コスモスと謎の戦士ウルトラマンジャスティスの活躍で、スコーピスの大群と、それを操っていた異形生命体サンドロスは倒された。
一方、マリとギャシー星人シャウが海岸に来た。2人は海底怪獣レイジャと一体化していたギャシー星人ジーンの安否が気になっていた。
マリ「戦いには・・・勝った・・・。でも・・・」
悲しみに暮れていると、海からスコーピスによってレイジャと運命を共にしたと思われていたジーンが姿を現した。
マリ「ジーン!? ジーン!!」
ジーン「マリ・・・」
マリはジーンの元へ駆け寄る。
マリ「ジーン・・・」
ジーン「レイジャが、俺の命を救ってくれたんだ」
マリ「ジーン・・・!」
二人はひしと抱き合った。シャウがそれを見つめていると、ムサシが彼女の肩に手を置く。
シャウ「ムサシ・・・!」
ムサシ「シャウ、初めて笑ったね」
シャウ「良かった・・・みんな無事で・・・」
擬似世界。
シャウ「遂に・・・命の生まれる海は・・・完成しなかった・・・」
ジーン「自浄作用は既に限界だ、この擬似世界も、あと数日で滅びてしまう・・・」
マリ「えぇっ!?じゃあもう地球には・・・」
4人は、研究施設へ行く。
ジーン「システムを停止すれば、この世界は海に沈む。レイジャ達も、元の環境に戻るはずだ」
すると、ギャシー星人達が水槽の中を見て騒ぎ出した。
水槽の中で、命の源が誕生していたのだ。
シャウ「これは・・・!」
ジーン「生まれた・・・!命の源が生まれたんだ!」
シャウ「でも・・・どうして?今まで何度やっても失敗したのに・・」
マリ「う~ん・・・」
ムサシ「きっと、君たちが大切なものを取り戻したから・・・」
シャウ「大切なもの・・・?」
ムサシ「そう・・・だから、新しい命の光が生まれた・・・!」
しばらくして、コスモスがスコーピスによって破壊された町を修復した。同時に、シャウたちの宇宙船も飛び立った。
マリ「コスモース!」
ムサシ「ウルトラマンコスモスー!」
飛び去っていくコスモスの後についていく宇宙船。すると、シャウとジーンがテレパシーでムサシとマリに語りかける。
ジーン「有難う、マリ」
マリ「ジーン・・・」
マリ「さよなら・・・ムサシ」
ムサシ「さよなら・・・シャウ!」
コスモスとシャウたちの宇宙船は、宇宙に向かって飛び去っていった―――――。
(終)