遥か遠い数万光年の宇宙。 そこではセイバートロン星周辺で新種のトランスフォーマー「マイクロン」を巡るサイバトロンとデストロンの戦争が続いていた。 サイバトロン兵士A「サイバトロン艦隊集結!マイクロンシップを援護せよ!」 サイバトロン兵士B「まずいデストロン旗艦ドゥームズデイです!」 サイバトロン部隊はマイクロンを乗せたマイクロンシップをデストロンの攻撃から逃れるため護衛していた。 サイバトロン指揮官「サイバトロン艦隊に告ぐ。なんとしてもマイクロンシップを守り抜け!」 周辺含めセイバートロン星ではサイバトロンとデストロンの戦いが続く。 サイバトロン兵士「こちらセイバートロン星艦隊サイバトロンシップ!」 サイバトロン指揮官「ワープポイントまでどれくらいだ?」 サイバトロン兵士「あと27クイック」 サイバトロン指揮官「持ってくれよ…」 マイクロンシップは別宇宙へワープする準備に入り、光線を発射するとワープゾーンが発生する。 サイバトロン兵士「ワープゾーン発生!やりました!」 マイクロンシップはワープ準備へと入る。 サイバトロン兵士「マイクロンシップワープします!。カウントダウン!5…4…3…2…1」 マイクロンシップはワープする。 たどり着いた先は太陽系惑星で月に墜落して、その衝撃で破損した戦艦一部の部品が外れ地球へと落ち大気圏へ突入すると同時に無数の緑の光が地球周辺に一斉に放たれ地球へと墜落する。 それから地球は数万年の時が経つと同時に大地を変える。 |CENTER:BGCOLOR(#009BE0):COLOR(white):&bold(){&big(){Evolution.1}&br()&bold(){&big(){遭遇(であい)}&br()&bold(){&big(){encounter}}}}| 現在。 とある閑静の住宅街。 一人の少年・ラッドが自転車に乗って走っていた。 カルロス「ふぅー、やっほー!」 後ろからはスケートボートに乗ったカルロスがやって来てラッドと並走するも間もなく、カルロスはラッドを追い越し競争が続いた末に2人は学校に到着する。 カルロス「支度は?」 ラッド「バッチし!」 ラッドはロッカーを閉めるとカルロスと拳を叩き合わせると、ラッドは何かに気づく。 ラッド「おっ?はーい!アレクサ!」 親友であるアレクサはラッドと会うと落ち込んだ表情になった後、笑顔になる。 アレクサ「はーい~ラッド、カルロス…」 ラッド「ねえ、アレクサ、今日の午後、僕達に付き合わない?ちょっと面白い計画があるんだけど…」 しかしアレクサはラッドの言うことを聞かず無視するが、振り返る。 アレクサ「あのさぁー、私、勉強が忙しくて、あんた達と遊んでる時間なんか…全然ないの!悪いけど!」 アレクサは2人を通り過ぎる。 ラッド「なんだあのつんつんした態度…?小っちゃい頃は一緒に泥んこになって遊んだのにな…」 カルロス「アレクサは大統領を目指して必死で勉強してるからね、僕達と遊ぶなんて馬鹿馬鹿しくてやってられないんだろ?」 ビリー「へっへー振られてやんの?」 ラッドとカルロスは振り返るとロッカーで整理中のラッドの知人であるビリーとジムがいた。 ビリー「ところで面白い計画って、何の話だ?」 ジム「まさかまた裏山に行ったりするんじゃないだろうね?」 ラッド「関係ないだろ。」 ビリー「あそこはこの前、土砂崩れがあったばかりだぜ?勝手に行くとまた叱られるぞ。」 すると学校のチャイムベルが鳴る。 ジム「懲りない奴、お前も叱られたばっかりって言うのに。」 するとジムに対してカルロスはぷんぷんする。 カルロス「自分の事を棚に上げて言うなよな!」 カルロスはジムに罵声を浴びせる中、女性教師がやってくる。 女教師「何やってるのそこ、早く教室に入りなさい。」 一同「はーい!」 4人は教室に入る。 ラッド(僕の名前はラッド、 皆からはラッドと呼ばれてる。コスモスコーン研究所の居住区に住んでいる12歳、パパもママもこの研究所の研究員なんだ。 その日、僕は友達のカルロスとある計画を立てた、さっそくまさかあんなとんでもない事態に起こすきっかけになるなんて。) ラッドとカルロスは勉強する中、計画に不参加のアレクサを不安に思う。 その後、ラッドとカルロスは自転車駐車場で計画の準備をする。 カルロス「くどい用だけど、 支度はオッケーだね。」 ラッド「ああ、マグライトとトーチも必要なものは用意できてるよ」 カルロス「オッケー!じゃあ探検に出発だ!」 2人は自転車とスケボーで行く中、地図が表示される、一方でビリーとジムも探検の準備をする。 ビリー「バッチリだなジム、ラッドの奴発信機が付けられたのは知らないで。」 ジム「ママに怒られないかな、発信機、黙って持ち出したからな…」 ビリー「気にんすんなよ、なあ追いかけようぜ」 ジム「ああ、待ってよ、ビリー!×2、待ってったら、待ってよビリー!ビリー!」 するとアレクサはビリーとジムの声に気づき、それを見ると不安になる。 とある岩場。 ラッド「じゃあ覚悟はいいかい?」 カルロス「もちろん!」 ラッド「じゃあ、いくぜ!」 カルロス「うん!」 2人は洞窟探検を始める。 ラッド「どこまで続いてるのかな? カルロス、ロープは足りてる?」 カルロス「だいじょぶ、大丈夫、十分足りてるよ。」 ラッドとカルロスが洞窟探検の中がビリーとジムが2人が探索してる洞穴にやってくる。 ビリー「何やってんだよジム、早く来いよ!」 ジム「もう嫌だよ、クタクタだよ、僕…お腹も空いたし、帰ろうよ…、別にもういいんだ僕。」 ビリー「何言ってんだよ!」 ジム「だって元々僕、探検なんて元々興味ないし…言い始めはビリーだし…」 するとジムとビリーは何かに気づき、ジムが指を刺してビリーはその方向を見ると自転車が置かれてた。 ジム「ラッドのだ!」 ジムとビリーはラッドの自転車がおいてあった場所を見ると、ラッドとカルロスが探検中の洞穴がある。 ビリー「あいつらの言っていた面白い事って、やっぱ洞窟探検だったんだ。」 ジム「どうする?帰る?」 ビリー「決まってんだろ?」 ジム「うん、そうだね、じゃあ帰ろう」 ビリー「馬鹿ちん!追いかけるんだよ!」 ジム「やっぱり…」 ビリーは懐中電灯を付ける中、一方でラッドとカルロスは 洞窟の分岐点にたどり着く。 ラッド「また、分岐点だ。」 カルロス「えっ、もうロープ終わっちゃったぜ?」 ラッド「よしこうしよう。」 ラッドは石ころで目印を作る。 ラッド「これでよし、いくぞ、カルロス!」 カルロス「うん!」 2人は右方向へと行く。 カルロス「ラッドってアウトドアが大好きなんだよなぁ」 一方でジムとビリーも洞窟に入り2人の後を追いかけていた。 ジム「こんな所で迷子になったら一生外に出られないかも…」 ビリー「 ビビるなよジム、ラッドのロープがあるじゃないか、って嘘! ここで終わってるよ!くそー!どっち行ったんだ!」 ジム「引き返そうよ!ねえ×2!ねえってば!ねえ!」 ビリー「ふざけんなよここまで来て、引き返せるか!もー…くそ!×3!ラッド達め!どっち行ったんだよ!」 ビリーがラッドの目印の石ころを踏んづけた後、左の洞穴へ行く。 ビリー「よしこっちだ!」 ジム「あっ!ビリー、ビリーったら!待って!待ってよ!もう!置いてかないでよ!」 一方でラッドとカルロスは洞窟探検を続けていて、ジムのこだまに気づく。 カルロス「なんだ?」 ラッド「きっと風の音だよ。 反響してこんなふうに聞こえるんだよ」 カルロス「ラッドって物知りー!」 ラッド「まあね。」 一方でビリーとジムは蝙蝠の巣を見る。 ビリー「なんだこりゃ…」 ビリーが懐中電灯を蝙蝠に向けると一斉に羽ばたき、ビリーとジムは驚く。 ビリー・ジム「助けてー!」 ビリーとジム2人の大声に探検中のカルロスとラッドは気づく。 カルロス「ラッド、風じゃないみたいだぜ。」 ラッド「まさか」 カルロス「確かめて見ようぜ!」 ラッド「待てよ!カルロス!」 カルロス「早くおいでよラッド!」 するとカルロスは足を踏むと岩の床が崩れラッドとカルロスは乗っていた岩の床スライダーのように降り、それが終わると2人は無事であった。 ラッド「大丈夫かい?カルロス?」 カルロス「ああ、なんとかね、マグライトは失くしちまったのか?真っ暗で何も見えないや…」 ラッド「ちょっと待って」 ラッドはあることに気づきバーナーの炎で光を灯す中、何かに気づく。 ラッド「!?、何なのここは!?」 (アイキャッチ) ラッド「何だろうここは…」 カルロス「何だか知らないけど、とにかく凄えや!。ねえラッド、ここ、なんか別世界のような雰囲気だね」 ラッド「うん…」 ラッドは辺りを照らすと岩に埋もれた機械のようなものがあった。 ラッド「よし!探検だ!」 カルロス「ああっ!そうこなくちゃ!、これって探検ごっこじゃなくて、本物の探検だね?」 2人は見つけた機械施設のようなものを探索する一方でビリーとジムは洞窟探検を続けていた。 ジム「どうしよう…ビリー…、僕達本当の迷子になっちゃったよ。」 ビリー「もう、うるさいなあ、泣き言言ってないでしっかり出口探せよ!」 ジム「んなこと言ったって…ビリー…!ねえ!ビリー!」 ビリー「うるさいんだよ!俺だって怖いんだよ!」 ビリーとジムがいた場所は行き止まりであった。 ラッド「なんだかおっきな船みたい」 カルロス「船?宇宙船…閃いた!UFOだよ!」 ラッド「そうかもしれないな、どうみても地球のものじゃないもん」 カルロス「ずっと昔に遭難したとか」 ラッド「かもしれない」 カルロス「じゃあ乗組員達はもう死んじゃってるんだよね?」 ラッド「多分ね…」 2人は宇宙船の残骸らしき場所を探索する中、緑に光る物体に気づきラッドは向かう。 ラッド「ああっ!?」 カルロス「どうしたのラッド?」 ラッド「なんだろう…これ?」 ラッドは緑に光る物体に触れるとそれに波紋が発生し眩く光りだす。 カルロス「!?ラッド!?」 緑の物体が真っ白に光ると同時に洞窟内は揺れ始め、それに気づいたビリーとジムは混乱する。 ジム「あ?い?揺れてるよ!地震!地震だ!ビリー!だから僕、帰ろうって言ったのに!」 ビリー「うるさいよ!黙れよ!黙れってば!」 ラッドが触れた緑の物体は光り続ける。 カルロス「ラッド!逃げようラッド!」 すると緑の物体を触れた拍子に宇宙船らしきものが起動し始め、一方で洞窟探検に行かなかったアレクサは揺れに気づく。 アレクサ「地震だわ!震源地はどこかしら?」 アレクサはパソコンに向かう、一方でビリーとジムは逃げようとするものの懐中電灯を落とし壊れる。 ビリー「しまった!」 ジム「嫌だよ!僕達ここで死ぬんだ!」 一方でラッドは緑の物体を調べる中、カルロスは逃げる準備をする。 カルロス「ラッド!早く×2、逃げようよ!なんかやばい雰囲気だよ!」 ラッド「分かってる!」 ビリー「だから泣くなって…」 カルロスとラッドは宇宙船内を逃げ、ビリーは震えてるジムを慰める中、眩い白い物体に包み込まれる。 一方でアレクサはパソコンで震源地を調べていた。 アレクサ「なんですって!? 震源地はマウントアストロゲートの下だわ」 すると赤、緑、紫の光が天に向かって放たれると同時に研究所のみならず周辺は停電する。 アレクサ「嫌だ、もうどうしちゃったのよ!?」 赤、緑、紫の光の中で緑の光は月にあるマイクロンシップの残骸に浴びるとその光は一斉に地球に放たれ、赤と紫の光は何億光年の宇宙を越えてセイバートロン星に到達する。 一方でその光に気づき、サイバトロン・デストロン兵士は亡命したマイクロンがある惑星である地球を見る。 アレクサはパソコンを再起動しようとするものの動かない。 アレクサ「もうこの役立たず!ったく!」 アレクサは携帯を持って外に出る一方、赤と紫の光の発生は終わり研究所の電源は復帰する。 アレクサ(あのマウントアストロゲートの地下、何が起きたんだろう?) アレクサはマウントアストロゲートに向かう一方、洞窟内にいたラッドとカルロスは洞窟を脱出しようとする。 カルロス「出口は一体どこなんだよ!?」 ラッド「とにかく急げ!」 カルロス「急げだって…出口がわかんなきゃ…」 ラッドとカルロスはロープに気づく。 カルロス「見て!あのロープ!出口だ!」 ラッド「やったね!」 ラッドとカルロスは洞窟を抜ける。 カルロス「助かったー!」 ラッド「とにかく早い所、ここを離れよう」 「待って、待ってくれよ!ラッド!」 2人は脱出する中、何かに気づき紫の光が上空に発生し降りる。 ラッド「これは一体…」 カルロス「なんだ?」 すると紫の光は大型ロボットになり、ラッドとカルロスは怯える中、駆けつけたアレクサがその大型ロボットに怯える。 アレクサ「嫌だ!何これ!?何なのこの馬鹿でかい奴は…」 カルロス「アレクサ!どうしてここへ!?」 アレクサ「地震があって、それであたし、それを調べに…あんた達こそどうして!?」 ラッド「話は後だ!」 ラッドは逃げようとするものの躓き、持っていた緑の物体を落とし再び持つ。 カルロス「そんなの放っとけよ!逃げようよラッド!」 3人は逃げようとするもののロボットは何かを狙おうとしていた、そんな中、ラッドがもっていた緑の物体が光り、あわてて落とすと緑の物体ことマイクロンパネルはマイクロン・ウィーリーになる。 マイクロンは頭を振り電子音を発生する、巨大ロボットに対して怒り頭を回転すると、ラッドの自転車をスキャンし姿を変え自転車(マウンテンバイク)になり3人に何かを言う。 カルロス「何か言ってるよ、こいつ」 ラッド「乗れって言っている」 アレクサ「何で分かるのよそんな事」 ラッド「さあ…でも僕にはそう聞こえるんだよ」 カルロス「でもどうやんだよ?一台に3人も無理だって…」 3人は無理やりウィーリーに乗る。 カルロス「凄え!」 アレクサ「私、思うんだけどさ、この子ウィーリーって名前よ絶対!」 カルロス「だよねさっきのウィーリー、かっこよかったさ!いっけ行け!ウィーリー!かっとばせ!追いかけてくるよ!」 大型ロボットは追いかける中、石ころをつまむ。 アレクサ「もっとスピード出ないの?」 ラッド「3人も乗せているからこれ以上無理だって!」 アレクサ「なんであんただけ分かんのよー!」 大型ロボットは石ころを弾きウィーリーと3人を狙うと、それに怯み弾き飛ばされる。 メガトロン「それを返せ!」 カルロス「喋った!」 メガトロン「そのマイクロンはわしのものだ」 ラッド「マイクロン?」 メガトロン「返して貰うぞ」 ?「そこまでだメガトロン!」 メガトロンはマイクロンを奪おうとするものの何かの声に気づく、そこにはメガトロンの後を追いかけてきたサイバトロン司令官・コンボイがいた。 メガトロン「コンボイ!?」 一同「コンボイ?」 メガトロン「おのれ!」 コンボイとメガトロンはお互いの両手を握り締めあい戦う。 ラッド(そうなんだ、これが僕達が引き起こした事で…) #center(){&big(){&bold(){(続く)}}} #center(){|次回予告&br()カルロス「俺、カルロス。しかしびっくりするよな、あの馬鹿でっかいやつには友達になったばかりのマイクロンを奪いに 突然俺達に襲いかかって来るんだもん。&br()でもその前に立ちはだかり俺達を守ってくれたのはコンボイとその仲間達だった。&br()宇宙からやって来た超ロボット生命体トランスフォーマーの目的は?そしてマイクロンの秘密とは?&br()戦えコンボイ!トランスフォーム!」&br()「Evolution.2 擬態(へんしん) Metamorphosis」|}