桜が舞う中、2人の少年、アスランとキラが別れの挨拶を交わしていた。
アスラン「心配ないさ。プラントと地球で戦争になんて事にはならないよ・・・だから避難なんて必要ないと思うけど・・・」
キラ「うん・・・・・」
トリィ「トリィ」
アスラン「キラもそのうちプラントに来るんだろ?」
キラ(アスラン・・・・)
人類が新たな生活空間と資源・エネルギー開発を宇宙に求めるようになった時代—-C.E.---。遺伝子操作によってより高い知能と身体能力を持った新人類「コーディネイター」が生まれ、その数を増やしていた。
彼らによって開発・運営された「プラント」と呼ばれる巨大衛星都市には国や民族による心の国境はない。故に地球に暮らす従来の人類(ナチュラル)にはこれを「理想郷」と呼ぶ者もいれば、その高い能力に嫉妬や嫌悪感を感じる者もいた。
その意識の違いによる軋轢がある悲劇を生む—--
C.E.70年—----「血のバレンタイン」である。
そしてついに、「コーディネイター」連合のザフト軍と地球連合軍は全面的な武力衝突へ突入する。数で勝る地球軍に対し、ザフト軍は核エネルギーを無効化し電波通信やレーダー波を阻害してしまう「ニュートロン・ジャマー」、そして「モビルスーツ」と呼ばれる新型機動兵器でこれに対抗。開戦当初の地球軍圧勝の予測は大きく裏切られ、戦局は疲弊したまま、11ヶ月が過ぎようとしていた・・・・
中立国オーブ資源開発衛星ヘリオポリス。
ヘリオポリス内工業カレッジ。
カレッジの中庭で、キラがPCを操作していた。
トリィ「トリィ」
そこへ友人のトール・ケーニヒとミリアリア・ハウが話しかけてきた。
トール「オーイ、キラ!キラ・ヤマト!」
キラ「!」
トール「こんな所にいたのか・・・カトー教授が捜してたぞ」
ミリアリア「見かけたらモルゲンテーレのラボに来るようにって」
キラ「!?、またか・・・もう勘弁してほしいよ・・・」
トール「教授が気に入るのも無理ないさ。なんたってお前は、工業科学年1位だからな」
キラのPCから臨時ニュースが流れた。
キャスター「臨時ニュースをお伝えします。ザフト軍は昨夜未明、華南(カオシュン)に侵攻、現在でも地球軍との間で激しい戦争が続いております。現地からの中継です」
ミリアリア「!!」
トール「こっ・・・こいつは・・・ひどい・・・・」
ミリアリア「華南なんてオーブの本土にかなり近いんじゃない?」
トール「!。大丈夫さ・・・まさかオーブが戦場になるなんて事はないよ・・・」
ミリアリア「・・・・だといいけど・・・」
地球軍の兵員輸送船、マルセイユ3世がヘリオポリスに来た。
オペレーター「軸線修正、右6、コンマ51ポイント。侵入ベクトル良好。制動逆噴射停止、減速率2コンマ56」
艦長「ゲートの接舷後、ただちに「G」のパイロット達を上陸させろ!」
オペレーター「了解!」
ムウ「よろしいのですか、彼らだけで行かせて?」
艦長「!?」
ムウ「ザフトの工作部隊が潜入しているかもしれませんよ」
艦長「なぜそう思うのだ、フラガ大尉?」
ムウ「追尾してきた2隻のザフト艦が仕掛けて来なかったのが気になります。オーブは地球寄りとはいえ中立国ですし・・・ザフトと内通している者がいないとはかぎりません」
艦長「貴様の危惧もわかるが、ここで仕掛ける事が何を意味するか・・・ザフトの連中もそれがわからんほどバカではあるまい」
ムウ「条約違反ですか?我々が言えた義理ではありませんがね・・・」
その2隻のザフト艦、ローレシア級ガモフ、ナスカ級ウェサリウス。
その中にはアスランがいた。
イザーク「どうしたアスラン?」
アスラン「イザーク・・・」
イザーク「緊張しているのか?お前らしくもない」
ディアッカ「オーブのコロニーに侵入なんて楽なもんさ。連中、俺達が仕掛けてくるなんて、夢にも思ってないからな。まさか怖いのか、アスラン?」
アスラン「!」
ニコル「違いますよ、ディアッカ!!これは危険な任務です!オーブを中立国だなんて思ってはいけません!」
クルーゼ「ニコルの言う通りだ」
ディアッカ・ニコル「「!?」」
イザーク「クルーゼ隊長」
クルーゼ「本作戦の持つ意味は大きい。地球軍が中立国で密かに開発した新型機動兵器の奪取、これが成功するか否かで、今後の戦局が大きく左右される。諸君の肩にザフトの命運がかかっていると言っていい!大いに期待する!」
アスラン「はっ!ザフトのために!!」
トール「カトー教授ってモルゲンテーレで何を研究してるんだ?」
キラ「たぶん・・・何かのOSの開発だと思うけど・・・」
トール「たぶんって・・・何手伝ってるのかもわかんないのかよ」
ミリアリア「キラらしいわね」
キラ「学生のアルバイトにはくわしい事までは教えてくれないさ!」
キラ達の前を、フレイ・アルスター達3人の女子が通りかかった。
キラ「!」
フレイ「だから、そんなんじゃないんだって!」
女子「じゃあ、なんなの?」
フレイ「なんだっていいでしょ、別に・・・」
キラ「フレイ・・・」
キラはフレイを見て、顔を赤らめる。
女子「あっミリアリア!」
フレイ「!」
女子「ねぇ聞いてよ、ビッグニュースよ!」
ミリアリア「!?」
女子「なんと、フレイ・アルスターはサイ・アーガイルからラブレターをもらいました!」
ミリアリア「ええ!!あのサイが!?」
キラ・トール「「!?」」
フレイ「ちょっと!ミリアリアには関係ないでしょ!!」
キラ(そうか・・・サイが・・・)
女子「OKしちゃいなさいよ、フレイ・・・まんざらでもないんでしょ?」
フレイ「もう!いいかげんにしてよ!!」
そう話しているフレイ達の横を、地球軍のナタル・バジルール中尉達が乗った車が通り過ぎた。
ナタル「・・・・・・のん気なものだな・・・ここの連中は戦争は自分達とは関係ないものだと思ってるようだ・・・」
(ザフトでも地球軍でもあのくらいの歳で前線に出される者もいる・・・この不公平感が戦争を生む要因になっているのかもな・・・)
その頃、アスラン達ザフト兵がヘリオポリスのメンテナンスハッチから侵入していた。
「第6ブロックのメンテナンスハッチに取りついた。これより潜入作戦を開始する」
ヘリオポリス内モルゲンテーレ研究所。
カトウ教授の研究室には、サイ・アーガイルとカズィ・バスカークがいた。
サイ「おっ!やっと観念して来たな」
カズィ「なんだ・・・キラだけじゃないのか・・・」
トール「俺達がいちゃ悪いかよ、カズイ!?」
サイ「教授がこれも追加だってさ」
キラ「あっ・・・ありがとう、サイ・・・・」
ミリアリア「!?」
そこには、帽子を被った金髪の少年(?)がいた。
ミリアリア「誰?」
トール「?」
サイ「ああ・・・教授のお客さんだよ。ここで待ってろと言われたんだと」
アスランとザフト兵のラスティが隠れて、爆弾を設置していた。
ラスティ「急げよアスラン、予定より10秒遅れだ」
アスラン「わかった」
ラスてぅ「平和ボケした奴らの驚く顔が眼に浮かぶぜ」
アスラン「・・・・・・・」
(戦争を望んでいた訳ではない・・・でも今、僕は戦争をしている。キラ・・・君は今、どこにいる・・・この戦争をどう思っている・・・・)
クルーゼ「そろそろだな・・・艦長!エンジン点火!モビルスーツを発進させろ!」
ウェサリウスとガモフが動き出した。
ヘリオポリス宇宙港管制室。
オペレーター「ザフト艦が接近して来ます!」
「こちらヘリオポリス!接近中のザフト艦に通告する!!貴艦の行為は我が国との条約に大きく違反する!!」
「モビルスーツ発進を確認!!ザフト艦より強力な電波干渉!!」
室長「ここまで表立って戦闘行為に出てくるのか・・・ザフト軍は・・・・」
オペレーター「ヘリオポリスコントロール!こちらマルセイユ3世、状況の説明を願う!」
ムウ「やはり気付いていたようですね。地球軍が新型機動兵器をヘリオポリスで開発しておると・・・」
艦長(確信があっての攻撃という訳か・・・・ザフトめ・・・・・)
「アークエンジェルに通達しろ!「G」の搬入と発進を急げと!!」
オペレーター「はっ・・・はい!!」
艦長「フラガ大尉・・・「G」とアークエンジェルは何があっても、ザフトに渡す訳にはいかん!」
ムウ「はっ!!「ゼロ」を出します!」
艦長「本艦も外へ出て応戦する!総員第一級戦闘態勢!!」
ヘリオポリスのドッグでは、連合地球軍新型機動特装艦、アークエンジェルが待機していた。
オペレーター「輸送艦マルセイユ3世より入電!ザフト艦及び敵モビルスーツ接近中!「G」の搬入と発進準備を急げとの事です!」
アークエンジェル艦長「バジルール少尉!ラミアス大尉を呼び出せ!!「G」の搬入を急がせろ!」
ナタル「ハッ!!」
アークエンジェル艦長「アークエンジェル発進準備!同時に手のあいている者は全て物資の搬入作業に回せ!!バル伍長、ここをたのむ!私も出る」
パル「えっ!?はっ・・・はい!」
別のドッグではマリュー・ラミアス技術大尉が搬入作業の指示をしていた。
マリュー「「G」の機体を優先してアークエンジェルへ!!」
技術兵「ラミアス大尉、X―303とX―105は機体のチェックがまだ終わってないと技術者の方から・・・」
マリュー「!!、そんな事は後にしなさい!!すぐそこまでザフト軍が来ているのよ!!」
ザフトのモビルスーツ、ジンが出撃した。
オペレーター「敵モビルスーツ、港のゲートから50キロの地点まで接近!」
艦長「たのむぞ、フラガ大尉」
ムウ「了解!ムウ・ラ・フラガ「メビウス・ゼロ」発進する!!」
ムウの乗るモビルアーマー、メビウス・ゼロがマルセイユ3世から出撃した。
アスラン達が設置した爆弾のタイマーがゼロになり、アークエンジェルの周りで爆弾が爆発し始めた。
アークエンジェル艦長「なんだ!?」
アークエンジェル艦長も爆発に巻き込まれた。
クルー「かっ・・・艦長!!」
ナタル「!?」
サイ「わあ!!」
ミリアリア「キャッ!!」
トール「!?」
カトウラボも爆発の衝撃を受け、非常灯が灯った。
キラ「非常灯が・・・!?」
カズイ「なっ・・・なんだよ・・・?」
少年?(まさか・・・・・!?)
地球軍のMA・アストラルが撃破された。
ムウ「チッ!!これ以上はやらせん!!」
ジンと渡り合うメビウス・ゼロの横からミストラルが前に出てきた。
ムウ「バカ!出てくるな!!」
ミストラルの機銃はジンにかわされ、ジンの突撃機銃を撃ち返され、ミストラルが撃破された。
ムウ「言わんこっちゃない!!」
オペレーター「大尉抜かれました!!モビルスーツ2機、港のゲートに向かっています!!」
ムウ「なにっ!?」
2機のジンがゲートを抜けて、ヘリオポリスに入った。
連合兵「なんだあれは!?」
「ザフトのモビルスーツじゃないのか!?」
ジンが連合兵達を狙って、突撃機銃を撃った。
連合兵「うわああああ!!」
基地の道路を3台のトレーラーと護衛の車両が進んでいた。
ミゲル「見つけたぞ!あれが地球軍の新型兵器だ。新型はおそらくあの大型トレーラーだ。トレーラーは避けてまわりの戦闘車両のみを叩く!」
パイロット「了解!」
連合兵「ラミアス大尉!アークエンジェルとの通信が途絶えました!」
マリュー「!?まさか・・・港が攻撃を受けてるんじゃ・・・・?」
「!?」
マリュー達の眼前にジンが降りた。
マリュー「これは・・・ザフトのモビルスーツ・・・・ジン・・・」
ジンが突撃機銃を撃つ。
イザーク「目標はあのトレーラーだ!他はかまうな!運べない部品は破壊しろ!」
イザーク・ディアッカ・ニコルの3人がトレーラーの方へ降下していった。
キラ「いったい何が起きてるんだ?」
カズイ「オーイ、この非常用扉は開きそうだ!」
カズイが非常用扉を開いた。
サイ「!?」
非常用扉の向こうでは、大勢の人々がシェルターに向かっていた。
警備員「あわてないで!!」
「シェルターにはまだ余裕があります!」
「全員入れますから・・・」
ミリアリア「これは・・・いったい・・・・!?」
トール「何があったんですか!?外はどうなってるんです!?」
警備員「!?、わからん!ザフトが攻撃してきてるんだ!」
キラ「ザフトが!?」
警備員「モビルスーツがコロニーの中に入ってきてるらしい」
連合兵「「G」に近づけるな!!」
連合の戦闘車両がジンを攻撃するもかわされ、突撃機銃を撃ち返され、次々に撃破される。
人々「早くしろ~~~~~~!!」
「押すな!子供がいるんだぞ!!」
警備兵「怪我人の方を優先させてください!!」
「おちついて!パニックにならないで!!」
ミリアリア「なんで・・・こんな事に・・・・」
トール「知るかよ・・・」
少年?「・・・・・・」
キラ「?」
少年が走り出した。
キラ「あっ・・・・君!?」
「待って!」
キラが少年を追いかける。
トール「キラ!どこへ行くんだ!?戻れキラ!!」
キラ「待てよ!そんな方へ行ったて・・・・」
少年?「!?、ついて来るな!!私にはどうしても確かめなきゃならないんだ!!」
キラ「!?」
二人の近くで爆発が起こった。
少年?「!!」
爆発の余波で少年の帽子が吹きとされ、隠していた長い髪が出てきた。
そう少年では無く少女、カガリだったのだ。
キラ「女・・・・の子・・・だったんだ」
カガリ「今までなんだと思ってたんだ!?」
キラ「いや・・・その・・・・」
カガリ「!」
キラ「・・・・・・」
二人が通ってきた道は爆発で塞がっていた。
キラ「もう・・・戻れないか・・・」
カガリ「ついてきたのはお前だぞ・・・」
キラ「・・・・!?いや・・・そんな事よりさっき君が言ってた、確かめたい事って・・・・?」
カガリ「!、D―1ブロックの実験場ってわかる・・・・?」
イザーク「ニコル、ディアッカ。早く敵の新型を起動させろ!!」
マリュー(ザフトの潜入部隊・・・モビルスーツは陽動か・・・完全に戦力を分断されてしまった・・・)
「曹長、残存部隊を集結させて!!モルゲンテーレの工場ブロックまで後退する!!」
曹長「!?、しかし・・・・「G」が・・・・」
マリュー「このままだと全滅するわ!!戻ってX-303とX-105だけでも死守するのよ!!」
カガリ「ホントにこっちでいいのか?」
キラ「たぶん・・・・13ブロックは普段は立ち入り禁止なんだ・・・」
「あった!」
キラとカガリは、13と書かれた扉の前に来た。
キラ「でも・・・職員のカードか、暗証番号がないと・・・」
「!?」
カガリがある番号を打ち込むと、扉は開いた。
キラ・カガリ「「こっ・・・これは!?」」
扉の向こうには、2体の新型モビルスーツ、「G」が横たわっていた。
キラ「こっ・・・これは・・・モビルスーツ!?」
その頃、イザーク達は、3体の「G」に乗り込んでいた。
イザーク「ほう・・・なかなか大したものだな・・・そっちはどうだ、ディアッカ?」
ディアッカ「なんとかいけそうだ・・・ニコル!」
ニコル「ちょっと待ってください・・・ナーブデータ再構築、アップデータ機動!」
イザークの乗るデュエル、
ディアッカの乗るバスター、
ニコルの乗るブリッツ。
3体の「G」が立ち上がった。
イザーク「5機と聞いていたが・・・後の2機はまだ工場の中か・・・」
ディアッカ「アスランとラスティの隊が向かってる」
ニコル「このモビルスーツでアスラン達の援護に行きましょう!」
イザーク「フン・・・その必要はない!自分の事は自分でやるさ」
ニコル「しかし!・・・」
イザーク「我々の任務はこの奪った機体を無傷でクルーゼ隊長にお渡しする事だ。違うか、ニコル!?」
ニコル「それは・・・そうだけど・・・」
ディアッカ「それにこいつのチャチなOSじゃ、実践はまだ無理だぜ・・・動くだけで精一杯だ」
ニコル(アスラン・・・・)
カガリ「ああ・・・なんて事・・・」
キラ「!?」
カガリが膝から崩れ、両手をついた。
カガリ「なんで・・・・!?なんで裏切ったの・・・お父様!!」
キラ「!?・・・・」
二人の近くで爆発が起きた。
キラ「!?」
二人の真下でマリュー達が銃撃戦をしていた。
キラ「行こう!泣いてちゃダメだ!!」
カガリ「!!」
キラがカガリの手を引いて、連れ出した。
マリュー(やっぱりモビルスーツを攻撃してこない・・・「G」を無傷で手に入れる気ね・・・)
「今のうちにパイロットを「G」に搭乗させて!」
連合兵「はっ・・・はい!」
キラとカガリは別のシェルターの前に来たが・・・
キラ「すいません!僕達も中に入れてください!」
返答「ここはもう一杯だ!他へ行ってくれ!」
キラ「!!」
「わかりました!じゃあ、1人だけでもお願いします!女の子なんです!」
カガリ「なっ・・・何を勝手な事を!!」
キラ「お願いします!!」
返答「・・・・・・わかった・・・すまない・・・」
シェルターの扉が開き、キラがカガリを押し込む。
キラ「さあ入って!」
カガリ「お前は・・・・!?」
キラ「僕は大丈夫だから!」
カガリ「だって・・・ここにはもうシェルターは・・・」
シェルターの扉が閉まった。
キラ「・・・・・・外に・・・行くしかないか・・・・」
マリュー「「G」のパイロットはどうしたの!?」
曹長「それが・・・さっきの戦闘で・・・予備も含めて全員・・・」
マリュー「!!、私が乗るわ!援護して!!」
曹長「しっ、しかし・・・「G」の扱いはクセがあって・・・ベテランのパイロットでも難しいと・・・」
マリュー「黙って敵に奪われるのを見てろ、とでも言うの!?シロウトでも歩兵ぐらい蹴散らしてみせるわ!!」
マリューが「G」の元に走り出した。
曹長「ラミアス大尉!!」
「くそっ!!」
援護する曹長が頭を撃ち抜かれた。
マリュー「曹長!!」
キラ[右!!]
マリュー「!?」
その場に居たキラの助言を受けたマリューがザフト兵を撃ち倒した。
キラ「・・・・・・」
マリュー「!!」(子供!?・・・・・・なんで子供がこんな所に・・・・!?)
「!!」
マリューの頭の横を銃弾がかすめ、マリューが梯子を登る。
マリュー「ついて来て!!」
キラ「!?」
ラスティ「!?あれは・・・まさかパイロットか!?クソッ!!」
アスラン「ラスティ!!」
キラ「あの・・・これ・・・モビルスーツじゃないんですか?」
「G」の上に登ったラスティがマリューとキラを撃ってきた。
マリュー「このっ!!」
ラスティ「!!」
マリューの銃撃がラスティを撃ち倒した。
アスラン「ラスティ!!」
「うおおおおお!!」
マリュー「!!」
アスランが銃を連射しながら突っ込んできて、マリューが右肩を撃ち抜かれた。
アスランがキラとマリューの上に飛び上がった。
キラ「!!」
キラとアスランが互いの存在に気付いた。
キラ「・・・・アスラン・・・!?」
アスラン「キラ!?」
(PHASEー01 END)
最終更新:2020年03月08日 18:50