数多くの危険をくぐり抜け、まともに身動きが取れない状態の自転車乗りのワイリーは荷物である一通の封筒を依頼主である知り合いの中国人女性ニマが密入国の形で息子と母親をアメリカに入国させるため、送り主がいるアメリカ内のチャイナタウンに行くものの、先に到着したマフィアと絡んでいる悪徳警察官のボビー・マンデーが阻み、密入国させるためのチケットを強要される中、ヴァネッサを筆頭とするワイリーの仲間が他の仲間を様々な別の拠点から呼びかけた自転車メッセンジャーの群れがボビーをかく乱し妨害させ、その隙にワイリーは送り主がいる中華料理店へと行き、食事していた密入国組織のリーダー思われる中年女性のシスター・チェンと接触する。
ワイリー「シスター・チェン、お届けものです」
シスター・チェンはワイリーから受け取ったチケットを確認する。
一方でワイリーからチケットを奪い返すのに失敗したボビーはマフィアのメンバーと思うわれる中国人などと接触する。
ボビー「くそっ。なあ、なんだ?、警官だぞチンピラ、どうしろっていうんだ?」
ボビーがそれを言うと、別のマフィアから不意打ちによる銃撃を受けるものの、何事もないかのように思えたが、それは毒物が仕込まれていた拳銃であり、任務失敗の形で殺され、車に乗る寸前に倒れて死亡する。
一方で中国の福建省では密入国組織の警備員が携帯の着信音をに気づく。
警備員「あ、はい。そうですきています」
シスター・チェン「入れてやって、確認は取れた」
シスター・チェンの指示通りに中国の密入国組織のメンバーはニマの息子と母親を入れさせる。
警備員「入って×2」
ニマの母親「私ですか?」
警備員「ああ」
入国に成功したニマの母親は携帯でニマに連絡する。
ニマの母親「もしもしニマ?。私、着いたよ!」
するとチャイナタウンいたニマは母親から密入国に成功したのを聞いて笑顔になる。
ニマの母親「大丈夫、この子も一緒、一緒に来てるよ」
笑顔になったニマはヴァネッサを抱きつく。
ニマ「大丈夫」
ヴァネッサ「よかった」
ヴァネッサは仕事を終えて中華料理店を出たワイリーに気づき駆けつける。
ヴァネッサ「大丈夫?」
笑顔となったワイリーは抱きついてヴァネッサをキスする。
ヴァネッサ「良かった」
ヴァネッサが言うと同時に時刻が表示され午後の七時になる。
変わって朝のニューヨーク。
怪我が治ったワイリーはいつものように自転車で自動車用の道路を走り続ける。
ワイリー「いまだに、眺めのいいオフィスより、郊外の6番街を選んでる。いつかスーツを着なくちゃいけないかも。でもまだいいや。スチールギア、スチールフレーム、ブレーキ、止まれない、止まりたくない。」 |
ワイリーが自転車のトリガーを離し走行する中、乗用車同士が衝突すると同時に再びトリガーを握り、最後に空から見たニューヨークの大都市を背景に物語は終わる。
最終更新:2017年06月07日 21:44