチャ探したんだよなあ」 凛子「ガルちゃんたちが見つけてくれてよかった」 晴人「瞬平ちょっとベルト見せろ!」瞬平「あ・・ひゃあ!」 晴人が瞬平のシャツをめくるが、 魔法使いの世界で全ての人がつけていたベルトは無かった。 同じく凛子のズボンをめくるが、平手打ちを食らう。 仁藤・瞬平「「大胆・・・!」」 晴人「戻ったんだぁ・・・元の世界に!」 凛子「ちょっとアンタねえ!」 怒る凛子が晴人をつねる。 晴人「痛い痛い痛い痛い! いやこれには深いワケが・・・」 仁藤・瞬平「「やっぱ、女って怖えなぁ」」 凛子が仁藤と瞬平、晴人を追い回す。 晴人たちはドーナツ屋はんぐり~に場所を移した。 瞬平「ええ!ボクたちみんなが魔法を使える世界?えええ、いいなあ~ ボクも行きたかったなぁ~!」 晴人「一緒に行ってたらお前は魔法使えてないよ」 瞬平「あっそっか!・・・えっ ちょっと難しいですねえ」 仁藤「なあなあなあ あっちの世界のオレはどうだった?やっぱ強くてカッコよかったろォ?」 晴人「お前?う~ん、相変わらずのマヨネーズだった」 仁藤「そうだろそうだ・・・お前どういう意味だソレ」 晴人「だってお前、マヨ釣りしてんだぞ」 仁藤「マヨ釣り!?・・・ちょっと今度やろーぜ」 凛子「でもちょっと不思議よね 私たちみんな知らないうちに晴人君みたいに変身してたってことよね!」 晴人「ああ、店長たちもな」 凛子・瞬平・仁藤「「「えっ!」」」 コヨミ「輪島のおじさんも」 瞬平・凛子・「「「ええ~!?」」」 輪島「変~身!」 輪島は面影堂で一人変身ポーズをとっていた。 使い魔のバイオレッドゴーレムが呆れる様なジェスチャーをする。 輪島「何だよ・・・ちょっとやってみたかっただけじゃん」 凛子「ソレ見たかった~」 店長「はーい お待たせしました 今日のおすすめキラキラ花火ドーナツで~す」 仁藤「うまそ~!」 届いたドーナツに仁藤が躊躇いなくマヨネーズをかける。 店長「ちょっと何してんのよ!マヨネーズかけるんだったらウチのにしなさいよ!」 凛子「そういうコトじゃないでしょ!」 晴人「ブレーンシュガー!」 コヨミ「晴人!」 晴人「えっ?」 二人が魔法使いの世界で出会った少年・シイナが、あちらではソーサラーに殺されてしまった母親と歩いていた。 シイナ「行こ!」 シイナの母「うん」 晴人とコヨミは湾岸公園に移った。 コヨミ「マヤさん、この世界では幸せなのかな」 晴人「多分な」 晴人が指さす方向に赤ちゃんを抱いた妻と手を取り合うマヤが横切った。 コヨミ「よかった」 晴人「世界をひとつ、ぶっ壊した甲斐があったな」 晴人「行こう」 晴人とコヨミも一緒に歩き出す。 (おわり)