名探偵コナン 業火の向日葵のエンディング

コナンはひまわりを抱えて脱出に成功した。
そこへチャーリーが現れて銃をキッドに向ける。

チャーリー「まだわからないことがある。説明してもらおう…… なぜ初めから犯人を知っていた?」
キッド「音声メッセージで依頼があったんだよ。2枚目と5枚目のひまわりを盗んで欲しいってな」
チャーリー「なるほど…… 変装が得意なお前なら声を聞くだけでその声が誰のものか、すぐにわかるということか。だがなぜ犯人の妨害をする必要があった? お前になんの得がある!?」
キッド「芦屋の暇悪を見せてあげたい人がいたんだよ……」
チャーリー「見せたい人?」
キッド「あの日、空襲で燃え盛る炎の中、密かに恋心を抱いていた大工にひまわりを託され、彼が死んで行くのを目の当たりにした女性がな」
チャーリー「なぜそんな昔のことをお前が知っている?」
キッド「その一部始終を見ていた男から聞いたんだよ。その屋敷で住み込みの書生をしていた男からね…… 初恋だった彼女を火の海から救ったその男から頼まれたんだ。彼女に芦屋のひまわりを見せたいってね」

2人の会話を聞いていた寺井が去る。

チャーリー「なるほど。これで全て謎は解けた……」
キッド「いいのか? 捕まえなくて……」
チャーリー「今回だけは見逃してやる」
キッド「あんた、俺を捕まえられるような玉じゃないだろう?」
チャーリー「その悲しき恋心を大切にし、お前に依頼してきた男に免じて見逃したことにしといてくれよ……」
キッド「あんたのこと勘違いしてたぜ。チャーリー警部」
チャーリー「お互い様だ……」

振り向くとキッドの姿はもうなかった。
チャーリーが去っていく。
キッドは木の上からそれを見上げていた。


阿笠邸。
博士はチケットを探していた。

博士「ない! ない、ない! どこじゃ? どこ行ったんじゃ!? これだけ探してないっていうことは、きっと誰かに盗まれたに違いない。誰じゃ? ワシのチケットを盗んだ奴は!?」

博士の背中にはキッドマークの紙が貼ってあった。

コナン「中止になったこと教えてやんねぇのか!?」
哀「ニュースを見ればわかるでしょ……」
コナン「なんだよ、感じ悪りぃな」
哀「あなたを見つめていると公開するらしいから……」
コナン「ええっ? なんだそれ!?」
哀「ある人からアドバイスもらったのよ」
博士「ほんのチケットいいからか見せて。チケット!!」



(終)

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最終更新:2017年06月08日 19:07