ゲートキーパーズ21の最終回

インベーダー幹部・幽霊少女の召喚した漆黒の巨人が、お台場に出現した。
無数の人々がインベーダーに変貌して群がり、次々に巨人の体の中へと吸い込まれ、巨人は身長数十メートルにまで巨大化を続ける。

「ヨウヤク── 行ケル──」「欲望ノ── ママニ──」
「自分ノ── 思イ通リノ── ママニ──」
「法律ヤ── 慣習ヤ── 道徳ニ束縛サレナイ──」
「今コソ── 我ラノ世界ヘ──」

ゲートキーパーズの影山、里香(さとか)、雪乃が、彼方からその様子を見ている。

雪乃「また…… 大きくなった」
影山「こんなものじゃない。奴はまだまだ、膨れ上がる。この世に蔓延る、すべてのクソ虫どもを飲み込みながら」
里香「じゃあ私たちは結局、何のために戦うのかね?」
影山「あきらめろ。人の時代の終わりは、とうの昔に始まっていたのさ。本当の豊かさとは何かを考えようともせず、目先の欲望だけを求め始めた、あのときから……」

巨人の頭上に、幽霊少女が佇む。

幽霊少女「さぁ、急がなきゃ。急いでみんなを集めなきゃ! 私の大事な大事なお友達が望んだ世界。一刻も早く…… 目を覚ます前に」


影山邸。
敵の凶弾に倒れた綾音を、美羽(みう)が見舞う。

美羽「五十鈴さん…… 私…… やっぱり駄目でした。名誉挽回するって、みんなが楽しく過ごせるようにがんばろうって言ってたのに。駄目ですよね、私……」

ベッドで眠り続ける綾音からは、返事はない。
生命維持装置の音だけが、静かに響いている。

美羽「私、小さいときはよく、空を飛ぶ夢を見たんです。でも自由にじゃなくて、地面スレスレで。電線に引っかかっちゃったり、地に足ついちゃったり。けど、今は…… 逃げてる夢。ぼんやり誰かに追われてて、でも今川焼き買って食べたり、友達と逢ったりしてて、どこかに隠れるけど必ず見つかる、だけど、絶っ対捕まらない夢……」

美羽が、空の彼方を見上げる。

美羽「私、本当はね、高く高く、空を飛ぶ夢、見たかった…… ずーっと高く飛んで、大好きなお月様まで行って、月の地面に頬ずりする夢…… でも、やっぱり駄目ですよね。ゲートの力を持ってても、五十鈴さんが言ったように、カエルかウサギみたいにピョンピョン跳ねてるだけ。けど……」

美羽が決意の表情で、立ち上がる。

美羽「行ってきます、五十鈴さん!」


影山たちが、無数のインベーダーたちに立ち向かう。
影山のゲートが自身の腕に食い込み、血が吹き出す。

影山「ぐはぁぁっ!? 使い……過ぎたか……!」
里香「ゲ──ト・フルオ──プン!! てめぇら人間が、なんで私たち人間を襲うっていうんだよぉぉ──っっ!!」
影山「やめろ! お前もゲートに食われるぞ!」
里香「かまやしねぇ! 前みたいに負けて泣くくらいなら、戦って死んだほうがぁ!!」

里香が猛然と、インベーダーの大群の中へ飛び込んで行く。

影山「ゲートは…… 希望なんかじゃない。だが…… 頼んだぞ!」


巨人の頭上の幽霊少女のもとに、雪乃が現れる。

幽霊少女「あら? 使ったのね。瞬間移動の能力」
雪乃「……」
幽霊少女「私みたいに、何もかもなくしたいの? すべてを消し去る、この私の『消失のゲート』で」

幽霊少女の手にする水晶玉の中に、頭蓋骨がある。

幽霊少女「綺麗でしょう、この骨の形? 私の骨。私が体を持っていた頃の骨」
雪乃「とこよめに── すむべきものを── つるぎたち── ながこころから── おそやこのきみ」
幽霊少女「フン!」

2人が同時に、ゲートを展開する。
雪乃の放った氷柱が幽霊少女に突き刺さるが、その体をすり抜けてしまう。

幽霊少女「フフ……」

雪乃が幽霊少女に吹き飛ばされ、数十メートル下へと落下してゆく。

美羽「雪乃ちゃん!」

美羽が、跳躍のゲートで宙を舞い、雪乃を受け止めて着地する。

美羽「雪乃ちゃん! お願い、しっかりして! ……はっ!?」

雪乃の服はボロボロになり、雪乃を受け止めた美羽の手には、血がベットリと滲んでいる。

雪乃「ごめん…… 作ったもらった、服……」
美羽「うぅん。いいんだよ、そんなの。また作ってあげるから」
雪乃「ありがとう…… 世の中を…… 憂しと優しと思えども…… 飛び立ちかねつ…… 鳥にし…… あら……ねば……」
美羽「雪乃……ちゃん?」

雪乃が静かに目を閉じ、光に包まれ、消滅する。
美羽の腕には、雪乃が着ていた制服だけが残る。
美羽がボロボロの制服を抱きしめる。
その隙間から、雪乃の飼っていたオコジョのヒサメが顔を出し、無邪気な声を上げる。

美羽が懐から2つの結晶体を取り出し、じっと見つめる。
インベーダーに変貌した親友・なおこ、ちなみの2人の成れの果て。

美羽「ちなみん、なおちゃん……」

里香「あいつ……!」

美羽「言いましたよね、五十鈴さん? もっと面白いことしよう、って。でも、戦いなんて全然面白くなくて、ただ悲しいだけなのに…… もしかして、五十鈴さんの言ってた面白いことって、もしかして…… 私、行きます! もっと面白いことを…… みんなのために、戦いを終わらせに! ゲ──ト・オ──プ──ン!!

美羽がゲート能力で一気に空高く跳躍し、巨人の頭上を目ざす。

美羽「高く! 高く!! お月様まで届くくらい!!」

次第に巨人の頭上が迫り、その彼方には、空に浮かぶ月が見える。

美羽「……あっ!?」

あと一歩で跳躍力が届かず、美羽が失速。
真っ逆さまに落下していく。
地面に激突、もうもうと砂煙が上る。

がっくりと膝を突く美羽に、インベーダーたちが群がってくる。

美羽「ごめんなさい、五十鈴さん…… 私……」

影山と里香もインベーダーたちの猛攻の前に、ついに倒れる。

影山「気にするな……」
里香「何をだ?」
影山「手遅れだったんだよ。何もかも、な…… 虚無と無関心が支配するこの国にあって、俺たちの力はあまりに小さすぎたのさ……」
里香「けど…… それでも、私は…… 負けたくは、なかったんだ……!」

幽霊少女「さぁ、そろそろ行かなくちゃ。終わりの時を始めなきゃ。邪魔な人間たちを、み──んな一つにまとめちゃう。だから…… 行かなくちゃ。みんなが一つになるのを待っている、あの街へ」

美羽を目がけ、インベーダーたちの攻撃が放たれる──
その寸前、真っ赤な火柱が上り、インベーダーたちが燃え尽きる。

立ち昇る爆炎の中から、携帯電話が飛び出して、地面に突き刺さる。

美羽「あ……? これ、って……!?」

鈴の音が、静かに響く。

里香「おい…… 聞こえるか?」
影山「あぁ…… 聞こえるとも……」

美羽が呆然と立ち上がる。
聞き覚えのある鈴の音が、だんだんと近づいて来る。

霧の立ち込める中から、静かに足音を響かせ、綾音が姿を現す。

美羽「い…… 五十鈴さぁ──ん!!」

美羽が綾音のもとに駆け寄りつつ、慌てて足を止める。

美羽「あ、あ……」
綾音「どうしたのさ?」
美羽「私のせいで、雪乃ちゃんが…… みんなも、ボロボロで…… 私がてんで駄目なせいで……」
綾音「……」
美羽「みんな、私が……」
綾音「あんたの夢」
美羽「え?」

綾音が、瓦礫の中に倒れているスクーターを起こす。

綾音「叶えてあげる」
美羽「えっ?」
綾音「行くよ。名誉挽回しに。それと…… もっと、面白いことしに」
美羽「……は、はいっ!」

2人がスクーターに乗る。

綾音「それじゃ、行くよ」
美羽「はい! ゲ──ト!!
綾音「オ──プン!!

2人のゲート能力でスクーターが宙に浮き、一気に突進する。

綾音「このままじゃ駄目だ。カエルやウサギじゃない、鳥みたいにどこまでも高く、速く!」
美羽「はい!」

インベーダーたちが群がり、攻撃が降り注ぐ。

綾音「目を逸らすな。このまま一気に上昇する!」
美羽「わ、わかりました!」

2人のスクーターが、攻撃の雨をかいくぐりつつ、高層ビルの壁面を駆け上る。

綾音 (そう…… あんたとなら、きっとできる。なりたくてもなれなかった、鳥のように……!)

数え切れないほどのインベーダーの大群が立ちふさがる、

美羽「五十鈴さん!?」
綾音「問題ない」

里香の放ったゲートセイバーが宙を舞い、インベーダーたちを斬り裂く。

里香「フン、とっとと行けよ! この私の勝ち(いくさ)に、華を添えにね!」
影山「この腕の5本や10本、いくらでもくれてやる! だから、ゲートよ! 今一度この俺に、力をぉぉ!!」

影山の放つゲート能力が、インベーダーたちを一掃する。

影山「行け、ゲートキーパーズ!!」

綾音たちのスクーターが、影山たちの空けた突破口を抜け、上空へと飛び上がる。
やがて、目の前に巨人の頭部が見えてくる。

美羽「見えました!」

巨人の巨大な掌が迫り、綾音たちを捕えようとする。

綾音「チッ……」
美羽「五十鈴さん、捕まっててください! ゲ──ト・オ──プ──ンッッ!!

巨人の指と指、わずかな隙間を抜けてスクーターが跳躍、巨人の頭上に飛び上がる。

綾音「くっ……!」
美羽「どうしたんですか!?」
綾音「もう限界だ」
美羽「え!?」

スクーターが空中分解。
綾音はどうにか巨人の頭上に舞い降りるが、美羽はまともに叩きつけられる。

綾音「美羽!? おい、美羽、しっかりしろ!」
美羽「ん…… 私……」
綾音「いい、喋るな」
美羽「できたよね…… お月様には、届かなかったけど…… 私…… 名誉挽回、できたよね……」

美羽がそのまま、気を失う。
綾音が微笑む。

幽霊少女「あらあら、上がメチャメチャだわ。フフッ、でもまぁ、いっか。どうせ最後は、こうなるはずだったんですもの」

綾音が立ち上がり、幽霊少女を睨みつける。

幽霊少女「そんな怖い顔しないで。見て」

周囲には破壊しつくされ、静まり返った光景が広がっている。

幽霊少女「誰もいない、静かな静かな世界。車や電車の走らない、うるさくて汚らしくて、好き勝手ばっかりやってる、嫌な人間たちの姿はどこにもない── それに、ほら!」

無数のインベーダーたちが宙を舞っている。

幽霊少女「あなたの好きな、賢くて美しくて、自由に空を飛ぶ鳥の姿だけ」
綾音「……」
幽霊少女「フフッ。私ね、ずっとずっと捜してたの。私と同じ女の子を。ろくにマナーすら守らない、汚らしい人間が大っ嫌いな女の子。何も期待せず、何も求めず、自分だけで生きている女の子。鳥のように生きたいのに生きられない、そんな自分を嫌っている女の子。変わりたいのに変われない、今の自分が大っ嫌いな女の子。そんなゲートキーパーの女の子を。私とあなたは同じ。違うけれど、同じもの。ね? 一緒に私たちだけの世界を作りましょう」

綾音「そう…… そうだね。私とあんたは、確かによく似ているのかもしれない」
幽霊少女「アハハハ! やっぱり!」

綾音「だから…… だから、あんたとは友達になれない」
幽霊少女「そんな、どうして? ねぇ、どうしてなの?」

綾音が携帯電話を構える。

幽霊少女「あら? でも無理よ。私は幽霊少女。決して殺せないわ。だってもう、死んでるんですもの」

静かな睨み合いの末、綾音の投げた携帯電話が空を切る。
炎熱のゲートが作動する。
火柱が立ち昇り、幽霊少女が炎に包まれる。

幽霊少女「フフフ! フフフ! 無駄だって言ったでしょう!? あなたに私は殺せない。世界中の人間をインベーダーにすれば、そう! あなたは結局、私と友達になるしかないのよ! アハハハハハ!!」

綾音「自分を嫌いな人間が……」

炎がやむ。
綾音はすでに、幽霊少女の目の前に迫っている。

綾音「自分と同じ人間を友達に欲しがっちゃ、いけないよ…… 真空……ミサイル」

水晶玉が砕け、中の頭蓋骨が真っ二つに割れる。

幽霊少女「嫌ああぁぁ──っっ!!」

巨人の体のあちこちに、亀裂が走り始める。
粉々になった頭蓋骨。幽霊少女が狂ったように、その破片をかき集める。

幽霊少女「わ、私の、私の、骨…… 私が生きていた証……」

幽霊少女の体が次第にぼやけ、手のひらから骨の破片がこぼれ落ちる。

幽霊少女「あ、あ……!? そんな……!? 私が、私に触れられない…… すべてが終わるまで、あなたには眠っていてもらおうと思ったのに…… なんで!? なんでなの!?」

綾音「クソ親父が、さ」
幽霊少女「え……?」
綾音「『起きろ』って、うるさかったから」

幽霊少女「そう、そうだったの…… あなたも、私じゃなかった……」

巨人の足が、腕が、粒子となって次々に消滅してゆく。

幽霊少女「あなたには、大事な人がいる。死んでいる人の中にも、生きている人の中にも。私は、ずっと一人ぼっち…… 雪乃も私のことを、わかってくれなかった。あなたを見つけて、やっと1人じゃなくなると思ったのに…… 私の間違いだわ。あなたは、私の友達なんかじゃなかった!」
綾音「……」
幽霊少女「それなら、私の最後の力! この、黒いマイナスゲートで!!」

幽霊少女がゲートを展開する。
ゲートの光が、黒く染まる。

綾音「クッ!」
幽霊少女「永遠にあなたを苦しめてあげる。フフフ、アハハハハ! ア──ッハッハッハ!!」
綾音「美羽!」

綾音たちのいる巨人の頭部が、次々に崩壊してゆく。
綾音がとっさに、美羽をかばう。

里香「まさか、あれは!?」
影山「そうだ…… 黒いゲート。すなわち、憎悪によって反転した、マイナス……ゲー……ト…… う、うぅっ……」
里香「あ!? お、おい! しっかりしろよ! お、おい! おいってば!」

巨人の頭上に浮かび上がったゲートが、際限なく広がり、巨大な光球となってすべてを飲み込んでいく──


お台場の街角。
廃墟と化したはずの街は、元通りの姿となっている。

盾神高校で綾音を尋問していた橋本刑事が、怒号を飛ばしている。

橋本「俺が知りたいのは、真実だけだ! 適当な容疑をでっち上げて、お前を拘束することだって──」

そう怒鳴りつけている相手は綾音ではなく、インベーダーに変貌したはずの、なおことちなみの2人。

なおこ「で、おじさん、誰なんですか!?」
橋本「へ!? あ…… ここは?」
ちなみ「『ここは』って、うちの学校に決まって…… あ? あ!? ここってば…… もしかして、お台場!?」
なおこ「だよねぇ……」
ちなみ「え!? なんでぇ、どうして!?」

美羽が、彼方から駆けて来る。

美羽「なおちゃ──ん! ちなみ──ん!」

美羽が勢い余って転倒する。
目を涙ぐませながら、起き上がる。

なおこ「ちょっと美羽、あんた何やってんの!?」
美羽「なおちゃ~ん!」
なおこ「子供じゃないんだから、転んだくらいで泣くんじゃないの!」
ちなみ「ねぇ美羽、あんたもどうしてお台場にいるの?」
美羽「ちなみん、なおちゃん……!」

美羽が涙をあふれさせながら、2人に抱きつく。

なおこ「どうしたのよ!?」
ちなみ「何、泣いてんのよ!?」

美羽たちの様子を微笑ましく見守っていた綾音が、その場を立ち去る。
道端に里香が佇んでいる。

里香「すべてを消し去る『消失のゲート』の逆位相、言うなれば『再生のゲート』って奴か? あいつは、わかっててやったのかね? それとも、そんな単純なことすら忘れちまうくらい、どす黒い憎しみに取り付かれていたのか…… ま、一見ご都合主義的な展開ではあるけど、実際これでインベーダーが全滅したわけじゃない」

気づくと、すでに綾音の姿はない。

里香「……って、またかぁ~っ!?」


青信号の横断歩道を、綾音が歩き出そうとする。
信号無視の自動車が猛スピードで、目の前を横切って行く。

綾音「そう。結局、何もかも元のまま……か」
声「それでも、いいじゃないか」
綾音「え!?」

その声に振り向くと、亡き父・浮矢 瞬の姿……?

浮矢「よくやったな、綾音」
綾音「え……」

目を凝らすと、それは浮矢ではなく、影山の姿。

影山「ん? どうした?」
綾音「あ…… うぅん。夢で見たクソ親父のセリフ、思い出しただけ」
影山「……で、何て?」

綾音「もう少し、素直になれよ、って……」

道端を、オコジョのヒサメが走る。
建物の陰に駆け込んだヒサメを、雪乃と思しき和装の腕が抱き上げ、ヒサメが無邪気に鳴く。


「この街で面白いことがしたい」と
ずっと、ずっと思い続けてきた。

でも結局、面白いことって何だったのか
自分でもよくわからない。

ただ……
なんとなくわかったことがある。

それは……


2001年11月。
街角に座り込んでノートパソコンを叩く綾音のもとに、美羽が駆けて来る。

美羽「はぁ、はぁ、五十鈴さぁ──ん! す、すみません、遅れちゃって……」
綾音「……」
美羽「あ、あの……」
綾音「IPWの発生源は3箇所。急がないと、今日中に済ませられないから」

綾音がパソコンをしまい、歩き出す。

美羽「五十鈴さぁん! あ、あの…… ほら! パン屋さんでバイトしてたときのこと、覚えてますぅ? あのときに言われたこと、ずっとずっと気になってたんですけどぉ、私たち、あの…… その…… えーっと…… わ、私たち、友達ですよねぇ!?」

その言葉に、綾音が足を止める。
風が柔らかに、彼女の髪を撫でる。
綾音が眼鏡を外し、気持ち良さそうに大きく息を吸い、微笑む。

美羽「あの…… 五十鈴さん?」
綾音「ほら、さっさと行くよ」

綾音は美羽をちらりと振り返り、再び歩き出す。

美羽「あぁ、待ってくださいよぉ! わ、わぁ!?」

美羽が勢い余って、またもや転倒する。


美羽「ま、待ってください、五十鈴さぁん! ところで眼鏡、どうしたんですかぁ? ねぇ、五十鈴さぁ~ん!」



それは……

きっと面白いことは、
1人っきりじゃできないんだろうな、
ってことだ……




FINAL EPISODE

羽 音
HANE OTO

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最終更新:2017年05月28日 07:16