ガールフレンド(仮) きみと過ごす夏休み クロエ・ルメールルートエンディング

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ガールフレンド(仮) きみと過ごす夏休み クロエ・ルメールルートエンディング - (2016/05/14 (土) 10:05:36) のソース

※主人公の名前は「浅倉 又一」に設定しています((各ガール(キャラクター)はボイスとしては発音しない、もしくは「君」「彼」といった別の呼称に置き換える。))。
太字表示されたサブタイトルはイベントビューワー上にあるものです。
尚、ゲームのテキスト上における人名表記はフルネームですが、名前のみに統一します。



#center(){&size(18){&bold(){『クロエとの夏祭り』}}}

~8月30日・夜~

予鈴に呼ばれて外に出ると、クロエがいた。

クロエ「あ、又一サン。呼び出してしまってすみません。あのですネ、今日はワタシ、又一サンに大事なお願いがあるのです。
 又一サンは、明日がなんの日か知ってますか? そうです。お祭りの日ですネ。ワタシ、夏休みに入った時から、ずっとお祭りの日を楽しみにしていました。
 せっかくの日本のお祭りです。いっぱい楽しみたいです。なので、誰と行ったら楽しいか、ずっと考えていたのですヨ。
 学校のお友達を誘うコトも考えました。でも、それより……又一サンと一緒がいいなと、思ったのです。
 又一サンと一緒が、一番楽しいです。ワタシ、この夏でそれを知りました。なので、その…もし良ければ、ワタシとお祭りに行きませんか…?」

【[いいよ、一緒に行こう。]を選択(1択)。】

クロエ「ホントウですか!? 嬉しいです。断られたらどうしようと思ってちょっと不安だったのですヨ。
 又一サンのご予定が空いていただなんて、ワタシはとても幸運ですネ。
 ではでは、またお祭りでお会いしましょう。夏休み最後の思い出を、いっぱい作りましょうネ。」

&bold(){<8月31日>}

~神社~

クロエ「こんばんは、又一サン。今日は来てくれてありがとうございました。
 ワタシ、夏休み中ずっと、今日のお祭りをとても楽しみにしてました。
 まさかその時は、又一サンと一緒に来るなんて思ってもいませんでしたけれども…。
 えっ、この浴衣ですか? ハイ、今日の為に用意しました。浴衣、かわいいですネ。
 どれにするかいっぱい悩んで決めました。どうですか? ワタシの浴衣、似合ってますか?」

【[似合ってるよ]を選択。】

クロエ「ふふっ、照れちゃいますネ~。又一サンに似合ってると言われるのは、イチバン嬉しいです。又一サンが好きなのはどれだろうっていっぱい考えて、これに決めたのですヨ。」

#region(以下は好感度の上がらない選択肢の返答です。)
【[制服姿の方が好きかな]を選択。】

クロエ「そうですか…。制服姿を褒められるのは嬉しいです。でも、ちょっと悔しいですネ。この浴衣、お気に入りでしたので。」

【[やっぱり日本人が着ないと]を選択。】

クロエ「それを言われると、残念です…やはり着物は、日本人の体型が似合うようです。ですが今日は、日本人になったつもりでお祭り楽しみたいですヨ。」
#endregion

クロエ「今日は最後の花火があがる時間までいっぱい遊ぶつもりです。えと、それではまずどちらに行きましょうか?
 ワタシに任せる、ですか? それなら、屋台で買い物したいです。面白そうな屋台がたくさんあります。又一サンと一緒に回りたいです。さ、行きましょう。」

~屋台へ~

クロエ「又一サン、又一サン! アレはなんのお店ですか? ヨーヨーを釣る…? なんて独創的な遊びなのでしょうか…
 あっ、アチラはなんですか? 金魚をすくう…ですか? それは、苦しんでいる金魚サンの、悩みを聞いてあげるのですか…?
 オー、その『救う』とは違う『すくう』なのですネ。間違えてしまいました。泳いでる金魚をすくいあげるのですか。それは楽しそうですネ~。
 うぅ~。どこから行きましょう? 面白そうなお店ばかりで困ってしまいますヨ。」

と、その時…。

クロエ「ワタシ、決めました。今日はこのお店をぜんぶ回ってしまいます。
 ぜんぶはムリ、ですか? ノンノン、諦めてはいけません。楽しかった夏休みも、もうすぐ終わりです。なのに、最後の夏休みでコウカイを残したくありません。
 ワタシは今日、このお祭りでお小遣いを全部使っちゃうつもりですヨ。」

【[よし、付き合うよ」]を選択。】

クロエ「ありがとうございます。又一サンは江戸っ子ですネ。遊ぶ時は目いっぱい遊ぶのが、江戸っ子だと聞きました。又一サンは正しく江戸っ子です。カッコいいですヨ~。」

#region(以下は好感度の上がらない選択肢の返答です。)
【[そんな贅沢できないよ]を選択。】

クロエ「確かにゼイタクですが、今日くらいはいいと思います。せっかくのお祭りですし、楽しまなくてはもったいないですヨ~。」

【[お金は計画的に使わなきゃ]を選択。】

クロエ「確かにその通りです。ワタシも普段は無駄遣いしませんヨ。ですが、今日はトクベツな日です。夏休み最後の思い出を作れる日なのです。なので、ゼイタクしてもいいと思うのですヨ。」
#endregion
クロエ「あっ、焼きそば屋サンです。ワタシ、食べてみたいですヨ。それでは、行きましょう。では、又一サン。手を出してください。
 んん…? 何故不思議そうな顔をしてるのですか…? お祭りでは手を繋いで歩くのが普通ではないのですか? ワタシの見たアニメでは仲良しなふたりは、絶対手を繋いでました。
 ワタシと又一サンも仲良しだと思います。だから、手を繋ぎたいです。いけませんか…?」

主人公がクロエの手を握る。

クロエ「ふふ、ありがとうございます。又一サンの手、あったかいですネ。この気持ちはなんなのでしょう? なんだか心が弾んでくる気がしますヨ。
 ではでは、行きましょう。ふたりで色んな屋台を楽しみましょうネ。」

~屋台巡り、そして…~

クロエ「ふふふふっ。金魚すくい、楽しかったですネ~。又一サンのアドバイスのおかげでいっぱいすくえました。
 すくった金魚は名前をつけてかわいがるつもりです。もう名前も考えてありますヨ?
 この子はキンちゃんです。この子はキンゾーです。それでこの子は、ええっと……
 あ~、泳がないでください。どれがキンちゃんかわからなくなってしまいましたヨ~。
 え? あぁ、そうですネ。金魚すくいは楽しかったですが、射的はザンネンでした。
 ワタシ、ヘタッピでしたヨ。危うくお店のオジサンに当ててしまうトコロでした。
 ふふふっ、お祭り楽しいですこんなに楽しいと思いませんでした。いつまでも終わらないで欲しいですネ。
 あっ、アレはなんですか? くじびき…ですか? ふむ、又一サンはくじ運強いですか?
 おぉ~、自信満々ですネ~? それでは、一緒にやりましょう。」

くじを引いた後。

クロエ「結局ハズレでしたネ~? 又一サンの景品は、見たコトもない謎のお人形サンでした。
 その点ワタシはちゃんとピーピー笛を当てましたヨ! これもハズレ、ですか? ノンノン、これはとてもいいモノです。ピーピー鳴るの楽しくてお気に入りですヨ。
 さ、次はどのお店へ行きましょうか……え?」

花火の開始を告げるチャイムが鳴る。

クロエ「あっ…ホントウですネ、そろそろ花火の時間です…では、もうすぐお祭りも終わりですネ……あ、いえいえ。なんでもないです。
 ワタシ、情報を仕入れておきました。花火を見る絶景ポイントがあるのですヨ。なのでそちらに移動しましょう。ほらっ、はやく行きましョ……あっ…!?」

その時、クロエが転倒しかけた。

クロエ「倒れかかってしまって……す、すみません……はしゃぎすぎて、下駄の鼻緒が切れてしまいました。支えてくれて……ありがとうございます。
 あっ、ちょ、ちょっと待ってください……その……ええと……」

最初の花火が上がる。

クロエ「もうちょっと…このままがいいです……。」

主人公にもたれかかったままのクロエ。

クロエ「こうして又一サンにもたれかかっていると、とても落ち着きます…。だからもう少し…このままで……
 ……
 …………
 ……………
 ……ほわっ? 鼻緒…ですか? …あ、ああ、そうですネ。でも、どうしましょうか…ワタシ、鼻緒の直し方、わかりません…。
 え? いいのですか…? なら、失礼して……」

再び花火が上がる。
クロエは主人公におんぶされている。

クロエ「その……重くないですか? おんぶなんて、子供の頃パパにしてもらって以来ですヨ…恥ずかしくなんてあいrません。それより、むしろ……
 …………。」

(クロエをタッチして2人の気持ちを近付けよう!)
【画面をタッチ((各ガールが出ている部分であればどこをタッチしても良い。))。】

クロエ「実は、ワタシ…花火が始まるの、少しイヤだったのですヨ…だって、花火が終わってしまったら…もう夏休みもおしまいですから…夏祭りが終われば、この夏も終わってしまいます……」

【画面をタッチ。】

クロエ「こんなに楽しかった夏休みが終わるの、とても…とても寂しいと思ってました……でも…寂しくなんかないって、気付きましたヨ…また来年…こうして花火を見に来ればいいんですから…」

【画面をタッチ。】

また花火が上がる。

クロエ「ふふふっ、又一サンの背中で見る花火、とてもキレイです…。
 イチバンの絶景ポイントはここだったようですネ。ワタシしか知らないポイントです。
 なんだか、色々と思い出してしまいます…又一サンと過ごした夏休み、とっても楽しかったですヨ…
 ワタシ、日本に来て良かったです……こんなに楽しい夏休みを、アナタと過ごすコトができて……
 又一サン、お願いがあります。来年もまた、一緒に花火を見てくれますか…?
 ありがとうございます。ワタシ、とても嬉しいですヨ……。」



&bold(){<スタッフクレジット>}



#center(){&size(18){&bold(){『とっておきの感謝』}}}

~朝・登校中~

???「こんにちは~!」

声をかけたのはもちろんクロエ。

クロエ「オー、やっぱり又一サンでした。よく知ってる後ろ姿が見えたので、思わず走ってきてしまいましたヨ。
 もうワタシ、又一サンの後ろ姿、間違えません。完全に覚えましたヨ。
 え? なんの用か…?  あ、そうでした。お話があったのです。又一サンに会えた嬉しさでちょっと忘れてしまいましたヨ。
 あのですネ、今日、学校が終わった後、時間ありますか?
 ホントウですか!? では、放課後、手芸部の部室に来てくれませんか? 小瑠璃サンにお願いして、少しだけ部室を貸してもらいました。
 そこで、お話ししたいコトがあります。ここではお話しできないコトなのですヨ。よろしくお願いします。それでは、また放課後にお会いしましょう。」

~放課後の手芸部部室~

チャイムの後、約束通り手芸部部室へ。

クロエ「あ…又一サン。来てくれてありがとうございます。
 何故キョロキョロするのですか? ワタシと又一サンのふたりだけですヨ? ふたりでないと、話せないコトですから。
 又一サン、今年の夏休みは色々とありがとうございました。イベントに参加してくれて、とっても嬉しかったです。
 他にも、又一サンにはいっぱいいっぱい助けてもらいました。なのにワタシ、大切なコトをしていないと気づいたのです。
 お礼ですよ。ワタシ、又一サンになんのお礼もしてませんでした。だから今日は…夏休みのお礼をさせてください。
 なにをするかって? ふふっ、それはこの後のお楽しみですヨ。ちょっと準備があるので、待っていてくださいネ?」

部屋を出るクロエ。
それからしばらくして、ノックの音がした。

クロエ「お待たせしました~。」

そう言って入ってきたクロエは、いつかのデートで行ったメイドカフェでの大正時代のメイド服姿をしていた。

クロエ「ご主人サマ。お茶を淹れてきましたヨ~? ふふふっ、ビックリしましたか?
 これ、ふたりで行ったお店の衣装です。ムリを言って貸してもらいました。
 覚えてますか? あの日、又一サンはこの衣装をカワイイと言ってくれましたよネ…?
 いえいえ、言いましたヨ。ワタシ、すごく嬉しかったのでしっかり覚えてます。
 なので、これを着たら又一サンが喜んでくれると思いました。それでは…ちょっと近くに行きますネ?
 ふ~、キンチョーしてきてしまいました…。胸がドキドキしてます…。
 え? 何をキンチョーしているか、ですか? それは…これからお礼をするからです。
 ノンノン、この衣装はお礼ではありません。ワタシなりの演出というものです。
 ホントウのお礼は、こちらですヨ?」

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クロエ「……ちゅっ!」

主人公の頬にキスをした。

クロエ「これが、ワタシが考えたお礼ですヨ…? あぁ~、はずかしーです。ワタシ、ちゅーしちゃいましたヨ~!
 え…? フランスでは、親交の証でほっぺにキスをするのは普通じゃなかったのか……ですか? そうですね。確かにワタシ、五十鈴サンにそう言いました。
 でも…日本では、親交の証以外の意味もありますよネ…? ワタシは知ってますヨ。日本のコト、たくさん勉強しましたから。」

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クロエ「さ、又一サン。せっかく淹れてきたので一緒にお茶を飲みましョ~。
 オー、又一サンのお茶、茶柱立ってますヨ。これ、当たりです。又一サンになにかいいコトあるかもしれませんネ!」