#center(){|~次回予告~&br()チュウズーボ『二の槍チュウズーボ様を甘く見るな!』&br()おぼろ『みんな、合体するんや!』&br()ナレーター『流派を超えた奇跡の合体だ!』&br()『巻ノ十九 大箱と風雷巨人』&br()『轟雷旋風神推参!』|} 鷹介「ゴウライジャーが一緒に戦ってくれたおかげでジャカンジャを倒せたぜ。サンキューな」 吼太「俺達が組めばもう怖いものなしだぜ!」 七海「ねー、これから皆でおぼろさんの所行こうよ」 鷹介・吼太「「いいね-!」」 一甲「勘違いするな、一緒に戦ったからと言って仲間だと思うな」 鷹介「お前、まだそんなことを・・・」 一甲「お前らは足手まとい。我らは我らでジャカンジャと戦う」 一鍬「俺達の邪魔をするようなら、貴様らとて容赦はしない」 霞兄弟は去っていく。 吼太「何だよ、アイツら!」 七海「足手まといだって!もう失礼しちゃう!」 一鍬「兄者、我ら、このままでは済まないだろうな」 一甲「ジャカンジャが真っ先に狙うは我ら。ならばこちらから出ていくまで!」 #center(){|&big(){&bold(){大箱と風雷巨人}}|} 寄生要塞センティビート。 暗黒七本槍・三の槍マンマルバは繭の中にいた。 他の七本槍、一の槍フラビージョ、四の槍ウェンディーヌ、五の槍サーガインはその繭を見に来ていた。 ウェンディーヌ「ホントにこれがマンマルバなの?」 フラビージョ「ちょっと中見て見ようか?」 ウェンディーヌ「よしなさいよ」 サーガイン「それにしても許すまじはゴウライジャー」 ウェンディーヌ「そうそう!ゴウライジャー!」 フラビージョ「あたし達裏切って、ハリケンジャーの仲間になるだなんて、あいつら~」 ウェンディーヌ「そうそう!絶対許さない!」 サーガイン「フン!この前まではゴウライジャー様~などと言ってたくせに。ところで、チュウズーボの奴はどこに行った?」 ウェンディーヌ「そうそう!チュウズーボ」 フラビージョ「タウ様のお仕置き半端なかったもんね~」 ウェンデイーヌ「そうそう!タウ様。今回はちょっと・・・やばいんじゃないの?」 チュウズーボは、ある部屋で鎖で封印された一本の巻物を取り出していた。 その部屋にサーガインが入ってくる。 サーガイン「何をしている!」 チュウズーボ「・・・・」 サーガイン「・・・それは!チュウズーボ!貴様本気か!?」 おぼろ「く~たまらんな。長い間対立してきた疾風流と迅雷流がこういう形で力を合わすとは思わんかったで~」 ハムスター館長「まだ分からんぞ、迅雷流きっての跳ねっ返り兄弟がそうあっさりと仲間になるとも思えんが」 おぼろ「まぁな。それはそうと、お父ちゃん。旋風神と轟雷神って基本システムは同じなんやね」 館長「う-む、疾風流に伝わるカラクリ理論の秘伝書と同じものが迅雷流にも伝承されておったんじゃな」 おぼろ「そうなんやろな、ん?これは・・・ひょっとすると・・・」 霞兄弟は海岸に来ていた。 一甲「覚悟は出来てるだろうな」 一鍬「ああ」 一鍬が砂浜の貝に偽装されたスイッチを操作すると、 センディビートへの移動手段である移動球体が海から出てきた。 鷹介は、近くに隠れていた。 鷹介「あれがジャカンジャの・・・そうか、あいつら自分達だけでジャカンジャの基地に乗り込む気なんだ」 霞兄弟は移動球体に乗り込もうとしたが、ビームを受け、移動球体が爆破された。 鷹介「ああ!」 チュウズーボが現れた。 チュウズーボ「フフフ」 一鍬「チュウズーボ!」 チュウズーボ「貴様らはセンティビートへ行く術はこれでなくなった。我らを裏切った貴様らを許すわけにはいかん!勝負だ!」 一甲「望むところだ!」 一甲・一鍬「「迅雷!シノビチェンジ!」」 チュウズーボ「宇宙忍法・箱次元!」 霞兄弟はゴウライジャーに変身するも、 その直後、チュウズーボの背負う大箱から出てきた巨大な手に掴まれてしまう。 カブトライジャー「ぐわ!」クワガライジャー「これは・・・!」 鷹介「!」 鷹介が飛び出すも、ゴウライジャーは箱の中に引きずり込まれてしまった。 鷹介「ゴウライジャー!」 チュウズーボ「ふん、ハリケンジャーか」 鷹介「ジャカンジャ!ゴウライジャーを返せ!」 チュウズーボ「お前らは後回しだ!」 チュウズーボが振るう棒の一撃を鷹介はかわすも、 その間にチュウズーボは姿を消していた。 鷹介「くっ!」 カブト「ここは・・・」 ゴウライジャーは、不思議な空間の中に出ていた。 そこにチュウズーボが現れ、高速移動でゴウライジャーを攻撃する。 チュウズーボ「ふふふ、この異次元箱の中では貴様らは半分の力も出せん。じっくりと甚振ってやる!初めから貴様らは気に入らなかったのだ」 クワガ「我らとて同じこと!」 カブト「無二の兄弟の絆を引き裂こうとした貴様は許せん!」 チュウズーボ「黙れ!後一歩で‘アレ‘が手に入るところだったのに、貴様らの裏切りのせいで全てパーだ!!」 一甲「我らにもう‘アレ‘はいらん!」 チュウズーボ「そうか!それはよかった。では遠慮なく‘アレ‘はジャカンジャがいただく!」 チュウズーボの姿が消え、巨大なチュウズーボの顔面が浮かび上がり、 口からのガス噴射でゴウライジャーを攻撃する。 チュウズーボ「貴様らは消え失せろ」 現実では、滝壺でチュウズーボが呪文を唱え、術を維持していた。 ゴウライジャーが自動車のボンネットの上に落とされる。 クワガ「うわ!」 更にクワガライジャーをバイクが攻撃する。 カブト「一鍬!」 カブトライジャーもバイクの攻撃を受ける。 クワガ「あれは・・・」 そのバイクは、ゴウライジャーの持つバリサンダーで、 乗っていたのは霞兄弟の偽物だった。 バリサンダーが炎を吹きながら、ゴウライジャーを攻撃する。 ゴウライジャー「「うわ-!」」 チュウズーボ「俺の作戦をことごとく馬鹿にしやがって・・・ゴウライジャー、万死に値する!」 ハリケンレッド「チュウズーボ!見つけたぜ!」 ハリケンジャーがハリケンウィンガーで、チュウズーボの元に飛んできた。 ハリケンジャーは地面に飛び降りる。 レッド「ゴウライジャーを返せ!」 チュウズーボ「今更遅いわ、ゴウライジャーはこの箱の中でもうすぐ死ぬ」 レッド「何!?」 チュウズーボ「さすれば、次は貴様らの番だ!それまでマゲラッパ共と遊んでいろ」 下忍マゲラッパが現れた。 レッド「ハヤテ丸!行くぞ!」 異次元箱の中では、ゴウライジャーのカラクリ巨人轟雷神が現れた。 クワガ「まさか!」 轟雷神の、究極奥義・大回転轟斬りがゴウライジャーに放たれ、 変身が解けた霞兄弟が倒れる。 今度はチュウズーボの幻影が現れる。 一鍬「まだまだ・・・負けはせん!」 一甲「必ず・・・ここから脱出してみせる!」 チュウズーボ「いつまで強がっていられるかな」 ハリケンジャーはマゲラッパと戦うも、マゲラッパは無数に出てくる。 イエロー「何人いるんだ!」 レッド「これじゃキリがない!」 ブルー「よしこれだ!ちゅうも~く!皆地面に潜っちゃえ!」 ハリケンブルーのソニックメガホンによる暗示を受け、 マゲラッパは全て地面に埋まっていった。 チュウズーボ「ぬお!」 ハリケンジャー「「「トリプルガッジェット!」」」 ハリケンジャーはチュウズーボに合体武器・ドライガジェットを向ける。 チュウズーボ「宇宙忍法・巨大二の槍!」 レッド「なに!?」 チュウズーボが棒の切っ先を地面に叩きつけると、 ハリケンジャーの真上に、巨大な切っ先が落ちてきた。 イエロー「うわー!」 箱次元では、一甲がチュウズーボに踏みつけられていた。 一鍬「兄者!」 一鍬は棒で殴られる。 チュウズーボ「フン、他愛もない奴らよ」 レッド「こっちだ!」 ハリケンジャーはチュウズーボに飛び掛かる。 レッド・ブルー・イエロー「「「ハ~リ~ケ~ン!!」」」 三人のハヤテ丸の斬撃がチュウズーボに炸裂した。 チュウズーボ「うわぁ!」 箱次元の中のチュウズーボが消滅し、箱次元も崩壊を始めた。 一甲「飛べ!」 霞兄弟は、箱から飛び出し、現実に戻ってきた。 レッド「大丈夫か!」 一甲「そうか、お前らが・・・」 一鍬「お前らに助けてもらうとはな」 レッド「へへ、俺達だってやる時はやるんだぜ!」 イエロー「そういう事」 ブルー「もう足手まといなんて言わせないんだから!」 チュウズーボ「おのれ、ハリケンジャー!まとめて叩き潰してくれるわ!」 レッド「そうはいくか!」 一甲「行くぞ一鍬!」 一鍬「おう!」 一甲・一鍬「「迅雷シノビチェンジ!」」 霞兄弟が再びゴウライジャーに変身する。 カブト「深紅の稲妻!角忍、カブトライジャー!」 クワガ「蒼天の霹靂!牙忍、クワガライジャー!」 レッド「風が泣き、空が怒る!空忍、ハリケンレッド!」 ブルー「水が舞い、波が踊る!水忍、ハリケンブルー!」 イエロー「大地が震え、花が歌う!陸忍、ハリケンイエロー!」 レッド「人も知らず!」ブルー「世も知らず!」イエロー「影となりて悪を討つ!」 カブト「影に向かいて影を斬り!」 クワガ「光に向かいて光を斬る!」 カブト・クワガ「電光石火ゴウライジャー!!見参!」 レッド・ブルー・イエロー「「「忍風戦隊ハリケンジャー!!」 レッド「あ、参~上!」 チュウズーボ「小癪なぁ!ふうっ!」 チュウズーボが目から光線を撃つ。 五人は直撃を受けたかに見えたが、抜け身の術でかわしていた。 チュウズーボ「な!?」 イエロー「おらぁ!」 ハリケンイエローが、チュウズーボの背後から飛びかかり、クェイクハンマーで攻撃する。 ハリケンブルーのハヤテ丸のガンモードとカブトライジャーのホーンブレイカーの同時射撃がチュウズーボに直撃する。 クワガライジャーがスタッグブレイカーでチュウズーボの胴体を挟み、電撃を流し込む。 レッド「超忍法・空駆け!」 超忍法で飛行するハリケンレッドがチュウズーボの周りを旋回し、 ハヤテ丸で滅多斬りにする。 カブト「止めだ!」レッド「よし!」 レッド「三重連!」カブト「二重連!」 ハリケンジャー「「「トリプルガジェット!」」」 ゴウライジャー「「ダブルガジェット!」」 ハリケンジャーとゴウライジャーの合体武器がチュウズーボに向けられる。 レッド「勝負あったな!」 チュウズーボ「ふん、そいつはどうかな!」 カブト「何?」 チュウズーボ「このチュウズーボの力、まだまだこんなものではない。宇宙忍法、人操り!」 チュウズーボが指から伸ばした糸がハリケンジャーに絡みつく。 レッド「何だ?」 チュウズーボが手を引くと、ハリケンジャーがチュウズーボの方に引き寄せられる。 レッド「うわー!」 イエロー「引き寄せられる-!」 ブルー「体が勝手に・・・!」 カブト「何!?貴様・・・!」 ハリケンジャーはチュウズーボの前で、ゴウライジャーにドライガジェットを向けさせられた。 チュウズーボ「さあ、ハリケンジャー!ゴウライジャーを撃て!」 カブトライジャーが、ハリケンジャーにダブルガジェットを向ける。 クワガ「兄者・・・」 チュウズーボ「ほらほら、早くしないとゴウライジャーが先に撃つぞ?」 クワガライジャーはダブルガジェットから離れる。 一甲「・・・・・!!」 カブトライジャーは、ダブルガジェットを地面に投げ捨てた。 チュウズーボ「ふん!以前のお前達なら迷わず撃っていた筈!弱くなったな、ゴウライジャー!」 ブルー「弱くなったんじゃない!強くなったのよ!」 イエロー「本当の強さってのは・・・力だけじゃないんだ!」 レッド「人として一番大切なものを、ゴウライジャーは取り戻したんだ!」 「だから、だから俺も・・この引き金は絶対に引けないんだ!!」 チュウズーボ「うるさい、黙れ!嫌でも引かせてやる!」 チュウズーボは操ろうとするも、ハリケンジャーは必死に抵抗する。 ハリケンジャー「「「うおおおおおっ!」」」 チュウズーボ「ば、馬鹿な!?俺の術に気力で打ち勝つ人間などいる筈がない!」 カブト「今だ!伏せろ!」 カブトライジャーがホーンブレイカーを拾い、チュウズーボを撃つ。 チュウズ-ボ「どわっ!」」 クワガライジャーはカブトライジャーの肩を踏み台にチュウズーボに飛びかかり、 顔面を殴りつけ、チュウズーボを吹き飛ばす。 ブルー「ありがとう」 イエロー「助かったぜ、ゴウライジャー!」 レッド「結局助けられちゃったな」 カブト「これで貸し借りなしだ!」 レッド「今度こそ止めだ!」 カブト「よし!」 レッド「ファイヤー!」カブト「サンダー!」 ドライガジェットとダブルガジェットの同時攻撃がチュウズーボに炸裂した。 しかし、その攻撃を受けて尚、チュウズーボは立っていた。 レッド「あぁ・・・」 ブルー「嘘・・・」 チュウズーボ「ま、まだまだ・・・暗黒七本槍、二の槍のチュウズーボ様を甘く見るなよ・・・頼む、サーガイン!!」 サーガインはチュウズーボから預かった巻物をウェンディーヌに渡す。 サーガイン「・・・これを!」 ウェンディーヌ「え、これは?」 サーガイン「奴から預かっていた闇魔人・魂召喚の術だ!」 フラビージョ「闇魔人・魂召喚の術?」 ウェンディーヌ「それって確か、命を削る禁断の呪文じゃ・・・」 サーガイン「奴も覚悟の上だ・・・さぁこいつを発射してくれ!」 ウェンディーヌ「・・・わかったわ」 ウェンディーヌのバズーカで巻物がチュウズーボの頭上に打ち出され、展開する。 チュウズーボ「宇宙忍法・闇魔人魂召喚の術!俺に力を!!」 巻物からのエネルギーを受け、チュウズーボが巨大化した。 フラビージョ「わ-、チュウズーボがおっきくなっちゃった!」 ハリケンジャーとゴウライジャーのシノビマシンが呼び出される。 ゴウライジャー「「迅雷合体!」 ハリケンジャー「「「忍風合体!」」」 カブトライジャーのゴウライビートルが上半身に、 クワガライジャーのゴウライスタッグが下半身に変形して、 轟雷神に合体した。 ゴウライジャー「「轟雷神推参!!」」 ハリケンイエローのハリケンレオンが左手と胴体に、 ハリケンブルーのハリケンドルフィンが右手に、 ハリケンレッドのハリケンホークが頭に変形して、 旋風神に合体した。 ハリケンジャー「「「旋風神推~参!!」」」 おぼろ「がんばってや・・・もう少しで新しいカラクリボールも・・・」 轟雷神はスタッグカッターでチュウズーボに斬りかかるも、 棒で止められ、逆に棒で攻撃される。 その攻撃を旋風神がガトリングレオの射撃で止めた。 レッド「大丈夫か!」 クワガ「あぁ!」 カブト「アックスカッターだ!」 轟雷神はアックスカッターで、旋風神はソードスラッシャーでチュウズーボに斬りかかるも、回転しての棒の攻撃で弾き飛ばれる。 ハリケンジャー「「「うわぁ!!」」」 ゴウライジャー「「ぐわ!!」 レッド「ガトリングアタッカーだ!七海!」 ブルー「OK!」 スキッドアタッカーとガトリングレオが合体し、ガトリングアタッカーになる。 レッド「フィニッシュトリック!」 ハリケンジャー「「「ハリケンスパイラル!!」」」 ガトリングアタッカーからエネルギー弾が連射されるが、 チュウズーボは棒を回転させて、防ぎきった。 ハリケンジャー「「「なに!?」」」 チュウズーボ「ちぇやー!」 チュウズーボは口から火炎を吐いて、旋風神と轟雷神を焼く。 ハリケンジャー「「「うわあ!!」」」 ゴウライジャー「「ぐわあ!!」」 館長「まだか・・・おぼろ・・・」 おぼろ「・・・できたで、カラクリボール7号、8号や。いくでー!」 ハリケンホークのコックピットにシノビメダル「兜」が転送された。 レッド「サンキュー、おぼろさん!・・・一枚しかない?」 2枚目のシノビメダル「拳」は、ゴウライビートルのコックピッドに転送された。 カブト「我らに・・・」 おぼろ「せや、今度のカラクリボールはハリケンジャーとゴウライジャーが同時に使わんと、意味がないんや」 イエロー「ハリケンジャーとゴウライジャーが・・・」 ブルー「一緒に・・・」 おぼろ「合体するんや!流派超越、風雷合体や!」 ゴウライジャー「「合体!?」」 おぼろ「も~細かい説明は後や!とにかく合体するんや!」 レッド「わかったぜ、いいな!ゴウライジャー!」 クワガ「疾風と迅雷が合体だと・・・」 カブト「・・・・・」 チュウズーボは火を吹き、周りの山を燃やしていた。 クワガ「・・・兄者!」 カブト「よし、合体だ!」 レッド「よっしゃ!」 レッド「シノビメダル!」カブト「シノビメダル!」 レッド・カブト「「セット!」」 旋風神の胸部から、カラクリボール7号が、 轟雷神の胸部から、カラクリボール8号が出現した。 2つのカラクリボールは互いにぶつかることで展開され、 出てきたパーツが合体して、カラクリ武者風雷丸となった。 風雷丸「風雷丸参上!某、風雷丸と申す者。旋風神殿、轟雷神殿、各々方合体でござる!」 レッド「おう!」 ハリケンジャー・ゴウライジャー「「「流派超越!風雷合体!!」 旋風神から右腕のドルフィンと左腕のレオンの頭部が分離する。 ホークが一時分離し、レオンが前後逆となって、 胸にレオンの頭が合体し、ホークが再度合体する。 続いて轟雷神が上下半身に分離する。 ゴウライビートルは、角と左右の3つに分割し、 ゴウライスタッグは、左右の2つに分割する。 風雷丸「風吹き荒れて嵐飛び、雲引き裂いて雷走る」 ビートルがレオンの足裏に合体し、下駄となり、 スタッグがレオンの左右に合体し、両腕となる。 風雷丸「風と雷一つになりて、天下御免の三日月頭」 風雷丸が上下に分割し、上部がホークと合体して兜になり、 下部が両手となる。 ドルフィンが、頭部を切り離した状態で右肩に装備される。 ビートルの角が左肩に装備され―― 風雷丸「轟雷旋風神推参!」 カラクリ巨人・轟雷旋風神が完成した。 おぼろ「成功や!かっちょえ~」 館長「これで文字通り・・・疾風と迅雷が一つになりおった!」 レッド「見たか、チュウズーボ!これが轟雷旋風神だ!」 チュウズーボ「おのれ!」 チュウズーボは棒を振るって、轟雷旋風神を攻撃するも、 轟雷旋風神はびくともせず、棒の方が折れる。 ブルー「すごい・・・」 イエロー「何て防御力だ・・・」 レッド「よし、行くぞ!一甲!」 カブト「おう!」 ビートルのキャタピラで、轟雷旋風神が前進する。 チュウズーボは目から光線を撃つも、轟雷旋風神は物ともせず前進する。 クワガ「せい!」 轟雷旋風神のパンチの一撃がチュウズーボを吹き飛ばした。 クワガ「このパワー・・・」 カブト「これが合体の力・・・」 レッド「おっし!一気にいくぜ!」 風雷丸「各々方、一撃必殺!これ兵法の基本なり」 レッド「よし!いくぞ、みんな!」 ブルー・イエロー・ゴウライジャー「「「おう!」」」 轟雷旋風神は、テイルロッドを取り出す。 レッド「必殺奥義!」 ハリケンジャー・ゴウライジャー「「「「ローリングサンダーハリケーン!!」」」」」 テイルロッドで回転したレオンの頭からのビームと 右肩のドルフィンのバルカン砲と左肩のビートルのキャノン砲の同時攻撃がチュウズーボに炸裂した。 ダメージを負ったチュウズーボは、よろけながらも前進する。 チュウズーボ「ジャカンジャに・・・栄光あれぇ!!!」 チュウズーボは断末魔を残して前のめりに倒れ、爆死した。 レッド「よっしゃー!!」 フラビージョ「あ~あ、チュウズーボ、死んじゃった」 その場に来ていたフラビージョはチュウズーボの査定表を放り捨て、去っていったが、 その査定表には花丸が押されていた―― サーガイン「暗黒七本槍、ニの槍チュウズーボ!貴様の最期、しかと見届けた!」 鷹介「一甲―!」 吼太「一鍬―!」 七海「いなくなっちゃった・・・」 吼太「ホント、取っ付きにくい奴らだよな」 鷹介「まあいいさ。ジャカンジャの仲間にならなかっただけでも、俺は嬉しいよ」 吼太「うん」七海「うん」 鷹介「じゃあ、帰ろうぜ」 鷹介達は帰っていく、霞兄弟は真上の岩場からそれを見送ってから去っていった。 宇宙忍者ファイル FILE19 暗黒七本槍二の槍・チュウズーボ ナレーター「二の槍チュウズーボ。ご存知宇宙忍者の口入れ屋、最後は花丸であった」 #center(){&big(){&bold(){つづく}}}