誕生したキラメイジャーによってベチャットは一掃された。
しかし、博多南はベチャットの襲撃で倒れてしまった。
マブシーナ「博多南さん!」
キラメイチェンジを解除した4人は博多南の元に駆け寄る。
為朝「大丈夫かおっさん!」
小夜「……こ、これは……」
時雨「おい、まさか」
瀬奈「いやだ、死なないで!」
小夜「全然なんともない」
為朝、マブシーナ「えっ?」
博多南が起き上がる。
博多南「お疲れ様。いやあ、みんな大したもんだね……」
マブシーナ「どういうことですか?」
博多南「ごめん、ごめん……」
博多南がスイッチを押すとベチャットが消える。
為朝「MR?」
博多南「そう…… 最新のミクスト・リアリティ。ちゃんと静電気で感触も再現してたろ? 実戦の前に君たちをテストしてたわけだ」
(博多南『早く。急いで、あっちだ! ポチッと』)
マブシーナ「もう…… 本気で心配したんですから!」
マブシーナが頭突きをかます。
瀬奈「石の頭突き、痛そう……」
マブシーナ「ご、ごめんなさい!」
博多南「これで前を向けそうだね、姫……」
マブシーナ「ええ…… 何があっても決して澱まないみなさんの魂のきらめきがあれば……」
イエローキラメイストーン「為朝……」
グリーンキラメイストーン「瀬奈お嬢様……」
ブルーキラメイストーン「時雨の兄貴……」
ピンクキラメイストーン「小夜さん……」
こうして、キラメイジャーが誕生したのです。いいえ、最後のお1人がまだでした |
レッドキラメイストーンは未だに相棒を探していた。
レッドキラメイストーン「絶対この辺だと思ったのに、感じなくなっちまった。どこだ、どこだ? 俺の相棒!」
充瑠「できた!」
瑞稀「やっとか…… でもこんだけ待たせたんだから、めちゃくちゃ可愛く描いてくれたんでしょうね?」
充瑠「見て!」
瑞稀「……なにこれ?」
充瑠の描いた絵はなんともおぞましいものだった。
充瑠「なんかめちゃくちゃイメージが湧いてきちゃって、この部分は柿原さんの凶暴性…… この部分はちょっとずるいところかな?」
瑞稀「描いてる間、なんかキラキラしてるなと思って見直したけど、損した!バカバカバーカ!」
充瑠「いい感じでしょ、柿原さん!」
気がつくと瑞稀はもう帰っていた。
充瑠「えっ? 柿原さん?」
もう1枚の絵にはガルザが描いてあった。
ガルザ「クリスタリアの英雄、ガルザは死んだ。いまか俺はヨドンへイムの鬼将軍、ガルザだ……」
ガルザは鎧を装着する。
ガルザ「これより地球を汚す…… ヨドン様は美しいものを許しにならない!」
わたくしたちはまだ知りませんでした。本当の脅威がもうすぐそこまで迫っていることを…… けれど、わたくしたちには希望があります! キラメイジャーの力があればきっと勝てます。最後の戦士にも会えるはず…… 赤の戦士はきっと奇跡を起こします
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最終更新:2020年09月23日 04:51