カオスヘッダーとの戦いから2年―――――。 かつてコスモスだったムサシはチームEYESを離れ、長年の夢だったアストロノーツとなり、遊星ジュランへと向かっていた。
通信「プラネット1、聞こえますか?」
ムサシ「こちらプラネット1。感度良好」
通信「約五分で、遊星ジュランの周系軌道へ入ります。飛行性能システムの最終チェックを願います」
ムサシ「了解!」
ムサシはシステムの最終チェックを行う。
ムサシ「オールチェッククリーン、全て正常。問題ありません」
テックスピナーKS-1は遊星ジュランへ向かって飛ぶ。
ナレーター「春野ムサシは、ウルトラマンコスモスとの約束を胸に、少年時代からの夢を追いかけ、アストロノーツとなった」
ムサシ「こちらプラネット1、これより、周回軌道へ入ります」
ナレーター「そして今、ムサシは怪獣達の新天地を求め、聖獣パラスタンが護る緑あふれる星、遊星ジュランへと向かった」
コンピューター「遊星ジュラン周回軌道、侵入。大気圏突入まで60秒」
だが、遊星ジュランはすっかり姿が変わっていた。
ムサシ「ジュランの様子がおかしい!?」
ジュランには砂漠が広がっていたのだ。
ムサシ「これじゃまるで・・死の星だ・・・!」
さらに進んでいると、そこには何者かに殺されたパラスタンの姿があった。
ムサシ「パラスタン! 一体、この星に何が起きたんだ!?」
突如、地面から怪獣兵器スコーピスが出現し、テックスピナーKS-1に光弾フラジレッドボムを放つ。
ムサシ「わっ!?ぐわあっ!」
その時、一筋の光が、スコーピスを突き飛ばし、ウルトラマンコスモス(スペースコロナモード)が姿を現した。
ムサシ「ウルトラマン・・・コスモス!」
コスモスとスコーピスはジュランで激闘を繰り広げる。スコーピスは、腐食光線ポイゾニクトを吐いて応戦する。 すると、植物が枯れていき、砂となってしまう。
ムサシ「奴が、遊星ジュランを砂漠に!?」
だが、コスモスもキックで応戦し、スコーピスのカギ爪をへし折る。
スコーピスは長い尻尾でコスモスを襲うが、切断されてしまう。
そのままコスモスは体当たりでスコーピスを怯ませ、更に強力なキックを見舞う。
倒れこむスコーピス。
フラジレッドボムを撃ち込むスコーピスに、コスモスのオーバーループ光線が命中し、スコーピスは大爆発する。
だが、テックスピナーKS-1が爆風に吹き飛ばされてしまう。
ムサシ「わあぁぁ~っ!」
コスモスはルナモードに戻り、ムサシの乗るテックスピナーKS-1を救出し、ジュランを後にする。