エンジェル・ハイロウを巡る熾烈な争いは 1人の少女によって終わりを告げた。 シャクティ・カリンの祈りに応えた サイキッカーたちの意思により エンジェル・ハイロウは崩壊し 天へと消えていったのである。 残存するザンスカール帝国の艦隊を引き連れ 天へと上っていくエンジェル・ハイロウ。 光を放ちながらいずこへと飛び行くそれは フォンセ・カガチの夢見た野望の終焉であり また、戦いの終わりをもたらす 天の福音でもあった・・・・・・・・・。 そして、柔らかな光の中でウッソは・・・・・・・・・ ウッソ「・・・・・・・・・何!?」 「あれは・・・・・・・・・キールームのリングだ!!」 「シャクティ―ッ!!」 ウッソはシャクティとの再会を果たすのだった・・・・・・・・・。 それから時は流れ・・・・・・・・・。 未来の為に戦った者たちは カサレリアでの新たな生活を獲得し 何度目かの冬を迎えていた・・・・・・・・・。 カテジナ「人がいらっしゃるのですか?」 「ウ―イッグはどちらでしょう?」 シャクティ「1人で大丈夫ですか?目がご不自由なようですし。」 カテジナ「いえ・・・・・・・・・ワタシは・・・・・・・・」 「あ・・・・・・・・・雪・・・・・・・・・?」 シャクティ「どうしました?」 カテジナ「いえ・・・・・・・・・冬が来ると訳もなく悲しくなりません?」 憎しみに身を委ねて戦い 全てを失った者もまた 始まりの地へと帰っていった・・・・・・・・。 かくして・・・・・・・・・ ザンスカール戦争と呼ばれた戦いは幕を閉じ カサレリアは再び新たな冬を迎える・・・・・・・・。